スーパーノヴァ事件
その日僕たちが知っているいつもの場所が、オレンジ色の発光と白い粉塵に包まれた…。
2011年GW、I.ガティ氏が星を見る会史に残るであろう事件を引き起こしてしまった。。。
記憶に残る限り、氏への今後の影響を配慮しつつ、記録に残す事にする。
2011年5月3日、いつも星を見る為に訪れる場所へと向かった。
この時は、いつも宿泊している建物とは異なる建物での宿泊で、いつもと勝手が異なっていた。
今思うと、この事が後に起こる悲劇の引き金となってしまったのかもしれない。
各々、暗くなるまでの時間を過ごしていた。
夜に使う機材の整備、バッテリーの充電具合のチェックを行う者。
持ってきたPCで仕事を行う者。
遊ぶ者。
そして食事を摂取する者。
早めの食事を済ませようと、某氏がお湯を沸かすべく、コンロを持って建物の隅へと行った。
この『建物の隅』というのは、厳密にいうと別の部屋であり、ちょうど台所のような小室となっている場所である。
彼が食料、コンロを持ち、その部屋へと入って行ってからほどなくして、恐らく時間にして10秒も経っていなかっただろうか、謎の悲鳴とオレンジ色の光が眼に入ってきた。
喩えるなら、人気テレビゲーム、ドラゴンクエストに出てくる、ベギラマのような感じである。
何事かと思い、部屋の中を覗き込んだ我々一同は、驚愕せざるを得なかった。
借り物のカセットコンロの、けして火が出てはいけない箇所から火が出ているのである。
そう、ガスボンベの周辺から。
手持ちのタオルで消化を試みるI.ガティ氏。
しかし、ガスに引火して燃え盛る炎は、それしきでは消えてはくれない。
このままでは、ガスボンベの中身に引火したら、大惨事になり得ない。
その時、10秒ほど見守っていた白色Y星人氏が
『消化器そこにあったよね?それこっちに持ってきて。
あと、宿の人に火が出たって伝えてきて。』
と、普段は見せない冷静沈着な判断力を発揮し、燃え盛るガスコンロに狙いを定めて、そして消化器を噴射。
こうして、ガス爆発という未曾有の大惨事を避ける事ができた・・・。
その代償に、消化剤の大掃除に明け暮れるメンバー。
ある者は、夜中晴れても外に出て観測を行う事ができないほどに、体力を消耗してしまった。
これ以降、メンバーには消化器の位置を事前把握する癖ついたとかついていないとか・・・。
最終更新:2015年07月09日 20:09