自分用SSまとめ
禁書「おなかへったんd「やかましいうっとおしいぞこのガキッ!」
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meteor089
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禁書「おなかへったんd「やかましいうっとおしいぞこのガキッ!」 ① ② ③
1 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 02:36:54.72 ID:V5A9jcKw0
地方都市のS市杜王町に潜伏していた殺人鬼との決着から数日。
杜王グランドホテル、324号室の住人が目を覚ますとベランダに少女が干されていた。
地方都市のS市杜王町に潜伏していた殺人鬼との決着から数日。
杜王グランドホテル、324号室の住人が目を覚ますとベランダに少女が干されていた。
3 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 02:39:01.48 ID:V5A9jcKw0
「おなかへった」
「おなかへった」
「…」
「おなかへった」
「…」
「おなかへった」
「…」
「おなかへったって言ってるんだよ?」
「やかましいッ! うっとおしいぞこのガキッ!」
「ひぃっ!…うぅ、でもおなかへって死にそうなんだよ?」
グキュルルルー
「だから…おなかいっぱいご飯を食べさせてくれると…嬉しい…な?」
「…やれやれだ。 飯くらいくれてやる。そのかわりここに入った方法と理由、目的が交換条件だ」
5 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 02:40:23.09 ID:V5A9jcKw0
「ありがとう! でも…食べれそうなものなんにもないんだよ?」
「ありがとう! でも…食べれそうなものなんにもないんだよ?」
「デリバリーでなんでも好きなものを頼めばいい」
「ほ、ほんとうにっ!? なんでも頼んでいいの?」
「…好きにしやがれ」
「ありがとうなんだよ!おじさんとってもいい人なんだよ!」
「おじさん…だと…?」
「じゃあさっそく頼んでくるんだよ!」
6 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 02:41:28.41 ID:V5A9jcKw0
―15分後―
―15分後―
「おまたせしましたァー! デリバリーピザですーっ!」
「ちわーっ!鮨幸ですぅー!」
「中華の王王軒あるねーっ」
「杜王蕎麦でーっす!」
「119番通報ありましたけど火事ですかーっ?」
「ちわーっ!鮨幸ですぅー!」
「中華の王王軒あるねーっ」
「杜王蕎麦でーっす!」
「119番通報ありましたけど火事ですかーっ?」
「なん…だと…」
(このガキッ…なんてことしやがる…! こいつ…新手のスタンド使いか!?)
「…そこに置いていけ。 代金はカードで払う」
「火事はどこです火事は?」
「知らねーな。造船所にでも行け」
「それは舵だと思うんだよ?」
「知らねーな。造船所にでも行け」
「それは舵だと思うんだよ?」
「てめぇ…」
「さぁ朝ごはんなんだよ!おじさんも一緒に食べようなんだよ!」
「…もう二度とテメーにデリバリーは頼ませねぇ。 そしてもう一つ。 俺のことを二度とおじさんと呼ぶんじゃねえ」
「あ、そっか。まずは自己紹介をしなくちゃだったね。」
「私の名前はね。 インデックスって言うんだよ?」
「……空条承太郎だ」
「…もう二度とテメーにデリバリーは頼ませねぇ。 そしてもう一つ。 俺のことを二度とおじさんと呼ぶんじゃねえ」
「あ、そっか。まずは自己紹介をしなくちゃだったね。」
「私の名前はね。 インデックスって言うんだよ?」
「……空条承太郎だ」
7 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 02:44:06.33 ID:IRKbSvLr0
インデックス
『宇宙胃袋ッ』!!!!
インデックス
『宇宙胃袋ッ』!!!!
8 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 02:44:14.63 ID:V5A9jcKw0
「つまり…おまえは昨夜何者かに襲われ、逃げている途中に背中を撃たれてあそこに引っ掛かったと」
「つまり…おまえは昨夜何者かに襲われ、逃げている途中に背中を撃たれてあそこに引っ掛かったと」
「ふぐふぐ!」
「そしておまえは10万幾つの魔術書とやらを記憶していて、追手の目的はおまえの頭の中にある魔術書ということだな」
「ほーほー! ほーゆーころらんらよ?」
「…飲み込んでから喋れ」
「……ングッ! そうそう!そうゆうことなんだよ?」
「…」
「な、なんなのその目は!…ハッ! もしかして信用してないんだね?」
「あぁ。 そのとおりだ。」
「むきー! 魔術はあるもん! あるもん! なんなら包丁かなんk」
「だが」
「?」
「頭ごなしに全部を否定するつもりもない」
「…ありがとう」
「…」
11 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 02:45:39.86 ID:V5A9jcKw0
「それじゃあ私いくね」
「それじゃあ私いくね」
「…おい。どこに行くつもりだ?」
「出てく。 ここにいるといつ敵が来るか判らないし」
「ご飯、ありがとうね」
・・・・・・・・
「待ちな。 俺はどこに行くんだ?って聞いているんだぜ?」
・・・・・・・・
「待ちな。 俺はどこに行くんだ?って聞いているんだぜ?」
「…」
「…3日後、テキサス州ダラズにある医療機関SPW財団行きの船が出る。 俺もそれに乗る手筈になっている」
「…それって?」
「ここまで説明してわからねーとは。やれやれだ」
「むー!いきなりそんなこと言われても何が何だか判らないんだよ?」
「つまりだ。おまえにその気があるならSPW財団に保護してもらうといったことも出来るということだ」
「それは…とてもありがたいんだけど…やっぱりじょーたろーを危険に晒すわけにはいかないんだよ…」
「…」
「だいじょーぶ! じょーたろー! ご飯ありがとうなんだよ!」
「…行ったか。 だが…どうにも悪い予感がするな…」
14 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 02:50:56.93 ID:V5A9jcKw0
―翌日昼過ぎ・杜王町通学路―
―翌日昼過ぎ・杜王町通学路―
「よ~う仗助」
「おう億泰じゃねーか」
「…おめぇ~承太郎さんからの連絡聞いたか?」
「あぁ。なんでも修道服来た子供を追って銃撃するような奴が杜王町にいるかもしれないってやつだろぉー?」
「修道服来た子供ってのもわかんねぇけどよぉー子供を銃撃するなんてメチャ許せんよなぁ~」
「まったくよォ酷ぇ話だよなぁ~~」
「ほんとだぜ。 ったく、いったいどこのどいつがそんなことやりやがるんだろうなぁ~」
「うん?僕達『魔術師』だけど?」
15 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 02:52:39.43 ID:V5A9jcKw0
「…なんだてめぇ~?やんのかコラァ!」
「…なんだてめぇ~?やんのかコラァ!」
「お、おい待てって億泰!」
「…あ~悪いんだけどよぉーオタク、誰かと勘違いしてねぇか?」
「いやいや勘違いなんてしてないさ。 僕は余計なことに首を突っ込むなって警告しにきたんだ」
「…警告?」
・ ・
「そうさ。 君達なんかに意味は判らないだろうけどね。 その子供の頭の中には少々厄介な代物が眠っているんだ」
・ ・
「そうさ。 君達なんかに意味は判らないだろうけどね。 その子供の頭の中には少々厄介な代物が眠っているんだ」
「だから、僕達がこうして保護してやりに来た と」
「ほご?」
・・
「そうさ。 保護だよ」
・・
「そうさ。 保護だよ」
「どこの誰だか知らねーけどよ… そのスカしたツラが気に食わねぇぜてめぇ~」
「億泰っ!」
20 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 03:00:43.17 ID:V5A9jcKw0
「…んだよ仗助。 止めんじゃね~よ」
「…んだよ仗助。 止めんじゃね~よ」
「俺の聞き間違いじゃなきゃあよぉ~…今あのヤローは『僕達』って言いやがったぜ…」
「…てめぇまさか!」
「おっとっと。 口が滑ったな。 お察しのとおりだよ。 僕の他にもう一人、警告をしている人物がいる」
「まぁ彼女のことだ。 手加減はしているだろうけどね。 なにせ相手は老人、万一のこともありうるかもしれないね」
「てめぇ…」
「……仗助。 ここは俺に任せな」
「けどよぉ…」
・・・・・・・・・
「いいからてめーは一刻もジョースターさんのとこに向かいやがれっ!!」
・・・・・・・・・
「いいからてめーは一刻もジョースターさんのとこに向かいやがれっ!!」
「すまねぇ! 簡単にやられんじゃねーぞっ!」
「はははっ。 わざわざ逃がすと思うのかい?」
ガオン!
「!? なんだ? 瞬間移動?」
「余所見してんじゃねーぜてめぇ…この俺が相手だッ!」
23 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 03:09:58.29 ID:V5A9jcKw0
―杜王町内―
―杜王町内―
「うーむ。 困ったのォ…靴が側溝にひっかかっちまって…引っ張ってもとれんわい」
「こんな時に限って周りには誰もおらんし…まったく困ったわい」
「…ご老人。 よろしければ手をお貸ししますが?」
「そいつはありがたいのォ。 おかげさまで取れましたわい。 と、お嬢さんえらいべっぴんさんじゃの」
「いえ、そんな」
「いやぁーやっぱり若いってのはエエのぉ。 なんちゅーかウエスタンルックのサムライガールって感じでお嬢さんにピッタリじゃよ」
「お褒めにあずかり恐縮です」
「あ、そうそう。 お嬢さん一つ聞きたいんじゃがええかのぉ?」
「? ええ。 私が答えられることならば」
・・・・
「なんで真剣なんぞを腰にぶらさげてるんじゃ?」
・・・・
「なんで真剣なんぞを腰にぶらさげてるんじゃ?」
「・・・どうしてこれが真剣だと?」
「なに、鎌かけじゃよ。さっき引っ張ってもらった時、お嬢さんの重心の捉え方が少々堂に入りすぎてたもんじゃからなァ」
「・・・・・・御見それしました。 ですが判っているなら話は早い」
「ほっ! どうせ昨晩承太郎がわしにかけてきた電話に関わってるんじゃろ」
28 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 03:25:12.96 ID:V5A9jcKw0
「そのとおりです。 彼女に関わらないほうがいい」
「そのとおりです。 彼女に関わらないほうがいい」
「ほぉ…」
「ジョゼフ・ジョースターさんとお見受けします」
「うむ。 そのとおりじゃ」
「申し遅れました。 神裂火織と申します」
「できればもうひとつの魔法名を名乗る前に彼女を保護したいのですが…」
「保護すべき相手の背中を撃つような輩に子供を預けろ…とのォ」
「…」
「まぁそういうことじゃ。 顔を洗って出直してこい」
「…そういう訳にもいかないのです」
「…素直に引き下がってはくれんかの?」
「…」
「まったく…困ったもんじゃのォ…」
35 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 04:48:18.28 ID:V5A9jcKw0
―杜王町通学路にて―
―杜王町通学路にて―
ステイル「…君。 さっきのはなんだい?」
億泰「テメェーに答える義理は無ぇぜボケッ!」
ステイル「…まったく。 育ちが悪いな」
億泰「うるせーんだよォ~ テメェを仕留めるのがこの虹村億泰ってことだけ覚えていやがれ!」
ステイル「フフッ。まぁそうだね、一応僕も名乗っておこうか」
ステイル「僕は…ステイル=マグヌスと名乗りたいところだけど…ここはFortis931と名乗っておこう」
億泰「てめー頭脳がマヌケかっ? 自分で名乗ってるじゃねーかっ!」
ステイル「…」
ステイル「…僕達魔術師は魔術を使うときに真名を名乗ってはいけないという因習があってね」
億泰「あぁ? 魔術師だぁ~?」
ステイル「魔法名を名乗るっていうことは…まぁ簡単に言えば」
・・・・・・・・・・・・・
ステイル「君を殺す者の名 ってことかな?」
・・・・・・・・・・・・・
ステイル「君を殺す者の名 ってことかな?」
36 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 04:52:08.97 ID:V5A9jcKw0
purisaz naupiz gebo
―巨人に苦痛の贈り物を―
―巨人に苦痛の贈り物を―
億泰「何ィッ!! 何も無いところから火だとっ!? う、ウオオオオォォォォォ!!!」
ステイル「ご苦労様。 残念だったね。 真正面から向かってきた蛮勇だけは認めてあげるよ」
ステイル「とはいえ…ちょっとやりすぎたか? まぁいいか。 さっさともう一人を追うとしよ…」
ガオン!
ステイル「何っ!?」
億泰「くぅぅ~。 ったくよぉ~2万円もしたズボンが焦げちまったよぉ~」
(な、何が起こった? 確かに炎剣が直撃したはず!?)
億泰「ツイてねぇぜまったくよぉ~~」
(まさかこいつも魔術を? まさか! こんな極東の未開発地域に僕達を超える魔術師がいる訳n…)
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
・・
ステイル「…待て。 君の背後に見えるソレはなんだ?」
ステイル「…待て。 君の背後に見えるソレはなんだ?」
37 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 04:53:28.48 ID:nknbJFqk0
魔術師にも見えるのか
魔術師にも見えるのか
38 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 04:54:15.70 ID:reBXJXBa0
禁書世界とジョジョってなぜか相性いいよな
禁書世界とジョジョってなぜか相性いいよな
39 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 04:57:13.47 ID:V5A9jcKw0
億泰「俺のスタンドが見えるってことは…やっぱりてめぇもスタンド使いか」
億泰「俺のスタンドが見えるってことは…やっぱりてめぇもスタンド使いか」
ステイル「『スタンド』…聞きなれない魔術だね。 どうやらまぐれでイノケンティウスの炎剣から逃れたようだけれど…」
イノケンティウス
ステイル「顕現せよっ!魔女狩りの王!」
・・・
ステイル「もうまぐれはないっ!」
イノケンティウス
ステイル「顕現せよっ!魔女狩りの王!」
・・・
ステイル「もうまぐれはないっ!」
億泰「うおおっ! あぶねぇ! 眉毛焦げたっ!」
ステイル「ふん。ルーンを破壊しない限り自動再生する炎の巨人だ。 うかつに攻撃をすれば瞬時に燃え尽きるぞ!」
億泰「……面白え…なら試してやんよぉ~!!!」
ガオン!
ステイル「…な!馬鹿な! 『竜王の殺息』にすら耐えれるイノケンティウスの身体を切り裂くだと??」
億泰「オレ、頭悪いからよぉ~深く考えるのは苦手なんだけどよぉ~」
・・・・
ステイル「くっ! 何故だ! イノケンティウスの再生スピードが遅すぎる!」
・・・・
ステイル「くっ! 何故だ! イノケンティウスの再生スピードが遅すぎる!」
億泰「おまえスタンド使いじゃねーんじゃねーかって思うんだよなぁ~」
ステイル「ただ炎を散らされたわけじゃない…単にそれだけならば超速で再生するはず」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ステイル「まさかっ!…ただ炎を散らされたんじゃなくてイノケンティウスの身体を削られたって事なのか?」
ステイル「まさかっ!…ただ炎を散らされたんじゃなくてイノケンティウスの身体を削られたって事なのか?」
41 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 05:00:32.26 ID:V5A9jcKw0
億泰「そのとおりだ 俺のザ・ハンドの右手が掴んだものはなんだろうと削りとっちまう」
億泰「そのとおりだ 俺のザ・ハンドの右手が掴んだものはなんだろうと削りとっちまう」
ステイル(くっ…ルーンを破棄して再度イノケンティウスを顕現するか!? どっちにしろ屋外で闘うには相性が悪すぎるっ!なんとかしてここを離脱して閉所に誘導すればっ!)
億泰「…逃げる奴にゃあこういう使い方も出来るんだぜぇ~!」
ガオン!
ステイル「!? なんだどこを狙って攻撃を?」
億泰「空間を削りとる! ……するとぉー!」
・・・・・・・・・・・・・・・
ステイル「な、なんだ!? 一瞬で詰め寄ってきた!? …いや、違う。 奴は一歩たりとも動いていない!」
・・・・・・・・
ステイル「僕と奴の間の空間が削り取られたのか!」
・・・・・・・・・・・・・・・
ステイル「な、なんだ!? 一瞬で詰め寄ってきた!? …いや、違う。 奴は一歩たりとも動いていない!」
・・・・・・・・
ステイル「僕と奴の間の空間が削り取られたのか!」
ガシッ!
億泰「とらえたぜぇダボがぁ~~~!!」
42 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 05:04:11.93 ID:V5A9jcKw0
ステイル「…チィッ」
ステイル「…チィッ」
purisaz naup
―巨人に苦痛n
―巨人に苦痛n
ガシィッ
億泰「とと! やらせねーぜぇ~」
億泰「この距離ならよぉ~テメェが何をしようが俺のパンチのほうが先に届くしよぉ~?」
ステイル(クソッ! ……すまないインデックス。 僕は結局君を救うことが出来なかった…)
億泰「…」
ドギャッ!
億泰「…ふぅ…喧嘩ふっかけられたから買っちまったけどよぉ~…よく考えたら殺す必要もねぇしなぁ~」
ステイル「…」
億泰「とりあえず気絶させたのはいいけどよぉ~ ここ一体爆撃を受けたみたいにメチャクチャになっちまったしよぉ~…」
億泰「こりゃさっさとこいつ連れてトンズラかまさないとマジィよなぁ~」
億泰「と、その前に…気がついて反撃されると厄介だし敗北感植えつけるためにも一発きつーく首しめとくか」
○億泰VS●ステイル=マグヌス(マウントからのギロチンチョーク)
43 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 05:05:27.60 ID:dxAFIuoG0
そしてジョセフvs神裂か
そしてジョセフvs神裂か
44 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 05:21:46.90 ID:qWC7Adkf0
さすがステイル見事なかませっぷり
さすがステイル見事なかませっぷり
46 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 05:25:30.41 ID:V5A9jcKw0
―杜王町内―
―杜王町内―
キンッ!
ジョセフ「OH MY GOD! わしの杖がフォークより短くなりおった!」
神裂「…もう一度忠告します。 ジョセフ・ジョースターさん」
神裂「彼女には関わらないのが身のためです」
ジョセフ「…答えは『NO』じゃよ。 …お嬢さん」
神裂「…次は当てますよ?」
ジョセフ「やれるもんならやってみるがいい」
神裂「…杖を持たねば歩くこともできぬというのに…その気概は尊敬に値します」
ジョセフ「ハンデじゃハンデ。 そんなことも判らんとはお嬢さんモウロクしとると違う?」
神裂「…安心してください。 痛みを感じる間もなく意識だけを奪わさせてもらいます」
ジョセフ「ふん! 闘いにおいて、お嬢さんとは年季が違うということを思い知らせてやるわ!」
50 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 05:45:45.11 ID:V5A9jcKw0
鋼糸による攻撃『七閃』を目眩ましとして使い、老人の行動を抑制。
鋼糸による攻撃『七閃』を目眩ましとして使い、老人の行動を抑制。
背後に移動し首筋に手刀への一撃で意識を奪う。
老体であるジョセフ・ジョースターを最も傷つけないであろう攻撃手段を選択したはずの神裂火織の身体を襲ったのは電撃のようなショックだった。
思わず虚空に吹き飛び、身構える。
神裂「くっ…今のはショックはいったい?」
ジョセフ「ほっほ! まんまとかかりおったのぉ!」
神裂「…まさか服の下に武器を隠し持っているとは…意外でした」
ジョセフ「ふん。 武器を隠し持っているのはお互い様じゃろ?」
神裂「…そこまで見抜かれていたのですか」
ジョセフ「いったじゃろ? お嬢さんとは年季が違うとな」
神裂「…ですが、未だに私と貴方の間には如何ともしがたい差があります」
ジョセフ「ふっ 次にお嬢さんは『杖をもって歩かねばならない貴方に私の攻撃がかわせるとは思えません』という」
神裂「杖をもって歩かねばならない貴方に私の攻撃がかわせるとは思えませ…ハッ!!!」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ジョセフ「ほれ かわせるかどうかやってみればいいじゃろ?」
55 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 06:27:22.02 ID:V5A9jcKw0
神裂「…わかりました。 多少の怪我は覚悟してください。」
神裂「…わかりました。 多少の怪我は覚悟してください。」
愛刀「七天七刀」を揺らすような動作をフェイントとにした鋼糸「七閃」。
動けぬはずのジョセフ・ジョースターには回避絶対不可の攻撃だった。
が、しかし!
ジョセフ「コオオオオオオオオ!!!」
神裂「な!?」
神裂火織は見た。
痩せ細った枯れ木のような老人の腕が!胸が!
荒れ果てた大地に水をやったかのように瑞々しくなっていくのを!
神裂「しゃがんだまま宙を!?」
・・・・
ジョセフ・ジョースターが翔んだのだ!
・・・・
ジョセフ・ジョースターが翔んだのだ!
数瞬前までジョセフがいた筈の場所を刻んでいく「七閃」。
神裂「…いったいなにを! まさか…歩けぬふりをしていたとでもいうのですか?」
ジョセフ「チッチッチッ。 違うんじゃなぁ~」
投げかけられた問に後ろを向いたまま否定するジョセフ
56 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 06:32:52.26 ID:V5A9jcKw0
ジョセフ「これはの。 …波紋じゃ」
ジョセフ「これはの。 …波紋じゃ」
神裂「…波紋!?」
ジョセフ「そうじゃ。 波紋とは特殊な呼吸法…呼吸は酸素…酸素は血液…血液は酸素に関わっておる…」
ジョセフ「つまり! 水に波紋を起こすように呼吸法によって肉体に波紋を起こしっ! エネルギーを創りだすッ!」
ジョセフ「波紋を極めれば…こんなことも可能じゃっ!」
神裂「な!? まさか!」
振り向いたジョセフ・ジョースターの顔は80間近の老人のものではなかった!
ジョセフ「ま、精精10年ぽっちが限度じゃし時間制限付きだがのぉ~」
10年前っ!
それは悪の化身を倒すべく仲間達と共にエジプトをしていた時期と合致するっ!
壮年のジョセフ・ジョースターがそこに立っていたっ!
神裂「…魔力はまったく感じませんでしたが…その呼吸法は魔術に準ずる神秘があると判断しました」
ジョセフ「うーむ…ちっーとばかし驚きが少ないんじゃないかのぉ?」
神裂「いえ、驚きました。 …ですが、それでも私の優位は変わりません。 どうか私に魔法名を名乗らせないでください」
ジョセフ「まったく…頑固なお嬢さんじゃの…」
57 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 06:33:43.52 ID:ex6snsxa0
エジプトをしていた…エジプトをしていた!?!?
エジプトをしていた…エジプトをしていた!?!?
58 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 06:36:49.92 ID:Yguh1A5W0
57
細かい事突っ込むなよ
59 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 06:37:42.73 ID:ex6snsxa0
わーってるよ
旅していた、だろ、あいのてのつもりだったんだよすまんこ
わーってるよ
旅していた、だろ、あいのてのつもりだったんだよすまんこ
60 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 06:52:31.45 ID:V5A9jcKw0
神裂「忠告しておきます。 私の七天七刀は飾りではありませんよ? 七閃をくぐり抜けた先には真説の「唯閃」が待っています」
神裂「忠告しておきます。 私の七天七刀は飾りではありませんよ? 七閃をくぐり抜けた先には真説の「唯閃」が待っています」
ジョセフ「ふん。 ベラベラと自分の能力を話す暇があるならさっさとかかってこんかい」
神裂「…そうですね。 ………七閃っ!」
キンッ
ジョセフ「ッ!?」
神裂(独自の肉体活性の魔術には驚きましたが…それだけです)
ジョセフ「うおおっ!?」
神裂(あの年齢でこうまで動けることは感服しますが、もう逃げまわるだけで精一杯のようですね)
ジョセフ「OH! 今のは危なかったわい」
神裂(私の鋼糸「七閃」ならば、点ではなく面で攻撃すること可能。 ならば)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ジョセフ「逃げ道をわざと造り誘導してから一撃で戦闘不能に…ってとこかの?」
ジョセフ「逃げ道をわざと造り誘導してから一撃で戦闘不能に…ってとこかの?」
神裂「なっ!?」
67 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 07:09:59.98 ID:V5A9jcKw0
ハーミットパープル オーバードライブッ
ジョセフ「見え見えじゃわい!隠者の紫!そしてっ!間髪いれず波紋疾走ッ!!」
ジョセフ「見え見えじゃわい!隠者の紫!そしてっ!間髪いれず波紋疾走ッ!!」
ドギャ―z_ン!!!
神裂「…ぐうっ!?」
ジョセフ「どうじゃ? 自分が考えていたことをそのままやられる気分は?」
神裂「な、いったい何が?」
ジョセフ「ふんっ! 糸の結界をわしにかけようなんざ100年早いわい」
神裂「くっ…こ、これは茨の鞭…!? いったい貴方は!?」
ジョセフ「ふむ…隠者の紫が見えとるようじゃの」
神裂「…認識を改めました。 ジョセフ・ジョースターさん。 貴方を老人と侮っていたことを謝罪します」
ジョセフ「ついでに僅かな間とはいえ波紋を喰らってた筈じゃが問題もないようじゃし…やっぱりお嬢さん只者じゃあないようじゃのぉ~」
プリエステス
神裂「私の魔法名はSalvare000 天草式十字凄教の女教皇として御相手させていただきます」
プリエステス
神裂「私の魔法名はSalvare000 天草式十字凄教の女教皇として御相手させていただきます」
ジョセフ「ふんっ! 女教皇なぞとうの昔に再起不能にしておるわい!」
71 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 07:29:37.54 ID:V5A9jcKw0
神裂「…往きます」
神裂「…往きます」
ジョセフ「ッ!?」
ジョセフ(むっ! 強がってっ! みせたのはいいがっ !チットばかしマズイんじゃないかのぉっ!)
ジョセフ「お嬢ちゃんっ! コンクリートをえぐるワイヤーだなんてっ! 随分とえげつない攻撃をっ! するのぉっ!」
神裂「…」
ジョセフ(さっき攻撃のっ!何倍速いんじゃっ! くぅっ! もう避けるのがっ! 精一杯じゃわいっ!)
神裂「…」
ジョセフ(もう波紋の呼吸も限界じゃっ! こうなったらっ!)
ジョセフ「…お嬢さんっ! 老人の最後の頼みじゃ。 話を聞いてもらえんかのぉ?」
神裂「…」
ジョセフ(おっ!ワイヤーの攻撃がやんだか…どうやら話を聞いてくれるだけの余裕はあるようじゃのぉ…)
神裂「…どうぞ…ただし、時間稼ぎが目的ならば攻撃を再開しますので悪しからず」
ジョセフ「う、うむ…」
72 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 07:36:37.88 ID:V5A9jcKw0
ジョセフ「…なぁお嬢さん…もうわしに体力が殆ど無いっていったら信じるかのぉ?」
ジョセフ「…なぁお嬢さん…もうわしに体力が殆ど無いっていったら信じるかのぉ?」
神裂「…」
ジョセフ「本当じゃぞ? もうお嬢さんに『一撃』いれる力が一回あるかないかなんじゃ…」
神裂「…」
ジョセフ「もし今からする攻撃が失敗すればわしはもう波紋の呼吸をする体力もなくなるんじゃ」
ジョセフ「こんなことを言わなくてもどうせバレるだろうしのぉ…次の一撃をしくじれば『この老いぼれはもう自分でコーラの栓を抜くこともできなくなるな』ってバレちまうだろうしのぉ」
神裂「…老いぼれなど…そのような事は思っていません」
ジョセフ「まぁとはいえ…この醜く老いさらばえた老人の一撃なんぞ喰らってもお嬢さんには何の効果もないじゃろうしのう…」
神裂「…そのように挑発しても無駄です」
ジョセフ「そうじゃろうなぁ…まぁええわい。 次がわしの最後の攻撃じゃ…受けてくれるかの?」
神裂「どうぞ…御随意に」
ジョセフ「では…いかせてもらうとするかの…」
76 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 07:51:25.80 ID:V5A9jcKw0
波紋を足に集中したジョセフが走りだす!
波紋を足に集中したジョセフが走りだす!
それは波紋の弾く力を極限まで利用したその走法は神裂の目が一瞬見開くほど速い!
しかし!
神裂「…無駄です」
面の斬撃として構成された七閃がジョセフを襲う!
ハーミットパープル
ジョセフ「オオオォォッ!!隠者の紫!」
ハーミットパープル
ジョセフ「オオオォォッ!!隠者の紫!」
会話の間に準備を整えていた隠者の紫が襲い来る七閃に次々と向かっていく!
七閃に斬られながらも絡みつく隠者の紫が数瞬の間を稼ぎ、その僅かな時間で神裂火織の懐に潜り込むことに成功する!
オーバードライブ
ジョセフ「ここじゃっ! 波紋疾走!」
オーバードライブ
ジョセフ「ここじゃっ! 波紋疾走!」
ジョセフの左ストレートが神裂火織の顎に向かい一直線に吸い込まれていく!
肉体年齢70とはいえ、鍛え抜かれた身体を持つジョセフが放つ波紋疾走つきの拳が顎に当たれば神裂火織とはいえただでは済まないっ!
だがっ!
神裂「…無駄といったはずです」
僅かに顎を動かしただけで神裂はジョセフのパンチを避けきるっ!
79 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 08:16:39.21 ID:V5A9jcKw0
ジョセフ「な、なんじゃとぉっ!?」
ジョセフ「な、なんじゃとぉっ!?」
全身の力を込めていたパンチが空振り、慌てた声をあげるジョセフ!
不幸にも空振りしたパンチに釣られ、ジョセフの身体が泳ぐ!
神裂火織の眼前に無防備なジョセフの背面が晒された!
神裂「…これで…終わりです」
手刀を当てた際に生じた電撃のようなショックを警戒した神裂火織は七天七刀の鞘による背面頸部への打撃を決行っ!
しかしっ!
神裂火織が感じたのは人間の身体を叩くのとは、まるで違う手応えだったっ!
人体の首があるはずの場所から鳴るはバギャバギャという異質な破壊音!
神裂「!?」
神裂火織は目を疑う!
七天七刀の鞘が砕いていたのはジョセフ・ジョースターの左手っ!
全身の力を込めたパンチの反動をその場で回転!勢いを殺さずことにより自らの背面頸部まで誘導していたのだっ!
81 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 08:24:25.55 ID:V5A9jcKw0
鞘で砕いたはずのジョセフの左手のあちこちから金属の輝きが見えるっ!
鞘で砕いたはずのジョセフの左手のあちこちから金属の輝きが見えるっ!
神裂「義手!? ですがっ!」
・・
再度打撃による決着を狙い、慌てて七天七刀を引き戻そうとする神裂だが、使い慣れているはずの愛刀が重い!
・・
再度打撃による決着を狙い、慌てて七天七刀を引き戻そうとする神裂だが、使い慣れているはずの愛刀が重い!
神裂「なっ!?」
目を見開く神裂!
・・
義手は完膚なきまでに砕いている。 どこも掴まれていないはずなのに重いのだっ!!
・・
義手は完膚なきまでに砕いている。 どこも掴まれていないはずなのに重いのだっ!!
メタルシルバーオーバードライブ
ジョセフ「かかったのぉ!銀色の波紋疾走ッ!!」
ジョセフ「かかったのぉ!銀色の波紋疾走ッ!!」
ジョセフの掛け声と共に後ろ手に回されたジョセフの左腕が360度回転し本来の場所に戻っていく!
想像もつかない事態に混乱した神裂は内より外に引っ張られる回転の流れに耐えきることはできなかった!
気がつけば手の内より七天七刀は巻き取られるように神裂の手を離れ、正面に立つはジョセフ・ジョースター!
ジョセフ「勝ったと思ったときに人は敗北するんじゃよお嬢さん・・・…これでチェックメイトじゃ」
呆然とした神裂の額に添えられたのはジョセフ・ジョースターの右手だった!!
神裂「・・・…お見事です」
84 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 08:56:56.45 ID:V5A9jcKw0
神裂「…ですが…最後の一撃というのは嘘だったのではないですか?」
神裂「…ですが…最後の一撃というのは嘘だったのではないですか?」
ジョセフ「あ~…そりゃ違うのぉ。 こうなるまで全部ひっくるめての一撃じゃ」
神裂「…貴方が後ろを向いたとき私が背面から斬りつけていたのかもしれませんよ?」
ジョセフ「お嬢さんはそんなことせんじゃろ」
神裂「…そう思えた理由は?」
ジョセフ「闘いの誇りじゃよ」
神裂「…誇り?」
ジョセフ「うむ。 お嬢さんは終始一貫して極力わしに怪我を負わせないようにしてたじゃろ?」
神裂「…それだけで私に無防備な背面を晒したと? 斬られるかもしれないというリスクを承知の上で?」
ジョセフ「わしは博打が好きでのぉ」
神裂「……こんなに老獪な方は初めてです」
ジョセフ「ところでの…実はもうわし、波紋の呼吸なんぞ疲れて出来やせんのじゃ…話し合いでなんとかならんかの?」
神裂「…そうですね。 どうやら誤解もあるようですし…話し合いで解決できるのならばそちらの方が望ましいです」
△ジョセフVS△神裂火織 (両者合意の上でドロー)
86 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 09:23:12.64 ID:V5A9jcKw0
ジョセフ「ふむ…そのインデックスという名の少女は一年周期で記憶を消さんと命に関わる…」
ジョセフ「ふむ…そのインデックスという名の少女は一年周期で記憶を消さんと命に関わる…」
ジョセフ「そしてお嬢さん達がその少女の記憶を消しに来た」
ジョセフ「しかしインデックスという娘からみればお嬢さんたちは頭の中のなんちゃらを狙いに来た敵にみえる と…」
神裂「はい…ですから…わたしたちはいっそ憎まれたほうが…」
ジョセフ「…気に食わんのぉ」
神裂「なっ!? あなたに何が!」
ジョセフ「わしゃあそういった事には詳しくないが…もうちょっと別の方法があったんじゃないかのぉ…」
神裂「っ…」
ジョセフ「まぁええわい。 とりあえず承太郎達と連絡をとるとするかの」
神裂「そんなことで何とかなるような問題では!」
ジョセフ「…何とかなる問題かもしれんぞ」
神裂「なにを…」
「おい! じじいっ! 無事かっ!」
87 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 09:30:13.60 ID:V5A9jcKw0
ジョセフ「おーっ! 仗助くんっ! こっちじゃこっちィ~」
仗助「話は後だっ! 変な奴らがって…もしかして…この女じゃねぇーだろうなぁ~?」
ジョセフ「あ~…そこのお嬢さんは敵じゃないぞい。 細かい話はあとじゃ。 それよりのぉ、義手と杖を治してくれんかのぉ~」
仗助「…おいおいおいおい義手がグッチャグチャじゃねえ~スか!? ったく…すぐ直すんで動かないで下さいっすよ?」
神裂「…治す?」
仗助「クレイジー・ダイヤモンド!」
ズギュン!
仗助「おし、これで問題なしっすよねェ~」
ジョセフ「うむ、ばっちりじゃわい…ありがとのぉ」
神裂「……今、なにが…」
ジョセフ「ほらの? なんとかなるかもしれんじゃろ?」
仗助「それよりよぉ~~何がなんだか分かんねーからきちっと説明頼ンますよぉ~~~」
ジョセフ「うむ。 と、あっちに見えるのは億泰君じゃないか?」
仗助「…あぁ~ほんとっスね~。 長髪ロンゲ背負ってこっちに走ってきてるっすよぉ~」
神裂「……ステイル!?」
89 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 09:37:22.41 ID:V5A9jcKw0
――杜王グランドホテル・324号室――
――杜王グランドホテル・324号室――
禁書「おなかへった」
承「…」
禁書「ねーじょーたろーおなかへったんだよ?」
承「…」
禁書「じょーたろー! 私はおなかがへったって言ってるんだよ?」
承「…おい」
禁書「なに?じょーたろー?」
承「…おまえはなんで半日も立たずに戻ってきてるんだ?」
禁書「私にはおまえじゃなくてインデックスって名前があるんだよ?」
承「…」
禁書「こ、怖いから、無言で立って近づかないで欲しいんだよ?」
承「…」
禁書「……ミツカラナカッタンダヨ」
承「…なんだと?」
90 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 09:38:27.48 ID:OfpHbUqD0
ったくインデックスはほんと使えねー奴だな
飯ばっか食って人様に迷惑掛けやがって
うちに来ればいいのに
ったくインデックスはほんと使えねー奴だな
飯ばっか食って人様に迷惑掛けやがって
うちに来ればいいのに
91 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 09:54:16.35 ID:V5A9jcKw0
禁書「……きょ、教会が見つからなかったって言ってるんだよ?」
禁書「……きょ、教会が見つからなかったって言ってるんだよ?」
承「…教会ならこのホテルを出て右に行けばあったはずだぜ」
禁書「私が保護してもらえるのはイギリス清教で…この町にある教会は全部ローマ正教なんだよ」
承「…それで?」
禁書「だからやっぱりSPW財団に保護してもらうって手段に賭けたんだよ!」
承「…俺が危険に晒されるからといって出ていかなかったか?」
禁書「それなら無問題なんだよ! もしもじょーたろーに危険が迫ったら私が守ってあげるから大丈夫なんだよ!」
承「…」
禁書「なんせこの修道服はトリノの聖骸布を完璧にコピーした歩く教会うんぬんかんぬん…ってなんで人の話を聞こうともしないでそっぽ向くの?」
承「付き合ってらんねーぜ」
禁書「うぅ…」
承「…」
禁書「…ごめんね。 やっぱりじょーたろーは迷惑だったよね?」
承「…待ちな」
禁書「……え?」
94 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 10:13:45.33 ID:V5A9jcKw0
承「そんなナリして外を出歩かれるのも面倒だ」
承「そんなナリして外を出歩かれるのも面倒だ」
禁書「…そ、それって?」
承「まずデリバリーは俺が頼む。 もう一つ。 ここは俺の部屋だ。 静かにしていろ。 それが出来るならあとは好きにすればいい」
禁書「…じょーたろー?」
承「…なんだ?」
禁書「ありがとー! やっぱりじょーたろーは優しいおじ…おにいさんなんだよ!」
承「……」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
禁書「い、いいい今のはちょっと口が滑っちゃっただけなんだよ? わ、わたしは全然そんなこと思ってないんだよ?」
承「……」
禁書「ま、待つんだよ! 迷える子羊に差し伸べるのは救いの手のはずなんだよ! つまりなにが言いたいかというと暴力反対なんだよ!」
承「…ったく。 厄介なことになっちまったぜ」
禁書「…じょーたろーって優しいけど冷たいんだね」
承(やれやれだ…初めて出会ったぜ……ここまで日本語が意味不明な奴は…まともに話そうとしてる俺の『常識』ってやつがブッ壊れそうだぜ)
129 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 17:45:15.96 ID:LHy9pDpu0
禁書「うー…退屈なんだよ」
禁書「うー…退屈なんだよ」
禁書「じょーたろーはさっきからずっと調べ物?みたいなことをしているし…私は一人でコロコロしてることしか出来ないんだよ」
コロコロゴロゴロ
禁書「…!? 大変だよじょーたろー! わたしは今とっても大変なことに気づいてしまったんだよ!」
承「そうか…そいつぁよかったな」
禁書「じょーたろーは部屋の中でもその長いコートと帽子を脱がないよね? ズバリ…気に入っているんだよね?」
承「あぁ…まぁそういうことになるだろうな」
禁書「ふふーんやっぱりね! じょーたろーと私の共通点を見つけたんだよ!」
承「…そうか」
禁書「ちょ、ちょっと! こっちをちらりとも見ないで声だけで返事をするだなんてひどいんだよ!」
承「…」
禁書「ううう! 完全無視だよ! ちょっとはこっちを見てほしいんだよ!」
承「…」
禁書「むぅぅ! こっちを見てよぉー」
承「…」
132 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 17:47:43.06 ID:LHy9pDpu0
禁書「…コッチヲ見テッテイッテルンダヨォ?」
禁書「…コッチヲ見テッテイッテルンダヨォ?」
承「!?」
禁書「あっ!やっと私に目線を移してくれたんだよ!」
承(…つい最近どこかで聞いたようなフレーズだった気がするぜ)
承「…で、いったい何の話だったんだ?」
禁書「ひ、酷いんだよじょーたろー! 私が一生懸命話していたっていうのに! じょーたろーと私の服装に共通点があるって発見だよ!」
承「…さぁな。さっぱり思いつかないぜ」
禁書「フフフ…しょうがないから教えてあげるんだよ! じょーたろーは長いコートと帽子をかぶってるでしょ?」
承「…そうだな」
禁書「わたしの修道服も長いコートだし帽子だってかぶってるんだよ!」
・・・・・・・・・
承「…まさかとは思うが……それだけか?」
・・・・・・・・・
承「…まさかとは思うが……それだけか?」
禁書「凄い偶然だね! ね!」
承「……付き合ってられねえ」
禁書「あっ! 待ってじょーたろー! …実は…もっと大切な…おはなしがあるの」
134 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 17:52:19.30 ID:LHy9pDpu0
承「…なんだ」
承「…なんだ」
禁書「あの…その…これを言うのはちょっと心苦しいんだけど…」
承「…さっさと答えな」
禁書「…ごはんは?」
承「…てめーは」
禁書「わたし? わたしはお腹が減ってきたんだよ?」
承「…俺を怒らせたいのか?」
禁書「!? ち、違うんだよ! もう昼過ぎだし! 育ち盛りの私ならお腹が減ってもおかしくない頃合いなんだよ?」
禁書「そ、それにほら! じょーたろーだってお腹が減ってちゃ元気が出ないと思うんだよ!」
禁書「だからこれはじょーたろーの事を思ってと捉えて欲しいんだよ!」
承「…俺が後10年若けりゃてめぇの鼻っ柱にキツイのを一発お見舞いしてるところだ」
135 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 17:52:57.40 ID:LHy9pDpu0
禁書「うぅ…でもでもこればっかりは隠しててもすぐにバレそうだし、しょうがないんだよ?」
禁書「うぅ…でもでもこればっかりは隠しててもすぐにバレそうだし、しょうがないんだよ?」
グキュルルルー
承「…やれやれだ。 いいか。 俺が今から買ってくる。てめーは。 一歩も。 この部屋から出るな」
禁書「わかったんだよ! でももうお腹と背中がくっつきそうなことだけはわかって欲しいんだよ!」
禁書「あっ忘れてた!」
承「?」
禁書「いってらっしゃいなんだよ!」
承「…あぁ」
承(…こいつぁマジにヘビーな状況だ…悪気がないから余計手に負えねえ…いっそのことジジイにでも押し付けちまいたくなるぜ…)
137 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 17:56:56.36 ID:LHy9pDpu0
―15分後―
―15分後―
承「…てめーの胃袋はどうなってやがる? まさかとは思うがハンサム顔なスタンドでも入ってるんじゃあねーだろうな?」
禁書「ほへ? らにをりってるかわかららいけろわらひははんはむやらくてくーとなかおをしれるって」
承「…飲み込んでから喋れ」
禁書「……ングッ! 何を言ってるか分からないけど私はハンサムじゃなくてキュートな顔をしてるって自負してるんだよ?」
承「…サンドイッチ3切れを口に詰め込んだリスみてーなツラで何を言いやがる」
禁書「な! 年頃の少女に向かってそんなことを言うだなんて酷いんだよ! これは単なる成長期なんだよ!」
承「…おいそんなに両手振り回して叫んでると…」
ドグシャァー
禁書「あああ! コーラがダイレクトに私の服に!」
承「…いわんこっちゃねえ」
138 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 18:00:11.94 ID:i+l0IklQ0
イエローテンパランスwww
イエローテンパランスwww
139 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 18:04:45.38 ID:LHy9pDpu0
禁書「あわわわ! 私の純白の修道服が瞬く間に美味しそうなコーラ色に染まっていくんだよ!」
禁書「あわわわ! 私の純白の修道服が瞬く間に美味しそうなコーラ色に染まっていくんだよ!」
承「フン。 ご愁傷さまだぜ。 牛乳だったらよかったのにな」
禁書「ひ、酷いんだよじょーたろー!」
禁書「あぁぁ…大事な私の『歩く教会』がコーラ色になっちゃった…これじゃあ『歩く教会』じゃなくて『歩く炭酸』だよ…」
禁書「うぅぅ…いっそのことイカスミとかならブラックインデックスみたいなキャラで押し通せたかもしれないのに…」
禁書「あぁぁでもでも何だかイカスミっていうのはマズイ気がするんだよ! とっても!」
承「…てめーが何を言ってるのかわからねーが…シャワールームならこの部屋を出て突き当たりを右だ。 洗濯機もシャワールームの中にある」
禁書「せ、せんたくき?」
承「…おい。 何をしてる? さっさと行って来やがれ」
禁書「せんたくきはボタンが一杯あるから苦手なんだよ」
禁書「じょーたろー」
承「…なんだ?」
禁書「お願いだから私にせんたくきの攻略法を教えて欲しいんだよ!」
承「まったく…花京院が言ってた悪夢のスタンド使いの攻撃って言われても納得できちまうぜ…」
140 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 18:06:04.62 ID:LHy9pDpu0
―シャワールーム―
―シャワールーム―
承「服を脱いだらこの洗濯機の中に放り込んで、このボタンを押してスイッチをいれるだけだ。 判ったな?」
禁書「う、うん! 多分何とかなると思うだよ!」
承(…汗だくになって緊張するようなモンでもねーだろう)
承「あとはテメーでやりやがれ」
禁書「う、うん! ありがとうなんだよ!」
承「それじゃあ俺は出るからな…まったく…やれやれだぜ」
ポツーン
禁書「さっきじょーたろーが説明してくれたんだし…せんたくきくらい私一人にだって簡単なんだよ!」
禁書(えっと…服を脱いで…よいしょ…この中にいれて…このボタンを押してスイッチを入れる…)
禁書(だ、大丈夫だよね? 教わったとおりにやったんだしなにも間違ってないはずなんだよ!)
禁書(落ち着いて…植物のような平穏な心で…このボタンを…ボタンを…)
禁書「押すぞぉ! 押してやる…押してやるっ! 今っ! 『スイッチを』いれてやるっ…んだよ!」
BOMB!
142 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 18:08:04.04 ID:Kacrlsqw0
台詞がジョジョ風になってるぞw
台詞がジョジョ風になってるぞw
143 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 18:10:18.91 ID:DOGVo4XrO
確かにイカスミはまずいでゲソ
確かにイカスミはまずいでゲソ
144 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 18:25:14.56 ID:LHy9pDpu0
禁書「ヒャアアアアア!!!」
承「…ひとりで何叫んでやがるんだあいつは…」
禁書「たったすけて! じょーたろー!!」
承「っ!?」
禁書「大変なんだよ!大変なんだよ!」
承「おい…なに考えてやがる?」
禁書「機械の反乱なんだよ! 文明がついに私たちに牙を向いたんだよ!」
承「てめー…服はどうした?」
禁書「それなんだよじょーたろーっ!せんたくきが私の服に噛み付いているんだよ!」
・・・・・・・
承「やかましいっ! 俺はなんでてめーが素っ裸なのかって聞いてるんだ!」
承「やかましいっ! 俺はなんでてめーが素っ裸なのかって聞いてるんだ!」
禁書「…え?」
禁書「キャアアアァァ!!見ないでじょーたろー!馬鹿ぁ!えっちぃ!」
147 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 18:30:53.74 ID:LHy9pDpu0
ガッシィィィ!
ガッシィィィ!
承「くっ! だったらなんでテメーおれの脚にしがみつきやがる!」
禁書「そ、そんなの決まってるんだよ! 離れたら見えちゃうからだよ!」
承「…うっとおしい! 離れやがれテメーッ!」
禁書「嫌なんだよ! 離れたら見えちゃうんだよ! じょーたろーがせんたくきを手懐けてくれるまで私はここから動かないんだよっ!」
承(くっ…しのごの言ってる場合じゃねえ! とりあえずこいつをスタープラチナでこいつを気絶させる)
ピンポーン!
承(こんなときに来客か。 だが鍵はかかってるっ! 問題ない!)
ハーミットパープル
?「隠者の紫!」
?「隠者の紫!」
ガチャリ
承(まさかっ…!? この感覚は!?)
ジョセフ「いると思ったんじゃがのぉ…承太郎おらんのかー? ちと緊急の件でな。 あがらさせてもらうからのぉ~」
承「なん…だと…!?」
承「冗談じゃねぇーぜ! こんな役どころが俺に回ってくるだなんて! こういうのはポルナレフかジジイの役目だろうがっ!」
152 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 18:47:22.25 ID:LHy9pDpu0
禁書「ううう…もういったい何がどうなってるのか判らないんだよ!」
禁書「ううう…もういったい何がどうなってるのか判らないんだよ!」
承「…珍しく意見があうな。 俺もだ」
承(後数秒でジジイがこの部屋にやってくる…)
承(脚にしがみついてるコイツを気絶させたところで状況は変わらねえ)
承(ホテルの一室で気絶してる素っ裸のガキと一緒のところをジジイに見られるだなんて冗談じゃねーぜっ!)
承(だがシャワールームに行って服を回収する時間は無いっ! 残る手段は一つ!)
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
承「スタープラチナ・ザ・ワールドッ!」
バァ―z_ンッ!
承「……こんなくだらないことで時を止めることになるとはな…」
承「まずはコイツをひっぺがしてと……ホントーにやれやれだぜ…」
ゴソゴソ
承「…これでなんとかなったぜ…二秒止められたのが不幸中の幸いってやつだな」
承「そして…時は動き出す」
153 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 18:58:16.40 ID:LHy9pDpu0
ドォ―z_ンッ!
ドォ―z_ンッ!
ガチャリ
ジョセフ「おっ? 何じゃ承太郎、おったのなら返事をせんか」
承太郎「…」
禁書「!? あれ? じょーたろーの脚がまるで椅子みたいに固くなっちゃった…って本当に椅子なんだよ?」
ジョセフ「…そのお嬢ちゃんが追われていた娘さんか?」
承太郎「…そうだ」
ジョセフ「…なんでおまえのコートを着ておるんじゃ?」
承太郎「…やむなくだ。 それ以上詮索すんじゃねえジジイ」
禁書「あれ? ほんとだ? なんで私じょーたろーのコート着てるの?」
承太郎「…いいからテメーは黙ってやがれ」
ジョセフ「…ふむ。 何やら…一悶着あったようじゃが触れないようがええようじゃのぉ~」
承太郎「…そのとおりだ。 それで…緊急の件とやらはいったい何の話だ?」
ジョセフ「うむ。 今からおいおい話すわい。 実はそこのお嬢さんの追手やらにとばったり出逢ってな…」
禁書「え? ええ? えええ? もうなにがなんだかさっぱり訳がわからないんだよ?」
165 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 20:26:57.79 ID:LHy9pDpu0
ジョセフ「と、まぁ相手の言い分はおおよそこんなもんかの…」
ジョセフ「と、まぁ相手の言い分はおおよそこんなもんかの…」
ジョセフ(あのお嬢さんたちが実はこの娘さんと知り合いだったとゆうことは伏せとるがのぉ…)
禁書「おじーさんやじょーたろーには悪いけど…信じられないんだよ…」
承「…」
禁書「私の持っている10万3000冊の魔道書は…世界を手に入れるのと同価値と言ってもいいほど危ないものなんだよ…」
ジョセフ「…」
禁書「襲ってきた相手の言い分を信じるだなんて…私には無理なんだよ…」
ジョセフ(まぁ…そうじゃろうなぁ~)
ジョセフ「そういえば言い忘れておった…彼等が再び来るのは三日後の午前零時じゃ。 その時までは休戦をしてくれると言ってくれたわい」
承「休戦?」
ジョセフ「うむ。 それまでに娘さんがどうするか、わしらがどうするかを決めなきゃならんってことじゃのぉ~」
承「つまり…泣いても笑っても三日後には全てが決まるってことだな。」
禁書「あと…たった三日…」
承「…そういえば、その追手とやらはどこにいるんだ?」
ジョセフ「今頃は…仗助くんや億泰くんと一緒に杜王町を見学してるんじゃないかのぉ~」