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「チェルノブイリ除染で被曝、低線量でも白血病リスク 」のリスクの程度を数字で考える

2013.1.14投稿

チェルノブイリ除染で被曝、低線量でも白血病リスク 2012/11/8 14:15
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0802A_Y2A101C1CR0000/

という記事があったので、読んでみました。この短い記事からもう少し読み取れないか考えてみます。

数字を読み直す

まず、被ばく線量の分布が示されていないので何とも言えず福島の除染作業してる人の被ばく線量と比較するべきが
具体的な数字を挙げてみました。

除染作業した11万人で137が白血病:22人が被曝原因で白血病に。115人が被曝原因と関係なく白血病

11000人中137人が白血病:0.12%
そのうち16%が被曝によるとされるもの:11万人中22人 約0.02%

200mSv以上被曝した人が1割含まれている事実

ただし「被曝線量は積算で200ミリシーベルト未満の人が9割で、大半は100ミリシーベルトに達していなかった。」ということは
200mSv以上の人が1割含まれおり、残りの9割のうち大半ではないが100~200mSvの人もいる。ということ。

もちろん(放射線防護上での「低線量」の定義は)100mSv以下ではなく200mSv以下を低線量とする考えもあるので、低線量でのリスクを200mSv以下にまで範囲を広げても問題はない。
しかしこの記事では「200mSv以上の人が1万人以上含まれた」結果だということ【も】読み取れる。

200mSv以上で被曝した時の白血病増加は最大で0.2%

「200mSv以上被曝した人が1万人以上」の中から仮に22人全てが白血病になったとしても、
「200mSv以上で被曝した時の白血病増加は最大で0.2%である」と導ける。

一見、「低線量でも放射線リスクがある」と見える記事でも、実際には表現方法や提示するデータの選び方で違った印象を読者に与えることができる。

引用 http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0802A_Y2A101C1CR0000/
チェルノブイリ除染で被曝、低線量でも白血病リスク
2012/11/8 14:15
 【ワシントン=共同】チェルノブイリ原発事故の除染などに関わって低線量の放射線を浴びた作業員約11万人を20年間にわたって追跡調査した結果、血液がんの一種である白血病の発症リスクが高まることを確かめたと、米国立がん研究所や米カリフォルニア大サンフランシスコ校の研究チームが米専門誌に8日発表した。

 実際の発症者の多くは進行が緩やかな慢性リンパ性白血病だったが、中には急性白血病の人もいた。調査対象者の被曝(ひばく)線量は積算で100ミリシーベルト未満の人がほとんど。高い放射線量で急性白血病のリスクが高まることは知られていたが、低線量による影響が無視できないことを示した形だ。

 チームは1986年に起きたチェルノブイリ事故で作業した約11万人の健康状態を2006年まで追跡調査。被曝線量は積算で200ミリシーベルト未満の人が9割で、大半は100ミリシーベルトに達していなかった。

 137人が白血病になり、うち79人が慢性リンパ性白血病だった。統計的手法で遺伝などほかの発症要因を除外した結果、チームは白血病の発症は16%が被曝による影響と考えられると結論付けた。

 これまでに広島や長崎に投下された原爆の被爆者の追跡研究でも、低線量被曝による健康影響が報告されており、線量が低ければ健康影響は無視できるとの主張を否定する結果。チームはコンピューター断層撮影装置(CT)など、医療機器による被曝影響を評価するのにも今回の研究が役立つとしている。