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避難するリスク
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避難するリスク
福島から避難しろ」と叫ぶ人たちもいます。果たして何が何でも避難したほうがいいのでしょうか。
避難する自由と同時に「避難しない自由」もある。
どこで暮らすかは、基本的に自由です。それは個人が決めることだと思っています。ただ、これだけは言えることがあります。避難した(したい)人は避難しない人の自由を認めてあげるべきだし、避難しない人は避難した(したい)人の自由を認めてあげるべきだと。
不安ならば避難したほうがいい
私なら避難しませんが、する人の気持ちもわかります。もし家族がみんな「避難したい」と言えば避難というより移住するでしょう。誰かの気持ちを犠牲にしたくないから。放射能の不安、ストレスは体に影響を与えるでしょう。
避難するリスクもある。そして判断するのは福島の人。
事故直後、受け入れ先もままならないのに無理に避難しようとしてたらい回しにされ、多くの高齢者が亡くなりました。こういう避難するリスクも考えて欲しい。だから外野がワーワーいうことじゃないと思います。福島の人は自分たちのことだから真剣に考えてる。リスクを天秤にかけて一生懸命考えて決断する。それを見守ってあげればいいんだと思います。
原発関連死(1)大切な妻奪われた 48歳、避難先で突然
「3・11」は今も県民の命を奪っている。28日現在、県内で津波などによる直接死は1599人、避難の負担などによる震災関連死は1179人。増え続ける震災関連死は岩手、宮城に比べ格段に多い。東京電力福島第一原発事故で強いられた避難による県民の死は「原発関連死」とも呼べるかもしれない。「避難が無ければもっと長生きできたのに」。遺族の嘆きは深い。さまざまな家族の姿を通して、原発災害の不条理を伝える。