3月18日 0時4分
2011.3.18 00:15 (1/4ページ)
放水車から3号機の建屋までの距離は約10メートル。建屋に入った水の量は把握できていないが、立ち上る水蒸気の状態から一定の効果はあったとしている。
(2011年3月18日00時41分 読売新聞)
4号機のアップ画像では、破壊された壁の隙間から、建屋の中にある燃料交換機が確認できる。撮影した社員の話では、燃料交換機のすぐそばに使用済み核燃料貯蔵プールの水面が太陽の光を反射して光る様子が見えたという。
もう1枚は、4号機をやや遠い位置から撮影。屋根が骨組みだけを残して大きく壊れ、壁面も中が見えるほど破壊され、そこから水蒸気とみられるものが立ち上っている。
自衛隊のヘリコプターに東京電力の社員が同乗し、16日午後4時ごろ撮影したという。
2011/03/18 01:14 【共同通信】
2011年3月18日1時22分
18日に見込まれていた電源の復旧が19日以降にずれ込みそうだ。
復旧に向けた作業は17日早朝に始まった。東電によると、原発の敷地内で約320人の作業員が参加した。
福島県内に電気を供給している東北電力の送電線を補修して電気を引き込むが、少なくとも10~15時間ほどかかる。放水が始まった3、4号機より先に2号機で始める。
地震や津波、その後の火災や爆発の影響で、ポンプや変圧器などの設備が壊れている可能性もある。設備が壊れていれば、送電しても作動しない。正常に作動するか逐一確かめながらの作業となる。
< 2011年3月18日 1:33 >
撮影は、3号機への海水投下前日の16日午後4時頃。
4号機は建屋側壁が大破し、核燃料棒の交換作業などに使う緑色のクレーンが見える。クレーンの下には燃料プールがあり、ヘリに同乗した東電社員は「水面が見えた」と話していたという。
(2011年3月18日01時37分 読売新聞)
(18日01:53)
毎日新聞 2011年3月18日 2時33分
3月18日 4時13分
東京電力は、冷却機能を回復させるには、外部からの電源を復旧させる必要があるとして、17日から発電所に送電線を引き込む作業を始めましたが、放水に時間がかかり、作業を終えることができませんでした。東京電力は、2号機に電気を送るための新たな送電線を17日までに敷地内に引いていて、18日に送電線を発電所の内部でつなぐ作業を行うことにしています。そして、まずは電気設備の損傷が比較的少ない2号機で、早ければ18日夜、必要な作業を終えて、電気を使って冷却装置を動かしたい考えです。しかし、工事では、作業員が原子炉に近づかなければならず、放射線の影響などで作業が難航することも考えられるということです。東京電力は「電気を無事、送ることが可能になれば、原子炉は冷やせるので、1基ずつ、深刻な事態を抜けることができる。一刻も早く復旧させたい」と話しています。
3月18日 4時13分
東京消防庁は、大規模な危険物火災の消火活動を目的とした「大型化学車」や、放射性物質などの測定機器を備えた「特殊災害対策車」など、特殊車両を多数所有しています。
しかし、こうした特殊車両がありながら、なぜ当初から派遣要請を出さなかったのか、政府の対応に批判の声が上がりそうです。(18日04:41)
(18日05:11)
2011年3月18日5時33分
この社員は地震発生時に原発の中にいた。激しい揺れに襲われた直後、高い津波に襲われ、施設内の燃料や機材が失われたという。「自然は怖い。地震と津波が重なるなんて」と振り返ったという。
ポンプ設備や最後の頼みの綱である緊急炉心冷却システム(ECCS)を起動しなければと、社員の自家用車のバッテリーや屋台の小型発電機までかき集めた。それでもシステムは回復しなかった。「外からの電力が断たれたのが一番悔しい」とも言った。
現場では数百人の社員や作業員が交代で作業にあたった。だが、余震が襲うたび、せっかく修理したところが再び壊れていったという。
東電の記者会見では、歯切れの悪い問答が繰り返されていた。それを知った社員は「中のことを、外の人は知らないんだ」と思った。「会社には、もうあきらめられているのか」とも。だが同時に「避難している住民が戻ってこられるようになるまで、ここを出てはいけない」と思っていたという。
家族の一人はいう。「政府や東電は、現場で体を張る連中を見殺しにするのですか。今まで信頼してきただけに、腹立たしいのです」
(03/18 05:50)
警察庁などによると、車両に積んでいた4トンをすべて放水し、3号機の建屋には届いたものの、目標としていた使用済み核燃料のプールには届かなかったということです。現場の放射線量が高いレベルになったため、隊員らは放水直後に退避し、作業をいったん中止しました。警察庁は今後、放水しない方向で検討しています。
(03/18 05:50)
政府の甘い予測が危険性を増幅させた。震災翌日の12日。自衛隊と在日米軍は早い段階で官邸に「できることはなんでもする」と打診。だが、回答は「警察と消防で対応する」。防衛省関係者は「野党の批判を恐れたのか」といぶかった。
12日早朝には、菅首相は野党時代からの「現場主義」を貫き、福島原発の視察を強行。「水もつぎ足し、格納容器で囲まれている。メルトダウンのような危機的状況にはならないのではないか」。与野党会談で示した菅首相の楽観的な観測はその後の作業の遅れにつながった。菅首相は1号機で水素爆発が発生した翌13日、社民党の福島瑞穂党首に言った。「東電も原子力保安院も楽観的だった。『水素爆発は起きない。大丈夫だ』と聞いていた」―。
陸自幹部は「万策尽きればホバリング(空中静止)してでもやるしかない」と声を絞り出した。
(2011年3月18日06時02分 スポーツ報知)
< 2011年3月18日 6:46 >
東京電力は送電線の設置を進めるなどして電源の復旧を急いでいるが、18日中に終えられるかわからないとしている。
米政府の支援の打診は、11日に東日本巨大地震が発生し、福島第一原発の被害が判明した直後に行われた。米側の支援申し入れは、原子炉の廃炉を前提にしたものだったため、日本政府や東京電力は冷却機能の回復は可能で、「米側の提案は時期尚早」などとして、提案を受け入れなかったとみられる。
(2011年3月18日07時08分 読売新聞)
(18日07:16)
すでに数年以上かけて冷却されているため、ただちに爆発する危険は少ないとみられるが、政府と東電でつくる福島原発事故対策統合本部は、共用プールへの対応も迫られている。
プールへの給水は自動的に行われているとみられるが、その水から熱をとるための冷却システムは故障しており、十分な冷却はできていないとみられる。爆発事故を起こした3号機、4号機に近いため周囲の放射線量が多く、状況を把握できていないという。
(2011年3月18日07時22分 読売新聞)
2011年3月18日 朝刊
3号機は、プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を使っているが、プールに使用済みMOX燃料はないという。
一方、1、2号機の送電線を復旧させ、東北電力から電力の融通を受ける作業が始まった。東電によると、十八日にも受電する見通しだが、電気設備につなぐ作業で二、三日かかる。まず建屋が残っている2号機で原子炉に水を注ぐ系統を復旧させ、続いて外部電源で1、3、4号機を動かしたい考えだ。
2011年3月18日 朝刊
今回投下された海水は二十トン。判明分では地上からの放水分を加えても約七十トンにすぎない。プールの面積は百二十平方メートルで、全部入ったとしても深さ十二メートルのうちの約六十センチ分にしかならない。
陸上からの放水について、山中教授は「狙いがつけやすく効果が高いのでは。放射線量が減らなくても、水蒸気の量が減れば、冷やす効果があったといえる。十七日の陸上からの放水量は多くはないが、繰り返せば水位上昇につなげられるはずだ。空も陸もだめとなれば電源の回復が鍵を握る」と指摘する。
東電は東北電力から電力を受けるため、設備の復旧を進める。東電原子力設備管理部の黒田光課長は「早く導きたい。うまくいけば二、三日中にポンプが駆動できる。最初に1、2号機の復旧を目指す」と語る。 (原発事故取材班)
2011年3月18日 朝刊
「1~4号機の建屋は海面よりずっと高いので、津波は入らなかったのではないか」と男性は推測する。
2011年3月18日
東京電力は核燃料が溶け出す事態を回避するため前線に送る作業員を増やしている。ただ、当初派遣された作業員は、放射線被ばく量の限界から交代を余儀なくされている。
東電は核燃料が融解したり放射性物質が漏れ出したりしないよう、露出した核燃料棒に向けて放水作業を進める中、福島第一原発での作業員数を16日の180人から17日には322人に増員した。元米原子力規制委員会(NRC)の安全性指導員で米科学者団体「憂慮する科学者同盟」の物理学者、デービッド・ロックボーム氏によれば、露出した燃料棒のそばでは放射線量が16秒で致死量に達するという。
更新日時: 2011/03/18 08:17 JST
2011年03月18日 09時08分配信
外部から電源を供給する送電線を発電所に接続する作業も進められています。
「順調に点検できれば、きょう中に東北電力からの電気供給する準備整う」(東京電力の会見)
東京電力は電気設備の状況も並行して、確認していて準備がすべて順調にいけば、きょう中に電気を各原子炉に送りたいとしています。送電ができるようになれば、冷却システムが復旧する可能性があります。(18日09:29)
2011.03.18 09:35:43
(2011年3月18日09時56分 読売新聞)
【ワシントン支局】米民間機関、科学国際安全保障研究所(ISIS)は17日、福島第一原発を上空から見た最新の衛星写真を公開した。
同研究所は、また、4号機について、14日の画像では、前日あった屋根がなくなって骨組みだけになっていると指摘し、水を上から注ぎ込むのが容易になったと分析している。
(2011年3月18日10時08分 読売新聞)
2011年3月18日10時26分
3、4号機も20日をめどに回復させたいとの考えを示した。
【ワシントン=小川聡】米国防総省は17日、東京電力福島第一原子力発電所の事故状況が悪化した場合に備え、放射線に汚染された地域での活動能力を持つ専門部隊を派遣する準備に着手した。
同省のウェブサイトによると、被害管理評価チームは化学・生物・放射線・核物質の関連事故が起きた際、最初に派遣される部隊だ。
司令官は「我々は放射線管理の能力を持っている。要請があれば、監視から除染まであらゆることで支援できる」と述べた。
(2011年3月18日10時40分 読売新聞)
< 2011年3月18日 10:45 >
ハイパーレスキュー隊は現在、いわき市の消防本部で「東京電力」と打ち合わせをしており、その後、移動し、放水・冷却の作業を行う予定。
(共同)
[ 2011年3月18日 10:53 ]
2011.3.18 11:01
アンドレエフ氏は「福島第1原発は電源装置がチェルノブイリ同様、原子炉の直下にあり、津波などの水が入り込めば電気供給やバックアップシステムが壊れる」と話し、チェルノブイリ事故後も、電源供給体制を見直さなかったことを残念がった。(共同)
保安院は18日午前10時過ぎからの記者会見で、前日に実施された福島第一原発3号機に対する放水作業後の放射線量の変化について、「減少しているが、放水の効果かどうかはわからない」とする見解を示した。
(2011年3月18日11時10分 読売新聞)
【ワシントン=小川聡】米国防総省は17日、東京電力福島第一原子力発電所の事故状況が悪化した場合に備え、放射線に汚染された地域での活動能力を持つ専門部隊を派遣する準備に着手した。
同省のウェブサイトによると、被害管理評価チームは化学・生物・放射線・核物質の関連事故が起きた際、最初に派遣される部隊だ。
司令官は「我々は放射線管理の能力を持っている。要請があれば、監視から除染まであらゆることで支援できる」と述べた。
(2011年3月18日10時40分 読売新聞)
東京電力は電気設備の状況も並行して確認していて、すべて順調にいけば、2号機に関してはきょう中に、3、4号機については20日を目標に電気を送りたいとしています。送電ができるようになれば、冷却システムが復旧する可能性があります。(18日11:13)
3月18日 11時38分
東京電力によりますと、原子炉や使用済み燃料プールの冷却機能を回復するため、17日から外部電源を復旧させる工事を始めていて、これまでに送電線をつなぐための配電盤を1号機の隣の事務本館別館付近に設置したということです。そして、午前中に1号機を経由して2号機の変圧器につなぐ作業を行う予定です。現場は、最も高いところで1時間当たり20ミリシーベルトの高い放射線量が計測されており、放射線の量を注意深く監視しながら作業に当たることにしています。東京電力では、放水作業の状況を見ながら、午後、送電線を引き込む作業を行い、18日中に1、2号機の電源設備に電線をつなぐ作業を終える予定で、19日までには電源を使えるようにしたいとしています。
2011年3月18日11時42分
作業員320人を動員して、がれきを重機で撤去しながら、ケーブルを引く作業が続けられている。発電所敷地内には、福島県内に電力を供給する東北電力からの送電線が引かれており、電気も来ている。そこから各原発まで約1.5キロのケーブルを引きつなぐ計画だ。
18日には1~4号機に電気を引き込む仮設の配電盤をそれぞれの建屋から数十メートルの場所に配置。そこから各原発に電気を引き込む。
最初に引き込みを目指すのは、建物の損傷が少なそうな2号機。2号機で成功すれば隣にある1号機にも電気を供給できるという。
17日に始まった3号機への自衛隊などの放水が始まると、現場が隣接するために作業を中断せざるを得ない。刻々と事態が悪化する原子炉の状況をにらみながら、一刻も早い電源復旧を目指す。
しかし、電源が回復しても、個々の機器が損傷して正常に作動しない可能性がある。損傷していれば仮設の機器を導入する。
午前中は原子炉冷却機能を回復させるための外部電源の復旧工事を集中的に行った。
更新日時: 2011/03/18 11:45 JST
(03/18 11:45)
1号機と2号機は18日にも電線をつなぎ、19日にも実際に電気を通すめどを立てています。状況が深刻な3号機と4号機は、20日を目標に電線をつなぎたいとしています。
(03/18 11:46)
東京電力では、作業員20人が夜を徹して外から電気を回復する作業にあたっています。18日中に1号機と2号機までの1.5キロにわたる電線を引き込み、19日にも電源を回復する予定です。この作業は自衛隊などが行っています。放水の間は感電などの危険があるため、中断せざるを得ないジレンマがあります。上手くいっても、海水を送り込むポンプなどの設備が上手く作動するかどうかは不透明で、手探りの作業が依然として続いています。
< 2011年3月18日 11:56 >
枝野長官は、3号機の燃料プールについて「水が入っていることは間違いないと思われるが、確実な情報は得られていない」としている。
2011/3/18 11:57
原子炉を冷やす電源の復旧作業の進捗について、東電は18日午前、建屋での配線に着手したことを明らかにした。。午後に発電所の外につながるケーブルまで接続するという。経済産業省原子力安全・保安院も「18日中に1、2号機に電源をつなぎたい。20日には3、4号機の電源も復旧したい」とコメントした。
最終更新:2011年03月18日 09:34