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ワンリキー虐



俺は大の動物嫌いで、生まれてから十五年の間、自らの手でポケモンに触れた事はなかった。
そりゃぁ、家で母さんが家事を手伝わせたりする時にワンリキーなんかを使うけど、俺自身がポケモンの手を借りようなんて事は一度も思った事がなかった。

ごろん、と自分のベッドに横になると手を枕代わりにして天井を見つめる。
今頃下の階ではワンリキーたちがせっせと母さんが懸賞で当てた運動器具を運んでいるに違いない。
俺は下に降りることもできずに、ただ暇を持て余していた。
ゲームをしてはみたが攻略に行き詰まり途中放棄、本を読もうと思ったがどれも全部読み飽きてしまったものばかり…仕方なく寝ようと思っても寝付けない。
「何だよまったく…」
そんな自分にいらつきながら、俺は上体を起こした。寝付けないし、それなら風に当たって頭を冷やそうと言うものだ。
俺は窓に向かって足を進めると、思い切り窓を開け放った。

「リキッ!?」

次いで聞こえるワンリキーの鳴き声、俺は驚いて後ろに尻餅をついた。
一瞬、窓の外を黒い影が落ちていくのが見えた。――…まさか…。俺の頭を嫌な予感が過ぎる。

バッ、と窓のから顔を覗かせ下を見ると、一匹のワンリキーが血溜まりの中にいた。
いた、と言っても既に絶命しているだろうが…腕や足はあらぬ方向に曲がり、頭の後ろが砕けたのだろうか、何か肉片のようなものが頭の周辺に散らばっていた。

俺は窓から体の半分を出すと、そのまま上の、屋根の方を見やった。この間の雷で屋根が破損したとか聞いたけど………案の定、そこには数枚の板と釘が置き去りにされたままだった。

――
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