デマ・誤解:
(1kgあたり)【大人8ベクレル幼児4ベクレル】はドイツの基準ではない。
ドイツの私的な反原発団体=ドイツ放射線防御協会が独自に設定しているものでしかない。
ドイツの食品基準はEUの食品基準 500Bq/kg
[関連] 海外・EUの放射性物質 食品規制 ]http://www47.atwiki.jp/info_fukushima/pages/304.html
ドイツの食品基準はEUの食品基準 500Bq/kg
[関連] 海外・EUの放射性物質 食品規制 ]http://www47.atwiki.jp/info_fukushima/pages/304.html
ドイツの食品基準は「EUの基準:500Bq/kg」が正解
ネットでは「ドイツの食品基準(放射性物質)は1kgあたり大人8ベクレル幼児4ベクレル」という知識が広まっているが、これは誤解。ドイツの食品基準はEUの食品基準(一般食品) 500Bq/kg。
※以前600と書いていましたが、正しくは500のようです。2013.7.24 update
※600でも決して間違いではなく、これは「ウクライナ指令」といわれる基準です。これについては以下URLにて述べられています。
http://togetter.com/li/538448
※600でも決して間違いではなく、これは「ウクライナ指令」といわれる基準です。これについては以下URLにて述べられています。
http://togetter.com/li/538448
そもそもEUの基準はかつて1250Bq/kg
チェルノブイリ事故から日本の原発事故以前まではEUは一般食品1250Bq/kgに設定されていた。
しかし事故後、厳しい当時(2012年3月までの)日本の安全基準暫定基準値を参考にして500Bq/kgに改訂。
http://www.jetro.go.jp/world/shinsai/20110411_01.html
しかし事故後、厳しい当時(2012年3月までの)日本の安全基準暫定基準値を参考にして500Bq/kgに改訂。
http://www.jetro.go.jp/world/shinsai/20110411_01.html
輸入食品の放射能に関するEUの現行基準は、1986年のチェルノブイリ原発事故翌年の1987年に定められたもので、24年間変えられてこなかった。基準値は年間の個人の食品の消費の10%がこの値の汚染レベルにある場合を想定しており、放射線への暴露が年間で1ミリシーベルトを超えないように設定されている。また、基準値は国際機関(WHO、FAOなど)のガイドラインに沿って作られている。
欧州委員会のバローゾ委員長は5日、欧州議会で、食品の安全基準が高い日本では、上限がEUよりも低く設定されていることから、EUもさらなる科学的分析の結果がでるまで、暫定的に日本の基準を適用すると説明した
ドイツ放射線防護協会は、ドイツの国内基準(=EUの基準)と関係ない
ドイツ放射線防護協会という、私的な(反原発運動の)団体が「大人8ベクレル幼児4ベクレル」という基準を独自に設定して提唱している。
このドイツ放射線防護協会の提言を根拠に【「ドイツの基準は1kg当たり大人8ベクレル幼児4ベクレル」なのに日本の規制値は甘すぎる】という誤解が広まった。
団体「ドイツ放射線防護協会」の実態
「ドイツ放射線防御協会」は、ドイツ放射線防護協会も学会ではなく、チェルノブイリ事故をきっかけにできた独立系情報提供会社。
http://de.wikipedia.org/wiki/Strahlentelex
http://de.wikipedia.org/wiki/Strahlentelex
提言の内容
"乳児、子ども、青少年に対しては、1kg あたり 4 ベクレル〔以下 Bq:訳者注〕以上のセシウム 137 を含む飲食物を与え ないよう推奨されるべきである。成人は、1kg あたり 8Bq 以上のセシウム 137 を 含む飲食物を摂取しないことが推奨される。 "
ドイツの基準は、すなわちEUの基準を準拠しているので、これは「ドイツ放射線防御協会」の提言する基準でしかない。つまり、「1kg当たり大人8ベクレル幼児4ベクレル:ドイツの基準」というのはデマであり誤解。
ドイツ放射線防護協会「成人8Bq幼児4Bq」についてまとめのまとめ
http://togetter.com/li/227991
http://togetter.com/li/227991