大ゲート祭より伝えます

【二日目へ】

異世界の大ゲート間の移動が解放される《奇跡の刻》

それに合わせて異世界各国で開催される祭の様子などをフリーダムに伝えます

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【イストモス】

【鯖猫商店出張所inイストモス】
 サバ柄の猫人が往来する人々とせっせと商談をまとめる。
「急がしいにゃー。でもこんな時こそ儲けるチャンスだにゃー」
 そこへどこからともなく一体の蟲人が現れ言伝を伝える。
「大量の武具の輸送以来がきているぞ。ついでに賃金はいくらなのかとも質問が次いでいる」
「1部具……いや、ここは一括で銀貨1枚で引き受けると伝えてくれにゃ。
 ついでにいくつか商品を持って行って一緒に持ち帰るよう薦めようかにゃー」

【博物館外 石遺跡ゲートへの道】
槍を背にする騎士と付き従う侍女がゲートへと向かっている
博物館の屋根の上から引き弓を構える蝙蝠人
「…どうした?早く射て! 門に入られるとどうしようもねェんだぞ!」
前報酬の額は王族に弓引く指を軽く動かさせる程のものだ、が
「分かってる、分かってるんだよ! …畜生、何故だ、射っても当たる気が全くしないんだよ!」
「…おい、あの侍女こっちを見なかったか?」
ズビシュッ
何処からともなく飛んできた矢が引き弓を構える腕を掠める
「何!? 畜生!逃げるぞ!」

「優しい俺で良かったな。 あの侍女なら首を飛ばされていたぞ」
遠く離れた巨木の頂で大柄な狼人が外套を翻し、消えた

【博物館外 石遺跡ゲートへの道】
槍を背にする騎士と付き従う侍女がゲートへと向かっている
「むぅ、素晴らしいな」
「あぁ、素晴らしい槍だ。里の鍛冶師でもあれほどの業物は作れるかどうか」
「…あの刃身に小さく刻まれている《兼定》というのは躍字かルーンか何かだろうか」

【博物館・来賓の挨拶終了】
「はっ! ふわふわが甘甘という天啓がきましたわ! 一体何かしら?ポルスレーヌ」
「いよいよもって手が込んできましたね、姫様」

【とある教会の屋根の上 :蟻人さん】
 (わたあめ美味いのか…)

【博物館内】
獣人との永遠の友情と絆を この聖冠に誓う
色使いは乏しく、構図もありきたりで古めかしい絵画
しかし、その前を通る人々は誰もが足を止めてその絵画をひと目見やる

【博物館・外】
「おうお若いの!そんなに武具を抱えて戦争にでも行く気かい?(ニヤニヤ」
「いや~ちょっと土産を買いすぎまして」
「…猫蟲タッグの宅配便で地球に送るの」
「祭りに合わせて緊急受付所が出来てて良かったよね双鏡ちゃん!
流石商魂逞しい猫人と蟲人の共同運営だよね」
「…送ったらもう一度博物館巡りする」
(うん…うん! 好きにしてぇ!)

【近隣の村】
「お嬢はお祭り会場に行かないんですか」
「だって、余所行きの可愛い服なんてもってないもん」
「ソフィエクシ姉様の婚礼の時の服でいいじゃありませんか」
「それに、可愛い蹄鉄だってないもん」
「そうおっしゃると思って、新しい蹄鉄を打ちましたよ」
「一緒に行く人、いないもん」
「ボクと一緒じゃダメなんですか?」
「・・・まったく!仕方ない従者ね!」

【博物館内 御土産売り場】
「…健太君、これも持って」
(どんだけ武具レプリカ(1/2スケール)買うんだ双鏡ちゃん… あぁっ!背中がどんどん重くなっていく!)
「…イージスの盾っぽい」
(俺は君が喜んでくれるのならそれだけでっ! あぁっ!)

【博物館来賓席・西側席】
ソワソワ…
「姫様…」
ソワソワソワ…
「午前中で挨拶は一通り終わりますので… その後でしたら何処かの祭りに行くこともできましょう」
ソワソワソワソワソワソワソワ!!
(これは私としたことが… 逆効果ですね)

【大草原:猫人さん】
「これが草原かー……。でけーオアシスだなー…!」

【東側大本営内】
「何故だッ!もう我に残された道は他種族他国の者から嫁を募るしかないのだぞッ?! 祭に行かせろ!」
「落ち着いて下さい王よ!」
(まさか東でも嫁の立候補が出ないとは…!)

【宙】
あらあら、やっぱりあちこちで迷子さんがでていますね
そっちじゃなくてこっちに行けばいいですよ~ ピカカー

【東西歴史博物館より:学生二人】
「いやー、いつもだとかなり遠回りしてじゃないと来れないイストモスも祭のおかげでひとっ飛びだよね!」
「…」
「東西の平和のうんたらかんたらで激戦地だった砦をそのまま歴史博物館に~ってことらしいけど… 実際俺も来るのは初めてなんだよね~!」
「…」
(うぅ…何とか二人で抜け出すとこまでは成功したけど、間が持たねぇ~!)
「…かっこいい」
「うん?星神武具とかいう代物らしいよ」
「エクキャリヴァー(流暢な英語発音で)に似てる」
(本当に双鏡さんって厨二好きだな…)

【オルニト】


【山道屋台】
「もぐもぐ この塩味も焦がし醤油味も美味しいのだ!」
ふりふり尻尾ふりふり
「へぇ、ありがとうございやす。旅の料理人から色々と教えてもらいやして」
「うむ~良き哉良き哉。 親父~おかわり三十串とお持ち帰りで二十串よろしくなのだ!」
ふりふりふり

【大図書館 司書室】
「大丈夫ですかね?ハピカトルの落し物を景品なんかに使って」
「大丈夫だ。学術性も低く、危険性も小さいと厳正に判断したものだけだ」
「そんなこと言って、去年の腕輪も地球に渡ると小ゲート生成機になったじゃないですか」
「大丈夫だ。例えばこの鳥姿の人形は地球の文字が刻まれている。きっと地球の物だ」
「通称YF-129000ですか…たしかに触るとひとりでに形が変わる程度の物ですけど…」
「大丈夫だ。駄目だったらまた回収すればいい」

【大図書館 フリースペース】
 気が付くと窓の向こうの暗雲は去っていた。いつの間に通り過ぎたのだろうか。
「どっちにしても図書館にいて正解だったな」
 図書館のフリースペースで特別展示の本を読み漁る。ゲートが解放されて10日間、至福の日々だ。
 来週は「物語文学」をテーマにクイズ大会が開かれる。
 優勝者にはハピカトルの落し物が一つ、プレゼントされるというのだ。
(wktk?)
 風精霊が、エリスタリアの冒険譚をいたずらにめくる。

【浮遊島の壁面 :蟻人さん】
 (わたあめ美味いのか…)

【山頂】
~~三三三((((( @)
………( @)
「去った! 神の風は去ったのだ!」

【狸人さんと狐人さん】
「タヌさんタヌさん!見てみなさいよ!ほらほら、わたしら天にいるじゃないですか!」
「ハハハ、何をおかしなことを。……ってこの島本当に浮いておる!?」

【地球人、浮遊島群を降下しながら】
 軍の鳥人飛行ショーやハルピュイアの舞もそれなりに興味があるが、下層の浮遊島を回るためにわざわざパラシュートを改造した甲斐があった。小回りが効くようになったお陰で鳥人の割高な業者に頼まずとも小さな島々を順に回って屋台を見る事が出来る。トウモロコシの粒が大豆になったような作物を焼いたのは、なかなかのものだ。
もっとも、高い距離を降りるのには向かないので嵐が来て浮遊島群から離れたところへ飛ばされるとまずいの…だが…

【(@)三】
~~~(((@)
(@)))~~~
三(@)
((@))

【全員】
屋台を閉めろー! 屋根に重しをー!
子供を隠せー! 耳をふさげー!
あれ?雨ですか?

【ぶーん】
ぶーん
ぶーーん
ぶぶぶぶーーーーーーん

【焼き鳥屋台・地球人旅行者】
(…鳥人が焼く焼き鳥って…!)
「美味しいですけどッ!」

【高山出店街道】
「ねぇねぇ」
「何何?」
「私達ってさ」
「うんうん」
「何のためにオルニトに戻ってきたんだっけ?」

【空中神殿 儀礼観光場:監督と神官】
「ソウソウ!折角翼をお持ちなのだから広げないともったいない! 雄々しいですヨ!GOOD!!」
「ふむ… いつも儀式は厳かに執り行っているのだが ───
「NoNoNo! 他所よりの大衆が求めるのはファンテスティックかつダイナミックなエンターテイメント!」
「むむ、そうであったか。 だからオルニトの入植者が一向に増えなかったのか」
「ソウソウ!そのポーズもナイスです! では次のプログラムの練習といきましょうカ!
あ、それと空中群島での撮影許可の件もお忘れなきヨウ」

【マセ・バズーク】


【端末体験室・地球人旅行者】
「うっひょー! こんなド派手な対戦ゲーなんて初めてよ!
血っがっさっわっぐぅーーっ!」
『現在 最高戦績 は あなた です』
「あー最っ高っ! コントローラーがXb@x鉄騎コンってのが??だけど」
サンシャィィィイイイイイイーーーーーーンン
「何?画面が」
『ようこそ!戦士の資格を得た者よ!』
「うわぁーーーいっ!何何何?特別ステージか何か始まるわけ?!」

【どこかの蟲族の城】
「粘菌の拡散状況はどうだ?」
「アマリ芳シクアリマセン。 ドウモ生体維持ガ続カナイヨウデ…」
「…生ものの土産に混ぜて活動を維持させてみるか」

【石神祭:粘菌端末体験会場】
ジッガー・バチェ博士「いやー、端末使っての同時進行世界体験がここまで好評とは」
バシューン! ドガガッ! ビキーン! パズー!バルスー! (ド派手な戦闘
博士「で、勝手に繋いだはいいけど《サーバー:SHIREN》ってどこの粘菌世界?」

【掃除中 :蟻人さん】
 (わたあめ美味いのか…)

【とある蟲族の王城】
「祭りで浮かれている隙に世界樹の蜜を奪って来よ!との事らしいが…」
「《識の女王》はどんどん変な方向へ知恵が回るようになっているな」
「どーでもいーよォ。エリスタリアに攻め込めばまた派手に戦えるんしょ?
葉っぱ仮面に負けっぱなしとかどうにかしたかったんよー」
「「お前が行くと今度こそ戦争だ。 石神の座祭にでも行って来い!」」

【出店 草団子:蟲人店員】
マゼル コネル
 マルメル ツキサス
マゼル コネル
 マルメル ツキサス タベル オイシイ
「「「イレギュラー!!!」」」

【糖麸屋】
鳩村「はるばるマセバまで来てはみたけど、異文化すぎる。
   何がどうなってんのか、全然理解できん」
守屋「ハトムラさ、例の『探偵』から、なんか聞いてないの?」
鳩村「行けばそれなりに面白いさ、としか言われなかったな。
   っと、言ってるそばからシャーロックからメールが来た。
   <そこの『糖麸屋』の『糖』は絶品だから食べるべきだ。
    キミの栄養の足りない脳髄には丁度いい>・・・か。
   相変わらず上から目線なヤツだな」
守屋「まあまあいいじゃないの。さっそく食べてみようよ。
   経費は十津那新聞部の部費で落ちるんだしさ」
鳩村「はて。なんで異世界にいるのにメールが届くんだろう?」

【エリスタリア】


【世界樹 樹城・法務室】
「《咎ノ戒》が解かれました。 位置は…ラ・ムールです」
「あの男の行動は世界樹が認めている。 放っておけ」
「騎士隊長に連絡は?」
「無しだ。 妹の狂姿など見たくもあるまい」

【春の国祭場】
「門番花とか害獣避け花とか売れ行きいいですね向日葵の人」
「夜のお供に性香花とかあからさま過ぎて売れないんでしょうか?紫陽花の人」
「でもさっき困り顔とうきうき顔の女性二人が大量に買い込んでいきましたよ向日葵の人」

【世界樹を見上げながら :蟻人さん】
 (わたあめ美味いのか…)

【どこかの道端】
「祭ですし繁殖しにいきますか」
「いたって日常で祭感ゼロですけど行くに否やはありませんよ」
「二世界二十二国を父と変えましょうね」

【騎士隊詰め所】
鏡実樹人から流れる各国の祭映像
「…あの~隊長?」
「なんだ」
各国の賑やかで楽しそうな祭映像
「「物凄くわびしいんですけどっ!!」」
「祭りを楽しませてやっているのになんだお前らはっ!」
「俺あっちで《らじお》でも聞いてますわ」

【てっぺんより】
「祭・・・子らが種を集めてくる機会を設けるのに最適な催しね。ついでの肥料もどれだけ釣れるかしら?ふふふ・・・♪」

【世界樹 樹城内エルフ護衛騎士隊詰め所】
「隊長、交代制で祭りに行くという案はどうなったのでありますか?」
「あんな意見通るわけがないだろう! 世界樹を守るのが我らの役目なのだぞ?!」
「隊長って本当におカタいよな…」
「あんなんだから《琥珀より硬い女》とか言われるんだよねぇ…」
「結局誰ともできずに武力だけ極めて騎士隊の隊長になっちゃって…」
「えぇい!五月蝿いわッ!」

【秋の国:冬の国近郊のホビット庄】
「ここには狩りの獲物をよく売りにきたんだ」
「そうなんですか、のどかでいいところですね」
「なあ、本当にこんなところの案内でいいのか? さすがに世界樹周辺は祭りの間もピリピリしてるから無理だが、それ以外でも賑やかなところはいくらでも…」
「いいんですよ、僕は先輩のよく知ってる場所を知りたいんです」

【某休憩屋外喫茶店】
チップ!チップ!
沢山チップ!

【冬の国:雪合戦広場】
こんなとこに誰か来るとは思えないんだが。そうは思わないかい杉の人
 そうは言っても何も催さないのは四季領が一角としてどうかとという事なのでは?白樺の人
お?向こうから何やら人影ですぞ杉の人。 う~ん、しかしあれはどう見ても…
 人気の無いのを良いことに闇取引しようとしている闇商人達ですな白樺の人
《 緊急要請! ダークエルフ!! 》


【ミズハミシマ】


【】

【海中 龍宮城への祭街道】
「!あの数の配膳を一瞬で!」
「!一度に五組の会計を済ませるなんて!」
「なのに笑顔は絶やさない!」
「あれがミズハミシマで慣らし地球で鍛えた接客技能…!」
街道沿いの賑わい真っ盛りの大型休憩処にて給仕の羨望を集めるのは
「二組様ご案内です~。 ゆっくりしていって下さいね」
赤と白のコントラストも美しい着物姿の蛸人

【丘の祭広場・姫と侍女】
「ふわふわだけど辛い~ですわ!」
「姫様、そちらは鬼綿飴でございます。 色が赤いでしょう?
甘いのはこちらの雲綿飴でございます」
「あっまぁ~~い♪(至福の笑顔)」

【海と陸の境界・岩の祀り舞台】
「乙姫よ」
(龍花の舞の奉納の最中になんですか?)
「我らもラ・ムールの祭にだな」
(変な服を着せたいだけでしょう!)
ボグッ

【学生・海祭会場を眼下に臨む】
実家に挨拶にまで行った同級生の白鬼さん…
実は男の子でしたーーーーッ!!
ザッパァ~~~~~~ン
「で?蟻さんは何を叫びにここに立っているんですか?」

【岬にて :蟻人さん】
 (わたあめ美味いのか…)

【祭り会場の外れ】
「なあ、確か学校祭の方に出るんじゃなかったか」
「予定は未定なのよね。
 それに、テンちゃんだってこっち来たがってたじゃない」
「急すぎるんだよ。で、神社はどっちだ」
「蛇神大社ね。ここから北に100km」
「・・・まさか、歩くのか?」
「泊りがけの二人旅だよ。フフフ」

【砂浜の屋台通り】
「すみません、旅のお方にこのようなことをお手伝いしていただいて…」
「なあに、気にせんでくれお嬢さん。久々に里帰りしてみれば別嬪さんが困っとったからのう、助けんのは男の名折れよ」
「本当にありがとうございます。えっと、立派な武具ですけど兵隊さんなんですか?」
「ん、まあのう。最近はもっぱら護衛だの用心棒だのばっかりじゃが、ずっと雇われ者を生業としとるわ。まあ、祭りの間はのんびりするつもりじゃがの」
「そうなんですか、ゆっくりしていってくださいね」

「おーい、月光さーんっ」

「お、カレシさんのご到着かの。じゃあ、あとはあいつに任すとするかい」
「あ、はい。本当にありがとうございました」

【特設戦闘会場】
年に1度の行事だし!確かに手伝う約束もしたけどっ!
ミズハミシマの豚人系オーク族と!
ドニードニーの鬼人系オーク族との模擬戦争だなんてっ!
聞いてないぞ!っつーか、鬼人系オークが強すぎる!
あーもう!大将はどこだ!大将はー!
るぉおおおおおおおん!

【砂浜の屋台通り】
「折角場所の抽選に当たったのに、まさかツキ爺様が腰を痛めて来れなくなるなんて…
一人で店を切り盛りするのも大変ですし…どうしましょう…」

【丘の祭広場 救急小屋前】
「どぅわっ!?(小屋から飛んできたぬるっとしたゲソが直撃しつつ)」
「あぁ!どうもすみません! 助手二人がちょっと揉めまして…」
「センセイトオニリンゴアメタベルー!」
「いーや!激辛鬼蕎麦でござろう!」
「…ナンでしたら屋台で買ってきますよ? こっちも地球での用意終わって今から祭りなんで」
「すみません、では御厚意に甘えさせていただきます」
肩からピカカッ
「早くーえねるーぷーちょーだーいー☆」
「あのなー…手回し充電器って疲れるんだぞ?! ちょっと待てよ!」

【ゲート越えて】
「さて、と 海と陸の祭りのどちらから行こうか」
「水のある、海からじゃダメですか?」

【某島 灯台:ある兵士】
オトヒメ様の艶姿に龍神様がはしゃぎすぎて波がヤバい。というか島がヤバい。

【丘の祭広場 救急小屋】
「…二人ともそんなにそわそわするのなら祭を見てきてもいいんですよ? 忙しくなるのはもう少し後でしょうし」
「いやいやいや!そんな主殿を置いていくなどヨウジンボウの名折れでござるよ!」
「ミツキガイルカラダイジョブ ワンコロハドッカニイクトイイ」
(くっ!こやつ海月に首が生えたようなもののくせに言いおる!)
「二日目は手が空きそうなら三人で回りましょうか?」
「ワンコロハルスバンデイイヨセンセイ」
「えぇい!この海畜生め! なますに斬り刻んでくれようかッ!!」
「ゼンシンマスイデウミニホウリコンデヤロウカ! ワンコロ!!」

【ラ・ムール】


【蜃気楼王墓】
「ってぇなぁクッソ、開門祭の真っ最中だってのに何だってんだよ・・・」
 砂を払い、立ち上がる猫人。
「ここは・・・蜃気楼王墓か。暫くぶりだが変わってねぇなぁ。つか・・・こりゃ何だ?」
 右手に巻かれているのはレッドリボン。
「んあ?異界渡航者のブルーリボンみたいなもんかね。さて・・・誰かいねぇかー?」
 艱難辛苦を共に乗り越えてきた知己達の名を呼ぶが、応じる声は返ってこない。
「一人・・・か。どうせまた試練馬鹿が変なこと考えたんだろ。めんどくせぇ」
 さて、と一声。猫人は蜃気楼王墓を後にする。
「とりあえずマカダキに帰るとするか」

【ディセト・カリマ郊外:傭兵団《暴欲の蹂躙(チェルノームキン)》】
「よーしよしよし情報通りだ。 祭りで浮かれて手薄になっているなァー?」
街が見える砂丘の上 集まる凶悪な顔の一団
「今度こそ攻め潰せ!奪え!蹂躙しろォ!」
ドブシャァッッ ズバァッ
先陣をきって駆け出した波が、砂より飛び出た歪な蔦と血風で薙ぎ払われる
「やっと出てきてくれましたね、露の亡霊、いや悪霊ですか怨霊ですか?
本国他その他から抹消命令が出ているんですよ、あなた」
「知るかァ! おい!こいつら斬り潰しちまえ!」
ぼろぼろの血塗れた装束 包帯で塞がれた双眸 狗人
「そいつが《魔人・斬骸(レッドラム)》だろーッ? ヤってもいいんだよな?隊長ーッ」
「今日は特別な夜ですからね、存分にどうぞ」
「はッはー! お前、あそこのデックらとヤり合って傷モノにした上に生き延びたんだッてなー? こちとら哨戒哨戒で退屈して溜まってんだよ!暴れるぜーッ?!」
絶叫に呼応する様に、ぶるぶると震えたまま刀を構える狗人
「《狂イ咲キ(ブラッド・バス)》…、どうやって従わせているのか分からんが、出来損ないエルフの禁種とは蹂躙するには申し分ねェ!」

【王都:千夜一夜祭舞踏会】
「へぇ~アデーレって踊りも上手なんだ」
「ユイ…少し腰を押し付けすぎです」
「え?だってそういう踊りじゃないの?」

【東の村落】
「なぁ親父殿」
「何じゃ」
「メイレから聞いたんだが、王都じゃなんか祭をやってるらしいぞ」
「そうか。それで?」
「いや、行かないのかなーって」
「畑を放って行け、と?出来る訳がないだろう。行くなら一人で行って来い」
「えー・・・」

【王城 城下を見渡すテラスより】
「父様・・・見ておられますか?父様が苦心の末整備を進められたゲートを通じて、多くの方がこの国を訪れ、他の国を訪れております。父様が思い描いていた世界の有り様が訪れるのも、そう遠くないのかもしれませんね・・・」

【ディセト・カリマ:ネビオラの私室】
「はい、お喋り蟲交換完了っと」
『感謝』
「しかしキミもお留守番希望かー、まあ予想通りだけど」
『そういうネビオラもここにいる』
「やー、副業の方が祭りの勢いで冒険したがるご新規さんで賑わっててさー♪ もう嬉しい悲鳴っていうか」
『あまり派手にやるとアクナが怒るよ』
「わかってるってー」

【とあるオアシスの水飲み場 :蟻人さん】
 (わたあめ美味いのか…)

【王都夜:千夜一夜祭 舞踏会場】
「他国の祭りも行けたんだが、王都には何度か来ているし新鮮さも ───
「あまりディセトから離れる訳にもいかないし…
今の私にはこれくらいの贅沢で十分幸せよ、貴方」
一斉に鳴り始める楽器 始まる音楽
「う、む。何だその…」
「ん?」
「どうぞお手を、My Angel」

【王都の占術屋前】
「ねぇねぇ、何て言われた?私は『学業以外、今は眠れる才能に気づいた時に、それを伸ばすのが吉』って言われたけど」
「私は『弛まぬ努力が実を結んだ時、大成への道が開かれる。精進せよ』だって。なんか具体性にかけるよねー?」
「えと・・・私は『来るべき時、太陽を背負う男達の為に、聖歌を高らかに歌い上げよ』って」
「何か良く分かんないね?ま、占いなんてそんなもんだし?」
「タダだからこんなもんだよねー」
「うん、そうだね。それじゃ、次に行こうよ」
「「さんせー!」」

【王都祭場入り口前ゲート:生粋ケモラー地球人】
「ついにナマの猫人と会えるんだ!」
受付嬢からメダルを手渡される
「え?何ですかこれ。 猫人と会うなら試練ランクは最易のF?」
メダルがピカー! 何処かへワープーん

【裏通り】
「…こちら“仕事中毒(ワーカホリック)”、異状なし」
『了解、監視任務はそこそこでいいぞ』
「そういうわけにもいくまい、万一にも人気の歌姫が消えるようなことになれば酒場の損失になる」
『心配なかろう、そいつにさらったりする度胸はない』
「どうかな、引き続き尾行監視を続ける」
『…ちったぁ休ませてやろうと思って楽なの割り振ったのに、全力すぎだろ…』
「なにか言ったか」
『いいや、なんでも』

【ラ・ムールゲート近辺】
「まさかほんとにフルルちゃんとデートできるとは思わなかった…」
「お祭りですからね、負債の残ってない子はそれなりに自由が許されているみたいですよ?」
「うん、でも久しぶりなのにちゃんと俺のこと覚えててくれたのもびっくりだ」
「だってお約束しましたから。また、私の歌を聴いてくださるんですよね?」
「ああ、勿論! さて、どこいこうかな…フルルちゃんは行きたい国とか見たいものとかある?」
「あ、わたし映画というのが観てみたいです! どこかの会場で上映会をしてるって友達が言っていたので」
「うん、仰せのままに」

【ディセト・カリマ娼館:ロタルカと大狼】
「まさか『大きすぎるから連れていけない』とか思ってもみなかったナ! 大きいことはいいことなのにナ!」
ワフーン ワウワウ ガウー(じゃれてくる大小の狼)
「留守番を任されたからには遊んでばかりではダメなのナ! ちゃんと皆持ち場につくことナ!」
ヴァウッ ワォーーン(特大の狼)
「子作りは留守番を果たしてからなのナ! ロカも我慢してるんだからダンナも我慢するんだナ!」

【ゲート周り】
「ふっふっふ・・・何でか知らんけども大ゲート周りに客人どっさり!これは大チャンスですぞ!」
「これはあれね!ルァ・プローヴァ直前の今、大量の試練エナジーを得るために神が与え給うたアタックチャンスなのね!」
「あえて港を外して大ゲートで異人目当てで張ってて正解だったわね・・・!」
「ここで一気に試練エナジーを蓄えれば、来るべき超試練シンデレラ様エキセントリックライヴの席順を一気に繰り上げるのも夢じゃないわ・・・!」

【ゲート内】
「今日は人の出入りが多いようです。異界人のみならず、こちら側の住人も頻繁に出入りしておりますが」
「試練だ」
「左様で御座いますか。試練であれば仕方ありますまい」


【大延国】


【大屋台街】
「ふふ、面で焼き爛れた顔を隠せばワシでも買い食いの一つや二つくらい造作もないわ」
「隣の方、ローブが端から燃えていましてよ?」
「あ、気にせんで下さい。いつも燃えておるんで、ワシ」

【大屋台街:姫と従者】
「ほかほかで外はパリっと中はモチモチ…素晴らしい食感ですわ!」
「姫様、頬に餡子がついていますよ」
「ポルスレーヌ、次は栗餡焼きを!」
「これで全味五巡目ですね、ありがとうございます」
「匂いで寄せて味で魅了する…基本ですが素晴らしい腕前でございます店主様」
「何でしたら宅配もやっていますので、どうか御贔屓に」
ジュージュー ジュワワーー パカッ モワワーーン

【行列の出来る饅頭屋の行列から :蟻人さん】
 (わたあめ美味いのか…)

【広場の見える物陰から】
「くっ…とても楽しそうじゃないかァ」
「おいおい…今日こそ金羅を倒して我ら悪仙の名を世界に轟かすんじゃなかったのか?」
「オイシソウナモノイッパイ…ジュルジュル」
「ワシなら空間越えて店の前までいけるぞ」
「ぬしは体が燃えとるから論外じゃ」
「俺様の変幻なら完璧だぞ!おまけに金もいらん!」
「「「おぉっ!?」」」
「金羅に変幻して食い物もらってくる!」
「「「誇りは無いのかよ! あっくせぇーーん!!!」」」

【甘味屋台一角】
「天狐飴将軍が来たぞー!店じまいしろ!全部食われるぞー!」
「間に合いません!既に三分の一以上召し上がってまーす!」
「なら残りを死守しろー!」
「駄目ですー!『天狐三分の計じゃ』とか言って3身分身しました!全部食べられます!」

【大延国都祭 食之広場・地球人ツアー】
「…!すでに出店の半数以上が食い尽くされていますよ!?」
「いやはやこれが大延国の胃袋の凄まじさとかいうやつですか」
「呆気に取られているのもなんですし、どこか行きましょうか」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
「なんと!空に 大荷車 の文字が!」
「屋台から人が!」
「なんてこった… 食材が降ってきやがる!」

【大屋台街】
ウワサには聞いていたが、まさかこんな超大規模で開催されているとは・・・
自分の視界全てが食べ物の屋台で埋めつくされている光景など、
地球では絶対にお目にかかれないだろうな。さて、何から食べたものやら。
クイ、クイ
何者かが俺のソデを引っ張ってくる。客引きか?
そちらの方に視線をずらすと、3歳くらいの狸人の子供が2人、
泣きそうな顔をして俺の方を見ていた。
「お父はんとお母はんの屋台、わからんくなってしもてん」
迷子か。そりゃ出るだろうな、迷子。
お供の精霊にどうしたものか聞いてみると、迷子案内所もあるようだ。
乗りかかった船で、俺はその子狸2人を親元に連れていき、礼として
大都焼きという名物をたらふくタダで食べる事に成功したのだった。

【クルスベルグ】


【鍛冶市場内酒場にて】
「成る程、振動の増幅とそれの低損失駆動じゃな」
「この世界の鉱物も色々と取り扱ってみたいのですが、何分まだ公に輸出入もできませんので」
「なんじゃったらこの後うちの工房へ来ませんかの?」
「おぉ~それは素晴らしいですね、よろしいので?」
脇からにょきっ
「へぇー、シンプルだけど美しい技術だね。 今度水晶を扱う時の参考にするよ
良いものを見せてもらったよ、ありがとねー」
「…少年?ここでは珍しいですね」
「う~む、たまーに見かけるんじゃがどこの工房にも入ってないようなんじゃ」

【クルスベルグ駐在記者】
「パパー!あれが欲しい!」
「私も!私もお姉ちゃんと同じのがほしい!」
皆さん、子供はかわいいものですね
しかし、祭に連れていく時はただでさえ少ない小遣いが飛ぶように消えていくことを覚悟しましょう・・・
えぇ・・・子供はかわいいものです・・・本当に・・・(涙を流しながら

【チーズを食べながら :蟻人さん】
 (わたあめ美味いのか…)

【広場:ドワーフさん】
「議会の軍は気に入らないが、このパレードは褒めざるをえねえ。すげぇ統制だなぁおい」

【とある出店:ノームのおやぢ】
よってらっしゃい見てらっしゃい!
これこそ俺が10年の歳月をかけて作り上げたSASHIMIの上にたんぽぽを乗せる機械だよ!

【大工房山祭会場 工芸市から】
職人・人間「うーむ…見たことのない金属を使っているが、この精錬密度の濃さは筆舌し難い」
ドワーフ・職人「ワシはあんたの腕に巻いているモノに興味があるんじゃが…」
職人・人間「クォーツ時計ですかな?」
ドワーフ・職人「うむ!なんとも不思議な音色を刻む品での!」

【首都中央広場:第二軍楽上等兵の一人】
ああ、パレードの準備で忙しい忙しい。

【ドニー・ドニー】


【大船 船着場】
カチッカチンッ
「それは?」
「…必ず帰ってこれるおまじないですよ」
「そうなのか、ありがとうチハルサン。征ってくる」
「熱燗と一緒に待っていますね」

【酒場・緊急警報発令中】
「おいあんた!早く避難せんとこなごなになっちまうぞ!?」
バグーーーーーーーーーん

【とある酒場 :蟻人さん】
 (わたあめ美味いのか…)

【洋上】
「良い波だな。もっと激しく高くしろ」
「えっ?何っ??」
「何か大の字で腕組んで精霊(うちら)の上に立ってるーーっ?!」
「急速反転ー《船喰い》に突っ込め」
「いや、流石にこっちが救助されるようなのはかんb ───
「 あ !? (ビキィ)」
「「「はぃぃいいぃいぃいぃ~~~~!(全員の涙が更に波を大きくする)」」」

【大祭船までもう少し】
「何何何何なんなのよー!?」
「あれあれあれあれってー!」
「《船喰い》とかいう大海獣?!」
「うふふふふふふふ!! 救助はやっぱり現場で起こっちゃう?起こっちゃうーー?」

【大船上より】
「…ラウダフルの、あの遠くに見える黒雲は…」
「まさかとは思ったが…どうやら間違いなさそうだ」

黒雲の下 闇海の底より 全てを喰らわんと現れる 巨大なる顎

「船上と沿岸に即時伝達! 出し物でもなんでもない本物の非常事態だッッ!!」

【大祭船より少し離れた洋上】
「津波よ津波ー! 救助に津波は付き物よー! みんな協力あっりがっとー!!」
「「「イェーーイ!!!」」」

【大船上フェスティバル会場:居酒屋『姫琴』出張店】
「腕が多い人に手伝ってもらうとはかどります。本当に助かります、ありがとうございます」
「いえいえ。一緒に来るはずだった者が『強いヤツに会いにいくわ!』と言ってどこぞに行ってしまい手持ち無沙汰だったので
助力になっているのであれば幸いです」
「おっかみー!氷烏賊の御造りオーク五人前ー!」
「あらあら、イツクさんたら浴衣を貸してあげた途端に張り切っちゃってまぁまぁ♪」

【船着き場 キャッスル級イシルバンデ艦橋】
「で、ヤマトはまだか?チキュウ最強と聞いているが」
「ハッ!今回の祭では、ヒトしか来ないそうで」
「つまらんの。ならワシらがチキュウに行って、ヤマトとドンパチするか」
「ハッ!しかし、くだんの艦はウチュウとやらに飛び去ったのだと」
「なんと、星神であったか」

【スラヴィア】


【昼の部・宿】
「いやぁマジでハードだわモルテ城」
「いくつか試練越えた私でも堪えるー」
運ばれてくる牧歌的な料理
「最初に踏み潰されなかったのも何かの縁だ。 こうなったら行ける所までいってやるか!」
「ご飯食べて風呂入ったら夜まで寝るー」

【風雲モルテ城門前】
「本気で行きますよ」
「是非モ無シ」
「おぉーっ?城門前まで到達したサミュラ軍の前に立ちはだかったのは熊の毛皮を被った屍鎧だーッ!」
[そして対峙するのは ゲルダ=ヴァニシュラ ですね]
二人の間に吹き荒ぶ風はまるで嵐の様
「…感じますよ、貴方の気迫!」
(オッパイオッパイ尻ト太股オッパイオッパイ尻モ太股モ触リ放題オッパイ!!)

【とある港にて】
「どうもー!わたしっわたしだよ!今日の要救助者は蟻人さんと鬼人さん数名!!」
「おう、また土左衛門かい。まぁ、水精さん。あんたの頼みは断れねえさ。
 幽霊船に乗ったつもりで任せてくれぃ」
「あはははっ!沈んでも大丈夫なんだから、これ以上はないわねっ!」

【巨大な足跡の中】
「ね、ねばー…ぎぶ…あっぷ…」
「おー、まだ生きとったか。よく無事だったな」
「フルプレートだったら即死だった…皮革部分の多い安普請のわが身をいまは感謝だな」
「とはいえ修理は必要そうだな。よし、そこらのやつの無事なパーツかっぱげ」
「ううっ、これもあの人のためだ…ファイトだ俺」

『おーっとぉ!? 城に踏まれた参加者の中に不屈の生存者(?)発見だーっ! あの紋章は人形侯の配下でしょうかー?』

【夜祭にて :蟻人さん】
 (わたあめ美味いのか…)

【解説席】
「…ところで初っ端に堀に落ちた放浪卿が上がってこないんだが、一体これはー?」
[あれは 前にしか 進めません]
「成る程。しかしこれは思わぬ即死ゾーンができてしまったぞー?! 落ちると一瞬でコナゴナだー!!」

【貴賓席】
「あら、こちらにお見えになるのは珍しいですね」
「わふ」
「ふふ、そうですね。また悪ノリがすぎないといいのですけれど」
「うぉふ」
「大丈夫ですよ、いまは隣にあの方…氷原伯もついておられますし。いつもご心労をおかけして心苦しいですが、本当に助かってますわ」

【風雲モルテ城内】
「私はサミュラ様の尖兵として戦いたかったのに…ハァ、何でこんなことにー!」
<諦める他ありませんね>
<予定では二人で祭を回っているはずなのに…むぅ>


【夜の祭会場】
「(ほら!さっさと座れ!)さーて始まりました大ゲート祭inスラヴィア!
今宵サミュラ軍として風雲モルテ城に挑まんと集まった大馬鹿者達よ、ありがとう!」
[命 大事に]
「しかし堀と城壁はあるが肝心の城がないのですが… これは一体?」
[来ましたよ]

邪ーン 邪ーーン  邪邪ーーーン  ドグシャァッッ!!!

「おおーっ!?モルテ様なんと城ごと到着だーーッ!!」
[通り道で 参加者の 三割が 踏まれていますね]

【夜の部 特設会場から:キエム】
実況も解説も私だけで事足りると思うのだが… 本当にあのカバも来るのか?
どうせ毎度のごとく板に言葉書いてみせるだけで喋りもしないだろうし
結局私がそれを代弁する事になるのは明らか! そもそもあの巨体では館の扉をくぐれんだろう?
あ、何?サミュラ様が直々に解説を頼んだと? …それでは壁を破ってでも参上するだろうな…
ドシーーン ドシーーーン  ドシーーーーン

【新天地】


【ペンギン都市:市長】
「……よし!今夜は光の精をかきあつめ、"今上市長万歳万歳万々歳"と夜空に描かせようではないか!」

【ペンギン都市:入り口】
「ふぅーい、何ヶ月ぶりの町だ? えぇとこれで門をくぐってミズハミシマに行ってそこから日本に戻れるってわけか」
奴隷にされそうになって従軍記者して遭難して奴隷になって町が壊滅して秘境を探検して ───
「ジャポン、通行証の効果は一ヶ月だけだぞ?」
「なぁーに、家族に挨拶してくるだけさ。すぐ帰って来るよ」
「本当に帰ってくる~?」
亜人の仲間達から思い思いの挨拶を受けて男は都市へ入る
「この冒険と探索の新天地が俺の故郷さ! 地球じゃもう生きてる気がしねぇって!
帰ってきたら次は北の大地の探索だろ? 準備しっかり頼むぜ!」

【ペンギン都市 :蟻人さん】
 (わたあめ美味いのか…)

【ペンギン都市冒険祭会場】
「何で周りが祭りしてる時に仕事しなきゃならねーんだよ」
「全くだよねー。ねぇ、もうこっそり抜け出して風雲モルテ城に行っちゃおっか」
「いいねぇ! そうと決まれば――」
「そうと決まれば、一体なんだって?」
『や、やだなぁ。冗談ですってばー団長』
「あの子達本当仲良いわねー」

【特設会場より:リオ】
さあ、大ゲート祭りのホットな情報をお伝えするわよ?
何か大延の方から各国に至急食材求むって公式発表があったみたいね…
まだ始まって数時間くらいなんだけど、あの国の人達って胃袋が10個くらいあるのかしらね?

まあ、それのお陰で大延に食材を運ぶミッションが出てるから、冒険したい人は善は急げよ!
あ、そうそう…食材運ぶ子はゲートの都合で南蛮付近から出ちゃうみたいだから気をつけてね♪

【ペンギン都市冒険祭会場】
(なぁ何で祭りの中で騎士団の連中がうろついているんだ??)
(あの腕に巻いた『警備中』とかいう文字…何という圧力!)
(これじゃあ盗みの一つもできやしねぇ!)

【ペンギン都市まで数百里】
ペンギン料理人「ぬぁー!ゲート移動でサクっと大延に行くチャンスなのにー!」
炎の精霊「しっかたないジャン?新天地は情報の回りが遅いんだし」
ペンギン料理人「兎に角!祭が終わるまでに大延に行って料理修行するんだぜー!」
炎の精霊「とりあえずどんどん増えている灰牙獣の群れから逃げ切るのが先ジャン?」
ペンギン疾走中「待ってろよーー!食の本場ーーーっ!!」

【祭りの特設会場で:リオ】
Howdy partner! みんな大好き!新天地のアイドル、リオお姉さんよ?
今日の『こちら最前線!』は新天地の大ゲート祭り特設会場からお送りするわ。
え!?時系列が違う?
……あ~、細かいこと言ってると女の子にモテないわよ?せっかくのお祭りなんだから、派手に行きましょう!
まあ、大概の事は神様に祈るかウチの新人にふっとけば『いいように』してくれるわよ。…maybe

【地球・その他地域】


【学園:保健室】
隣の金羅よりそっち金羅へ
「あらあらら~? 早速お祭りからお土産が届きましたわ~
まぁまぁ美味しそうな鳥串と大判焼き~」
ばっくんちょ

【学園祭:あやしい露店】
「俺も店番かよ…」
「うまそうなメニューは丁稚に買い集めさせてるんだから文句をいうな」
「丁稚って…ああいうのはパシリっていうんだよ。お前後輩をなんだと…」
「使えるものはなんだって使うのが私の主義だ」
「さいですか。しかし、ほんとにフィギュア売ることになるとはなあ」
「そう嘆くな、なかなかの売れ行きじゃないか。お前のHENTAI趣味の賜物だな」
「てめぇ…あとで泣かす」
「ふふ、望むところだ」

【淡路 :蟻人さん】
「わたあめ美味し」

【学園祭:露店立ち並ぶ大通り】
「うえっ、練蓮がある…誰が買うのよあれ」
「あ、それくださー」
「ストーップ! もっとちゃんとしたの食べさせてあげるから無駄な出費禁止ー!」
「でもこれ、地球向けにアレンジした美容とダイエットにいい健康食だって書いてあるよ」
「……」
「あ、迷ってる」
「んんんーーーっ、やっぱだめー! 今日はベタなメニューでベタに楽しむんだー!」
「ははは、お祭りって難しいね」

【CIA 異世界対策室】
「室長!祭開始とほぼ同時に、マセ・バズークの蟲人が大挙しております!」
「騒ぐな馬鹿者。いかにも野蛮人らしい所作ではないか。
 我が合衆国の偉大な繁栄に畏れ戦くがいいのだ」
「それがですね。あいつらネットカフェに入り浸っているだけで
 我が国の何にも興味を示している様子が無いのです」
「フン。理解出来ないだけではないのかね。所詮は蟲よ」
「あ、マイクロフト社の株、買い占められましたとの報告が入りました。
 それとダンジョン&ドーナッツも」
「ガッデーーーーム!異世界は合衆国をどこまで愚弄するのか!」

【学園祭中の教室で:アニー】
あれ?うちの出し物ってのうぱん喫茶じゃなかったの?パンツ履いてこなかったんだけど…

【淡路ゲート前広場 点呼中】
「ふむ、もうすでに八割方どこかに行ってしまっているな
通行証の効力が切れたら勝手に戻るらしいので、それまで各自自由行動とする」
「「「うひょー!流石先生話せる分かってるー!」」」


  • ごめんなさい!もしかしたら誰かの書いたの間違えて消えちゃってるかも知れない -- (名無しさん) 2012-06-09 20:24:27
  • とりあえず例としていくつかレポートっぽいのを書き込んでみました。 >間違えて消えちゃってるかも  大丈夫!祭は勢いだから!書いた当人も何書いてたか分からないから! -- ( ) 2012-06-09 20:53:14
  • 祭ヤバイどっから行くかなー -- (名無しさん) 2012-06-09 21:51:11
  • よく考えたら十一カ国+αの祭りを同時になんておいかけきれねぇ! -- (名無しさん) 2012-06-09 22:57:03
  • 初日お疲れ様かな?凄い数の投稿でびっくりしっぱなし -- (名無しさん) 2012-06-10 04:01:00
  • おつーめっちゃ楽しかった -- (名無しさん) 2012-06-10 04:10:35
  • (わたあめ美味いのか…) -- (wiki編集中:蟻人) 2012-06-10 14:16:37
  • 昼間から伸びているとかお盛んですね! -- (とっしー) 2012-06-10 14:41:05
  • 早くも容量制限にぶち当たる。ということで次ページ作ってくる -- (名無しさん) 2012-06-10 17:08:29
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最終更新:2012年06月10日 18:14