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【放射能漏れ】汚染は数十年続く 避難範囲広がる恐れも指摘 仏原子力当局 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110322/erp11032200260001-n1.htm
2011.3.22 00:25
フランスの公的機関、原子力安全局(ASN)のラコスト局長は21日の記者会見で、福島第1原発の事故で放出された放射性物質による汚染は、今後数十年続く可能性があると表明した。また汚染が避難指示区域である原発から20キロの範囲を超えて広がる恐れも指摘した。
同局長は「放射性物質の放出は既に深刻であり、なお続いている。日本にとり(汚染との闘いは)何十年も続くことになるだろう」と指摘した。
特に土壌への残留放射性物質の問題が深刻だとした上で「日本政府はまだ放射性物質の汚染地域の地図を示していないが、原発から20キロの範囲を超えて広がることもあり得ないことではない」と述べた。
また別の担当者は「気象条件を考慮に入れると、汚染地域が原発から100キロ圏に広がることもあり得る」と述べた。(共同)

福島原発、危機脱却の動き足踏み 外部電源は次々復旧  - 47NEWS(よんななニュース)
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011032101000668.html
東日本大震災による福島第1原発の事故で、東京電力は21日、外部からの電力供給で電源が復旧した2号機で、原子炉や使用済み燃料プールの冷却機能の回復に向けた努力を続けた。ただ同日午後、3号機で煙が上がって作業員が避難し、東電は同日の復旧作業を中断。原発危機からの脱却に向けた作業は、1日程度足踏みする見通しとなった。
東電は2号機から1号機に電力を回す作業も継続。5、6号機も外部電源が復旧し、一部機器を非常用電源から外部電源に切り替えた。安定した電力が得られれば中央制御室から原子炉や燃料プールを効率的に冷却できる期待もある。
国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は21日の緊急理事会で、状況は依然深刻ながら「改善の兆しが見え始めている」と述べた。
21日午後3時55分ごろ、3号機の原子炉建屋屋上から黒っぽい煙が上がり、東電は作業員を避難させた。何かが燃えた可能性があり、煙は間もなく収まった。同6時20分ごろには2号機の建屋で水蒸気とみられる白い煙が上がった。
同日夕の原発正門近くの放射線量は一時的に上昇。ただ原子炉のデータに変化はなく、枝野幸男官房長官は記者会見で「原子炉、放射能で問題のある状況は認められない」と述べた。避難による作業への影響について、経済産業省原子力安全・保安院は「1日以内の遅れで済むと思う」と説明した。
水素爆発で建屋が損傷した3号機では20日に炉内の圧力が一時上昇したほか、燃料プールの冷却機能も失われている。
東電は21日、原発を襲った津波の高さは少なくとも14メートルとの見方を示した。地震時の想定は5メートル強で、東電の甘さが問われそうだ。
政府の対策本部は21日、放水や放射線量が高いがれきの除去を進めるため、自衛隊を中心に作業を調整することを決定。自衛隊の戦車が福島県内の活動拠点に到着した。長いアームで高所から注水できる「生コン圧送機」の投入は、3号機の発煙の影響で遅れる見通し。
2、5、6号機は、一般家庭のブレーカーに当たる「受電設備」まで外部からの電力が届いた。東電は原子炉や燃料プールの冷却機能が失われた2号機の復旧を優先。一部の電気部品は交換が必要で、作業に2~3日かかる可能性がある。3、4号機は22日中の電源復旧を目指すが遅れる可能性もある。
東京消防庁は20日夜から21日未明まで3号機に放水。自衛隊も4号機の燃料プールに放水した。17日からの放水量は3、4号機合わせ約4千トンに及ぶ。
2011/03/22 00:28 【共同通信】

2号機、通電作業が中断…5号機は外部電源に 福島原発 特集 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20110322-OYT1T00072.htm
東日本巨大地震で被災した東京電力福島第一原子力発電所では21日、地震で機能停止した電源の復旧が1~6号機で進められ、2号機では中央制御室の電力供給へ向けて最終的な確認作業が行われた。
5号機は外部電源による電力供給が始まった。放水は、前日に引き続いて、自衛隊と東京消防庁の車両が3、4号機に対して実施。しかし、21日午後には2、3号機で煙が確認され、通電準備や放水が中断した。1~4号機の原子炉などで続く危機的な状況を回避する作業は一進一退が続いている。
2号機では、タービン建屋内の配電盤兼変圧器まで外部電源が確保されており、東電などの復旧チームは21日、原子炉をコントロールする中央制御室や原子炉建屋内の機器類の点検を実施。うまく作動しない部品を取り換えながら、中央制御室の空調設備や電気系統などの復旧を目指している。経済産業省原子力安全・保安院によると、原子炉給水ポンプのモーター、中央制御室用の電流切り替え装置などで部品の交換が必要なことが判明している。
1号機は、配電盤兼変圧器を2号機と共有しているが、原子炉格納容器下部の圧力抑制室が損傷し、より危険な状態とみられる2号機の通電作業を優先しているという。3、4号機でも、送電ケーブルを配電盤兼変圧器に接続する作業が行われた。5号機では外部電源の接続が終わり、21日午前11時35分頃から、原子炉や貯蔵プールの冷却水循環に対する電力供給を、非常用ディーゼル発電機から外部電源へと切り替え始めた。5、6号機の原子炉、貯蔵プールは安全なレベルで冷却されている。
また、同日午後3時55分頃、3号機の貯蔵プール付近から灰色がかった煙が上がり、作業員が退避した。午後6時20分には2号機の原子炉建屋でも白煙が確認された。東電によると、3号機から約1キロ離れた同原発正門では、煙が上がった後に放射線量が一時上昇した。
(2011年3月22日01時12分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp//photo/20110322-951317-1-L.jpg

福島第一危機回避へ、関連企業や他電力が支援 経済ニュース マネー・経済 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110322-OYT1T00076.htm
東京電力福島第一原発の危機を回避するため、東電や子会社の東電工業といったグループ会社のほか、原子炉メーカーなども技術者を現地に派遣している。
高い放射線量が観測された発電プラント周辺では、防護服に身を包んだ技術者たちが作業を進めている。
原子炉メーカーの日立製作所と東芝は、原発の冷却装置を動かす電源の復旧作業を受け持っている。
日立は1~4号機を担当し、すでに原子炉の設計者や電気系統、配管工事の技術者らを現地に派遣している。放水作業の合間に配電盤の設置やケーブル敷設などを行っている。
原子力製造部がある日立工場(茨城県日立市)や東京の本社緊急対策室には、現地からの電子メールで、「がれきが多くてケーブルが引けない」といった作業の難しさなどが報告されている。
東芝は、5、6号機を担当している。ポンプやモーターなど不足している機材を現地に送っている。こうした機材の中には、専業メーカーに急きょ製造してもらったものも含まれている。
福島第一原発の圧力容器の製造などを担当したIHIは、関係会社を含め約30人の技術者を現地に派遣した。冷却装置の復旧に欠かせない仮設配管や耐圧ホースなどを現地に輸送している。
発電所内は照明すら消えたままで、そのための電源復旧作業にあたる作業員は「頭全体を覆う防護マスクに防護服という動きにくい格好で、懐中電灯を使いながら懸命に作業している」(経済産業省原子力安全・保安院の担当者)という。
関西や中部など電力各社も、福島第一原発から30キロ・メートルの圏外の避難所などで放射線量を測定する要員を派遣したり、防護服や線量計などの資機材を提供するなどで支援している。
(2011年3月22日02時01分 読売新聞)

原発の頭脳、機能不全 「中央制御室」復旧急ぐ - 中国新聞
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201103220096.html
'11/3/22
深刻な事故を起こした福島第1原発では、運転を管理する“頭脳”の「中央制御室」が電源喪失で満足に機能していない。原発の中枢の回復が事態改善の鍵の一つで、復旧が急がれる。
同原発の中央制御室は2基共用で、3、4号機では広さ約880平方メートル。原子炉を遠隔操作するスイッチや、計器、警報ランプなどがあり、24時間体制で集中管理する。核反応の制御からタービン、発電機の運転、放射線量も監視する。
事故時でも火災や放射線、有毒ガスを防ぎ、運転状況の把握や各種操作ができる設備になっていることが求められる。
だが震災では非常用電源まで津波で使用不能に。原子炉の状況を知る重要計器も一部使えなくなった。非常用バッテリーを持ち込み、炉内圧力や水位などの情報をやっと得ているのが実情だ。
さらに放射性物質が飛散し、中央制御室の線量も増加。被ばく線量を抑えるため、作業員の常駐を諦めた。必要な情報は、退避している「免震重要棟」から定期的に戻って確かめている。
電源が復旧し、放射性物質を吸着する空調や、照明が回復すれば長時間滞在が期待でき、作業効率が向上。状況をより詳しくつかめ、効果的な対策につなげられそうで、東京電力は「中央制御室の復旧が原子炉の冷温停止に向け大きな一歩になる」としている。

asahi_com(朝日新聞社):電源復旧ならどう変わる―福島第一原発 - 東日本大震災
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103220049.html
2011年3月22日6時54分

■冷却用ポンプ稼働
核燃料は運転を停止している間も常に熱を出し続ける。このため、燃料を入れた原子炉圧力容器や、使用済み燃料を保管するプールの水は常に循環させて、海水で冷やし続けなければならない。地震による停電で、冷却装置が止まってしまい、原子炉やプールの水が蒸発、核燃料がむき出しになって発生した水素が爆発を起こしたとみられている。
電源の復旧により、停止中の原発の核燃料を冷やす残留熱除去系の循環装置が使えるようになる。この装置は、一つの原子炉に三つあり、大量の水を原子炉やプールに送り込んで、核燃料を冷やし続けることができる。
仕組みはこうだ。原子炉建屋の地下にある圧力抑制室の水をくみ上げて、海水で冷やして原子炉に戻す。同じルートで使用済み燃料のプールの水も冷やしている。
地震の発生で、この水を循環させるポンプや、冷却用の海水をくみ上げるポンプが止まってしまった。ポンプを動かすための動力は、外部からの電源に頼っているが、変圧器などが故障して停電。さらに、停電した場合に使うはずの非常用ディーゼル発電機が壊れた。
ただし地震や津波で壊れた機器の損傷の詳細はまだわかっていない。ポンプや水を送り込むための配管、弁などが正常に作動するかどうか点検しなければならない。電源の復旧後に、すぐに装置が作動するよう点検も始めている。ポンプなどが壊れている場合を想定し、復旧作業に手間取らないよう、仮設用予備ポンプも数十台用意している。
■点灯、計器回復も
電源が復旧すれば、原発の運転を操作する中央制御室で原発の状態を監視できるようになる。今は停電によって計器類が動かず、原子炉の状態がよくわからないままになっている。消防用の配管などから水を注入して、ただ「冷やす」ことを続けている状態だ。
原発の運転は原子炉の状況をじかに目で確かめることができない。圧力容器内の圧力や温度、水位、核反応を制御する制御棒の位置などを、24時間、運転員が監視している。定期検査で運転停止しているときも圧力容器内の水を循環させているので、監視する必要がある。
原子炉の状態を監視するのは、すべて電気的な信号で行われ、近くの管理施設にある中央制御室でさまざまな計測値を一目で監視できるようになっている。ところが、今回の地震や津波による停電で、中央制御室の照明さえつかない状態だ。復旧作業は暗くてよく見えない状態で進めざるを得ない。
さらに、原子炉の状態を示す電気信号も送られてこない。予備の電源で動いていた計器類もバッテリーの電気の量が次第に減り、いまは正しい値を示せていないという。
電源の復旧で、さまざまな監視システムの機能を回復させることができる。原子炉の状態を正確に把握することができれば、どこに異常が起き、どの装置が正常に作動しているかを判断することができる。それによって、復旧作業が効率良くできる。圧力容器内の温度を100度以下にし、安定して停止している状態にするのが当面の目標だ。
http://www.asahicom.jp/special/10005/images/TKY201103220051.jpg
http://www.asahi.com/special/10005/images/TKY201103220051.jpg

放水で放射線減、でも3号機なぜ灰色の煙 福島原発 特集 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20110322-OYT1T00115.htm
東京電力福島第一原子力発電所3、4号機で、使用済み核燃料の一時貯蔵プールを水で冷やす「放水作戦」は21日で5日目を迎えた。原発周辺の放射線量は減る傾向にあり、効果はあったとの見方が多い。
それなのに3号機からは同日午後、灰色がかった煙が上がった。原因は不明だが、火災が発生した可能性もある。
プールに放水する理由は二つある。まず、使用済み核燃料は原子炉から出した後も自然に過熱し、空気中で高温になると溶けて放射性物質が大気中に放出される恐れがある。しかも、プールは原子炉のように厳重に密閉されておらず、建屋の壁が壊れた現状は深刻だ。
3、4号機の燃料プールには各1425トンの水が入る。3号機への放水は17日に始まり、放水量は21日午前までにプールの容量の2・5倍にあたる3742トン。4号機には20日から開始し、255トンを放水した。
では放水の効果はあったのか。計測機器が動いていないためプールの水量や水温は不明だが、プールの状態を反映した指標が建屋周辺部の放射線量の推移だ。3号機から北西に約500メートル離れた事務本館北の放射線量は、減少傾向にある。
最初の放水直後の17日午前に毎時3759マイクロ・シーベルトだったのが21日午後1時に同2105マイクロ・シーベルトまで下がった。経済産業省では「放水と関連がある可能性がある」と見ている。東京消防庁も19日の3号機への放水で、「プールに命中している」と判断している。放水前の現場で同60ミリ・シーベルト(同6万マイクロ・シーベルト)だった線量が、放水後にはほぼ同0ミリ・シーベルトになったからだ。防衛省が20日午後、上空から赤外線などで観測した結果、燃料プールの推定温度は3号機62度、4号機42度で、やはり一定の効果があったとの見方だ。
日本原子力研究開発機構の鳥居建男・敦賀本部安全品質推進部長は「線量の減り方から見て、放射性物質はヨウ素で、新たに放出されたものではなく以前出たものではないか」と見る。ただし、3号機と2号機で21日午後、煙が確認された後、風下にあたる正門付近の放射線量が一時的に同1932マイクロ・シーベルトまで上昇した。煙との関係は不明だ。
鳥居部長は「事務本館北の放射線量が急激に下がらないのは、爆発で周囲に飛び散ったがれきが汚染されている可能性と、燃料棒が露出している可能性が考えられる」と話している。
効果を上げる一方で、21日午後には最初に放水が始まった3号機建屋から煙が発生した。放水が同日未明に終了後、10時間余り経過し建屋内の一部が乾燥し、何らかの火災が起きる条件が整った可能性もある。
保安院は「当時、3号機に電気は通じておらず、漏電ではない」との見方を示した。放水は、様々な破片やがれきを巻き込んで建屋内を流れる。大量放水の過程で、機械や配管類を破損したり、何らかの化学反応が起きて発熱した可能性もある。宮崎慶次・大阪大名誉教授(原子力工学)は「煙の色からすると水蒸気ではなく、油などが燃えたことも考えられる」と指摘する。
(2011年3月22日07時03分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20110322-951829-1-L.jpg
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福島第1原発:制御室復旧は22日以降に 煙で作業が中断 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110322k0000m040128000c.html
福島第1原発で、政府や東電は21日、2号機で原発の運転を監視する中央制御室の通電を目指し、復旧作業を進めた。同日午後には3号機や2号機から相次いで煙が上がり、作業員が屋内に避難するなど、作業が中断した。経済産業省原子力安全・保安院によると、東電は2号機中央制御室について同日中の通電を目指していたが、22日以降にずれ込んだ。

2号機は15日に爆発音がして格納容器の一部である圧力抑制プールが損傷しているとみられる。しかし、原子炉建屋自体の損壊は比較的少ないため、外からの放水による冷却が難しく、優先的に電源復旧作業をしている。21日は中央制御室への通電を前に、機器や配線に故障や漏電がないか点検したところ、原子炉などに給水するポンプを動かすモーターが故障していることが分かり、交換が必要になった。
東電などによると、2号機の周辺は放射線量が高いが、外部電源の接続で中央制御室の空調が作動すれば、フィルターを通してヨウ素などの放射性物質を取り除くことができる。また、照明や計器類が使えるようになれば、原子炉内の水位や圧力などの状態を正確に把握することができる。
3号機で黒煙が上がったのは、21日午後3時55分ごろ。煙は使用済み核燃料プール付近から上がったとみられ、2号機も含めて周辺の作業員は屋内に避難し、復旧作業が中断した。黒煙は午後6時過ぎに収まった。
保安院によると、事務本館北側の放射線量に目立った変化はなく、「原因は不明だが、3号機にはまだ電気がつながっていないため、漏電などによる火災とは考えにくい」と説明。黒煙による3号機の復旧への影響について、「煙が収まったので、安全性が確認され、周辺の線量に変化がなければ、1日以内の遅れになる」との見方を示した。
2号機で白煙が上がったのは、21日午後6時20分ごろ。原子炉建屋の山側の屋根の隙間(すきま)から煙が出ていたという。2号機では17日にも白煙が確認されているが、今回は別の場所から上がったとみられる。保安院は「使用済み核燃料プールの冷却のため海水を入れているが、温度が高く、放射性物質を含んだ水蒸気が発生している可能性がある」と分析した。
2号機の西南西約1キロ離れた福島第1原発の正門付近では白煙が確認された後、放射線量が1時間あたり1932マイクロシーベルトまで上昇したが、午後9時には417マイクロシーベルトまで下がった。保安院は「当時は東から西に風が吹いており、数値の上昇は風向きが影響している可能性がある」とみている。
非常用ディーゼル発電機を使っていた5号機は21日に外部電源がつながり、原子炉と使用済み核燃料プールの冷却が安定してできるようになった。4号機では、配電盤まで電気を通すケーブル敷設が完了した。
保安院は、放水後に放射性物質に汚染された海水が海に流れ出る恐れがあるため、新たにモニタリングの必要性があるとの考えを示した。作業員1人の被ばく量が従来の制限値(100ミリシーベルト)を大きく上回り、150ミリシーベルトを超えたことも明らかにした。
政府の原子力災害対策現地本部は21日、甲状腺被ばくを防ぐため一部の自治体で配られているヨウ素剤の服用について、アレルギーなどの副作用が起きる可能性があるため、医師らの立ち会いの下で実施するよう福島県や関係市町村に改めて注意喚起した。

毎日新聞 2011年3月21日 21時02分(最終更新 3月22日 7時48分)

「フクシマ50勇士」世界が原発作業員を称賛 福島原発 特集 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20110321-OYT1T00721.htm
海外のメディアからは、福島第一原発の危機回避にあたる作業員らの行動をたたえる報道が相次いでいる。
米ニューヨーク・タイムズ紙が15日、原発にとどまって危機回避の作業を続けた東京電力の社員ら50人を「最後の砦(とりで)」として取りあげた後、メディアは「フクシマ50」という名称を使い始めた。英スカイニュース(電子版)は、日本人の少女がネットの簡易投稿サイト「ツイッター」に「お父さん原発行っちゃったよ。母さんがあんなに泣いたの初めて聞いた。お父さん、生きて戻ってきて」と書き込んだ内容を紹介した。(ニューヨーク 吉形祐司)

中国では「福島50勇士」などと呼ばれている。国内のインターネット上では、「日本の勇士に敬意を表する。現代の人類の英雄だ」などと称賛の声が多く寄せられている。
中国紙「中国青年報」は21日、「福島決死隊、現代日本の武士」と題して紹介。「原発で管理に当たる『決死隊』は、日本ばかりではなく世界も救うという重大な任務を担い、最高の称賛を受けている」とたたえた。(北京 関泰晴)

21日付の韓国中央日報は、外部からの送電線をつなげる作業に、東京電力のほか東芝や日立製作所の社員が危険を顧みずにあたっていることに焦点をあて、「希望の電力つないだ」と報じた。(ソウル 門間順平)
(2011年3月22日09時28分 読売新聞)

福島第一2、3号機、引き続き白いもや状の煙 社会 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110322-OYT1T00219.htm
東京電力によると、21日午後に煙が確認された福島第一原子力発電所2、3号機では、22日朝も引き続き白いもや状の煙が見えている。
付近で測定された放射線量には大きな変化はないが、東電では同日予定されている、電源の復旧作業や使用済み燃料プールへの放水などを再開するかどうかについて慎重に検討している。
(2011年3月22日10時07分 読売新聞)

東電、福島原発「外部電源の復旧作業を再開」  :日本経済新聞
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C9381949EE0E0E293988DE0E0E2E1E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2
2011/3/22 10:26

東京電力は22日、福島第1原発の2号機、3号機について「午前8時ごろから外部電源の復旧作業を再開した」と発表した。
外部電源は津波の影響で機能しなくなった原発の冷却系統などを復旧させるためのもの。福島第1原発の2号機・3号機では同日朝も白い蒸気や煙が出たと伝えられたが「現状では出ておらず、作業上特段の問題はない」と判断した。
煙のようなものは水蒸気である可能性が高いという。蒸気の発生に伴う放射線量の変化は不明。〔日経QUICKニュース〕

福島第1原発:4号機に圧送機 設置作業開始 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110322k0000e040033000c.html
福島第1原発4号機への放水に向け、東京電力は22日午前6時から、長さ50メートル以上のアームを装備した生コン圧送機を建屋付近に設置する作業を始めた。テストを経て、順調に行けば同日午後にも放水する。
圧送機は、通常は高層ビル建設などでポンプの圧力で生コンクリートを高い場所に運ぶのに使う。生コンの代わりに水を入れてアームを伸ばし、4号機建屋の開口部から内部の使用済み核燃料プールなどをピンポイントで狙って放水する。
アームは本体から100~300メートル離れて遠隔操作が可能で、建設会社のオペレーターから指導を受けた東電社員が操作する。
福島には三重県の建設会社などの圧送機3台が到着しており、今後、岐阜県の会社の1台も合流する予定。
毎日新聞 2011年3月22日 10時49分

【放射能漏れ】福島第1、電源復旧作業、午前8時から再開 白い煙で難航も - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110322/dst11032210530022-n1.htm
2011.3.22 10:51
東京電力は22日、福島第1原発の建屋から煙が出て一時施設内の放射線量が高くなり21日に中断していた1~4号機の電源復旧作業を22日午前8時ごろに再開した。
ただ、経済産業省原子力安全・保安院などによると、2、3号機からは依然として白い煙や蒸気が出ているもようで、作業は難航する可能性もある。

保安院、2号機での設備点検作業「午前8時から再開した」  :日本経済新聞
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381949EE0E0E290E78DE0E0E2E1E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;at=ALL
2011/3/22 10:51

保安院は22日午前10時半からの記者会見で、福島第1原子力発電所2号機での設備点検作業について、同日午前8時から再開したことを明らかにした。
作業は21日午後に2号機などから煙が出ていることが確認されてから中断していた。
保安院によれば2号機の煙は現在は落ち着いているという。〔日経QUICKニュース〕

福島第1原発:2号機通電作業再開 白煙はプール水蒸気か - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/today/news/20110322k0000e040034000c.html
2011年3月22日 10時51分 更新:3月22日 10時54分

東電は22日、建屋の損傷が少なく、外部からの放水による冷却が難しい2号機で、原発の運転を監視する中央制御室の通電を目指して復旧作業を再開した。21日に同機や3号機で煙が上がり、作業員が避難して作業が中断していた。22日朝にも両機から白煙が確認されたが、東電は使用済み核燃料プールから上がる水蒸気で、影響はないと判断した。また、午後2時からコンクリートポンプ車を使って4号機に放水を開始する予定で、設置作業を進めている。

IAEAが1600倍の放射線 原発20キロ付近で測定 - 47NEWS(よんななニュース)
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011032201000245.html
【ウィーン共同】国際原子力機関(IAEA)は21日、IAEAの放射線測定チームが福島第1原発の周辺地域の土壌と大気から測定した放射線量を発表、原発から約20キロ離れた福島県浪江町付近で通常の約1600倍に相当する毎時161マイクロシーベルトの放射線量を測定したと明らかにした。
文部科学省の調査では浪江町で15日、330マイクロシーベルトが測定されている。IAEAは「高い数値が測定された。状況を見守っていきたい」としている。
IAEAのチームは20日、原発から16~58キロ離れた10以上の地点で土壌と大気の双方を測定。測定値には土壌と大気双方のデータを盛り込んだとしている。IAEAによると、原発の50~70キロ圏の土壌からも通常より高い放射線量が測定されたという。IAEAは0・1マイクロシーベルトを通常値としている。
チームは今後数日間、福島県内で作業を続ける。原発から52キロ離れた二本松市内では4・2マイクロシーベルトだった。
IAEAは17日、日本政府の要請でチームを日本に派遣した。天野之弥事務局長は「専門家チームをさらに派遣したい」としている。
2011/03/22 11:00 【共同通信】

経産相?東京消防庁に圧力発言…抗議で陳謝 福島原発 特集 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20110322-OYT1T00290.htm
海江田経済産業相は22日午前の閣議後の記者会見で、福島第一原子力発電所での東京消防庁の放水作業に関し、東京都が圧力的と反発する発言があったとして陳謝した。
石原慎太郎都知事は21日、首相官邸に菅首相を訪ね、政府関係者が同庁に長時間の放水を求め、「速やかにやらなければ処分する」と圧力ととれる発言をしたとして、「絶対にそんなことを言わせないでくれ」と抗議した。石原氏によると、首相は「大変申し訳ない」と謝罪したという。都関係者は、この政府関係者は海江田氏だと指摘していた。
海江田氏は22日の記者会見で、「私の発言で消防の方が不快な思いをされたのであれば、申し訳なく思う。おわび申し上げる」と述べた。自らの発言内容については「(放水作業が)進行中なので、事実関係を詳細に述べることは差し控える。私が現場と話したということではなく連絡員が(間に)入っている。かなり事実の混同がある」とするにとどめた。
放水作業は、政府と東京電力の福島原発事故対策統合本部の要請で予定の7時間から13時間半に延長され、放水車の装置の異常を示す警告表示が出たという。
(2011年3月22日11時03分 読売新聞)

保安院、設備復旧「2号機は23日、3、4号機は24日ごろ目指す」  :日本経済新聞
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C9381949EE0E0E2909B8DE0E0E2E1E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2
2011/3/22 11:10

保安院は22日午前10時半からの記者会見で、福島第1原子力発電所2号機について、健全性が確認されれば23日中にもできる範囲で空調や冷却などの設備を復旧させたいとの目標を示した。3、4号機は24日ごろを目指すという。
非常用ディーゼル発電機での稼働が続く6号機は、22日午後にも外部電源による電力供給に切り替えたい考え。〔日経QUICKニュース〕

2011/3/22 11:11
東日本大震災で被災した東京電力福島第1原子力発電所で22日午前、冷却機能を取り戻すための電源回復作業が再開された。放水作業も同日午後から再び始まる見通し。21日午後に建屋から煙が出て、一時施設内の放射線量が高くなり、作業が中断していた。また、東電は22日未明に記者会見し、福島第1原発の放水口付近で21日に採取した海水から規定値を上回る濃度の放射性物質が検出され、経済産業省原子力安全・保安院と福島県に連絡したと発表した。
東電は22日8時ごろから外部電源の復旧作業を、1、2号機と3、4号機で再開した。22日中にも2号機の中央制御室へ電気を通し使用できるようにしたい考え。
3号機から出ていた火災とみられる黒い煙は見えなくなった。ただ、22日早朝も2、3号機から断続的に白い煙や蒸気が出ているもようで、再開後の作業が順調に進むかどうかは流動的だ。
防衛省によると、東電は22日朝、4号機の冷却を進めるため、長さ50メートル以上のアームを備えた「生コン圧送機」を投入する準備に着手した。作業場所の地面に鉄板を敷き詰めて足場を確保し、放水試験を実施。順調にいけば同日午後にも放水を始める計画だ。
地震によって冷却機能を失った福島第1原発は、水素爆発によって建屋が破損、使用済み核燃料プールの温度が上昇するなど、危機的な状況が続いている。
21日に放水口付近の海水から規則で定められた値を上回る放射性ヨウ素と同セシウムが見つかった問題で、東電は22日朝から対象地点を4カ所に増やして再調査を進めている。福島第2原発付近で2カ所、さらにその南側1カ所でも測定。十数キロメートルの範囲で放射性物質が拡散していないかどうか調べる。
放射性ヨウ素と同セシウムが見つかった原因について東電は「空気中の放射性物質が雨などの影響で海に落ちたか、原子炉への放水が排水として海に流れた可能性がある」と説明、水産物や漁業への影響は「まだ評価できない」としている。

福島原発、電源復旧作業を再開 3、4号機へ放水準備 - 47NEWS(よんななニュース)
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011032201000116.html
東日本大震災による福島第1原発の事故で東京電力は22日、3号機の原子炉建屋から21日に上がった黒煙で中断した外部電源の復旧作業を再開、3、4号機への放水の再開準備も進めた。
2、3号機からは22日午前、白煙のようなものが上がったが、作業の障害にはならないと判断したという。
東電は、2号機から約1キロ離れた正門付近の放射線量を計測。黒煙が出た21日午後から、22日朝にかけては放射線量が低下している。22日中に2号機の中央制御室などへの通電と3、4号機への外部電源からの接続を目指す。
また4号機の使用済み燃料プールに放水するのに使う長いアームを備えた生コン圧送機の準備を進めた。3号機には東京消防庁による放水を予定している。
一方、原発排水口近くの海水から法定の濃度限度を上回る放射性物質が検出されたのを受け、同じ場所や第2原発周辺など、南北約10キロの4カ所周辺の海水調査を開始した。
濃度限度は、仮に海水を毎日飲んだ場合、1年間で被ばく線量限度の1ミリシーベルトに達する値。21日に0・5リットルの海水を採取し、含まれる放射性物質の量を分析。ヨウ素131(限度の126・7倍)やセシウム134(24・8倍)、セシウム137(16・5倍)に加え、微量のコバルト58も検出した。
東電は福島県と経済産業省原子力安全・保安院に21日に連絡。原発事故に伴う放射性物質による汚染は、大気から陸、海にまで広がった。
また東電によると、1号機が21日夜、外部からの電力供給が受けられる状態になった。これで同原発で外部電源が通じたのは1、2、5、6号機の計4基となった。
2011/03/22 11:25 【共同通信】

海水からヨウ素131検出、安全基準の127倍 福島原発 特集 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20110322-OYT1T00078.htm
東京電力は22日未明、東日本巨大地震で被災した福島第一原子力発電所の放水口近くで採取した海水から、これを飲んだ場合の安全基準の127倍に当たる放射性ヨウ素131が検出されたと発表した。
海水中の放射性物質は、魚や海藻に取り込まれると、生物濃縮によって濃度が高まる。漁業への影響も懸念されることから、政府は調査範囲を広げ、汚染実態の把握を目指す方針だ。
福島原子力発電所事故対策統合本部の副本部長を務める海江田経済産業相は22日の記者会見で、「10キロ、20キロ離れたところの分析を早急にやらなければならない」と述べ、文部科学省を通じて、海水を採取する船を緊急に手配したことを明らかにした。
東電は21日午後2時半、福島第一原発の廃液を海に流す放水口の100メートル南の海域で、海水500ミリ・リットルを採取して調べた。その結果、原子炉等規制法が定める安全基準の126・7倍に当たる、1ミリ・リットル当たり5・066ベクレルの放射性ヨウ素131が検出された。セシウム134は安全基準の24・8倍、セシウム137も16・5倍が検出された。
汚染の原因として、東電は1、3号機が爆発した際などに飛び散った放射性物質が、大気中に拡散し、これが雨に付着して海に入った可能性と、3、4号機に放水された水が、放射性物質を取り込み、海に流れ出した可能性があると見ている。
経済産業省の西山英彦審議官は22日、「1人当たり年間で摂取できる限度に達するには、この海水を3日間飲み続ける必要がある」と語り、直ちに健康影響が出る可能性は少ないとの見方を示した。
(2011年3月22日11時28分 読売新聞)

福島県知事、東電社長の謝罪訪問を拒否 福島原発 特集 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20110322-OYT1T00346.htm
東京電力福島第一原子力発電所の事故をめぐり、福島県の佐藤雄平知事は22日午前の県災害対策本部会議で、東電から清水正孝社長による謝罪訪問の申し入れがあったが、断ったことを明らかにした。
佐藤知事は「おわびに伺いたいと面会の申し入れがあったが、県民の不安、怒り、憤りは極限に達している。おわびを受ける状況にないので断った」と説明した。その上で、東電側に「社長以下、死力を尽くして一刻も早く事態の収拾にあたるべきだ」と伝えたことを明かした。
(2011年3月22日11時30分 読売新聞)

福島第1原発:上空から毎日温度を測定へ 防衛相方針 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110322k0000e010054000c.html
北沢俊美防衛相は22日午前の記者会見で、自衛隊の大型輸送ヘリコプターを使い、上空から福島第1原発内部の温度測定調査を雨の日を除いて原則毎日行う方針を明らかにした。20日の時点では毎週火、金曜の週2回行うとしていた。同氏は「(原発内部から)突然、水蒸気や煙が出たりで、変化が激しい。国民に安心感を与えるには、毎日行ったほうがいいと判断した。首相官邸も望んでいる」と述べた。
また2号機、3号機から21日に煙が上がったことについて「2号機は雨か放水による水蒸気とみられるが、3号機は油などの残骸物のようなものが一時的に燃えたようだ」との見方を示した。
毎日新聞 2011年3月22日 11時24分(最終更新 3月22日 11時40分)

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最終更新:2011年03月22日 12:44