3月17日 12時7分
3月17日 12時7分
2011年3月17日12時35分
東北電力から電力供給を受ける新たな送電線が、17日午後にも敷設される見通しを明らかにした。
送電線がつながれば、1号機と2号機につながる冷却設備を稼働させることができ、消防車による海水注入より安定的に原子炉を冷やせることになる。
2011年3月17日12時27分
17日中に工事して、電源確保ができる見通し。東電も「準備もだいぶ整っており、今回はかなり期待できる」と話す。
今回津波が原因で作動しなかった、原子炉を安全に冷やす緊急炉心冷却システムも作動できる。各原子炉は2系統の大型ポンプを持っており、大量の水を原子炉に注入できる。冷却が一挙に進めば、原子炉を安全に冷やし、原子炉を安定した状態で止める「冷温状態」に素早く持っていくことができる。
3月17日 12時38分
13日から被災地上空での飛行を開始した。得られた画像は、日本政府の被災地の支援活動に利用されている。(2011/03/17-12:52)
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(2011年3月17日13時01分 読売新聞)
3号機では、使用済み核燃料と原子炉内の燃料棒がいずれも高温になるという、二つの危機が同時進行
(2011年3月17日13時08分 読売新聞)
3月17日 13時20分
枝野官房長官は「自衛隊の空からの放水と、警察が地上から行う高圧放水車を組み合わせて冷却の実を挙げるべく、最善の努力をしている」と述べました。
東京電力が午後にも外部電源を一部復旧させたいとしていることについて「それに向けて全力を挙げているが、一定の効果はあるものの、これだけですべてが解決されるものではない」と述べました。
警視庁の高圧放水車も放射線量が予想より低かったことから、まもなく放水を始める予定
(17日13:20)
同日中の電気の供給をめざす。
保安院によれば、電源系が水没していない部分の多い2号機を最優先し、1、3、4号機の順に送電工事を始める予定。
復旧すれば、炉心に水を入れる緊急炉心冷却装置(ECCS)などを回復させることができる。
(2011年3月17日13時25分 読売新聞)
3月17日 13時27分
報道陣からは4号機の燃料プールの状態について詳しい説明を求める質問が相次いだが、「水があるとは確認しているが、量は分からない」「満水ではないが、少なくとも燃料棒は水面から出ていない」などと回答。
(2011/03/17-13:35)
東電によると、自衛隊ヘリが16日、上空からの目視で、4号機のプールは満水ではないものの燃料集合体が水面下にあることを確認。一方、3号機のプールは蒸気が立ち込め、水位の低下が推測されたため優先したという。
UH60型ヘリ1機も放射線量モニタリングのため同駐屯地を離陸、東電の社員も途中で乗せ現場上空で計測を行った。
地上からも、航空自衛隊の高性能消防車11両と燃料車2両が現場から約30キロ離れた場所に集結。同日午後にも放水を行う。
東電は冷却装置を復旧させるため、電源車や東北電力の送電線から電気を引き込む作業を行う方針。経済産業省原子力安全・保安院によると、17日午後にも同原発1、2号機への電力供給が回復する見込み。緊急炉心冷却装置(ECCS)の稼働が見込めるなど、原子炉への注水、冷却作業がやりやすくなるという。(2011/03/17-13:39)
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< 2011年3月17日 14:32 >
現在の状況を上空から把握するため、アメリカ軍が高高度無人偵察機「グローバルホーク」を飛行させていることがわかった。グローバルホークは、無人偵察機のため乗組員が被ばくする危険性がなく、上空から高性能のカメラや赤外線センサーなどで福島第一原発の状況を把握することが可能だという。グローバルホークはすでに、地震の翌日から被災地上空を数十回飛行している。
15:25
警察庁によると、福島第一原発の3号機への放水は17日午後3時40分から午後4時頃になるという。
原子力安全保安院によりますと、ほぼ完全に停電している福島第一原発に対し、外部から電気を引く作業も進められています。電気が回復すれば、使用済燃料プールや原子炉の冷却機能を最優先に回復させる方針です。
17日16:47
東電は17日、緊急炉心冷却装置(ECCS)やプールの冷却水循環を復旧させるため、近くを通る東北電力の送電線から仮設ケーブルを敷設する工事を終えた。この電力を、電源を喪失している各原子炉建屋へと送る作業の準備を進めている。
(2011年3月17日21時01分 読売新聞)
東京電力は、ヘリコプターによる福島第1原発3号機への水の投下について「水蒸気が原子炉建屋から上がった。冷却効果があった」とした。(21時35分更新)
送電が復旧すれば、ポンプなどの冷却装置を再開でき、冷却水を炉心に送ることが可能になることから、炉心の水位が低下して燃料棒が露出している1、2号機への送電工事が始まっていた。
(2011年3月17日21時38分 読売新聞)
放水量は5台で計30トン。同省は「放水はすべてプールのある建屋上部に届いた」としている。
(2011年3月17日22時07分 読売新聞)
2011/3/17 22:10
18日にも同2号機に接続を試みる。
東京電力は2号機に外部からの電源をつなげ、海水で冷却用の水を冷やす装置の復旧作業を進める。
2011年3月17日22時21分
爆発で壁が吹き飛ばされた原子炉建屋の5階部分に、使用済み燃料を収めるプールの水面が見えると説明している。同社の複数の社員が水が入っているのを確認しているという。
2011年3月17日22時59分
3月17日 23時0分
東京電力は、原子炉を冷やす機能を回復させるには、大きな電力である外部からの電源を復旧させる必要があるとして、17日から発電所に送電線を引き込む作業を行っています。具体的には、原発の近くを通る高圧送電線から新たに送電線を引き込んで、仮設の変圧器につないで、まず電気設備に損傷の少ない2号機の冷却装置に電気を送るということです。当初の予定では、17日じゅうに外部電源の一部を復旧させる予定でしたが、放水作業に時間がかかったことや、現場の放射線量が高く、慎重に作業を進めたことなどから復旧は18日以降になる見通しです。
(17日23:00)
< 2011年3月17日 23:03 >
[ 2011年3月17日 23:21 ]
放水車を操縦する10人は警部補以下の25~41歳。大半が既婚者だ。放射能防護服に身を包み、被ばくの危険がある現地に赴いた。
福島第2原発で東京電力などと作業手順を確認したが、第1原発に見立てて訓練する時間もないほどの慌ただしさだった。
同幹部は「現地の放射線のレベルは低くはないと聞いている。(隊員の健康に)リスクがあるのは承知の上だ」と言及。説明中は目を赤くした。
別の幹部は「ぶっつけ本番で、隊員の緊張はピークだろう」と気遣い、「決死隊だ」と唇をかみしめた。
(2011/03/17-23:27)
2011年3月17日
大きな疑問は、事故後1週間がたとうとするのに、「なぜいまだに強い電源がないのか」である。事故直後、東北電力の生きている送電線からの電線の緊急敷設や巨大な発電機の搬入を試みていれば、何とかなっていたのではないか。電源車は役立っているのか。
事故後、危機感をもって「これがだめならこれ」と何重もの手段を準備してきたのだろうか。不十分ではなかったか。自衛隊や消防車の効果を期待するだけでなく、電源復活を最優先に、複数の手段を用意し、実施することだ。
最終更新:2011年03月18日 07:55