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2017 静岡男ばっかり5人旅 リスナーA

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ganajo

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だれでも歓迎! 編集
2017.05.05-05.07
静岡【沼津-伊東】なまオフ


2017年のゴールデンウィークも中ほど、今回のなまオフが始まる。


+ 1日目(5月5日 金曜日)
旅行するなら車があった方が便利、と思い今回も車で参加。
静岡は初めていく土地で、距離感もルートもなにもない。
ゴールデンウィーク真っ只中だと高速も心底混んでいらっしゃるだろうと警戒して、集合時間12:00に対して7:00発という超万全な態勢をとった。
東北道 > 圏央道 > 東名道というルートで、案の定圏央道の八王子JCTで渋滞。
ただそれ以外は大変スムーズだったので、集合場所である三島駅付近に11:00には到着。
皆の到着を待つ。

待ってる間スマホをぽちぽち、なんとなく眺めているとかろひさんがかろひっていた(要約:13:30着と勘違い)
さすが旧ラ民。いやさすがかろひさん。


ぼちぼち皆が集まり、まずは腹ごしらえをと周辺を散策。
近くに三島大社があるせいか、どえらい混雑具合。少し離れた場所へと移動。
その中で、じゆにちがある程度目星をつけてくれた定食屋「梅よし」へ。
駅からそこそこ離れてしまったが、かろひさんを待たせる方向で皆合意。  

店の外観はなかなか老舗っぽい風体、店内もいい雰囲気。
私はまぐろの照り焼き定食、セギナーさんは煮魚定食(刺身付き)、じゆにちはラーメン定食、ボーイはカツカレーラーメン。
カツカレーラーメン、かなりのインパクトである。混ぜこぜだ。カツにカレーにラーメン。やりすぎ。
まぐろの照り焼きは薄めの味付けで、大根おろしと醤油がないとちょっと味気ない。
でもなかなかボリュームがあるため満足度は高い。
ボーイは終始、カレーの味しかしない、味の逃げ場がない、とうめき声をあげる。


退店後、かろひさんを迎えに行く。
駅へ着くとかろひさんっぽい後姿の人を発見。
正面を向くとちょっと違う。気を付けろ!にせかろひだ!
無事本物のかろひさんを発見し、いきさつを聞くことに。
  • サラダチキンを食べてたらハトが死んでいた。
  • Twitterが突然接続不能になり、状況が分からなくなる
かろひさんがアクションを起こすと何かしら不幸が起きるらしい。


~~
今回の目的地のひとつ、沼津港へ向かう。
道中、今日の宿があやふやであるということで駿河健康ランドへ直接TEL予約。
じゆにちに予約を取ってもらうも、
「男ばっかり5人です」
と返答する。
”ばっかり”はやめろ。男5人です、でいいだろうが。


沼津港はバカみたいに人が多く、駐車するために誘導されていくと最奥と思しき場所へ。
メインの通りからみるみる離れていく。
これがかろひパワーだよ。
結局メイン通りまで500mくらい歩くことに。


まずは沼津みなと新鮮館へ。
ボーイの目的である例のCDを探すことに。
しかしどこのお店にも置いていない。
若干古いのでもう売っていないのかも、と一度新鮮館を後にする。

表では大道芸のあんちゃんが誰も見ていない中ジャグリングを披露。
ポトポト落としてはかっこよく足で拾う様はなんとも形容しがたい気持ちになる。


次はエリア内に併設されている深海水族館へ。
ここも大混雑。建物自体は小さいがそれをぐるっと囲むように待機列がある。
50分待ち、とのアナウンスに若干抵抗感があったが、せっかく来たのだから並ぶのは当然。
待っている間も壁には深海生物の説明が貼ってあり、あまり退屈せずに待つことができた。

待機列の向かいでビールが販売されていたため、自然な流れでかろひさんがそれを購入。
もうすぐ入館だというのに蓋を開け飲み始める。
当然すぐには飲み干せないので自前のカーディガンで隠しながら館内へ。この人・・・。


いざ入館。館内も人がごった返しており、自由に見学はできなさそう。
1階と2階に分かれており、小さい水槽が細かく展示されている。
当然のように中は薄暗いのだが、水槽内はきれいにライトアップされている。

ルートに沿って順々に水槽内を覗いていく。
水槽内は見れるが、解説を読もうと思っても流れが早くて読み切れない。
写真を収めるので精一杯であった。
こういう博物館とかは時間も人も気にせずのんびりゆっくり見ていたいなぁ。

でもやっぱり深海生物を直に見る機会など早々ないので、テンションは上がり続ける。
そこにきて、超巨大な水槽内に「タカアシガニ」登場。
あまりの大きさに、でけぇ・・・以外の語彙がなくなる。
これはカニではなくモンスターだ。


その水槽の横にはレンタルビデオ屋の18禁コーナーを彷彿とさせるような暖簾があった。
ドキドキしながら入ると真っ暗な中にポチポチと蛍のように光るナニカがいる。
光る魚がいるらしい。かなりデリケートなんだとか。
きれいだなぁ、と思い見ていると突然明かりが。
犯人はじゆにちのフラッシュ。とんでもねぇよ。
なんとなくおさかなさんたちにわるいことしたなぁ、と思いそそくさとその場を離れる。


2階へ行くと、大きなシーラカンスの冷凍保存体が出迎えてくれる。
シーラカンスってまだ現存してるなら、生きてるやつを展示できないんですかね。
条例とか?


さらにダイオウグソクムシの大群が。
これは見る人によってはかなりクるものがある。
多脚系の虫がわんさと、しかもでかいときた。
でも見る角度によってはカワイイ。


2階は基本的に標本系の展示が多い。
正直深海生物を眺めた後に標本などの動かないモノを見ても満足できない。
ここはちょっともったいなかったなぁ。

おみやげコーナーも併設しており、ここも人でごった返していた。
なかなか目を引くモノが多く、個人的にメンダコのぬいぐるみとダイオウグソクムシのペーパークラフトを購入。
他にもメンダコのがま口やダイオウグソクムシの茶こしなどがあり、後ろ髪を引かれながらも上記だけで我慢。


深海水族館、かなりの満足度である。
小さいながらもシンプルにまとまっているので空いていれば最高だったろう。






この時点で4時~5時、市場の店々はぼちぼち閉店し始め、人もまばらになってきた。

ボーイがどうしてもCDを諦めきれないとのことなので、二手に分かれて探索することに。
自分はじゆにちとともに再度新鮮館を探ってみる。
改めてネットを調べてみると、どうもインフォメーションセンターでもらえるらしいとの情報が。
誰もいないカウンターを覗き込むと、無造作にCDが置いてあるではないか。
しかし誰もいない。来る気配もない。
じゆにちが適当な店員さんに確認してみると、もうこの時間になると帰宅してしまうらしい。
目の前にあるのに!カウンターは鍵がかかっている!なんというジレンマ!
再びじゆにちが店員に確認すると、勝手に中入って取っていいよと。
いや~それはさすがに抵抗が・・・と思ったらじゆにちは堂々とカウンターを乗り越える。

一緒にいてすごく恥ずかしかった。まばらとは言えまだ他にも人がいるのに。
だから他人のふりをしました。


他人のふりが申し訳なかったので静岡茶(冷)をおごり、ボーイに戦利報告。
しかしCD1枚では満足のいかぬ殿はさらに持ってまいれ!と激昂。
じゆにちは再びカウンター内へ侵入するのであった。


私とかろひさんはその場にいたくないため、新鮮館を出て外で待機。
そして先ほどの大道芸のあんちゃんを見ると、大量のお客に囲まれているではないか。
それほど時を経ずして彼は人気者になっていた。
その時はディアボロを披露しており、ことあるごとに「拍手するタイミングは~~・・・ここです!」ドヤァ
と、うざい口上を何度も繰り返していた。
調子に乗った彼はまだ練習中の技を披露するらしく、いきなり大技っぽい動きを始めた。
しかし1回、2回と失敗し、3回目でようやく成功した時、観客の拍手はまばらだった。


ボーイが満面の笑みでくすねた3枚のCDを見せてくれた。
何が彼を突き動かすのか。


このタイミングで夕飯をどうするか会議が始まり、宿泊先で食うか、買って帰るか、この場で食べるかの3択。
とりあえずこの市場で食べよう、と歩くがすでに大抵のお店はシャッターを降ろしている。
なんとなくで旬彩街(市場の一角)にあるお蕎麦屋さんで早めの夕食を取ることに。


時間も時間、客は一人もおらず、少し寂しく席に着く。
メニューを吟味していると、少々食い気味に店員さんが注文を取りに来た。

私とかろひさんが二色せいろ、セギナーさんがカレー丼、ボーイはにしんそばならぬ炙りトロサバそば。
じゆにちは何食ってたか覚えてない。
二色せいろの汁は白く透き通ったもので、みりんっぽい風味を感じる。
味はそこそこ、沼津で食うべきものではない。



店を後にし、一路ホテルは駿河健康ランド。
意外と距離があったが、途中富士山を眺めながら先ほどのCDを流して悦に浸る。
NUMAZU LOVE STORY


人生初の健康ランドのロビーで驚いたのは、入り口からすでに超にぎやかであったこと。
人の往来も激しく、皆一様にオレンジ色の服をまとっている姿はさながら囚人のようであった。
あれ着るのぉ?と思いながらも部屋へと向かい、なかなか良さそうな一室に皆満足。
ベッド2、布団3のジャンケン勝ち取り戦を勝利した私はベッドを選択した。


ご自慢のお風呂へと向かう。
すごい数のロッカーに圧倒されながらも浴場へ。
体を洗う所はひとつひとつついたてがあり、プライバシーにも配慮。さすがや。
健康ランド童貞の私はとりあえずセギナーさんについて回り、何種類かの風呂を楽しむ。
サウナアレルギー(苦手なだけ)なのでサウナは避け、それほど熱くない風呂ばかり入る。

浴場をうろうろしていると係りのおばちゃんが場内を片付けており、
その時私は(おばちゃん、ちんちん見放題やなぁ・・・)と思いました。


一通り満喫したので私だけ一足先に部屋へ。
帰りしなにコーヒー牛乳を一杯。なんでも揃ってるわここ。



5人が集まると、ぼちぼちボードゲームが始まる。


最初にプレイするのは「そっとおやすみ」
ドイツで発売された後再販されることがなくプレミアがついていたそうだが、
この度すごろくやが日本語訳を行い、再販されたものがこちら。

ルール:
それぞれ帽子の違う坊や達を4枚揃えるために、いらないカードを隣の人へ送る。
4枚揃えたら誰にも気づかれないようにそっとカードを伏せていく。											
ぜんぜん気付かず一番最後に伏せた人がそのゲームのお寝坊さん、お寝坊カードを取得。
最後に一番お寝坊カードを集めてしまった人が負け。

一番最初はじゆにちがまったく気付かずにフィニッシュ。
ただ次からは全員が超警戒モードに入り、誰が伏せるんや・・・と雰囲気が一変。
案外カードが揃いやすいことからルールを追加してプレイする。
一発目のゲームとしてはそこそこ盛り上がった。



2つ目は「エセ芸術家ニューヨークへ行く」
ボーイが気になっていたゲームで、かろひさんは経験済み。

ルール:
出題者は小さいボードに皆に描いてほしいお題を記入する。
しかし1人だけ白紙のものを渡す。
1人ずつ画用紙に一筆ずつ記入して、お題に近しい絵を作っていく。
しかし白紙を渡された「エセ」プレイヤーは何を描くか分からないため、
他の人の絵を頼りにそれっぽい一筆を追加していくことになる。
2順して絵ができあがったら、誰がエセだったのか投票をする。
見事エセを的中させた場合、今度はエセの人が何の絵だったのかを答えるフェイズに移る。
エセが正解すればエセと出題者の勝ち、というもの。

一番盛り上がった。
エセが回ってきた時、マジで何の絵を描こうとしているのか分からなさすぎて頭が真っ白になる。
そして皆は「あ~そう来たか~」「そういう視点もあるよね」というリアクションを取り、余計混乱する。
ただ一回エセとバレたがお題を言い当てることができた。この勝利は気持ちいい。
ボーイも一度言い当てたので、割といいバランスのゲームのようだ。



3つ目はおなじみ「DIXIT」
前回の山形オフの時にサムキャプテンが「ブラジル」を生んだ奇跡のゲーム。

ルールは前回のなまオフ参照のこと。

俺はこのゲームが弱い。裏を読もうと思ったり、回りくどい説明をしてしまったり。
それでも面白いゲームだと思う。
かろひさんによる「殺す」「愛」も生まれ、こうして伝説を作ってく。

【愛】



お次は「インフェルノ」
絵がカワイイ。そして少しエロい。Superlogという日本の方らしい。http://www.superlog.info/

ルール:
縛りのきついUNO。
1~5が記載された赤・青・黄・緑・黒のカードを使用。
場には一枚の表示札があり、プレイヤーはそのカードと”同じ数字”か”同じ色”しか出せない。
(同じ色の場合は数字は関係ない)
手札からカードを出せなくなった時か、あるいは任意で、場のカードを引き取ることができる。
最終的にこのカードを計算して得点が高くなってしまった人が負け。

なんとなく思い通りにカードが出せずやきもきする。
これを出そう!と思っても手前の人がカードを引き取ってしまうと作戦が崩れ、あれよあれよと負けパターン。
割と運要素が強め。でもシンプルながら結構面白い。



最後は「ジャングルスピード」

ルール:
中央に山札と木でできた棒を置く。
プレイヤーに伏せた状態でカードを配り、最初のプレイヤーがカードを表にして場に出す。
順番にカードを場に出し、それが他に見えているカードの形と同じであれば中央の棒を取る。
棒を取るのは同一のカードを出している人とその時出した人。
棒を取られた側は場に出ているカードを全部手札として、ゲームを再開、山札を無くした人が勝ち。

神経をすり減らすゲーム。でもすごい好み。
カードの模様は似たような絵柄ばかりで、よーく観察していないと間違える。
チョンボをした場合、場のカードを全部引き取らなくてはならないのでさらに慎重になる。
こういうケガをしかねないゲーム、好きです。



最後に神経を使うゲームをやったため皆へとへとに。
このまま就寝。


+ 2日目(5月6日 土曜日)
誰かのアラームで目覚める。
一度も目を覚ますことなく爆睡していたようだ。

いや、アラームで起きたと思ったが、じゆにちが飛び上がったように見えて、それに反応して起きたような気もする。
そして起き抜けにペラペラと大ボリュームで話し始めるじゆにちはうっとうしいことこの上なかった。
0か1かしかないんか。

皆モソモソと起き始め、ボドゲで掻いた汗を流しに朝風呂へ。
人も少なめで快適。


その後は朝食バイキング。
よくあるホテルのバイキングだ。種類も多い。
朝はほどほどしか食べられないので、控えめに。
サラダを多めに食べたくて盛ったはいいがドレッシングをかけすぎてしょっぱい。
あとさつまいもはニッキ臭く、切り干し大根は思ってた味付けと違う。
まぁ、バイキングってこういうもんだよね。

ボーイはやんちゃなバイキングをしていた。



準備もそこそこ、朝飯も食った、さあ次は!?
昼飯だ!!


静岡といえば「さわやか」のハンバーグ。
わたくし、恥ずかしながら全然知りませんでした。
皆の話を聞くに、どえらい混むとのこと。
ネットで調べるとすごい店舗数じゃない。これが全部混むというのか。
噂の真相を確かめるために、店に行くことにする。

健康ランド~当日の観光目的地からちょうどいい場所にある、さわやかの長泉店へと向かう。
それでも片道3~40kmくらいあった気がする。
腹ごなしにはちょうどいい。


店舗開店11:00に対して、10:30頃到着。
すでに備え付けの駐車場は8割がた埋まっており、その人気ぶりを現すものとなった。

なんとか我々も駐車でき、店内へ名前を記入するためにじゆにちを派遣する。
結果、入店は1時間以上待ち、とのことなのでさわやかの向かいにある家電量販店「Nojima」へ。
どうやらさわやかは混雑するとこの電気屋に駐車させているらしい。(契約してるっぽい)
待ち時間を有効活用できるのはいいですね。有効かどうかはわからんけど。

電気屋にきたらまぁ当然マッサージチェアでしょ、ということで直行。
それほど大きい店舗でもないのにマッサージチェアの充実っぷりがすごい。
これもさわやかの影響力なのか。

マッサージチェアに乗っていると少々眠ってしまった。
そこで見た夢・・・
ボーイ「そこの棚にあるイチゴ取ってくれません?」
私「(えぇ・・・これキャンドルなんだけどなぁ・・・まぁいいや)どうぞ」
ボーイ「パクッ」

大変どうでもいい夢、なぜかこれをボーイに報告する。寝ぼけていたと思う。


いよいよさわやか入店が近づく。今か今かと待ちわび、興奮も頂点に達したころ座席に通される。

メニューにはハンバーグの他にステーキなどもあり、それほど特筆すべき点はないように感じた。
当然一番人気の「げんこつハンバーグ(250g)」を注文。
なぜかじゆにちだけ「よくばりコンビ(ハンバーグ125g、チキン110g)」を注文。なぜ?
あとは各々サイドメニューを注文し、待機。待ち遠しい。
店内はわざと換気を不十分にしているのか、煙がもうもうと立ち上っている。
それがもうなんと食欲をそそることか。

いよいよハンバーグ様が運ばれてきなすった。
あれ、真ん丸だわ。それほど大きく見えない。
と思ったら店員さんが真ん中からザクッと真っ二つに。そして鉄板にギュウギュウ押し付ける。
お汁が、溢れてくりゅ。
すごいすごい。これはもうパフォーマンスだね。

そしてハンバーグへナイフを通す・・・通らない!?
ハンバーグなのに固いぞこいつ。
なんとか切って一口・・・・・・歯ごたえがすんごい。
まさしく"肉"とはこれのこと。ハンバーグの概念を根底から覆した。
肉の味もしっかりしており、オニオンソースの濃い味にも負けていない。


これは美味いわ。これは並ぶわ。
大行列に合点のいった我々は一心不乱に貪り喰らう。
正直朝食からそれほど間を置いているわけではないので空腹ではなかったのだが、
完食しても少々物足りないほどであった。


興奮冷めやらぬまま店を後にし、体中からさわやかな匂いを発しながら次なる目的地「まぼろし博覧会」へ。



長泉から伊東まではそこそこ距離があるため、下道をのんびり走り続ける。
道すがら、偶然「韮山反射炉」という看板を見かける。
看板にはとても異質な形をしたオブジェが映っており、興味をそそられる。
とそこでかろひさんが「反射炉ビヤ」というものを知っているらしく、そこで作っているのでは?ということで目的を変更して反射炉へ向かう。

反射炉がある敷地はとても小奇麗にまとまっており、行楽にはもってこいな雰囲気。
まずは入り口付近にある建物でチケットを購入。
館内では韮山反射炉のいきさつや原理などを詳しく解説しており、完全なる無知軍団の我々はまずここで学ぶ必要があった。

案内のおばちゃんが、もうすぐ上映会をやるというので見に行く。なんの上映会ですか?ナニモワカラナイ。
映像は韮山反射炉がどういった仕組みで大砲を作るのかをフルCGで解説してくれるものだった。
なかなかの映像美。
大砲という、なんとも男心をくすぐる兵器の制作過程を知るのはなかなか興味深いものだ。

急に来訪した割に結構楽しめた。
実際の反射炉を修復したものも展示されており、なんとなくモダンな建築物もかっこよく見える。



敷地内ではおみやげコーナーとビヤホールがある。
おみやげコーナーではほとんどのモノに「反射炉」と冠されていた。
脳死ネームも甚だしい。
さっきまで車内で「さわやか」としか喋れなくなっていた我々と大差ない。


またふらっとビヤホールを覗いてみると、さも当然のようにかろひさんがいた。
血液ビールフグはここで点滴をするみたいですね。

売店では「反射炉まん」と銘打った肉まんが売り切れていたため、ぶーぶー文句を言いながら外へ出る。
しょうがないので露店のたい焼き屋さんで栗入りたい焼きを買おうとしたらまたも売り切れ。
しぶしぶ普通のたい焼きを食べる。

皆が来るまでぼーっと椅子に腰かけ、風が強いなぁと思いながらスカートの女の子を凝視していた。


それぞれが色々と満喫した反射炉を後にして、ようやくまぼろし博覧会を目指す。



そこは思ったよりも山深い場所にあり、ぐんぐんと蛇行した山道を登っていく。
そしてようやく辿りt・・・うわなにこの入り口。
山の緑が一転、けばけばしい装飾を施された謎の施設が姿を現す。

全員口々に驚きの声を上げ、恐ろしく異様なまぼろし博覧会へと歩み寄る。




入り口には館長の「セーラちゃん」がいて、来る人すべてに名刺を渡していた。
女装したおっさん。
すごい。

入り口の階段を上り入場券売り場を目指すが、もうすでにすごい。
もう、なんか、よく分からないオブジェがいっぱい。
すごい。

入場券を買おうとしたら、ものすごーく普通な対応をするあんちゃんが出てきて面食らう。
普通の人で面食らうってなんだよ。
このあんちゃん少し冷めてる。


さて、このまぼろし博覧会、実に3つのゾーンから構成されている。
1.密林にたたずむ大仏と古代文明
2.昭和の時代を通り抜け + 悪酔い横町(未確認生物)
3.魔界神社 祭礼のゆうべ


まずは第1のゾーン「密林にたたずむ大仏と古代文明」

その名の通り植物園の温室のようなところに、様々な遺跡のミニチュアなどを展示している。
また入場して最速で目に入るのが超巨大な聖徳太子像だ。
もうとにかく馬鹿。サイズ馬鹿。何考えてんだ。
他には金剛力士像やエジプトの神々など、割と節操ない。
1のゾーンはそれほど圧倒されない。まだジャブだ。



第2のゾーン「昭和の時代を通り抜け + 魔界神社 祭礼のゆうべ」

最初は昭和時代の貼紙や看板、衣装などがガラスケースに展示されている。
奥に行くにつれ徐々に時代が進んでいく構成。
戦艦や戦闘機の模型などもたくさん展示され、博物館として普通にレベルの高いものになっている。
また本物のインベーダーの実機が置いてあり、プレイすることもできた。
しかしあまり昭和に思い入れがないせいか、とりあえず展示されているマネキンの乳首を探すことしかしてなかった。






次に悪酔い横町。
ここから凄まじく狂気が進んでいく。
最初ここが第3のゾーンかと思っていたのだが、とんだ思い違いだった。

大量のマネキンの残骸を奇妙に組み合わせたり、ぼろっぼろの機材をうず高く積み上げたり。
とにかく言葉に困る。SAN値ももりもり減る。
ここで大量のMPを失ってしまったため、疲労困憊となる。






そこにきて第3のゾーン「魔界神社 祭礼のゆうべ」
もう最後は悪ふざけのオンパレード。世界中の性事情やらペニスやら。
はたまたホラーな展示や猟奇的な展示。
勘弁してくださいよ。




へとへと。
もうへっとへと。
噂に違わぬ醜悪ぶり。
序盤はよかったんだけどね。
さわやかな風はどこへやら。


帰り際にセーラちゃん(館内のあちこちに写真とか看板があった)が全力でバイバイしてくれた。
一緒に写真撮ればよかったなぁ。後悔。



疲労に包まれたまま、かろひさんはここで帰宅。伊東駅で降車。
電車を乗り過ごさないようにということだけを心配し続けていた。



残り4人でハトヤホテルへと向かう。
ここもものすごく急な斜面を登って行ったりと、なかなかデンジャラスな土地だ。

ハトヤホテルのフロントへ。
床が全部カーペットじゃよ。すごい。

そして通された部屋は7階の一番奥。
広い部屋に街を一望できるいい景色。備え付けのお風呂も檜?でできている。
エアコンをつけても臭くない!でも温度設定は4種類しかない。
あと老舗ゆえにWi-Fiもなし。残念。
でもレベルの高い部屋に一同満足である。




ご自慢のお風呂へと向かう。
浴場は3種類の温泉があるらしいが、どれも熱い。
疲れきった体にこの熱さは毒だ。
一番温い風呂へ。それでも熱いぞ。長湯はできん。
さっと湯通し、わりかし早めに脱衣所に戻る。

そしていざ部屋へ戻ろう、と思ったらボーイがいない。
鍵関係はボーイが管理していたのだが、辺りを探しても見当たらない。
先に帰ったのだろうと思い部屋へ戻るのだが、案の定開いてない。
待ちぼうけもアレということで、じゆにちが再びお風呂へ探しに行く。
しかし10分もするとボーイだけがひょこっと帰ってきた。
予想通り行き違いがあったようだ。これだからじゆにちは。


そして今回楽しみにしていたバイキング。
南蛮渡来が踊りそうな渡り廊下を進み、別館へと向かう。


別館は大きな披露宴会場のような場所で、大量のテーブルが並んでいる。
それをコの字型に囲むように料理が陳列されていた。

会場で最初に目に飛び込んできたのはSUSHI、そして料理の列に並ぼうとしたらTENPURA
OH! FUJIYAMA GEISHA
これがごちそうやで!って感じがして好印象。カニもローストビーフもあるぞ。

ただこの時疲れてるし眠いしで食欲は3割減。もったいなかった。
またもや残念バイキングを演じてしまい、これを書いている今さらになって後悔。


そしてボーイのバイキングはやんちゃすぎる。



一同部屋へ帰還。2日目のボドゲ大会が始まる。
疲れてはいるもののボドゲは別なんやで。


最初のゲームは「捕込」
馬。

ルール:
1~7匹の描かれたカードを使う。
場には山札ととっこめ、それと牧がある。
手札からは、
1.とっこめか牧にカードを置く 2.連番で3枚カードを置く 3.とっこめのカードを捕り、同じカード3枚を自分の前に置く
を選択できる。この3番の同じカード3枚が得点となり、それ以外の手札はすべてマイナス点。

得点計算が大味なせいで、有利な人がとことん有利になる。
ちょっと戦略性と逆転性が薄いなぁ。



次のゲームは「星コロ」
パッケージがすごい好み。

ルール:
13星座と大量のサイコロ、各プレイヤーの駒を使用する。
サイコロは赤と青があり、それを最初にどばーっと振り、そこから各プレイヤーが欲しい目のサイコロをドラフトしていく。
手持ちの2個のサイコロと場に残った2個のサイコロとの組み合わせを考え、1~13の星座カードへと駒を置いていく。
1つの星座カードに5個駒が載ると裏返り、得点となる。しかしそれ以上駒は置けない。
5枚裏返るか、誰かの駒がなくなれば終了。得点の高いものが勝ち。

内容物は多いがルールは割とシンプル。
サイコロを使うが、使う目はドラフト制なのでそこまで運要素は必要としない。
5個駒を置いてしまうともう置けなくなってしまうのがミソで、自分だけでなく他プレイヤーとも協力して点数を稼ぐ。
ただ巻き返すのが難しそうだなぁ、と感じた。



お次は「NIGHT CLAN」
絵がカワイイ。

ルール:
手札から土地へとカードを置いていき、最後に得点計算をした際に勝利点の高いものが勝ち。
娘や財宝などの勝利点、財宝を無にするトロールカード、それを防ぐ宿り木カード、テクニカルな夜警カードを駆使して
トロールや宿り木は伏せて場に出すため、何を出したか予測しながら戦略を立てる必要がある。

結構頭を使う。そしてせっかく考えた戦略を夜警カードによって台無しにされる。
夜警カードは「別の土地に置いてあるカードを夜警カードの場所に持ってくる or 夜警カードを置いた土地にある他プレイヤーのカードを別の土地に置く」
というもの。
こいつのせいでプランが台無しになる。
バレバレの戦略を序盤に行うと夜警に妨害されるし、後半は後半で土地に置くスペースがなくなるのでどうしようもなくなる。
なかなか難しい。



次は、「IMAGE FACTORY らくがき工場」
エセ芸術家っぽいパッケージ。内容はぜんぜん違うけど。

ルール:
回答者と絵描きに別れ、回答者は伏せた状態でお題カードを2枚ずつ、それぞれの絵描きに渡す。
お題カードには色々な単語が書かれており、絵描きはその単語を組み合わせた絵を制限時間内に描き上げる。
タイムアップ後、絵とお題カードを回答者に伏せた状態で渡しさらに山札から2枚追加して、
絵とお題を表にして、この絵はどの単語を組み合わせたものか、を回答していく。

じゆにちの真骨頂。
名犬+侍のお題で、直立の犬に柄より上の刃の部分を持たせた化け物を描きやがった。
当然俺はモンスター+侍と答えたがハズれた。ちくしょう。



次は、「王への請願」
suohさんおすすめの作品。

ルール:
サイコロを振った目の形によってカードを獲得し、徐々にサイコロの目を強化していき、王様を獲得するのが目的。
初めは3つのサイコロだが、ゾロ目や連番などを出すことで特定のカードを獲得し、サイコロの数などを増やせる。
サイコロを振った後、特定のサイコロの目を固定して振り直しができる(振った後は必ず1個は固定しなければならない)ため、
割とゾロ目は出しやすい。
後半は割と自由に目を作りやすくなるところが面白い。

プレイした中ではかなり好みの部類。以前こうやってサイコロがインフレしていくゲーム考えてたんだよなぁ。
早めにサイコロの個数を増やすカードを取得して、自由度を上げていく必要がある。
ラストはセギナーさんとの大接戦の末、惜敗。
またやりたい。



ラストのラストは「ワンス・アポン・ア・タイム」

ルール:
特定のワードが書かれた手札を使用してファンタジーな物語を考えていくゲーム。
最終的に各自に配られている「結末カード」にうまくつなげる必要がある。
1人が物語を話している最中に、自分の手札内のカードが被った場合などに、別の人が話に割り込んだりもできる。
かなり自由度の高いゲーム。話術が試される。

2回プレイ。
1回目はホームレスが事件を起こし、被害を被った姫が王子や王様に相談するが、結局王女の自作自演だったという話。
2回目はすごい自分勝手な巨人が王様に成敗される話。こっちは割ときれいにまとまった。
かなり強引な話術が必要。けど盛り上がること必至。またやりたい。



そんなこんなでボドゲ制覇。いやー疲れましたな!!
濃密な2日目が終了す・・・。


+ 3日目(5月7日 日曜日)
予定より少し早く目覚める。
「ガリガリガリ!!! ガリガリガリ!!!」
何の音だ!?と思ったらじゆにちの歯ぎしり。こいつはネタに事欠かねーな!!!


ふたたび朝食バイキング。この旅バイキングだらけだ!!
昨日と打って変わって朝食らしいメニュー。
こういう場では必ず納豆を食べたくなるのでチョイス。それに合う品目を選ぶ。
納豆の粘りを抑えるために味噌汁、臭いを消すために牛乳。
ただ納豆が大粒でちょっと残念だった。小粒がええんや…。

そしてボーイはまたもやんちゃすぎるバイキング。底なし。


ボドゲ後と朝には風呂に入らなかったので、ハトヤ系列のサンハトヤにある「海底温泉」へと向かう。
ハトヤホテルから車で5分少々、少し離れている。

海底温泉というのだからさぞすごいのだろう。水族館にあるようなアーチのトンネルなんかあったりして。
期待に胸をふくらまし、いざ海底温泉へ。


脱衣所は普通だ・・・さぁこの扉を開ければすごい世界が・・・!?
おっと、でかい水槽が壁に・・・なってるだけだった。
海底というからにはすごい装飾でもされているのだと思ったらでかい水槽。
泳いでいるのは鯵とか鯛とか。あと一匹だけ小さいサメ。
おい!

微妙な佇まいに気分が落ち込む。仕方ないので水槽に水をかけまくって魚を驚かす。
しかし驚かない。
外には露天風呂があるが、柵が高すぎて景色は見えない。
さらに張り紙には「なんか臭いことあるけど、それは風上にある牧場のせいだから。うち悪くない」というもの。


あまりパッとしない温泉を出て、すぐ近くにある道の駅へ。
ここですべてのお土産をまかなうことに。

割りと広く賑わった道の駅は、何個ものお土産屋が軒を連ねているカタチだ。
どこも似たり寄ったりではあるが、これだけいっぱいあるのだから何かしら面白いものもあるだろう。
私はテレビでも紹介されたと銘打った「だし粉」と富士の天然水を使ったという「富士山サイダー」を購入。
試食コーナーも充実しており、オニオンスープと花チーズという組み合わせが最高だった。ボーイが購入。

お土産もほどほどに、併設されているアイスクリーム屋へ。
凄まじい組み合わせの量に迷いつつ、パープルセレナーデ(紫芋+バナナ+オレオ)を選択。
バナナの風味が強いため紫芋がなんだかよく分からなかったが、美味しい。
オレオの食感もいい。
おっさん4人がベンチに座りながらアイスを頬張り、正面にあった看板を見てあーだこーだ。


そして全行程が終了。
帰りの熱海駅へと送る。

全員とお別れし、帰路へと着く。
それなりの充足感を得て、渋滞のない快適な道をすいすいと進む。
次の日から仕事と考えると若干憂鬱ながらも、楽しい3日間であった。


皆さん大変お疲れ様でした。
















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