物語の核心

本当の煌きの塔


アムルヤータ氷河にあったのは過去の煌きの塔で 現在はただの祭壇
ただムーや現代の人間にとっては そこが煌きの塔であるという認識があるだけで
本当の意味での煌きの塔という建造物はどこにも存在しない

伝承についても 絆を結んだモンスターとともに煌きの塔へ集うのではなく
絆を結んだモンスターとともに集った場所ならば 煌きの塔となり得る

ヒノトリ


この世界においてのヒノトリは1000年前 ムーとの決戦の後
ムーと同様 散り際に自身の分身をこの世に残した

その後ヒノトリの本体は現在のアムルヤータに安置されたが
ヒノトリの分身は世界中のあらゆる生き物の心の中に常に存在した

ムーのそれとは違い ヒノトリ自身の意識が心のを支配するようなこともなく
心の持ち主がそれを感じ取ることもできなかったが
正義感であるとか 弱いものを救おうとする気持ちにさせたりなどと
少なからず干渉していた点もあるようだ

そして現在 ムーとの再決戦の時 人々やモンスターの心が一丸となり
世界中の月の石の力がユタトラへ集結 煌きの塔を形作り
アムルヤータのヒノトリとは別に ひとつとなった心が
炎と光を纏った姿で復活する

ムー


ムーの本体は物語の最後に倒されるが
1000年前に遺されたムーの思念体は各地の滅石に封印されており
人間やモンスターによって駆逐されていくこととなる

レアルとして暗躍し ユタトラにやってきたムーは 崇高な考えと力を持ち
ただ人間と仲良く キレイな世の中を作りたかっただけなのに 愚かな人間には理解されず
ヒノトリに焼き尽くされることとなる 悲しすぎる命

その後の世界


ムーとヒノトリが二度の決戦を終え 世界中の月の力が急激に弱まる
結果 銀の月は徐々に崩れつつ軌道を離れ 空からその姿を消す
そして形だけを残した藍の月のみが その後の世界の夜を照らすこととなる

登場人物の詳細


ナイジ


ナイジ君 この物語の主人公
父親は炭鉱夫 母親は主婦 先祖に凄い人がいるわけでもなく
特別優れた才能があるわけでもなく 別段努力家でもない
しいて言えば熱し易く冷め易い鋼鉄の男
変な髪形の20歳シディララマ人

そんな彼も一応主人公は主人公なので毎回出演するが
実は相棒のチモックを含めてさほど強くない

しかし彼には後々最強になる可能性というか のびしろがあり
それを見抜いた人間 エルナやモルグ そしてレアルらがそれに当たり
その人たちはなにかと彼をヨイショする

不思議と周りに強い人が集まったという理由とエルナのひいきにより
ムーの討伐メンバーにまで選出されるものの

ナイジはそれを鼻にかけるようなこともなく
自分が評価に値しないということを常に心がけていたので
グングン成長し 40歳くらいで名実ともに最強のブリーダーとなる
しかし まだまだ先の話ではある

同郷のランナとは幼馴染ではあるが
恋愛感情は特になく 今後も別にロマンスに発展することもない

ムーを倒してからは人知れず世界を旅するようになる
世界で取り残された人々を救うために

あの日トーチカの最上階で起きたことを心に秘めたまま・・・

モルグ


前半と後半で服装や表情が違うが 同じおっさん
振る舞いや口調も大きく異なるが 二重人格というわけでもない
普段は露天商を装い おちゃらけ気味に人に迷惑をかけていた

その正体はとある国のとある機関のとある人物にとある任務のため
派遣されたハンターという設定があるが 物語では一切そんな風ではない

自分は悪役で 正義の味方に懲らしめられるべきという理想を持ち
そのために 各地で正義の味方を養殖している

どちらかというと悪にも正義にも転びうる不安定な人物を好み
自分の敵に仕立て上げた後 壮大な鬼ごっこを持ちかけるのが生きがい

この男の暗躍のおかげか 人とモンスターの絆のおかげかは分からないが
結果として(少なくとも最も大きな)ムーは倒れ 人間による支配の下
人々の笑顔に溢れた破壊と殺戮の時代が続くこととなる

ナーザ


ヴァシアタ近辺に住む いわゆるマッドサイエンティスト
この人は物語にあまり関わりがない上に出番も少なく
声と胸が大きいこと以外にこれといった特徴がないので
印象が薄いキャラクター

初登場時はまだ未熟なザンを引き連れトーナメントに出場するが
ナイジとチモックにボコボコにされる

その後 超負けず嫌いの彼女は猛特訓を繰り返し
結果 ザンは ここで紹介しているブリーダーのどのモンスターより
強いモンスターになるが それについての描写はあまりない

もともとトーチカとさほど離れていない無人島で修行を行っていたため
トーチカへ向かうデーボの船を 自前の高速船で追いかけるが
海岸に停泊させていたところをムーに破壊される

余談だがこのときには 修行のおかげで机に向かうことが少なくなり
目つきが若干やわらかくなっている

さほど物語に関係するデータはないのだが
強いて言えばこの人 まだ19歳という若さであることだろうか
フケ顔なのだ

ムーの脅威が去った後もナイジへのリベンジに燃えるが
ナイジの居場所がわからないので世界中をフラフラすることになる

マッカム


22歳の女性 本名マクシーン

ヴァシアタ周辺地域の出身だが
家族含めて迫害されており 10歳の時家を焼かれ
両親も惨殺され 自分も殺されかけたところを逃げ出し
命からがらガランカナンに流れ着いたという過去を持つ

当然人間に対し憎しみを抱いたまま成長し
誰の助けも借りず一人で生き延び
その過程でメギラスの円盤石と出会う

彼女は一般ピーポーのナイジ君とは違い
とてつもない力と才能を生まれ持っていたので
メギラスもこれまたとてつもないモンスターに育つ

男物のスクド鎧を着込んでいるのは単にサイズがなかったからで
もともと低い声のおかげか 女だとバレることそうないが
一部のカンの鋭い人間やモンスターには見破られている

家族を殺した人間への復讐も考えていたが
大海嘯でその必要がなくなったため
もう二度と自分と同じような悲しみを繰り返さないためにもと
各地の大会に出場してはストレート勝ちし
賞金を大海嘯で身寄りをなくした子供達に匿名で寄付していた

このように超がつくほどに優しい性格なのだが
ムーに目を付けられ 彼に賛同し加担するようになる

当然ムーの目指す世界が現実のものとなれば
争いはなくなり誰もが分かりあう素晴らしい世界になる
しかし世の中にはそれをよしとしない悪が存在した

各地に眠るイダルをユタトラの安置所に集めることをはじめ
イダルの力を強く受けたモンスターの利用など
ムー復活のため暗躍するが どこかで邪魔をする者がいた

トーチカでの最終決戦ではナイジに同じ世界で生きていくことを提案し
ナイジがこれをのまなかったため
力ずくでもと大人しくさせようとしたが ここでもやはり邪魔をされる

そしてムーが倒され 平和のための争いが終わった後は
仮面と鎧を捨て 自分の本来の名 マクシーンを名乗り
ヒネリのない正義の味方として 世界を飛び回っている

ベル


大海嘯以前から有名だったシディララマのブリーダー
シディララマ襲撃の際も相棒のティタンと共に戦い
この時ナイジを救っており 彼女のその姿勢は彼に伝染する

髪の羽飾りは土属性の技を強化するためのものだが
作中では一度も土属性の技を使っていないのはたぶん気のせいである

マッカムが女性であることに気づいているフシがあり
同性のライバルとしてつっかかるようになる
フワフワしているようで結構女性らしい女性である

黒髪が美しい トシはヒミツの 大人の女性

レアル


この物語のもう一人の主人公
その正体は1年前の大海嘯で姿を消したシディララマ長老
アルレム・ユムツォその人である ただし体だけ

シディララマ襲撃の後 煌きの塔(正確に言えば違ったのだが)へ向かい
巨大な煌石を打ち鳴らし 藍の月の落下を防いだが
暴走で傷ついたアンテロと共に力尽きたところを
供えてあった巨大煌石の力が弱まったことにより
ヒノトリに封印されていたムーの魂が開放され
それに体を乗っ取られ アンテロもその力により思念体として復活させた

若返っているようだが これがアルレム長老の若い頃かというとそうでもなく
あくまでムーの力によって活動可能な状態に回復させた結果であり
若い頃のアルレムを知る人でも彼がそうであることに気づくのは難しい

異常な感覚をもつ一部の人間やモンスターたちでも
彼が普通ではないことに気づきはしても それがムーや
アルレム長老であるということまでは分からなかった

しかし意識や自我は失われても彼の暖かな記憶が
人間という入れ物と その記憶を利用しようとした
ムーの心を逆に大きく惑わすことになる

結果ムーは自らの力をもって世界をひとつにしようと暗躍
同じ志を持つ同士としてマッカムを迎え入れ
本体が眠るトーチカへと向かうため 様々な策を講じる

当初のムーのようにただ破壊を求めるのではなく
むしろ逆に穏便な方法で自らの復活を計画した

瘴気をまとう孤島でかつて遺した思念がアニャムーを殺害した際
本来憎いはずのエルナが悲しむのを見て複雑な感情を覚え
世界のありとあらゆるものを ムーという唯一絶対の存在にすることで
誰も悲しまない世界を実現させるという願いは より強固なものとなる

再びアムルヤータ氷河でヒノトリが封印されている祭壇(過去の煌きの塔)を訪れた際
サバキに基部の破壊を命じており 自分が復活してからの憂いをひとつ消し去っていた

トーチカにてその体からムーが出て行った後
そのまま抜け殻のように放置されたように見えるが そうではなく・・・
ヒノトリの力でロスタイム程ではあるが命を与えられ
同じく復活したアンテロと共に 今もどこかで世界の復興を見守っている

空気の読めないシェマはそれを知らずに彼の墓を作っているが

カルダオ


この人もここで書くような事のないキャラクター
隠し事ができないタイプの人間

相棒のラーネイルとは他のブリーダーとモンスターよりも
お互いの言葉や思想を深く分かり合っているようにみえるが
エルナのような完璧なコミュニケーション能力ではなく
より漠然とした感覚的なものである

南国育ちの27歳妻子持ち

シュマ


シェマの影武者 ブリーダーランクはS
こう見えてブリーダーとしての実力はシディララマ五指に入る

モンスターはアトロボス
やたら太いディナシーであるがその防御力は絶対で
物理 魔法問わずほとんどの攻撃を受け付けない

いろいろと不遇なキャラ
最終更新:2012年03月01日 07:32
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