与謝野馨経済財政担当相は20日の閣議後会見で、東京電力福島第1原発事故は「神様の仕業としか説明できない」と述べた。同原発の津波対策に関しても「人間としては最高の知恵を働かせたと思っている」と語り、東電に事故の賠償責任を負わせるのは不当だとの考えを重ねて強調した。
今回の原発事故をめぐっては、安全対策の不備や人災だとの指摘が国内外から出ている。「最高の人知」や「神による異常な自然現象」という論理で東電を徹底擁護する主張には、「原発は安全」と説明されてきた地元住民らからも批判が出そうだ。
「反省ないと思ってもらって結構」=原発リスクで与謝野経財相 2011年7月15日
- 与謝野馨経済財政担当相は15日の閣議後会見で、原発のリスクへの反省がないのではとの
質問に「そう思っていただいて結構だ」と語った。福島第1原発事故後も繰り返し原発推進の
立場を強調していることに関する質問に答えたもので、「居直り」と取られかねず、
波紋を広げそうだ。
与謝野氏「3分の1は原子力で」 産経新聞 2011年7月22日(金)23時7分配信
最終更新:2011年08月14日 12:20