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電源復旧作業、16時間ぶり再開 福島原発 特集 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20110322-OYT1T00263.htm
東京電力福島第一原発の電源復旧に向けた作業は22日午前8時、約16時間ぶりに再開した。
3号機で前日午後、火災の可能性を示す灰色がかった煙が上がったため、作業員らが退避していた。この日朝も2、3号機で時折、白っぽいもやのような煙が確認されたが、火災ではなく、作業の安全は確保されたと判断した。しかし、煙の原因は不明のままで、依然として危機的状況は続いている。
再開したのは1、2、3、4号機の電源復旧工事。送電ケーブルが敷設され、電力供給ラインができている1、2号機は、通電に向けた機器や電気系統の点検を行う。中でも、原子炉格納容器下部の圧力抑制室が損傷しているとみられる2号機の中央制御室の設備復旧を目指している。
作業は、21日午後3時55分に3号機原子炉建屋から、何かが燃えているような灰色の煙が上がるのが確認されたために中断。午後6時過ぎには2号機からも白煙が上がった。2号機では22日も屋根付近から時折、もやのような白煙が漂い、内部でかなりの蒸気が発生している様子がうかがえるという。2号機は原子炉建屋の外壁が残っているため、外からの放水で冷やすことができない。3号機でも白いもやのような蒸気が見えている。
東電によると、2、3号機から西に約1キロ・メートル離れた正門での放射線量は、煙が上がった後の21日午後6時30分には毎時1932マイクロ・シーベルトを観測したが、22日午前6時、同264・6マイクロ・シーベルトまで減少した。
一方、東京消防庁の緊急消防援助隊は、21日に3号機で煙が上がったことから、使用済み核燃料の一時貯蔵プールへの放水を22日午前は見送り、午後に再開できるかどうか検討している。東電も、58メートルのアームを生かして遠方から放水できるドイツ社製の生コン圧送機を現地に持ち込み、4号機のプールへの放水を準備。自衛隊は、東電の作業の進捗(しんちょく)状況をみて、4号機に放水するかどうか決める。
(2011年3月22日12時02分 読売新聞)

asahi_com(朝日新聞社):電源復旧作業を再開 福島第一、煙は水蒸気だけに - 社会
http://www.asahi.com/national/update/0322/TKY201103220105.html
2011年3月22日12時31分
東日本大震災で被災した東京電力福島第一原発(福島県大熊町、双葉町)では22日朝、前日に3号機と2号機から相次いで煙が確認された影響で中断していた、外部電源からの電力供給に向けた作業を再開した。東電によると、この日の朝には2号機からの煙はほとんどなくなり、3号機からの黒っぽい煙も確認されていないという。原発付近の放射線量も22日未明以降、目立った変化はなく、大きな危険はないと判断した。
東電によると、2号機からの煙は22日朝の段階で、ほとんど見えない状態になった。3号機からの黒っぽい煙も、白みがかった煙に変化、収束に向かっているという。
東電は、煙は水蒸気だけになったと判断。22日午前7時ごろ、3、4号機で送電線からの電気を通す作業を再開した。午前8時ごろには、1、2号機でも電源復旧に向けた作業が始まった。
2号機では送電線から電気を送るためのケーブルをつなぎ終えている。現在、原子炉を運転・監視する中央制御室などに実際に電気を送る前の点検や、壊れた機器の部品を交換する作業を実施している。23日の復旧を目標にしている。
3、4号機でもケーブルがつながり、22日午前10時35分、4号機まで電気が届いていることを確認した。1、2号機と同じように、電気を流す前に機器が壊れていないか調べる作業に入る。
3号機と4号機への放水作業を再開する検討もされている。東京消防庁と自衛隊による放水に加え、東電が高さ約60メートルから遠隔操作で注水できるコンクリートポンプ車を準備している。
3号機では21日午後4時ごろ、原子炉建屋から黒っぽい煙が発生。原因は不明だが、建屋の南東にある使用済み核燃料貯蔵プール付近からの発生とみられる。
2号機でも21日午後6時20分ごろ、原子炉建屋の屋根付近からもや状の白煙が発生。付近で観測される放射線量などに目立った変化はないが、東電は念のため、1~4号機付近での電源復旧や放水作業を一時、中断していた。
22日午前11時現在、2号機から約1キロ離れた原発正門付近での放射線量は1時間当たり258マイクロシーベルト。21日午後6時半に一時的に毎時1932マイクロシーベルトまで上昇したが、その後は低下傾向にある。
21日は、5号機への電力供給が再開され、原子炉の本格的な冷却が始まった。非常時のディーゼル発電機に依存している6号機でも、22日中に外部からの電力供給に切り替えたい意向だ。

福島第1原発:2号機通電作業再開 白煙はプール水蒸気か - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110322k0000e040034000c.html
福島第1原発で、東電は22日、建屋の損傷が少なく、外部からの放水による冷却が難しい2号機で、原発の運転を監視する中央制御室の通電を目指して復旧作業を再開した。経済産業省原子力安全・保安院によると、23日中に1、2号機、24日ごろに3、4号機の中央制御室の復旧作業完了を目指すとしている。21日に2号機や3号機で煙が上がり、作業員が避難して作業が中断していた。22日朝にも両機から白煙が確認されたが、東電は使用済み核燃料プールから上がる水蒸気で、影響はないと判断した。また、午後からコンクリートポンプ車を使って4号機に放水を開始する予定で、設置作業を進めている。
保安院などによると2号機は、一般家庭のブレーカーにあたる配電盤までは外部電源がつながっている。今後の作業で電源と接続して中央制御室でヨウ素などの放射性物質を取り除く空調が作動すれば、作業環境が改善する。照明や計器類も使えるようになる。準備が整い次第、原子炉や使用済み核燃料プールの冷却作業に着手したい考えだ。
21日に2号機で白煙を確認した直後、同機から西南西に約1キロ離れた福島第1原発の正門付近で放射線量が1時間あたり1932マイクロシーベルトまで上昇した。その後は減少し、22日午前7時半現在、262マイクロシーベルトにまで下がった。
政府の原子力災害対策現地本部は21日、甲状腺被ばくを防ぐため一部の自治体で配られているヨウ素剤について、アレルギーなどの副作用が起きる可能性があるため、医師らの立ち会いの下で服用するよう福島県や関係市町村に改めて注意喚起した。

毎日新聞 2011年3月22日 10時51分(最終更新 3月22日 12時32分)

福島原発で電源復旧作業再開、制御室への通電目指す ― スポニチ Sponichi Annex 社会http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/03/22/kiji/K20110322000475440.html
東日本大震災による福島第1原発の事故で、東京電力は22日、2号機の中央制御室などへの早期通電を目指し、電源復旧作業を再開した。また、東電は22日未明、排水口の南約100メートルで採取した海水を調べた結果、法令が定める濃度限度の126・7倍に当たる放射性ヨウ素や、24・8倍に当たる放射性セシウムを検出したと発表した。
政府は周辺の海水の監視を強化するよう関係機関に指示。東電は同じ場所や第2原発近くなど南北約10キロの4カ所に対象を広げ、海水調査を始めた。原発事故に伴う放射性物質による汚染は大気から陸、海にまで広がった。
2、3号機からは22日午前、白煙のようなものが上がったが、作業の障害にはならないと判断したという。2、3号機は21日午後にも発煙しており、北沢俊美防衛相は「2号機からの煙は放水などによる水蒸気、3号機の煙は温度上昇に伴い油か、何かの残骸が燃えたのではないか」と話した。
21日夜に、1、4号機への外部電源の接続を完了、3号機を除いて外からの電力供給が可能な状態になった。
海水からの放射性物質検出は、空気中やがれきの放射性物質が雨で洗い落とされて海に流れ込んだ可能性や、放水によって地下にしみこみ海に流出した可能性があるという。海からこれほど高濃度の放射性物質が検出された例はなく、東電は原発事故によるものとみている。環境や海産物への影響については「まだ評価も推定もできない」としている。
東電は21日午後2時半ごろ、第1原発の南放水口近くで0・5リットルの海水を採取し、含まれる放射性物質の量を分析。ヨウ素131(限度の126・7倍)やセシウム134(24・8倍)、セシウム137(16・5倍)に加え、微量のコバルト58も検出した。濃度限度は、仮に海水を毎日飲んだ場合、1年間で被ばく線量限度の1ミリシーベルトに達する値。
また、東電は2号機から約1キロ離れた正門付近の放射線量を計測。21日午後に2、3号機で発煙した後の夕方には一時1900マイクロシーベルトを超えたが、その後は低下し、22日朝には300マイクロシーベルトを下回った。
[ 2011年3月22日 13:02 ]

福島第1原発:海江田氏が陳謝 消防幹部への圧力発言 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110322k0000e010039000c.html
福島第1原発での放水作業を巡り、政府関係者が東京消防庁のハイパーレスキュー隊幹部に、早期に放水を行うよう圧力をかける発言をしたとされる問題について、海江田万里経済産業相は22日の閣議後会見で、「私の発言で消防関係者が不快な思いをされたということであれば、おわび申し上げる」と述べ、陳謝した。
ただ、海江田氏は、「言った、言わないということをここで言うべきではないと思う」と述べ、事実関係は明らかにしなかった。さらに「かなりの事実の混同がある」と加えた。
問題の発言は、政府関係者が消防関係者に対して「(放水を)速やかにやらねば処分する」と述べたとされるもので、石原慎太郎東京都知事が21日午後に菅直人首相に会って抗議。菅首相が陳謝していた。

毎日新聞 2011年3月22日 11時02分(最終更新 3月22日 12時22分)

福島第1原発:4号機の通電確認 2号機、復旧作業を再開 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/today/news/20110322k0000e040081000c.html
2011年3月22日 12時57分 更新:3月22日 14時4分
東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発で、東電は22日、4号機への外部電源接続が完了し、通電を確認したと発表した。これまでに2、5号機でも通電が確認されている。また、建屋の損傷が少なく、外部からの放水による冷却が難しい2号機では、原発の運転を監視する中央制御室の通電を目指して復旧作業を再開した。
経済産業省原子力安全・保安院によると、23日中に1、2号機、24日ごろに3、4号機の中央制御室の復旧作業完了を目指すとしている。21日に2号機や3号機で煙が上がり、作業員が避難して作業が中断していた。22日朝にも両機から白煙が確認されたが、東電は使用済み核燃料プールから上がる水蒸気で、影響はないと判断した。また、午後からコンクリートポンプ車を使って4号機に放水を開始する予定で、設置作業を進めている。
保安院などによると2号機は、一般家庭のブレーカーにあたる配電盤までは外部電源がつながっている。今後の作業で電源と接続して中央制御室でヨウ素などの放射性物質を取り除く空調が作動すれば、作業環境が改善する。照明や計器類も使えるようになる。準備が整い次第、原子炉や使用済み核燃料プールの冷却作業に着手したい考えだ。
21日に2号機で白煙を確認した直後、同機から西南西に約1キロ離れた福島第1原発の正門付近で放射線量が1時間あたり1932マイクロシーベルトまで上昇した。その後は減少し、22日午前7時半現在、262マイクロシーベルトにまで下がった。
政府の原子力災害対策現地本部は21日、甲状腺被ばくを防ぐため一部の自治体で配られているヨウ素剤について、アレルギーなどの副作用が起きる可能性があるため、医師らの立ち会いの下で服用するよう福島県や関係市町村に改めて注意喚起した。
http://mainichi.jp/select/today/news/images/20110322k0000e040098000p_size6.jpg
福島第1原発の現状(22日現在)

福島第1原発:原子力保安院、IAEA会合にお粗末対応 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110322k0000e040096000c.html
【ロンドン会川晴之】福島第1原発事故状況説明のため、国際原子力機関(IAEA、本部・ウィーン)で21日開かれた各国外交団向けの技術説明会で、日本から初めて出席した経済産業省原子力安全・保安院の担当者が、日本語の資料を配布していたことがわかった。説明会の出席者によると、日本政府のお粗末な対応ぶりに席を立つ外交団の姿もあったと言い、日本政府の説明不足に対する不信感が高まっている。
原発事故に関する日本政府の情報開示をめぐっては、米政府関係者が日本政府に、情報発信を強化するよう要請するなど、各国に不満が高まっている。IAEA加盟国にも同様の不満が高まっていることから、天野之弥事務局長が18日に訪日した際、日本政府と情報共有を図るため、日本人の調整官を日本に常駐させることを決めた。さらに、政府も保安院の担当官をウィーンに派遣することを決め、21日の各国向け技術説明会に初めて出席させた。
説明会では、説明や質疑応答は英語で実施され、現在の概要を説明する英語版の資料が映し出された。だが、(1)福島第1原発周辺の放射線量測定値(2)福島県対策本部作成の福島県内測定値--の2種類の日本語資料が配布された。
日本語資料を基に韓国の代表団は、放射線量が上昇した時、原発でどのような事象が起きたのかと因果関係を尋ねたのに対し、保安院の担当者は「因果関係を詳しく把握していない。調査した上で回答する」と述べたという。
IAEAは、日本政府の情報発信が少ないとの批判を受け、先週から加盟各国向けに技術説明会を土日も含めて連日開催している。日本政府に専門家派遣を強く要請したが、かえって不信を増幅した形になった。
毎日新聞 2011年3月22日 15時01分

福島第1原発:3号機へ4回目の放水 東京消防庁 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110322k0000e040106000c.html
福島第1原発3号機の使用済み核燃料プールを冷却するため、東京消防庁のハイパーレスキュー隊は22日午後3時10分ごろ、4回目の放水活動に入った。屈折放水塔車を使って1時間程度の放水を予定している。
毎日新聞 2011年3月22日 15時44分(最終更新 3月22日 15時49分)

電源復旧作業を再開、2号機の計器回復狙う 福島原発  :日本経済新聞
http://www.nikkei.com/news/latest/related-article/g=96958A9C93819595E0E0E2E2838DE0E0E2E1E0E2E3E39F9FEAE2E2E2
2011/3/22 18:48

外部電源の復旧作業は21日午後に3号機の原子炉建屋から黒煙が上がったため中断していたが、22日午前8時ごろに作業を再開。同日中にも2号機の制御室へ電気を通す。制御室は原子炉建屋に隣接し、24時間体制で原子炉の運転を管理する。機能が回復すれば、原子炉内などの様子を詳しく把握して対策に役立てられるようになる。
ただ2号機の原子炉や燃料プールに水を供給する冷却機能の復旧には故障した部品の交換が必要。部品は新潟県の柏崎刈羽原発など別の原発や業者などから取り寄せる必要があり、冷却機能の回復に数日はかかりそうだ。
4号機については22日、建屋まで電気が通ったことが確認された。これで、1~6号機まで外部電源を供給できる体制が整った。


asahi_com(朝日新聞社):原発作業員らの被曝「全員軽微、治療必要なし」 放医研 - 社会
http://www.asahi.com/national/update/0322/TKY201103220405.html
2011年3月22日18時51分
放射線医学総合研究所(千葉市)は22日、福島第一原発で注水作業や復旧作業にあたった184人、周辺住民193人を対象にした21日までの検査の結果、全員、放射線被曝(ひばく)の程度は軽く、治療が必要な人はいなかったと発表した。184人は12~20日に作業した人たちで、東京電力社員ら166人、自衛隊員5人、警視庁機動隊員13人。

福島原発3・4号機「中央制御室の照明など通電可能に」  :日本経済新聞
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819696E0E0E293868DE0E0E2E1E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;at=DGXZZO0195165008122009000000
2011/3/22 20:28
東京電力の武藤栄副社長は22日夜の会見で、福島第1原子力発電所の1~6号機すべてで受電できるようになったことを明らかにした。3号機、4号機では中央制御室の照明や計器の一部に電気が通じることを確認した。放水作業の終了を待って4号機では22日中にもポンプが動くか、配管に冷却水を流せるかの確認作業を行う計画。
1号機、2号機には中央制御室まで電気が通じたが、計器類の損傷が大きく冷却機能の回復作業が難航している。23日に新たなポンプの据え付け工事を行う方針。

「3・4号機、一部機器使用できる可能性」 News i - TBSの動画ニュースサイト
http://news.tbs.co.jp/20110322/newseye/tbs_newseye4681100.html
3号機と4号機では電気系統の点検が終了し、一部の機器が使用できる可能性が出てきました。

東京電力は22日の夜中にも3号機では中央制御室の電気を、そして4号機ではポンプの電気の復旧を目指しています。(22日21:02)

福島第1原発:全機に外部電源 4号機、生コン圧送機放水 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110323k0000m040122000c.html
地震と津波によって多くの計器や機器が被害を受けている可能性があり、交換や修理にはさらなる時間がかかるとみられる。東電は「原子炉が安定を取り戻すまでの工事全般の終了めどはまだ見通しを示せない」と説明している。

毎日新聞 2011年3月22日 21時10分

FNNニュース 福島第1原発事故 東__
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00195798.html
福島第1原発事故 東京電力、1~6号機すべてに外部電源が接続されたことを明らかに

4号機に関しては、22日午後8時55分現在行われているコンクリートポンプ車による放水作業が終わり次第、原子炉などを冷やすために必要なポンプに電気を入れ、動かす作業を22日中に終わらせたいとしている。
ただ、2号機では、ポンプの損傷が激しく、部品の交換が必要で、23日以降の作業となるという。
(03/22 21:43)

【放射能漏れ】「原発ヒステリー」批判 イスラエルの学者 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110322/mds11032221450009-n1.htm
2011.3.22 21:44
イスラエルのテルアビブ大のイツハク・ベンイスラエル教授(物理学)は東日本大震災による福島第1原発事故に関し、これほど強い地震でも深刻な事態には至っていないとの認識を示し「原子力問題に対する世界的なヒステリー状態」を批判、原発建設の推進を訴えた。22日付のイスラエル紙イディオト・アハロノトに寄稿した。
同国のネタニヤフ首相は同原発事故を受け、国内初の原発建設計画の中止を決定している。
ベンイスラエル氏は「日本の原発は最も厳しい基準に沿って建設されている」と強調。人々は放射線という「未知のものへの恐怖」と「専門家や政府への不信感」から神経質になっているが、今後、原発なしで「日常生活を送ることはできない」として冷静な対応を訴えた。(共同)

【放射能漏れ】原発“頭脳”復旧急ぐ 給水ポンプの復旧にもめど+(1-2ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110322/dst11032222000058-n1.htm
2011.3.22 21:55 (1/2ページ)
福島第1原子力発電所1~4号機を安定化させるための電源回復作業は22日、3、4号機の中央制御室と2、4号機の給水ポンプの復旧が最優先で進められた。制御室が復旧すれば、原子炉の状況をより正確に把握でき、ポンプが復旧すれば、冷却も格段に進む。ただ、建屋から煙が上がるなど危険な状況が続いているほか、放水のたびに作業を中断せざるを得ないため、1、2号機の制御室の復旧が23日以降にずれ込むなど見通しは立てにくい状況だ。
東電が制御室の復旧を急ぐのは、原発を運転・監視する“頭脳”が、電源喪失で満足に機能していないためだ。
同原発の中央制御室は2基共用で、3、4号機では広さ約880平方メートル。平常時は24時間体制で遠隔操作により、核反応の制御からタービン、発電機の運転、放射線量の監視などを行っている。異常や故障を知らせる警報ランプなどがあり、復旧すれば、「何らかの反応がある」(東電)と期待する。
計測機器も、被災で電源を喪失したため、非常用バッテリーを持ち込んで炉内の圧力や水位などを読み取っているが、「どこまで信頼できるデータか分からない」(東電)状況だ。実際、1~3号機では原子炉内に海水を注入し続けても計器を見る限り水位は上がっていないうえ、燃料棒の過熱で蒸発していた場合に起こる圧力上昇も確認されていない。
【放射能漏れ】原発“頭脳”復旧急ぐ 給水ポンプの復旧にもめど+(2-2ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110322/dst11032222000058-n2.htm
2011.3.22 21:55 (2/2ページ)
現在は、放射線量が高く作業員が常駐できない状態にあるが、放射性物質を吸着する空調も備えられており、動き出せば作業員が長時間滞在できるようになる可能性がある。東電は中央制御室の復旧を「原子炉の冷温停止に向けた大きな一歩」と位置付ける。
一方、2、4号機では、「補給水系」と呼ばれ、原子炉や使用済み核燃料貯蔵プールに冷却用水を供給するシステムの復旧を急いでいる。電源復旧で、建屋のそばにある半地下の「復水タンク」から真水をくみ上げて原子炉などに注入できるめどが立ちつつある。
現在は消防ポンプや外部からの放水で水を供給しているが、長時間にわたり安定的には給水できないため、復旧すれば、安定化に大きく前進する。さらにその後は水を循環させ、海水との熱交換で冷やす冷却機能の復旧を目指す。

時事ドットコム:外部電源、全号機へ接続=コンクリポンプ車、初放水-冷却装置稼働へ前進・福島原発
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011032200682
福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)では22日午後、2、3号機の煙がほぼ消えたことを受け、外部電源の復旧作業と使用済み核燃料プールへの放水が再開された。東北電力送電線からの外部電源は1~6の全号機に接続完了。原子炉やプールの冷却装置稼働へ前進した。東電は4号機プールへの放水に初めてコンクリート用高圧ポンプ車を投入した。
一方、福島県5市町の水道水から乳児の飲用基準値を超える放射性ヨウ素が検出されたことについて、東電の武藤栄副社長は同日夜の記者会見で「大変なご心配をお掛けして申し訳なく思っている」と謝罪した。
東電によると、3、4号機では中央制御室の照明や計測機器に電気を流せる状態になるとともに、4号機の補給水系ポンプを試験的に動かす準備が整った。一方、1、2号機の補給水系ポンプは海水をかぶり、状態が厳しいと分かり、1号機では23日以降に代替ポンプを据え付けることになった。
非常用発電機で冷却装置が動き、既に安全な冷温停止状態にある5、6号機では、外部電源への切り替えが終わった。
大震災発生時、運転を自動停止した1~3号機の原子炉圧力容器には、海水を消防ポンプで消火用配管を通じて注入し、最低水準の冷却機能を維持している。しかし、いつまで続けられるか分からず、冷却装置の稼働を急ぐ必要がある。
放水は東京消防庁も大阪市消防局と連携し、3号機プールへ約50分間実施。放水量は150トン。東電は2号機プールにも内部配管を経由する方法で海水を注入した。
自衛隊ヘリコプターによる第1原発上面の温度計測は、22日は天候不良のため見送られた。23日以降、天候が良ければ毎日実施する。
21日の3号機の黒っぽい煙について、北沢俊美防衛相は22日午前、建屋の残骸が燃えたとの見方を示した。経済産業省原子力安全・保安院によると、2号機の白煙はプールからの水蒸気の可能性が高いという。(2011/03/22-22:15)

福島第一の放水と電源復旧、進捗状況は? 日テレNEWS24
http://www.news24.jp/articles/2011/03/22/07179168.html
< 2011年3月22日 22:18 >
福島第一原子力発電所では、連日の放水とともに冷却システムの再稼働に向けて電源復旧作業が続けられている。その進捗(しんちょく)状況について、原子力に詳しい日本テレビ報道局・倉沢治雄解説委員に聞く。(動画配信のみ)
http://www.news24.jp/player/wm/300k.html?m_url=20110322_0084
http://www.news24.jp/asx/20110322_0084_300k.asx

福島第1原発3号機中央制御室の照明が点灯 
東京電力によると、22日午後10時43分、福島第1原発3号機の中央制御室の照明が点灯した。 2011/03/22 23:16 【共同通信】

3号機中央制御室の照明点灯=福島第1原発事故後初めて(時事通信社) - livedoor ニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/5433176/
2011年03月22日23時22分
提供:時事通信社
東京電力によると、22日午後10時43分、福島第1原発3号機中央制御室の照明が外部電源によって点灯した。同原発事故後、中央制御室に外部電源の電気が供給されたのは初めて。

制御室の電源回復…3、4号機の冷却再開へ前進 福島原発 特集 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20110322-OYT1T00972.htm
中央制御室が復活すれば、様々な設備を動かせるようになる。東電は早ければ23日にも、3、4号機で原子炉や使用済み核燃料一時貯蔵プールの冷却水循環を再開できる可能性があるとしている。
東電によると、3号機は14日、水素爆発で原子炉建屋が吹き飛び、貯蔵プールの冷却水を補充するために自衛隊や東京消防庁による放水が17日から連日行われた。
このため、外部電源の送電線引き込みは遅れていたが、3、4号機は津波による被害が当初の予想より少なく、22日午前、3、4号機で共用している配電盤兼変圧器まで電気が届いていることを確認した後は作業が順調に進んだ。
中央制御室は、原子炉、タービン、発電機といった様々な機器の計器類が集まっている。電気が通ったことで、原子炉や貯蔵プールの状態を正確に把握し、冷却することができる。今後、原子炉建屋内の空調や照明も再開できれば、復旧作業の効率化も期待できるという。
同室は3、4号機で共用しており、23日には4号機の照明や計器類も回復する見込み。さらに、両機では、原子炉や貯蔵プールを冷やす「補給水系」のポンプなどが、外部電力によって動かせることも確認したという。
また、原子炉格納容器下部の圧力抑制室が損傷しているとみられる2号機では、中央制御室の設備とともに、補給水系機器類の復旧を進めている。22日には消火用ポンプを使って貯蔵プールに海水を注入し、満杯にした。
非常用電源によって原子炉と貯蔵プールを冷却していた6号機は同日夜、5号機に続いて外部電源への切り替えを終えた。
一方、東京消防庁の緊急消防援助隊は22日午後3時10分から50分間、3号機の貯蔵プールに向けて、高さ約22メートルの屈折放水塔車で約150トン放水した。作業には大阪市消防局の6人も後方支援役として加わった。
東電も同日午後5時17分から8時32分にかけて、ドイツ社製の生コン圧送機を初めて使って4号機の貯蔵プールへ約120トン放水した。東電が輸入元を通じて一時的に借り受け、操作訓練を受けた東電の関係者が放水作業に当たった。
また、がれき除去のために自衛隊が同原発近くの運動施設に派遣した74式戦車2両については、敷地内に敷設された送電ケーブルなどを傷つける恐れがあることから、当面は現地で待機する見通しとなった。
(2011年3月22日23時52分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20110323-969194-1-L.jpg
福島第一原発4号機への生コン圧送機による放水作業(22日)=東京電力提供
http://www.yomiuri.co.jp//photo/20110323-969215-1-L.jpg

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最終更新:2011年03月22日 12:48