自分用SSまとめ
ハルヒ「こっ、高校デビューってのをしてみるわっ!」①
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meteor089
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ハルヒ「こっ、高校デビューってのをしてみるわっ!」 ① ②
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 00:56:11.57 ID:n2u22P/r0
ハルヒ「ただの人間には興味ありません! この中に宇宙人や~」
キョン「……なんだこいつ」
ハルヒ「ただの人間には興味ありません! この中に宇宙人や~」
キョン「……なんだこいつ」
ザワザワ
ハルヒ「…」
ハルヒ「…」
ハルヒ「…」(失敗した……)
ハルヒ「…」(あんなこと、言うんじゃなかった……)
女子A「ちょっと、あの子」
ハルヒ「!」
女子B「え、やだキモーイ」
ハルヒ「…」
女子C「ほら、あの子。なんか自己紹介でさー」
ハルヒ「……ううっ」
女子A「ちょっと、あの子」
ハルヒ「!」
女子B「え、やだキモーイ」
ハルヒ「…」
女子C「ほら、あの子。なんか自己紹介でさー」
ハルヒ「……ううっ」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 01:01:22.32 ID:99PNekUvO
やっちゃった以上引っ込みがつかないままなんですね、わかります
やっちゃった以上引っ込みがつかないままなんですね、わかります
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 01:03:02.97 ID:JWRoJqtg0
「月刊ムー読んでる?」みたいなやつが一人ぐらい来てもいいだろwwwwww
「月刊ムー読んでる?」みたいなやつが一人ぐらい来てもいいだろwwwwww
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 01:04:00.73 ID:n2u22P/r0
谷口「あの涼宮ってのはな」
谷口「とにかく地味で、喋ってるのなんてみたことないぐらいだったんだ」
谷口「とは言え、あの容姿だろ? 近づいていく男は沢山居たんだけど」
谷口「それを全部断って、それどころかあいつは誰とも喋らなかったらしいんだよ」
谷口「それがいきなり……アレだもんな」
キョン「変な奴も居るもんだな」
国木田「そうだね。でも……」
谷口「あの涼宮ってのはな」
谷口「とにかく地味で、喋ってるのなんてみたことないぐらいだったんだ」
谷口「とは言え、あの容姿だろ? 近づいていく男は沢山居たんだけど」
谷口「それを全部断って、それどころかあいつは誰とも喋らなかったらしいんだよ」
谷口「それがいきなり……アレだもんな」
キョン「変な奴も居るもんだな」
国木田「そうだね。でも……」
ハルヒ「…」
女子A「ねぇねぇ? 宇宙人とかに興味あるの?」
ハルヒ「あ……あの」
女子B「あたし異星人なんですけどー」キャハハ
女子C「ちょーうけるよね! あはは!!」
ハルヒ「…」
女子A「ねぇねぇ? 宇宙人とかに興味あるの?」
ハルヒ「あ……あの」
女子B「あたし異星人なんですけどー」キャハハ
女子C「ちょーうけるよね! あはは!!」
ハルヒ「…」
国木田「……なんだか、可哀想かもね」
キョン「しょうがないだろ。いきなりあんなこと言われりゃ、誰だってからかいたくなるさ」
谷口「気持ちは分からないでもないけどなぁ。地味な自分を変えたかったとか、そんなんだろうな」
国木田「うーん」
キョン「しょうがないだろ。いきなりあんなこと言われりゃ、誰だってからかいたくなるさ」
谷口「気持ちは分からないでもないけどなぁ。地味な自分を変えたかったとか、そんなんだろうな」
国木田「うーん」
ハルヒ「…」ガタッ
女子A「あー、ちょっとドコ行くのー? 火星ー?」
女子B「ちょっ、あんた……ぷっ、あははっ! 火星とか!?」
女子C[マジ宇宙なんですけど!]
キャハハ
女子A「あー、ちょっとドコ行くのー? 火星ー?」
女子B「ちょっ、あんた……ぷっ、あははっ! 火星とか!?」
女子C[マジ宇宙なんですけど!]
キャハハ
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 01:05:45.34 ID:u/SHFvvtP
(´;ω;`)
(´;ω;`)
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 01:06:46.46 ID:SLhLxc5sO
まじ宇宙なんですけどw
まじ宇宙なんですけどw
男性陣の暖かさが救いかな
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 01:10:53.61 ID:n2u22P/r0
【女子トイレ】
【女子トイレ】
ハルヒ「……やだっ」
ハルヒ「こ、こんなの……あたし、なにやっちゃったんだろ……」
ハルヒ「こ、こんなの……あたし、なにやっちゃったんだろ……」
ハルヒ「…」
ハルヒ「あ、あれは冗談って言えば……わかってもらえるかな?」
ハルヒ「…」
ハルヒ「そ、そうよね。冗談ですって」
女子D「ねぇねぇ? 聞いた?」
ハルヒ「!」
女子D「隣のクラスにさー、なんかチョー頭おかしい子が居るんだって!」
女子E「えー? なにそれ?」
女子F「あー知ってる。なんか自己紹介でさ、人間には興味ありません! とか言った子でしょ?」
女子D「そうそう! すごくない!? 自分何者なんですかって感じ!?」
キャハハハ
ハルヒ「あ、あれは冗談って言えば……わかってもらえるかな?」
ハルヒ「…」
ハルヒ「そ、そうよね。冗談ですって」
女子D「ねぇねぇ? 聞いた?」
ハルヒ「!」
女子D「隣のクラスにさー、なんかチョー頭おかしい子が居るんだって!」
女子E「えー? なにそれ?」
女子F「あー知ってる。なんか自己紹介でさ、人間には興味ありません! とか言った子でしょ?」
女子D「そうそう! すごくない!? 自分何者なんですかって感じ!?」
キャハハハ
ハルヒ「……出られない」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 01:12:15.80 ID:sYREi+XxO
ざわ…
ざわ…
ざわ…
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 01:18:27.97 ID:n2u22P/r0
女子F「なんかさー、うち中学ん時にもそんなの居てさぁ」
女子D「わかる! どこにでも居るよねー。自己紹介で滑ってハミる子」
女子E「でもありえなくない? 高校で宇宙人とか!」キャハハ
ハルヒ「…」
女子F「なんかさー、うち中学ん時にもそんなの居てさぁ」
女子D「わかる! どこにでも居るよねー。自己紹介で滑ってハミる子」
女子E「でもありえなくない? 高校で宇宙人とか!」キャハハ
ハルヒ「…」
女子E「そういうのって、家で考えてきてんのかな」
女子F「中学の頃は大人しい子だったって、うちのクラスの子が言ってたよ」
女子D「キモすぎるよねー。なに自己紹介で張り切ってんだよって感じ!」
ハルヒ「…」
女子D「マジかかわりたくないんだけど、そんな子」
女子E「かかわるわけないでしょ! むしろ苛められるんじゃない?」
女子F「わかんないねー。まあ、無視はされるだろうね」
ギャハハ
ハルヒ「…」
女子D「ま、自業自得って感じじゃん? 本人はどー思ってんのか知らないけど」
女子E「冗談でした! とか?」
女子F「無理無理! ぜってーそんな空気じゃないっしょ!」
ハルヒ「……ううっ」
女子F「中学の頃は大人しい子だったって、うちのクラスの子が言ってたよ」
女子D「キモすぎるよねー。なに自己紹介で張り切ってんだよって感じ!」
ハルヒ「…」
女子D「マジかかわりたくないんだけど、そんな子」
女子E「かかわるわけないでしょ! むしろ苛められるんじゃない?」
女子F「わかんないねー。まあ、無視はされるだろうね」
ギャハハ
ハルヒ「…」
女子D「ま、自業自得って感じじゃん? 本人はどー思ってんのか知らないけど」
女子E「冗談でした! とか?」
女子F「無理無理! ぜってーそんな空気じゃないっしょ!」
ハルヒ「……ううっ」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 01:26:48.01 ID:duFA88L+O
マジ宇宙なんですけど!
マジ宇宙なんですけど!
意味分からんwww
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 01:27:08.02 ID:n2u22P/r0
女子F「でさー」
女子E「マジで? ヤバくないそれ!?」
ハルヒ「…」(早く、出て行ってくれないかな……)
女子F「でさー」
女子E「マジで? ヤバくないそれ!?」
ハルヒ「…」(早く、出て行ってくれないかな……)
女子D「……ねぇ」ヒソヒソ
女子E「ん?」
女子F「あの端っこの個室さ、さっきからずっと……」ヒソヒソ
女子E「……あ、ほんとだ」
ハルヒ「?」
女子E「ん?」
女子F「あの端っこの個室さ、さっきからずっと……」ヒソヒソ
女子E「……あ、ほんとだ」
ハルヒ「?」
ハルヒ「…」
ハルヒ「……行った……かな」
ハルヒ「はぁっ……もうやだっ」
キィ
ハルヒ「……行った……かな」
ハルヒ「はぁっ……もうやだっ」
キィ
トコトコトコ
女子E「! ちょ、ちょっ! 見て!」
ハルヒ「?」
女子F「あの子! あの子だよさっきの!」
ハルヒ「!」
女子D「うわ、もしかして話聞いてたとか? ……キモッ」
ハルヒ「……んっ」タタタッ
女子E「! ちょー走ってる! 逃げてる逃げてる!」
ギャハハハハ
ハルヒ「?」
女子F「あの子! あの子だよさっきの!」
ハルヒ「!」
女子D「うわ、もしかして話聞いてたとか? ……キモッ」
ハルヒ「……んっ」タタタッ
女子E「! ちょー走ってる! 逃げてる逃げてる!」
ギャハハハハ
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 01:30:58.28 ID:n2u22P/r0
女子A「聞いた? なんかトイレでさ」
女子B「えー……なにそれ、マジキモイんすけど……」
ハルヒ「…」
女子A「聞いた? なんかトイレでさ」
女子B「えー……なにそれ、マジキモイんすけど……」
ハルヒ「…」
キョン「おーおー、すげぇな」
谷口「女子ってこういうとき怖いよな。妙に結束力が強いっていうか」
国木田「まあ……いじめとか、そういうのじゃないから……なんとも言えないけどね」
キョン「…」
谷口「女子ってこういうとき怖いよな。妙に結束力が強いっていうか」
国木田「まあ……いじめとか、そういうのじゃないから……なんとも言えないけどね」
キョン「…」
ハルヒ「……あの」
女子A「は?」
ハルヒ「…」
女子B「ちょっと、こっち」トトト
女子A「やべー、話しかけられた……ぷっ」ヒソヒソ
女子B「キモいキモい! めっちゃ見てる!」ヒソヒソ
女子A「は?」
ハルヒ「…」
女子B「ちょっと、こっち」トトト
女子A「やべー、話しかけられた……ぷっ」ヒソヒソ
女子B「キモいキモい! めっちゃ見てる!」ヒソヒソ
キョン「…」
キョン「無視すんのも、いじめとかわらんと思うけどな」
谷口「え? なんだってキョン?」
キョン「いや、なんでもないよ」
キョン「無視すんのも、いじめとかわらんと思うけどな」
谷口「え? なんだってキョン?」
キョン「いや、なんでもないよ」
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 01:53:11.59 ID:n2u22P/r0
ハルヒ「はぁっ、はっ」タッタッタ…
ハルヒ「はぁっ、はっ」タッタッタ…
ハルヒ「ふぅ……」
女子A「なにあれ、めっちゃ本気」
ハルヒ「?」
女子B「まさかまだ目立とうとしてるの? ありえねー……」
ハルヒ「…」
女子A「なにあれ、めっちゃ本気」
ハルヒ「?」
女子B「まさかまだ目立とうとしてるの? ありえねー……」
ハルヒ「…」
キョン「すげーなぁ。あいつすげー早い」
谷口「なーんか妙に体力あんだよな。あいつ」
キョン「……浮いてるなぁ」
谷口「おいキョン、次アレだ。朝倉さん」
国木田「……美人だよねぇ」
谷口「だな。涼宮もあんな感じならいいのにな」
キョン「…」
谷口「なーんか妙に体力あんだよな。あいつ」
キョン「……浮いてるなぁ」
谷口「おいキョン、次アレだ。朝倉さん」
国木田「……美人だよねぇ」
谷口「だな。涼宮もあんな感じならいいのにな」
キョン「…」
ハルヒ「…」トボトボ
朝倉「涼宮さん、なにか運動とかしてるの?」
ハルヒ「! あ、あのっ」
女子A[あーさーくーら! なにしてんの~]
朝倉「あ……ん、またあとでね」
ハルヒ「…」
朝倉「涼宮さん、なにか運動とかしてるの?」
ハルヒ「! あ、あのっ」
女子A[あーさーくーら! なにしてんの~]
朝倉「あ……ん、またあとでね」
ハルヒ「…」
ハルヒ「朝倉さん……」
77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 03:40:49.80 ID:n2u22P/r0
朝倉「でね? 委員会の仕事を、涼宮さんにも手伝ってもらえたらなって」
ハルヒ「でも、あたし……」
朝倉「でね? 委員会の仕事を、涼宮さんにも手伝ってもらえたらなって」
ハルヒ「でも、あたし……」
キョン「なんだ、仲良さそうだなあの二人」
谷口「さすが朝倉さん! 聖母のような人だ!」
国木田「歳暮? なにが?」
キョン「…」
谷口「それに引き換え涼宮の奴は……なんであんな黙り込んでるんだ?」
谷口「さすが朝倉さん! 聖母のような人だ!」
国木田「歳暮? なにが?」
キョン「…」
谷口「それに引き換え涼宮の奴は……なんであんな黙り込んでるんだ?」
朝倉「ねぇ、涼宮さん?」
ハルヒ「……あの」
女子A「ちょっと涼子」
朝倉「え?」
女子B「ほら、次移動教室だよ」
朝倉「あ、あの」
ハルヒ「…」タッ
朝倉「あ! 涼宮さん?」
ハルヒ「……あの」
女子A「ちょっと涼子」
朝倉「え?」
女子B「ほら、次移動教室だよ」
朝倉「あ、あの」
ハルヒ「…」タッ
朝倉「あ! 涼宮さん?」
キョン「だろうな」
国木田「…」
キョン「引き込むとしたらだ、そりゃ人当たりがいいやつになるよな」
国木田「……難しいね」
キョン「…」
谷口「おい、早く行こうぜ!」
キョン「あぁ、はいよ」
国木田「…」
キョン「引き込むとしたらだ、そりゃ人当たりがいいやつになるよな」
国木田「……難しいね」
キョン「…」
谷口「おい、早く行こうぜ!」
キョン「あぁ、はいよ」
80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 03:43:23.46 ID:n2u22P/r0
ハルヒ「…」
ハルヒ「……大丈夫」
ハルヒ「…」
ハルヒ「……大丈夫」
ハルヒ「あたしと仲良くしなくても……朝倉さんには友達が」
ハルヒ「…」
ハルヒ「あたしは……今まで通り、一人でいればいいんだ」
ハルヒ「…」
ハルヒ「あたしは……今まで通り、一人でいればいいんだ」
ハルヒ「高校デビューなんて……んっ」
ハルヒ「ひっく、あぁっ」
ハルヒ「……なんで……っ」ポロポロ
キョン「!」
ハルヒ「んっ……!」
キョン「……す、涼宮?」
ハルヒ「…」
キョン「いや、あの。わ、忘れ物が……っと」
ハルヒ「…」トボトボ
キョン「…」
ハルヒ「……なんで……っ」ポロポロ
キョン「!」
ハルヒ「んっ……!」
キョン「……す、涼宮?」
ハルヒ「…」
キョン「いや、あの。わ、忘れ物が……っと」
ハルヒ「…」トボトボ
キョン「…」
84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 03:46:22.22 ID:n2u22P/r0
キョン「おい」
ハルヒ「……なん……ですか?」
キョン「おい」
ハルヒ「……なん……ですか?」
キョン「あの、逆」
ハルヒ「…」
キョン「教室。そっちじゃなくてこっちだ」
ハルヒ「……どうも」トボトボ
キョン「ちょっ、待てって」
ハルヒ「?」
キョン「あの、えーっと……ほら」
ハルヒ「…」
キョン「教室。そっちじゃなくてこっちだ」
ハルヒ「……どうも」トボトボ
キョン「ちょっ、待てって」
ハルヒ「?」
キョン「あの、えーっと……ほら」
キョン「しょっぱなの自己紹介のアレ、どのへんまで本気だったんだ?」
ハルヒ「…」
ハルヒ「…」
キョン「……いや、ごめん。なんでもない」
ハルヒ「おかしいですよね」
キョン「あ?」
ハルヒ「あたし……バカなんです……なんであんなこと」
キョン「…」
ハルヒ「おかしいですよね」
キョン「あ?」
ハルヒ「あたし……バカなんです……なんであんなこと」
キョン「…」
86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 03:49:09.58 ID:n2u22P/r0
ハルヒ「…」
キョン「あー、でもほら。気にすんなって」
ハルヒ「…」
ハルヒ「…」
キョン「あー、でもほら。気にすんなって」
ハルヒ「…」
キョン「自己紹介の一つや二つ間違えたぐらいでさ」
ハルヒ「…」
キョン「なんていうか……うん。大丈夫だ、気にするな」
ハルヒ「……はい」
キョン「あ、それとだ」
ハルヒ「それじゃ。授業始まりますよ?」タタタ…
キョン「あっ」
ハルヒ「…」
キョン「なんていうか……うん。大丈夫だ、気にするな」
ハルヒ「……はい」
キョン「あ、それとだ」
ハルヒ「それじゃ。授業始まりますよ?」タタタ…
キョン「あっ」
キョン「…」
キョン「敬語なんて……使わなくていいのに」
キョン「敬語なんて……使わなくていいのに」
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 03:54:06.58 ID:n2u22P/r0
谷口「でさぁ、そのオッサンがさ」
キョン「…」
谷口「おい、キョン? 聞いてるか?」
キョン「……ん? あぁ、聞いてるよ」
谷口「でさぁ、そのオッサンがさ」
キョン「…」
谷口「おい、キョン? 聞いてるか?」
キョン「……ん? あぁ、聞いてるよ」
谷口「なんだよ、また涼宮の方見てたのか」
キョン「みてねぇよ」
谷口「やめとけ」
キョン「はぁ?」
谷口「あいつはもう……孤立しちまってるんだよ」
キョン「…」
谷口「ほら、朝倉だってもう涼宮に話しかけなくなっただろ?」
キョン「それは」
谷口「悪いことは言わない。やめとけ。高校で一人ぼっちになるのはいやだろ?」
キョン「……それはあいつも同じだろ」ボソッ
谷口「え?」
キョン「みてねぇよ」
谷口「やめとけ」
キョン「はぁ?」
谷口「あいつはもう……孤立しちまってるんだよ」
キョン「…」
谷口「ほら、朝倉だってもう涼宮に話しかけなくなっただろ?」
キョン「それは」
谷口「悪いことは言わない。やめとけ。高校で一人ぼっちになるのはいやだろ?」
キョン「……それはあいつも同じだろ」ボソッ
谷口「え?」
ハルヒ「…」
ハルヒ「…」(休み時間……早く終わらないかな)
ハルヒ「…」(休み時間……早く終わらないかな)
女子A「あの子、休み時間になるといっつも寝てるわね」
女子B「昼休みもすぐどっか行っちゃうし」
女子C「アレじゃない? 寝る間も惜しんで宇宙人探し!」
女子A「ありえるー」キャハハ
朝倉「…」
女子B「昼休みもすぐどっか行っちゃうし」
女子C「アレじゃない? 寝る間も惜しんで宇宙人探し!」
女子A「ありえるー」キャハハ
朝倉「…」
97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 04:07:39.35 ID:n2u22P/r0
キョン「っと、なんだよ朝倉」
朝倉「あのね、キョン君?」
キョン「っと、なんだよ朝倉」
朝倉「あのね、キョン君?」
キョン「はぁ?」
朝倉「ね、おねがい」
キョン「……なんで俺が涼宮に」
朝倉「だって……涼宮さんに話しかけられそうな人、キョン君ぐらいしか」
キョン「だから、なんで俺」
朝倉「わたしの勘。それに、私が話しかけちゃったら……それこそ、涼宮さんが虐められそうで」
キョン「別に」
朝倉「人間ってのは、横の繋がりを大切にするものなのよ。特に女子高生というカテゴリはね」
キョン「……?」
朝倉「っと。ううん、なんでもない。とにかく……おねがいできない?」
キョン「…」
朝倉「それに、あなたの存在はどうも彼女にとって……ふふっ」
キョン「? なんなんだよさっきから」
朝倉「あっ、授業始まっちゃう! それじゃ、教室で」
キョン「お、おい!」
朝倉「ね、おねがい」
キョン「……なんで俺が涼宮に」
朝倉「だって……涼宮さんに話しかけられそうな人、キョン君ぐらいしか」
キョン「だから、なんで俺」
朝倉「わたしの勘。それに、私が話しかけちゃったら……それこそ、涼宮さんが虐められそうで」
キョン「別に」
朝倉「人間ってのは、横の繋がりを大切にするものなのよ。特に女子高生というカテゴリはね」
キョン「……?」
朝倉「っと。ううん、なんでもない。とにかく……おねがいできない?」
キョン「…」
朝倉「それに、あなたの存在はどうも彼女にとって……ふふっ」
キョン「? なんなんだよさっきから」
朝倉「あっ、授業始まっちゃう! それじゃ、教室で」
キョン「お、おい!」
キョン「……なんだよ。まったく」
135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 05:21:43.47 ID:n2u22P/r0
キョン「……涼宮はさ、部活とかしないのか?」
ハルヒ「えっ?」
キョン「……涼宮はさ、部活とかしないのか?」
ハルヒ「えっ?」
キョン「いや、だから部活」
ハルヒ「……はい」
キョン「そうか。なんだ、その……そういうのも、いいと思うぞ」
ハルヒ「でも、あたし」
キョン「?」
ハルヒ「……変な人だって思われてるみたいだから……部活してる人に迷惑が」チラッ
ハルヒ「……はい」
キョン「そうか。なんだ、その……そういうのも、いいと思うぞ」
ハルヒ「でも、あたし」
キョン「?」
ハルヒ「……変な人だって思われてるみたいだから……部活してる人に迷惑が」チラッ
女子A「喋ってる! サダコ喋ってるよ!」
女子B「えー、男子に話しかけられると喋るんだ。わっかりやすー」キャハハハハ
女子B「えー、男子に話しかけられると喋るんだ。わっかりやすー」キャハハハハ
ハルヒ「……あ、あんまりあたしに……その、話しかけないほうがいいですよ」
キョン「…」
ハルヒ「あの……」
キョン「髪さ」
ハルヒ「え?」
キョン「髪。短いほうがいいと思うぞ。多分、似合う」
ハルヒ「…」
谷口「おいキョン、ジュース買いに行こうぜ」
キョン「あぁ、ん。それじゃ」
ハルヒ「…」
キョン「…」
ハルヒ「あの……」
キョン「髪さ」
ハルヒ「え?」
キョン「髪。短いほうがいいと思うぞ。多分、似合う」
ハルヒ「…」
谷口「おいキョン、ジュース買いに行こうぜ」
キョン「あぁ、ん。それじゃ」
ハルヒ「…」
138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 05:25:49.03 ID:n2u22P/r0
キョン「女子がさ、サダコだって言ってた」
国木田「なんか……言われてるみたいだね」
谷口「あんだけ髪伸ばしてりゃなぁ……なんにも喋らないし」
キョン「女子がさ、サダコだって言ってた」
国木田「なんか……言われてるみたいだね」
谷口「あんだけ髪伸ばしてりゃなぁ……なんにも喋らないし」
キョン「なんか思い入れでもあるのかな」
谷口「さぁ?」
国木田「でも、ちょっと……目にはつくよね。いい意味でも、悪い意味でも」
キョン「そうだよな」
谷口「まあ、触らぬ神に祟りなしってやつだ。ほっとこうぜ」
キョン「おまえな」
谷口「じゃあどーにかできるか? まあ、虐めってわけでもないだろ」
国木田「うーん……」
キョン「……触らぬ、神ね……神様なら、虐められることも孤独になることもないだろうな」
谷口「はぁ? なんだよキョン」
キョン「なんでもねーよ」
谷口「さぁ?」
国木田「でも、ちょっと……目にはつくよね。いい意味でも、悪い意味でも」
キョン「そうだよな」
谷口「まあ、触らぬ神に祟りなしってやつだ。ほっとこうぜ」
キョン「おまえな」
谷口「じゃあどーにかできるか? まあ、虐めってわけでもないだろ」
国木田「うーん……」
キョン「……触らぬ、神ね……神様なら、虐められることも孤独になることもないだろうな」
谷口「はぁ? なんだよキョン」
キョン「なんでもねーよ」
142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 05:31:00.81 ID:n2u22P/r0
【翌日】
【翌日】
キョン「……?」
谷口「お、ようキョン」
キョン「なんだ、どうした? なんか朝から静かだな?」
谷口「いや、あれ」
キョン「?」
谷口「お、ようキョン」
キョン「なんだ、どうした? なんか朝から静かだな?」
谷口「いや、あれ」
キョン「?」
ハルヒ「…」
女子A「なにあれ……なんか急に短くしてる」
女子B「やだー。もしかしてサダコ聞こえちゃった? ヤバくね?」
女子A「なにあれ……なんか急に短くしてる」
女子B「やだー。もしかしてサダコ聞こえちゃった? ヤバくね?」
キョン「なっ」
国木田「……切ったんだね、髪」
谷口「似合ってるっちゃあ似合ってるけど……なんでまたこのタイミングで」
キョン「…」
谷口「ほんと、よくわからないやつ……って、キョン?」
国木田「……切ったんだね、髪」
谷口「似合ってるっちゃあ似合ってるけど……なんでまたこのタイミングで」
キョン「…」
谷口「ほんと、よくわからないやつ……って、キョン?」
ハルヒ「…」
キョン「よう」
ハルヒ「……あ」
キョン「おはよう。髪、切ったのか? のか? っておかしいか。切ったんだな」
ハルヒ「…」
キョン「似合ってるじゃん。思ったとおりだ」
ハルヒ「そう? ……えっと」
キョン「あのさ、面白い話教えてやるよ。あのな……」
キョン「よう」
ハルヒ「……あ」
キョン「おはよう。髪、切ったのか? のか? っておかしいか。切ったんだな」
ハルヒ「…」
キョン「似合ってるじゃん。思ったとおりだ」
ハルヒ「そう? ……えっと」
キョン「あのさ、面白い話教えてやるよ。あのな……」
144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 05:36:43.50 ID:n2u22P/r0
谷口「ど、どうしたんだよキョン!」
キョン「っさいな。なんだよ」
谷口「なんだよって……お前、なんで涼宮と仲良く」
谷口「ど、どうしたんだよキョン!」
キョン「っさいな。なんだよ」
谷口「なんだよって……お前、なんで涼宮と仲良く」
キョン「俺があいつと仲良くすると、なにかマズいのか」
谷口「マズイっていうか……」チラッ
女子A「…」
女子B「…」
谷口「……なぁ?」
キョン「知らん。俺は、俺が喋りたい奴と喋る」
国木田「キョン……うん」
キョン「言いたい奴には言わせとけばいいさ」
谷口「マズイっていうか……」チラッ
女子A「…」
女子B「…」
谷口「……なぁ?」
キョン「知らん。俺は、俺が喋りたい奴と喋る」
国木田「キョン……うん」
キョン「言いたい奴には言わせとけばいいさ」
ハルヒ「…」
キョン「おい涼宮。部活のことだけどな」
ハルヒ「あ……キョン君」
キョン「キョンでいいよ。あと敬語やめろ」
ハルヒ「……ごめんなさい」
キョン「なさい禁止」
ハルヒ「ご、ごめん」
キョン「おう。そんでだな、いっそのこと自分で部活とかさ……」
キョン「おい涼宮。部活のことだけどな」
ハルヒ「あ……キョン君」
キョン「キョンでいいよ。あと敬語やめろ」
ハルヒ「……ごめんなさい」
キョン「なさい禁止」
ハルヒ「ご、ごめん」
キョン「おう。そんでだな、いっそのこと自分で部活とかさ……」
国木田「……なんか、二人共楽しそうだね」
谷口「し、知らないぞ俺は……」
谷口「し、知らないぞ俺は……」
145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 05:37:54.42 ID:S/a1sN9YO
キョンかっこいいw
キョンかっこいいw
146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 05:38:04.20 ID:AXlgz09o0
SOS団フラグ!!
SOS団フラグ!!
150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 05:40:58.10 ID:n2u22P/r0
ハルヒ「む、無理よそんなの」
キョン「そうか?」
ハルヒ「む、無理よそんなの」
キョン「そうか?」
ハルヒ「そんな、なにするかわからない部活なんて」
キョン「なにをするかは、作ってから考えりゃいいさ」
ハルヒ「…」
キョン「お前言ってたじゃん? 宇宙人とか未来人がーって」
ハルヒ「あ、あれは」
キョン「ああいうのってさ……いいことだと、思う」
ハルヒ「え?」
キョン「俺も昔はさ、そう、小さい頃だな。そういうのに憧れたもんだよ」
ハルヒ「…」
キョン「だからさ? 高校生になっても、そういうこと言えるのは……凄いことだと、思うんだ」
ハルヒ「でも……」
キョン「あぁ、いい。他の奴の目なんて気にすんな。なんていうか、うーん」
ハルヒ「?」
キョン「なにをするかは、作ってから考えりゃいいさ」
ハルヒ「…」
キョン「お前言ってたじゃん? 宇宙人とか未来人がーって」
ハルヒ「あ、あれは」
キョン「ああいうのってさ……いいことだと、思う」
ハルヒ「え?」
キョン「俺も昔はさ、そう、小さい頃だな。そういうのに憧れたもんだよ」
ハルヒ「…」
キョン「だからさ? 高校生になっても、そういうこと言えるのは……凄いことだと、思うんだ」
ハルヒ「でも……」
キョン「あぁ、いい。他の奴の目なんて気にすんな。なんていうか、うーん」
ハルヒ「?」
キョン「妙に、そう、妙にな……ほっとけないんだ、涼宮のこと」
ハルヒ「…」
キョン「お前がさ、なんか凄いことやってくれそうで……うん」
ハルヒ「あ、あたしはなにも」
キョン「いいから。もっと高校生活、楽しんでみようぜ」
ハルヒ「…」コク
ハルヒ「…」
キョン「お前がさ、なんか凄いことやってくれそうで……うん」
ハルヒ「あ、あたしはなにも」
キョン「いいから。もっと高校生活、楽しんでみようぜ」
ハルヒ「…」コク
161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 05:49:40.09 ID:n2u22P/r0
キョン「ほら、見ろ涼宮!」
ハルヒ「?」
キョン「ほら、見ろ涼宮!」
ハルヒ「?」
キョン「クラブ活動としての活動の許可! 許可書だよ」
ハルヒ「あ……」
キョン「いやぁ、申請してみるもんだな。これでクラブは作れた。あとは部室か」
ハルヒ「あの、キョン君」
キョン「君、付けるなって。俺もハルヒって呼ぶぞ」
ハルヒ「……キョン」
キョン「なにさ」
ハルヒ「その、部活……クラブって言っても、なにするの? それに、何部?」
キョン「聞いて驚くなよ? SOS団、ってのだ」
ハルヒ「SOS団?」
キョン「世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団! で、略してSOS団だ」
ハルヒ「なっ」
キョン「だからお前が団長な」
ハルヒ「あ、あた、あたしが? え、でも、あの」
キョン「大丈夫大丈夫。泥舟にでも乗ったつもりでさ」
ハルヒ「……それじゃ、沈んじゃう」
キョン「あれ? そうだな……んん、なんて言うんだ?」
ハルヒ「……ふふっ」
キョン「おい、こら。笑うな」
ハルヒ「あ……」
キョン「いやぁ、申請してみるもんだな。これでクラブは作れた。あとは部室か」
ハルヒ「あの、キョン君」
キョン「君、付けるなって。俺もハルヒって呼ぶぞ」
ハルヒ「……キョン」
キョン「なにさ」
ハルヒ「その、部活……クラブって言っても、なにするの? それに、何部?」
キョン「聞いて驚くなよ? SOS団、ってのだ」
ハルヒ「SOS団?」
キョン「世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団! で、略してSOS団だ」
ハルヒ「なっ」
キョン「だからお前が団長な」
ハルヒ「あ、あた、あたしが? え、でも、あの」
キョン「大丈夫大丈夫。泥舟にでも乗ったつもりでさ」
ハルヒ「……それじゃ、沈んじゃう」
キョン「あれ? そうだな……んん、なんて言うんだ?」
ハルヒ「……ふふっ」
キョン「おい、こら。笑うな」
166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 05:53:41.61 ID:n2u22P/r0
キョン「部室か……どこか空いてないかな」
ハルヒ「…」
キョン「部室か……どこか空いてないかな」
ハルヒ「…」
キョン「あ、ここなんてどうだ」
ハルヒ「ここ? でもここ、文芸部って」
キョン「いや、俺ちょっと調べたんだけど……どうやら今年は、文芸部に部員は居ないらしいんだ」
ハルヒ「そうなの?」
キョン「あぁ。なんか今年卒業した先輩が最後で、進入生も居ないとか」
ハルヒ「…」
キョン「だからここ使おうぜ。うん、決まりな。鍵借りてこないとなぁ」
ガチャ
ハルヒ「あ」
キョン「?」
ハルヒ「……開いてる」
キョン「え?」
ハルヒ「ここ? でもここ、文芸部って」
キョン「いや、俺ちょっと調べたんだけど……どうやら今年は、文芸部に部員は居ないらしいんだ」
ハルヒ「そうなの?」
キョン「あぁ。なんか今年卒業した先輩が最後で、進入生も居ないとか」
ハルヒ「…」
キョン「だからここ使おうぜ。うん、決まりな。鍵借りてこないとなぁ」
ガチャ
ハルヒ「あ」
キョン「?」
ハルヒ「……開いてる」
キョン「え?」
キィ
キョン「!」
長門「…」
ハルヒ「あ……」
長門「…」
ハルヒ「あ……」
172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 05:57:42.66 ID:n2u22P/r0
キョン「あれ? なんで」
長門「…」
ハルヒ「ご、ごめんなさい。間違えました」タッ
キョン「あ、おいハルヒ」
長門「待って」
キョン「あれ? なんで」
長門「…」
ハルヒ「ご、ごめんなさい。間違えました」タッ
キョン「あ、おいハルヒ」
長門「待って」
ハルヒ「えっ?」
長門「……使って」
ハルヒ「?」
長門「この部屋」
キョン「えっと……文芸部員?」
長門「そう」
キョン「っかしいな。今年は」
長門「違う」
キョン「どっちだよ」
長門「どちらでもいい。ここは、貴方達が使うべき」
キョン「そんなこと言われても……さすがに部室を奪うわけには」
長門「いいから」
キョン「……どうする? ハルヒ」
ハルヒ「えっと……あの」
長門「……使って」
ハルヒ「?」
長門「この部屋」
キョン「えっと……文芸部員?」
長門「そう」
キョン「っかしいな。今年は」
長門「違う」
キョン「どっちだよ」
長門「どちらでもいい。ここは、貴方達が使うべき」
キョン「そんなこと言われても……さすがに部室を奪うわけには」
長門「いいから」
キョン「……どうする? ハルヒ」
ハルヒ「えっと……あの」
176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 06:00:53.06 ID:n2u22P/r0
ハルヒ「その……」
長門「長門、有希」
ハルヒ「あ、す、涼宮ハルヒです」
ハルヒ「その……」
長門「長門、有希」
ハルヒ「あ、す、涼宮ハルヒです」
長門「…」
ハルヒ「ここは、文芸部員さんの」
長門「気にしないで、いい」
ハルヒ「…」
キョン「なんだかよくわからないけど……まあ、いいんじゃないか」
ハルヒ「キョ、キョン君」
キョン「キョン」
ハルヒ「……キョン」
キョン「とにかく、他に空き部屋がなさそうなんだし。ここは甘えておこうぜ」
ハルヒ「…」
長門「よろしく」スッ
ハルヒ「あ、あの……はい」スッ
キョン「よし、とりあえずは形ができたな。あとは部員を増やせれば……」
ハルヒ「ここは、文芸部員さんの」
長門「気にしないで、いい」
ハルヒ「…」
キョン「なんだかよくわからないけど……まあ、いいんじゃないか」
ハルヒ「キョ、キョン君」
キョン「キョン」
ハルヒ「……キョン」
キョン「とにかく、他に空き部屋がなさそうなんだし。ここは甘えておこうぜ」
ハルヒ「…」
長門「よろしく」スッ
ハルヒ「あ、あの……はい」スッ
キョン「よし、とりあえずは形ができたな。あとは部員を増やせれば……」
177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 06:02:31.56 ID:URk89hcR0
さすがにキョンは常識人だな
さすがにキョンは常識人だな
182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 06:07:02.78 ID:n2u22P/r0
キョン「部員二人ってのも寂しいよな」
長門「三人」
キョン「あ、そうか……三人?」
長門「私も」
キョン「いいのか? 俺達まだ」
長門「いい」
キョン「……じゃあ、よろしくな」
長門「…」コク
キョン「部員二人ってのも寂しいよな」
長門「三人」
キョン「あ、そうか……三人?」
長門「私も」
キョン「いいのか? 俺達まだ」
長門「いい」
キョン「……じゃあ、よろしくな」
長門「…」コク
ハルヒ「……ここ、陽があたって暖かいね」
キョン「そうだな。いい部屋だ」
長門「…」
ハルヒ「本当にいいの? 長門さん」
長門「有希と、呼んで」
ハルヒ「え? でも」
キョン「あのなぁ」
ハルヒ「?」
キョン「ハルヒはなんでも遠慮しすぎだぞ。ほら、自己紹介のとき思い出せって」
ハルヒ「…」
キョン「お前は頑張れば、なんだってできる奴なんだ。多分。でないとあんなこと言えないさ」
キョン「そうだな。いい部屋だ」
長門「…」
ハルヒ「本当にいいの? 長門さん」
長門「有希と、呼んで」
ハルヒ「え? でも」
キョン「あのなぁ」
ハルヒ「?」
キョン「ハルヒはなんでも遠慮しすぎだぞ。ほら、自己紹介のとき思い出せって」
ハルヒ「…」
キョン「お前は頑張れば、なんだってできる奴なんだ。多分。でないとあんなこと言えないさ」
キョン「だから、もっと強気になれって。遠慮なんかするな。少なくともSOS団では、だ」
ハルヒ「……わかった」
長門「…」
ハルヒ「よろしくね、有希ちゃん」
長門「よろしく」コク
ハルヒ「……わかった」
長門「…」
ハルヒ「よろしくね、有希ちゃん」
長門「よろしく」コク
189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 06:10:53.90 ID:n2u22P/r0
キョン「そういえばハルヒって中学時代、男子に告白されまくってたんだって?」
ハルヒ「うん……された」
キョン「だろうなぁ。可愛いもんな、ハルヒ」
ハルヒ「!」
キョン「一人ぐらい、付き合おうって奴いなかったのか?」
ハルヒ「……あたし、こんなだから」
キョン「そういえばハルヒって中学時代、男子に告白されまくってたんだって?」
ハルヒ「うん……された」
キョン「だろうなぁ。可愛いもんな、ハルヒ」
ハルヒ「!」
キョン「一人ぐらい、付き合おうって奴いなかったのか?」
ハルヒ「……あたし、こんなだから」
キョン「まあ、とにかく!」
八ルヒ「?」
キョン「これから、ハルヒはSOS団の団長なんだ。頼むぜ団長」
ハルヒ「で、でも、一体なにをすれば」
キョン「ハルヒのやりたいことをすればいい」
ハルヒ「あたしの?」
キョン「おう。宇宙人を探しに行ったり、ミステリースポットを探検とかもいいな」
長門「…」
キョン「とにかく、やりたいこと全部やってみよう。それがSOS団だ」
ハルヒ「……うん」
八ルヒ「?」
キョン「これから、ハルヒはSOS団の団長なんだ。頼むぜ団長」
ハルヒ「で、でも、一体なにをすれば」
キョン「ハルヒのやりたいことをすればいい」
ハルヒ「あたしの?」
キョン「おう。宇宙人を探しに行ったり、ミステリースポットを探検とかもいいな」
長門「…」
キョン「とにかく、やりたいこと全部やってみよう。それがSOS団だ」
ハルヒ「……うん」
197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 06:17:23.42 ID:n2u22P/r0
みくる「文芸部、文芸部……あ、ここだ」トコトコ
みくる「文芸部、文芸部……あ、ここだ」トコトコ
キョン「なんだ、長門は本が好きなのか」
長門「…」コク
ハルヒ「キョン、だって当たり前だよ。有希ちゃん文芸部員だったんだよ?」
キョン「はは、それもそうだな」
コンコン
キョン「? 誰だ?」
ガチャ
長門「…」コク
ハルヒ「キョン、だって当たり前だよ。有希ちゃん文芸部員だったんだよ?」
キョン「はは、それもそうだな」
コンコン
キョン「? 誰だ?」
ガチャ
みくる「あ……キョン君」
キョン「え? だ、誰? なんで俺の」
みくる「!」
ハルヒ「?」
みくる「あ、な、なんでもないですー。あの、ここってSOS団さんの部室ですよね?」
キョン「はぁ……兼用ですけど」
みくる「あのー、入部希望なんですけどぉ」
キョン「!?」
ハルヒ「えっ!?」
みくる「もし部員募集してるなら、入れてほしいんです」
キョン「んなっ……ええっ?」
キョン「え? だ、誰? なんで俺の」
みくる「!」
ハルヒ「?」
みくる「あ、な、なんでもないですー。あの、ここってSOS団さんの部室ですよね?」
キョン「はぁ……兼用ですけど」
みくる「あのー、入部希望なんですけどぉ」
キョン「!?」
ハルヒ「えっ!?」
みくる「もし部員募集してるなら、入れてほしいんです」
キョン「んなっ……ええっ?」
199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 06:18:55.50 ID:AXlgz09o0
みくるktkr
みくるktkr
201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 06:19:37.04 ID:2yM+ChgK0
二人以外はループしてるのか…?
二人以外はループしてるのか…?
205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 06:22:23.65 ID:n2u22P/r0
キョン「いや、その、なんていうか」
ハルヒ「まだあたし達、部活として……」
みくる「だ、だめですか?」
キョン「ダメっていうか……」
キョン「いや、その、なんていうか」
ハルヒ「まだあたし達、部活として……」
みくる「だ、だめですか?」
キョン「ダメっていうか……」
キョン「どうする、ハルヒ?」
ハルヒ「どうするって……」
みくる「?」
キョン「……えーっと」
みくる「禁則事項です☆ って、違った、朝比奈みくるです」
キョン「朝比奈さんですね。その、いいんですか?」
みくる「いいんです。私、こういう自由な……自由そうな部活、憧れてましたから」
キョン「……だとさ」
ハルヒ「…」
ハルヒ「どうするって……」
みくる「?」
キョン「……えーっと」
みくる「禁則事項です☆ って、違った、朝比奈みくるです」
キョン「朝比奈さんですね。その、いいんですか?」
みくる「いいんです。私、こういう自由な……自由そうな部活、憧れてましたから」
キョン「……だとさ」
ハルヒ「…」
みくる「私、二年なんですけど」
ハルヒ「せ、先輩?」(見えない……すごい可愛い人)
みくる「あっ、ううん。遠慮しないでくださいね。私も、SOS団として活動したいんです」
キョン「……まあ、俺はいいですけど」
ハルヒ「…」
みくる「涼宮さん?」
ハルヒ「あっ」
みくる「……もう寂しくないですよ」
ハルヒ「?」
みくる「っと、ううん。禁則事項です☆」
ハルヒ「せ、先輩?」(見えない……すごい可愛い人)
みくる「あっ、ううん。遠慮しないでくださいね。私も、SOS団として活動したいんです」
キョン「……まあ、俺はいいですけど」
ハルヒ「…」
みくる「涼宮さん?」
ハルヒ「あっ」
みくる「……もう寂しくないですよ」
ハルヒ「?」
みくる「っと、ううん。禁則事項です☆」
225 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 06:40:14.56 ID:n2u22P/r0
キョン「まあ、本人がいいのなら」
みくる「はい。よろしくお願いします」
キョン「まあ、本人がいいのなら」
みくる「はい。よろしくお願いします」
キョン「よかったなハルヒ。これで四人だ」
ハルヒ「う、うん」
キョン「いやぁ。人が集まればなんだか部活っぽく見えるなぁ」
みくる「そうですね。あ、お茶でも淹れますね」
キョン「え? いや、先輩にそんな」
みくる「いいですいいです。その為に未来から…っと!」
ハルヒ「?」
長門「…」ペラッ
ハルヒ「う、うん」
キョン「いやぁ。人が集まればなんだか部活っぽく見えるなぁ」
みくる「そうですね。あ、お茶でも淹れますね」
キョン「え? いや、先輩にそんな」
みくる「いいですいいです。その為に未来から…っと!」
ハルヒ「?」
長門「…」ペラッ
キョン「もう下校時間だ、今日は解散しよう」
長門「…」コク
みくる「それじゃ、これからよろしくお願いします」
ハルヒ「は、はい!」
長門「…」コク
みくる「それじゃ、これからよろしくお願いします」
ハルヒ「は、はい!」
230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 06:43:01.07 ID:n2u22P/r0
キョン「どうだハルヒ。なんか楽しくなってきたな」
ハルヒ「あの」
キョン「おう」
キョン「どうだハルヒ。なんか楽しくなってきたな」
ハルヒ「あの」
キョン「おう」
ハルヒ「……キョンは、いいの?」
キョン「なにが?」
ハルヒ「その、あたしと一緒にこんなことしてると……クラスの子に」
キョン「あぁ、全然気にしてないよ。まあ、なにを気にするってわけでもないけどな」
ハルヒ「でも」
キョン「憧れたんだよ」
ハルヒ「……憧れ?」
キョン「なにが?」
ハルヒ「その、あたしと一緒にこんなことしてると……クラスの子に」
キョン「あぁ、全然気にしてないよ。まあ、なにを気にするってわけでもないけどな」
ハルヒ「でも」
キョン「憧れたんだよ」
ハルヒ「……憧れ?」
キョン「俺ってさ、昔からずっと普通な奴って言われてて、俺もそう思ってた」
キョン「そりゃそうだよな。俺はただの地球人で、超能力とかそういうのもない」
キョン「だけどそういうのが居たらなぁ……って、微かにだけど、ずーっと思ってたんだ」
ハルヒ「…」
キョン「そりゃそうだよな。俺はただの地球人で、超能力とかそういうのもない」
キョン「だけどそういうのが居たらなぁ……って、微かにだけど、ずーっと思ってたんだ」
ハルヒ「…」
256 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 07:12:45.64 ID:n2u22P/r0
キョン「ああいう自己紹介だって、そりゃ個性的なことを言えば面白かったかもしれない」
キョン「だけどなんか……やっぱ、人と違うこと言うのは恥ずかしいじゃないか」
キョン「ああいう自己紹介だって、そりゃ個性的なことを言えば面白かったかもしれない」
キョン「だけどなんか……やっぱ、人と違うこと言うのは恥ずかしいじゃないか」
キョン「普通なんて嫌だけど、やっぱ普通が一番落ち着くんだと思ってたんだよ」
ハルヒ「……うん」
キョン「だけど、ハルヒみたいに自分から変わろうって、つまらないことを吹き飛ばそうって子が居て」
キョン「それが凄くカッコよくみえてさ。周りがどう思ってようが……俺は、お前のこと凄い子だって思ってるから」
ハルヒ「…」
キョン「だから、これから色々とやってみようぜ。団長さん」
ハルヒ「……んっ、キョン」
キョン「?」
ハルヒ「あ、あたし……ありがとう」ポロポロ
キョン「お、おいハルヒ」
ハルヒ「だって、こんなっ……こんなのっ」
キョン「…」
ハルヒ「……うん」
キョン「だけど、ハルヒみたいに自分から変わろうって、つまらないことを吹き飛ばそうって子が居て」
キョン「それが凄くカッコよくみえてさ。周りがどう思ってようが……俺は、お前のこと凄い子だって思ってるから」
ハルヒ「…」
キョン「だから、これから色々とやってみようぜ。団長さん」
ハルヒ「……んっ、キョン」
キョン「?」
ハルヒ「あ、あたし……ありがとう」ポロポロ
キョン「お、おいハルヒ」
ハルヒ「だって、こんなっ……こんなのっ」
キョン「…」
261 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 07:15:36.49 ID:n2u22P/r0
ハルヒ「あたし、こういう風になれば……楽しいかなって思ってた」
ハルヒ「同年代の友達や、優しい先輩、仲のいい男の子とか……そういうのがいればって」
ハルヒ「あたし、こういう風になれば……楽しいかなって思ってた」
ハルヒ「同年代の友達や、優しい先輩、仲のいい男の子とか……そういうのがいればって」
ハルヒ「だけど、あたしこんなだから……あたしからなにもできなくて……」
ハルヒ「高校生になったら、頑張ろうと思ってたら、失敗しちゃって」
ハルヒ「……ありがとう、キョン。本当にっ、ありがとう」ポロポロ
キョン「泣くなよ。あぁもう、俺が悪者みたいじゃないか」
ハルヒ「そっ、そんなことっ」
キョン「……寂しかったよな……ごめんな」
ハルヒ「ひっく……」
ハルヒ「高校生になったら、頑張ろうと思ってたら、失敗しちゃって」
ハルヒ「……ありがとう、キョン。本当にっ、ありがとう」ポロポロ
キョン「泣くなよ。あぁもう、俺が悪者みたいじゃないか」
ハルヒ「そっ、そんなことっ」
キョン「……寂しかったよな……ごめんな」
ハルヒ「ひっく……」
262 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 07:16:55.14 ID:B6/rUBXT0
結果的にハルヒの願望が叶ったわけだな…。いいなぁ…
結果的にハルヒの願望が叶ったわけだな…。いいなぁ…
278 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 07:38:30.32 ID:n2u22P/r0
キョン「じゃあ、また明日な。明日また、部室でなにするか考えよう」
ハルヒ「うん」
キョン「じゃあ、また明日な。明日また、部室でなにするか考えよう」
ハルヒ「うん」
キョン「あ、そうだ。携帯の番号とアドレス教えとくよ」
ハルヒ「あ……」
キョン「ん? 嫌か?」
ハルヒ「! そ、そうじゃなくてあの……そういうの、聞かれたの初めてで……」
キョン「そっか。ははっ、そういや俺も自分から聞いたの初めてだ」
ハルヒ「キョン、友達多そうなのに」
キョン「どうだろ、わかんないけど……今は、ハルヒと居るほうが楽しそうだよ」
ハルヒ「……あたしと……うん」
キョン「よし、それじゃ、また明日な」
ハルヒ「うん」
ハルヒ「あ……」
キョン「ん? 嫌か?」
ハルヒ「! そ、そうじゃなくてあの……そういうの、聞かれたの初めてで……」
キョン「そっか。ははっ、そういや俺も自分から聞いたの初めてだ」
ハルヒ「キョン、友達多そうなのに」
キョン「どうだろ、わかんないけど……今は、ハルヒと居るほうが楽しそうだよ」
ハルヒ「……あたしと……うん」
キョン「よし、それじゃ、また明日な」
ハルヒ「うん」
ハルヒ「…」
ハルヒ「はぁっ……キョン……ありがとう」
ハルヒ「……ひっく」
ハルヒ「はぁっ……キョン……ありがとう」
ハルヒ「……ひっく」
300 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 08:25:32.77 ID:n2u22P/r0
ガチャ
ハルヒ「……あれっ?」
キョン「あ、遅いぞ。ハルヒ」
古泉「初めまして」
ガチャ
ハルヒ「……あれっ?」
キョン「あ、遅いぞ。ハルヒ」
古泉「初めまして」
ハルヒ「え、キョン」
キョン「転校生だってさ」
古泉「古泉一樹です。よろしくお願いします、涼宮さん」
ハルヒ「……?」
キョン「よかったな。また部員が増えたよ」
ハルヒ「増えたって……SOS団に?」
キョン「そう。面白いもんだな、校内をウロウロしてるのを見かけてさ」
古泉「話を聞けば、とても興味深い部活だなぁと」
ハルヒ「……ん」
キョン「ほら、これでハルヒが言ってたメンバーが揃ったぞ」
ハルヒ「あたしが言ってた……?」
キョン「同級生、先輩、そして異性の友達だ。よかったなハルヒ」
ハルヒ「あ……う、うん!」
長門「…」(宇宙人で)
みくる「…」(未来人で)
古泉「…」(超能力者ですけどね)
キョン「転校生だってさ」
古泉「古泉一樹です。よろしくお願いします、涼宮さん」
ハルヒ「……?」
キョン「よかったな。また部員が増えたよ」
ハルヒ「増えたって……SOS団に?」
キョン「そう。面白いもんだな、校内をウロウロしてるのを見かけてさ」
古泉「話を聞けば、とても興味深い部活だなぁと」
ハルヒ「……ん」
キョン「ほら、これでハルヒが言ってたメンバーが揃ったぞ」
ハルヒ「あたしが言ってた……?」
キョン「同級生、先輩、そして異性の友達だ。よかったなハルヒ」
ハルヒ「あ……う、うん!」
長門「…」(宇宙人で)
みくる「…」(未来人で)
古泉「…」(超能力者ですけどね)
302 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 08:28:56.73 ID:n2u22P/r0
ハルヒ「えっと、でも……あたしまだ、SOS団をどうすればいいかわかってなくて」
キョン「大丈夫。これから、皆で考えてみよう」
みくる「どこかへ合宿とかいいですねぇ」
古泉「映画とか撮るのどうでしょう」
長門「……ユニーク」
ハルヒ「えっと、でも……あたしまだ、SOS団をどうすればいいかわかってなくて」
キョン「大丈夫。これから、皆で考えてみよう」
みくる「どこかへ合宿とかいいですねぇ」
古泉「映画とか撮るのどうでしょう」
長門「……ユニーク」
ハルヒ「なんか……嘘みたい」
キョン「そうだな。俺もこれはちょっと凄いかと」
ハルヒ「……不思議」
キョン「おう」
ハルヒ「あたしが欲しいって思ったもの、全部手に入ったみたい」
キョン「はは、そうだな」
ハルヒ「……キョン?」
キョン「ん?」
ハルヒ「あなたは……なに?」
キョン「俺? 俺はなんだ、一般人だ。あぁ、異性の友達って奴だな」
ハルヒ「……もしかすると」
キョン「?」
キョン「そうだな。俺もこれはちょっと凄いかと」
ハルヒ「……不思議」
キョン「おう」
ハルヒ「あたしが欲しいって思ったもの、全部手に入ったみたい」
キョン「はは、そうだな」
ハルヒ「……キョン?」
キョン「ん?」
ハルヒ「あなたは……なに?」
キョン「俺? 俺はなんだ、一般人だ。あぁ、異性の友達って奴だな」
ハルヒ「……もしかすると」
キョン「?」
ハルヒ「キョンも、あたしが欲しかった……関係の人なのかも」
キョン「えぇ、まだなにかあるのか」
ハルヒ「ううん、なんでもない!」
キョン「?」
ハルヒ「……ありがとう」
キョン「あいよ」
キョン「えぇ、まだなにかあるのか」
ハルヒ「ううん、なんでもない!」
キョン「?」
ハルヒ「……ありがとう」
キョン「あいよ」
406 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 18:21:10.62 ID:n2u22P/r0
谷口「おいキョン」
キョン「ん、なんだよ」
谷口「おいキョン」
キョン「ん、なんだよ」
谷口「お前、一体何やってるんだ?」
キョン「なにって?」
谷口「だから……」チラッ
キョン「なにって?」
谷口「だから……」チラッ
ハルヒ「…」
女子A「聞いた? なんかあの子……」
女子B「なにそれ、意味わかんない」
女子A「聞いた? なんかあの子……」
女子B「なにそれ、意味わかんない」
谷口「……あんま関わらないほうがいいと思うぜ」
キョン「うるさいな。別に俺の勝手だろ」スタスタ
谷口「あっ、おい」
キョン「うるさいな。別に俺の勝手だろ」スタスタ
谷口「あっ、おい」
キョン「ハルヒ」
ハルヒ「!」
キョン「ちょっと購買行こうぜ」
ハルヒ「あ……う、うん」トトッ
朝倉「…」
ハルヒ「!」
キョン「ちょっと購買行こうぜ」
ハルヒ「あ……う、うん」トトッ
朝倉「…」
413 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 18:34:11.76 ID:n2u22P/r0
キョン「ほらハルヒ」スッ
ハルヒ「あ、うん。ありがとう」
キョン「ほらハルヒ」スッ
ハルヒ「あ、うん。ありがとう」
キョン「……ごめんな」
ハルヒ「え?」
キョン「SOS団なんて名前付けた所為で、なんかまた変な目でさ」
ハルヒ「う、ううん」
キョン「俺が代表でもよかったけど……やっぱそういうのは、ハルヒにしてもらいたかったからさ」
ハルヒ「あたしのほうこそ、ごめんね」
キョン「なにが?」
ハルヒ「あたしと話してると、キョンも変なこと言われてるみたいで……」
キョン「あぁ、いいんだ。そんなの言わせとけ。俺はこういうのがしたいからしてるんだ」
ハルヒ「…」
キョン「そうだ、早速今週末、外で不思議探索みたいなのやってみようぜ。面白そうだ」
ハルヒ「うん」
ハルヒ「え?」
キョン「SOS団なんて名前付けた所為で、なんかまた変な目でさ」
ハルヒ「う、ううん」
キョン「俺が代表でもよかったけど……やっぱそういうのは、ハルヒにしてもらいたかったからさ」
ハルヒ「あたしのほうこそ、ごめんね」
キョン「なにが?」
ハルヒ「あたしと話してると、キョンも変なこと言われてるみたいで……」
キョン「あぁ、いいんだ。そんなの言わせとけ。俺はこういうのがしたいからしてるんだ」
ハルヒ「…」
キョン「そうだ、早速今週末、外で不思議探索みたいなのやってみようぜ。面白そうだ」
ハルヒ「うん」
415 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 18:42:08.62 ID:n2u22P/r0
【休日】
【休日】
ハルヒ「あれ、皆もう来てる」トコトコ
キョン「遅いぞハルヒ」
ハルヒ「ご、ごめん」
キョン「遅いぞハルヒ」
ハルヒ「ご、ごめん」
みくる「なにするんですか?」
ハルヒ「えっと、あの」
キョン「そうだな……五人でウロウロするよりは、二手に分かれるか」
古泉「そうですね」
長門「これ」
キョン「くじ? なんだ、準備いいな長門」
ハルヒ「あの、あの」
キョン「オロオロすんなハルヒ」
ハルヒ「……ごめん」
ハルヒ「えっと、あの」
キョン「そうだな……五人でウロウロするよりは、二手に分かれるか」
古泉「そうですね」
長門「これ」
キョン「くじ? なんだ、準備いいな長門」
ハルヒ「あの、あの」
キョン「オロオロすんなハルヒ」
ハルヒ「……ごめん」
キョン「俺と古泉と朝比奈さん」
ハルヒ「あたしと……有希ちゃん」
キョン「じゃあ、二時にまたここで」
長門「…」コク
ハルヒ「あたしと……有希ちゃん」
キョン「じゃあ、二時にまたここで」
長門「…」コク
425 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 19:18:01.75 ID:n2u22P/r0
キョン「さてと、どうすっかな」
みくる「あの」
キョン「はい?」
古泉「ちょっとお話が」
キョン「?」
キョン「さてと、どうすっかな」
みくる「あの」
キョン「はい?」
古泉「ちょっとお話が」
キョン「?」
古泉「……と、いうわけです」
みくる「私は未来人で、古泉君が超能力で」
キョン「長門が宇宙人?」
みくる「はい」
キョン「……ほ、本当ですか?」
古泉「本当です。そして涼宮さんは……」
キョン「……またまた、二人してそんな……マジですか」
みくる「私は未来人で、古泉君が超能力で」
キョン「長門が宇宙人?」
みくる「はい」
キョン「……ほ、本当ですか?」
古泉「本当です。そして涼宮さんは……」
キョン「……またまた、二人してそんな……マジですか」
518 名前:ハルヒはキョンの嫁 ◆UBgxfb/oXY :2008/11/01(土) 02:09:29.28 ID:wnYM36+x0
キョン「ハルヒにそんな力が……信じられないな」
古泉「彼女には、まさに神と同格とも言える力が秘められています」
キョン「ハルヒにそんな力が……信じられないな」
古泉「彼女には、まさに神と同格とも言える力が秘められています」
キョン「でもそれなら、あいつあんな風に一人には」
古泉「願望を現実にする前に、自分にはそんなことできないだろうと」
みくる「涼宮さん自身が思い込んでしまっていて……でも、そこにキョン君が現れました」
キョン「俺が? いや、俺は別になにも」
古泉「あなただけは、涼宮さんに引き寄せられることなく」
みくる「それどころか涼宮さんの手を引いて、こうやって自ら彼女の手助けをしてくれているんです」
キョン「うーん、そんな難しい話じゃないんですけどね」
古泉「いわば部外者なんですよ。あなたは」
キョン「なっ、ひどいな」
みくる「私達は涼宮さんに望まれて来たわけですけど……キョン君はその外からやって来た。そんな感じです」
キョン「…」
古泉「願望を現実にする前に、自分にはそんなことできないだろうと」
みくる「涼宮さん自身が思い込んでしまっていて……でも、そこにキョン君が現れました」
キョン「俺が? いや、俺は別になにも」
古泉「あなただけは、涼宮さんに引き寄せられることなく」
みくる「それどころか涼宮さんの手を引いて、こうやって自ら彼女の手助けをしてくれているんです」
キョン「うーん、そんな難しい話じゃないんですけどね」
古泉「いわば部外者なんですよ。あなたは」
キョン「なっ、ひどいな」
みくる「私達は涼宮さんに望まれて来たわけですけど……キョン君はその外からやって来た。そんな感じです」
キョン「…」
キョン「なんか」
古泉「はい」
キョン「難しいけど」
みくる「えぇ」
キョン「……とりあえず、ハルヒのこと……悪く思わないでください。あいつは」
古泉「もちろん」
みくる「私も……ううん、私達、涼宮さん大好きですから」
キョン「……はい」
古泉「はい」
キョン「難しいけど」
みくる「えぇ」
キョン「……とりあえず、ハルヒのこと……悪く思わないでください。あいつは」
古泉「もちろん」
みくる「私も……ううん、私達、涼宮さん大好きですから」
キョン「……はい」