はっぽうやぶれ
あらすじ
花島タケオは昭和30年代の博多で青春時代を過ごした。ケン師・堂島に仕込まれ雀マネとして働くが、恋人・君子の昔の男・銀造と対立。事故死した堂島の弔合戦に勝ったタケオは君子と上京し、雀荘「いろは」の雀マネとなる。関雀連主催の牌技王戦に出場したタケオは東京代表になり決勝で神奈川代表の蟹江凱と対決。だが2人共優勝はできなかった。そんな折、新進作家・朝倉徹也は「麻雀新撰組」の結成を企図、タケオと蟹江がこれに応じた。ショーマンぷりを発揮するタケオと地道に負けない麻雀理論の確立を目指す蟹江、2人は別々の道を進み始める。そんな中、第一回麻雀王位戦に出場したタケオは新ライバル青木の読みの前に苦敗。その後雑誌社の企画による誌上対決で蟹江は青木敬を圧倒する。これで蟹江の株は急騰し、実直な仕事ぶりから原稿依頼も増えていく。一方タケオは相変わらずの放蕩ぶりで遂に、2人の立場が逆転。お互いの溝を深めてしまう。(旧版6巻目次ページより)
単行本
備考
- 初単行本時のサブタイトルは「麻雀遊蕩伝」、愛蔵版のサブタイトルは「花島タケオ青春記」、新装版時のサブタイトルは「巷説麻雀新撰組」。
- アンソロジー『覇道・近代麻雀 伝説の激闘牌』に部分収録されている。
最終更新:2017年07月28日 09:14