11_03_19AM

asahi_com(朝日新聞社):原発冷却作戦、東京消防庁の精鋭も参加 未明に放水実施 - 社会
http://www.asahi.com/national/update/0318/TKY201103180510.html
2011年3月19日1時5分

北沢防衛相、「決断」丸投げ 現職自衛官が悲痛な寄稿 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110319/plc11031901160000-n1.htm
2011.3.19 01:15
福島第1原発への海水投下をめぐり、北沢俊美防衛相が任務決断の責任を折木良一統合幕僚長に転嫁するかのような発言をしたことに対し、自衛隊内から反発の声が上がっている。
北沢氏は陸上自衛隊のヘリが17日に原発3号機に海水を投下した後、「私と菅直人首相が昨日(16日)話し合いをするなかで結論に達した」と政治主導を強調する一方で、「首相と私の重い決断を、統合幕僚長が判断し、自ら決心した」と述べた。
この発言について、ある自衛隊幹部は「隊員の身に危険があるときほど大臣の命令だと強調すべきだが、逆に統幕長に責任を押しつけた」と批判する。北沢氏は17、18両日の2度の会見でヘリの乗員をねぎらう言葉も一言も発しなかった。
首相も最高指揮官たる自覚はない。首相は17日夕、官邸での会議で「危険な中での作戦を実行された隊員はじめ自衛隊のみなさんに心から感謝を申し上げます」と述べたが、地震発生以来、一度も防衛省を激励に訪れたことはない。
こうしたなか、現職自衛官の悲痛な訴えが18日、インターネットメディア「JBpress」に載った。海水投下も記述したうえで、こう締めくくっている。
《隊員を喜んで死地に向かわせるのは、自衛隊最高指揮官である内閣総理大臣をはじめとする、防衛大臣などの各級指揮官の堅確な意志と熱誠を込めた言葉です。…死地に向かわせるなら、指揮官陣頭であるべきです》
首相、北沢氏は謙虚に一読すべきであろう。

福島第1原発:「冷却」「電源復旧」懸命に…事故1週間 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110319k0000m040125000c.html
現場では、重要施設の冷却作業と命綱の電源復活に向けて、作業員らが強い放射線にさらされながら緊迫した作業を続けている。

原発は一つのトラブルがあっても、別の仕組みで補い、高レベル放射性物質が外部に漏れる最悪の事態を回避する「多重防護」の考え方で設計されている。だが今回は、停電を補うはずの非常用電源が機能しなかった。電源喪失で、原子炉や使用済み核燃料プールの冷却が不十分になり、事故の連鎖を招いた。

毎日新聞 2011年3月18日 22時43分(最終更新 3月19日 1時18分)

asahi_com(朝日新聞社):予備電源変電設備までの受電完了 福島第一原発 - 社会
http://www.asahi.com/national/update/0319/TKY201103180618.html
2011年3月19日1時21分
東京電力は19日未明、爆発事故などが続く福島第一原発に電力を供給する送電線の復旧作業について、予備電源変電設備までの受電が完了したと発表した。送電が再開すれば、原子炉を冷却するために必要なポンプなどを動かせる可能性がある。

asahi_com(朝日新聞社):福島第一原発の作業員、100ミリシーベルト超え始める - 社会
http://www.asahi.com/national/update/0319/TKY201103180636.html
2011年3月19日2時30分

厚生労働省と経済産業省は15日、福島第一原発で緊急作業にあたる作業員の被曝線量の上限を100ミリシーベルトから250ミリシーベルトに引き上げている。

asahi_com(朝日新聞社):送電用ケーブル、19日中にも1号機と4号機へ敷設 - 社会
http://www.asahi.com/national/update/0319/TKY201103180637.html
2011年3月19日2時31分
東京電力は19日未明、予備電源変電設備までの受電が完了した福島第一原発で、同日中に1号機、4号機までの送電用のケーブルの敷設も完了させることを明らかにした。その後は、冷却に必要な機器が動くかを確認し、冷却システム全体が機能するかを見極めていく方針だ。

徹夜で1・2号機への送電線引き込み作業 日テレNEWS24
http://news24.jp/articles/2011/03/19/06178852.html
< 2011年3月19日 4:07 >

「東京電力」によると、福島第一原発の1号機と2号機へ送電線を引き込む作業は夜を徹して続けられており、19日明け方までに終わる見通し。また、同時に進められている4号機への送電線引き込み作業も、19日午前中には終わる見通しだという。
しかし、原子炉を冷却するためのポンプなどの装置は地震と津波の影響を受けており、電源がつながっても、正常に作動するかは現時点ではわからないという。

東電社長 事態収束に向け全力 NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110319/k10014775201000.html
3月19日 4時45分

東日本大震災:福島第1原発事故 米軍無人機の映像、日本政府が公開に慎重 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110319ddm012040016000c.html
http://megalodon.jp/2011-0319-0827-59/mainichi.jp/select/jiken/news/20110319ddm012040016000c.html
2011年3月19日6時0分
毎日新聞 2011年3月19日 東京朝刊

【原発】2号機まもなく外部から通電 福島第一原発
http://news.tv-asahi.co.jp/news/web/html/210319002.html
(03/19 06:08)
福島第一原子力発電所の事故で、原子炉などを安定的に冷却するために外部からの電源を復旧する作業が夜を徹して行われ、まもなく電気を通します。
電源の復旧工事は、冷却ポンプなど電気機器の被害が少ないとみられる2号機を優先して行われています。施設外部の送電線から仮設の配電盤まで約1.5キロのケーブルを敷く作業が夜を徹して行われ、まもなく電気を通す見通しです。しかし、冷却ポンプなどが正常に作動するか確認する必要があるため、実際に原子炉などの冷却が始まるまでにはまだ時間がかかるということです。
一方、東京電力の清水正孝社長は、1号機から3号機が事故の深刻さを示す国際評価で、1979年のアメリカ・スリーマイル島事故と同じ「レベル5」とされたことについて、「自然の脅威によるものとはいえ、痛恨の極みです」というコメントを発表しました。

電源復旧で緊急炉心冷却装置起動を…全力で作業 福島原発 特集 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20110319-OYT1T00156.htm
今、電源の復旧を目指した工事が24時間態勢で進められている。
この電源で、非常時に原子炉を冷やす中心となる「緊急炉心冷却装置(ECCS)」を起動し、さらに他の装置も冷却用に転用して危機の打開を目指す。
原子力発電所は、核燃料の出す膨大な熱で水を加熱して発電に利用し、高温になった水や水蒸気を冷却して余分な熱を安全に捨てるシステムだ。原子炉を停止させても、燃料は熱を出し続ける。使用済み核燃料も、一時貯蔵プールで発熱する。つまり、「冷却」は原発の生命線だ。それが今回の地震と津波で失われた。
電源の復旧は、その生命線を復活させるための第一歩だ。「冷却システムは、本来の電源が失われても、非常用電源は使えることを前提としてきた。その前提が崩れて厳しい状況に陥った。逆に電源が回復できれば、できることがたくさんある」と東電のある技術系社員は話す。

(2011年3月19日07時58分 読売新聞)

福島第一原発 「広報難しさ感じた」 福井 地域 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20110318-OYT8T00999.htm
(2011年3月19日 読売新聞)

東京新聞福島第一原発 冷却 迫る時間 通電・機器作動祈る核心(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2011031902000090.html
2011年3月19日
事故発生以来、青ざめた表情が続いていた東京電力の技術者の表情に、少し明るさがさした。福島第一原発の電源復旧工事が進み、1、2号機の冷却の見通しが多少なりとも出てきた。しかし、原子炉内の核燃料と使用済み核燃料は、熱と放射性物質を出し続けている。炉を冷やせ! 核燃料プールを冷やせ! 地上からの放水で時間を稼ぎながら、見えない破局のデッドラインと闘いが続く。 (原発事故取材班)

【放射能漏れ】未明の放水作業で放射線量が低下 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110319/dst11031908250015-n1.htm
2011.3.19 08:24

事務本館北側の計測結果によると、18日午後8時の3611マイクロシーベルトから、19日午前1時50分には3181マイクロシーベルトまで低下した。

「自衛隊、ヘリで原子炉建屋内の温度測定」 News i - TBSの動画ニュースサイト
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4678041.html
19日午前7時前、自衛隊のヘリコプターCH-47に自衛隊の技官が乗り込んで、上空からサーモグラフィーを使って、第一原発の3号機・4号機・2号機・1号機の順で、原子炉建屋内の温度の測定や、写真撮影が行われました。

電源復旧作業が続く中、内部の状況が今どうなっているのか、詳しく分析するための情報収集が期待されます。(19日09:00)

機器類正常に動くか?電源復旧への課題 社会 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110319-OYT1T00210.htm
東日本巨大地震で被災した東京電力福島第一原子力発電所で、電源を復旧させる懸命の作戦が続く。
大きな津波に襲われて損傷し、水浸しになった機器や設備は正常に働くのか、慎重な点検が求められる。どのように送電工事は進み、復旧に向けて、乗り越えなければならない課題は何か。
▼強い放射線
福島第一原発に外部から電源を供給する工事は急ピッチで進んだ。原子炉建屋付近では毎時10~20ミリ・シーベルト(17日午前11時時点)という強い放射線にさらされながら、懸命の作業が続く。東電はまず、津波の冠水を免れた2号機の電源を回復させた後、同じ電気系統にある1号機に供給し、系統の異なる3、4号機には別の送電線を敷く計画だ。
電力供給で大切なのは電圧の調整。東北電力の高圧線の6万6000ボルトを、所内の変圧施設と、2号機の変圧器を介し、480ボルトまで下げる。
第一原発がある地域は東北電の供給エリアで、もともと原発建設のため敷地内に作った東北電の高圧線が残っていた。高圧線がつながる変圧施設から2号機建屋までの直線距離は約400メートル。だが、周辺には爆発した原子炉建屋のがれきが散乱。通行可能な安全な道路に沿ってV字形に大きく迂回(うかい)して敷設せざるを得ない。送電線の総延長は1480メートルに及ぶ。
1回の作業に従事できる人数は20人で、作業員総数は160人。工期短縮のため、鉄塔は建てず、地面にはわせる方法をとった。
送電線は直径約14ミリのケーブル3本をより合わせたもので重量もある。そのため、車を使って引きずるようにして敷設している。1号機の北西に仮設の分電設備を備えた車を配置。1号機のタービン建屋内を通って、2号機タービン建屋内の変圧器まで達する送電線を敷設する計画だ。
電源復活をめざす1、2号機は、地上から放水している3号機に隣接している。経済産業省原子力安全・保安院によると、3号機に触れて飛び散った水に放射性物質が混じり、敷設工事の作業員にかかる可能性もあり、放水と敷設の「同時進行はできない」という。作業は容易ではない。
▼浸水の影響
通電に向けて克服しなければならない課題は少なくない。
東電が16日午後、陸自ヘリから撮影した映像には、津波で流された船があおむけになって、原子炉建屋の脇に転がっている様子が映っている。このため、近畿大学原子力研究所の杉山亘講師は、1号機の建屋内に大量の海水が流れ込み、1階部分にあった電気系統が浸水してしまったとみる。
この場合、水が引いたとしても塩分が付着しているため、通電したとたん、電気系統がショートを起こして新たな火災が発生しかねない。ポンプで排水し、電力系統を洗浄しなければならない。
また、原発設計に詳しい石井正則・元石川島播磨重工業技監は「建屋内に水素がたまっていれば、水素爆発を避けるため、まずは排気系を動かす必要がある」と指摘する。放射能が高い現場での作業が困難を極めるのは必至だ。
通電に成功しても、冷却する機器に故障があれば、原子炉から熱を奪えない。冷却水を貯蔵しているタンクが壊れていれば、新たな水源として、海水をポンプで引く必要がでてくるかもしれない。
石井さんは「原子炉に水を注入するポンプや配管の電動弁がきちんと動くかどうか。海水の影響や長期間止まっていた影響があるかもしれない。作業員の被曝(ひばく)を避けるため、作業時間は限られる。電源確保の準備を進めながら、同時にポンプなどの点検を行う必要がある」と話している。
(2011年3月19日09時15分 読売新聞)

「福島原発放水続く、冷却機能復旧に全力」 News i - TBSの動画ニュースサイト
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4678040.html
燃料棒が露出し放射性物質が大量に放出される恐れが高まっている3号機に対し、自衛隊などによって2日間、地上からの放水が行われました。
放射線量の量は放水前は、1時間あたり3484マイクロシーベルトだったのに対し、放水からおよそ2時間後の18日午後5時頃には5050マイクロシーベルトという値が、一時、計測されました。東京電力では放射性物質が放水によって巻き上げられた可能性を指摘しています。

東京消防庁は19日正午から放水を再開する予定です。

東京電力は電気が通じたあと、ポンプなどが正常に動けば原子炉や使用済み燃料プールの冷却機能を最優先で回復させたい考えです。
また、東京電力は6号機の非常用発電機が1台復旧したと発表し、これにより使用済み核燃料プールの温度上昇が懸念されていた5号機、6号機について、使用済み燃料プールへの安定した給水が見込めるとしています。(19日09:15)

福島民報新聞速報ニュース|トップニュース
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4147&blockId=9805567&newsMode=article
知事、防災担当相に怒り 
「情報が遅い。原発災害を今すぐ終結させろ」。佐藤雄平知事は18日、福島市の県自治会館に設けられた県災害対策本部で被災地の南相馬市を視察したばかりの松本龍防災担当相に怒りをぶつけた。顔色を失った松本防災担当相は言葉を失った。
佐藤知事と松本防災担当は、かつての民主党の同僚国会議員。しかし、大臣を迎えたのは再会を喜ぶ言葉でなく目を血走らせる形相の知事だった。「一刻も早く、原発災害を止めろ。風評被害を食い止めろ。避難所の病人を助けてくれ」。勢いに押された大臣は、顔をこわばらせ「頑張る」と答えるのが精いっぱいだった。終了後の記者会見も早々に切り上げた。
佐藤知事の怒りは収まらない。大臣との会見内容を伝える記者会見には、勢いづいて予定時刻前に執務室を飛び出した。
大震災発生から1週間。地震、津波、原発の「三重苦」に加え、本県への風評被害が拡大の一方だ。佐藤知事は会見で「福島県は40年間(原発によって)、電力を首都圏に送り日本経済を支えてきた。日本中が真摯(しんし)に(福島の災害に)向き合ってほしい」と、後手後手に回る政府対応などに注文を付けた。
(2011/03/19 09:27)

福島第1原発:1~4号機の内部温度測定 炉内の状況分析 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110319k0000e040022000c.html
毎日新聞 2011年3月19日 10時32分(最終更新 3月19日 10時49分)

【放射能漏れ】福島第1原発1~4号機は今? - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110319/dst11031910540025-n1.htm
2011.3.19 10:52

asahi_com(朝日新聞社):19日にも1・2・5・6号機へ送電復旧 福島第一原発 - 社会
http://www.asahi.com/national/update/0319/TKY201103190134.html
2011年3月19日11時11分

19日、電源復旧作業が進められ、同日にも1、2、5、6号機へ送電できる見通しになった。3、4号機でも20日までに送電できる見通し。電源が復旧すれば、冷却水を供給して核燃料を冷やすことができ、現在の危機的な状況から脱することができる。
東電によると、17日に始まった電源復旧作業は夜通し続けられた。40年前、原発建設時に使った東北電力の送電線から1、2号機まで仮設ケーブルを引き込んだ。作業員の被曝(ひばく)を避けようと、巨大な糸巻きのような500メートルのケーブル三つ、計1.5キロ分を、山側を大きく迂回(うかい)して構内の道路沿いに引いた。
3、4、5、6号機はこれとは別に、東京電力の自前の送電線から仮設ケーブルを引き込む。5、6号機は19日中に、3、4号機も20日に作業が終了する見通しという。
電源をまず引き込むのは2号機。原子炉内の核燃料の一部が露出し、原子炉を覆う格納容器につながる圧力抑制室が破損しており、放射性物質が外に漏れている恐れがある。
消防用ポンプで水を原子炉に注入することが試みられているが、大容量の電源が復活し、ポンプを動かして大量の水を供給することができれば、核燃料を冷やすことができる。
危機的な状況にある1~4号機のうち、2号機は唯一、原子炉建屋が爆発せずに残っている。関係者の間では、2号機の爆発も時間の問題と思われていた。建屋を調べると、思ったより被害が少なかった。複数のポンプについても電気系統が正常らしいこともわかった。
ただ、電源の回復は危機を脱する第一歩に過ぎない。ポンプを動かすためには、ポンプそのものを冷やすポンプを動かし、多くの弁をきちんと作動させる必要がある。電源を入れて作動させる前に、一つ一つ確認する作業も必要だ。ポンプが損傷している場合に備え、代替用の仮設ポンプはすでに準備している。
東電原子力設備管理部の小林照明課長は「すんなりうまくいくかも知れないが、一部でもダメな装置があると、一つ一つチェックして切り離して別の方法で作動させないといけない」という。
経済産業省原子力安全・保安院によると、その作業が終了して原子炉にいつ水が注入できるかは「機器の損傷の度合いがわからないので、現時点ではまだわからない」としている。
5、6号機は19日、緊急時に使う発電機を一部復旧させたが、いずれにしても本格的な電源復旧が必要な状態だ。

【原発】1、2号機冷却いつ回復…不測事態へ懸念も
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210319017.html
(03/19 11:48)
【原発】1、2号機冷却いつ回復…不測事態へ懸念も(03/19 11:48)
福島第一原発で、5号機を安定的に冷却する機能が初めて回復しました。より心配される1号機と2号機については19日中に電気が通る見通しです。
(Q.心配される1号機と2号機の冷却機能が回復するのはいつになるでしょうか)
冷却システムがいつ回復できるのか今のところなんともいえない状況です。ただ、電気が通ることによってその可能性が大きく開けてきたといえます。地震の揺れだけではなくて、津波によっても大きな被害を受けていますからどの装置が使えないのか、あるいは使えるのか今のところ分からない状況です。ただ、電気が通ればそのへんがはっきりしてくるために次の対処のしかたが見えてくると東京電力も説明しています。それから、1号機、2号機、3号機とも炉心を海水で冷やしていますが、塩分濃度が上がれば問題も出てくるために東京電力は、冷却システムが使えるようになれば、海水から真水に変えたいとしています。ただ、懸念があるのは2号機です。壁に穴はあいているのですが、屋根はまだ残っている状況です。もし、屋根の上部に水素が溜まっていれば、通電することで、1号機、3号機と同じな爆発を起こすのではないかという指摘も出ています。しかし、東京電力は水素はたまっていないのではないかという見方を示している。また3号機、4号機も20日には電気がつながる見通しで、放水作業を急いでいる3号機と4号機の使用済み燃料プールも、冷却が進む可能性が出てきます。冷却システムが動くかどうかが今の最大の焦点で、もしうまくいけば、危機をひとヤマを越えることになりそうです。

福島第1原発:1、2号機通電へ 非常用発電機が一部起動 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110319k0000e040060000c.html
6号機で、2台ある非常用ディーゼル発電機のうち、津波で止まっていた発電機を点検したところ、起動することができた。また、使用済み核燃料プールの温度が上昇しつつある電力を共有している5号機でも、プールを冷却するポンプが稼働した。
保安院は「原子炉建屋に外部電源が入れば、多くの機器が動く。地震などの影響で動かないものも多いだろうが、うまく電源をつなげて作業を行いたい」としている。

毎日新聞 2011年3月19日 11時49分

5号機 朝からプールを冷却 NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110319/t10014778301000.html
3月19日 11時49分

6号機では、もう1台、別の発電機が動くようになったほか、5号機では、冷却用のポンプ1台が新たに動くことが確認できたことを明らかにしました。このため5号機の使用済み核燃料のプールの冷却を19日朝5時ごろから始めたということです。

3月19日 11時49分
福島第一原子力発電所には、電機メーカー各社も技術者を派遣し、防護服を着ながら復旧作業などに当たっています。
このうち「東芝」は、原子炉の格納容器に詳しい設計者や電気系統の専門家など、福島第一原子力発電所の保守点検などに当たってきたおよそ100人の技術者を派遣し、東京電力とともに冷却ポンプの復旧作業を行っています。また、東京の東京電力本店や首相官邸にも原子力発電所に精通した社員を派遣するなど、およそ700人が現地の作業を支援する業務に当たっているということです。「日立製作所」は、冷却ポンプ用の電源を確保するため、東北電力の送電線から発電所に電線を引き込んだり、施設の中の分電盤を設置したりする工事を行うため、80人の社員を現地に派遣し、作業を行っているということです。さらに、プラントの設計者など原子力発電所の構造に詳しい技術者およそ1000人も、茨城県日立市の拠点などで、こうした工事を支援する業務に当たっているということです。現地に派遣されたメーカーの社員は、放射線を計測しながら防護服を着て作業を進めているということです。

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最終更新:2011年03月19日 05:07