純愛と復讐
僕は、死んだはずじゃなかっただろうか……。
本郷猛、一文字隼人を抹殺し切ることができなかった。
恋人の美代子とともに、ショッカーの基地で無残にもやられたはずでは……。
全ての記憶が僕の中にあった。
病気が発覚したときのことも、美代子さんとの出会いも、ショッカーのコブラとして戦っていたことも、本郷と一文字に敗れたことも。
僕は人の記憶があるから、殺し合いに乗ろうという気にはならなかった。
いくらショッカーに改造された改造人間だからといって、美代子さんを取り戻すためにもう一度戦おうとは思わない。
むしろ、死があれだけ安らかなものだというのなら、美代子さんの眠りを邪魔したくはない。もう一度改造人間として生きるのは、きっと修羅の道になるだろう。
だから、自分が死んでしまいたいくらいだった。
──いや、やるべきことはまだあった。
僕には、やるべきことが。
自らも改造人間の身で、元が人間であることを知りながら僕と美代子さんを殺した悪魔。
本郷猛。一文字隼人。
死ぬなら、彼らも道連れにしなければ。
──そうだ、そのために僕は再び生まれてきたのだ。
【1日目 深夜/B-9 山道】
【三田村晴彦@仮面ライダーTHE FIRST】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】基本支給品一式、ランダム支給品1~3
【思考・状況】
基本行動方針:ゲームには乗らない。
1:本郷猛、一文字隼人だけは殺す。
2:その後は死んでも構わない。
※死亡後からの参戦です。
最終更新:2011年09月02日 17:26