LBXクノイチ

基本情報

  • 発売日:2011/2/26
  • 付属品:コダチx2、スタンド
  • 劇中メーカー:サイバーランス社
  • フレームタイプ:ストライダーフレーム

キャラクター概要

バンのクラスメイト川村アミが使用する女忍者型のLBX。軽量型でスピードを重視した設計になっており、バトルでは機動性を生かしたヒットアンドアウェイを得意とする。アミのクノイチは徹底的にカスタマイズされている為、純正品よりも全体的に高性能を誇る。

商品解説

LBXシリーズNo3としてアキレスデクーとともに発売された。クノイチは足の形状的に自立しにくいデザインの為スタンドが付属する。


良い点

女性型としてはやや体格がいいため好みは分かれそうだが、プロポーション自体はほぼ再現されている。

可動は上半身に関しては十分。
特に肩はフレームに最低限のガードをつけただけという簡素さなので、他の機体に比べても干渉を気にすることなく動かすことができる。
首もやや高めで襟元もすっきりしているため頭部をぐりぐり動かせる。傾げさせることも可能。
髪を模していると思われる部分はクリアパーツで再現。
ボールジョイントで接続されているためこちらもかなり自由に動かせ、見栄えも中々。ただし角度によっては重みで頭部が後ろに倒れこみやすくなるので注意しよう。

手持ち武器のコダチは二本入り。…しかしこれはどう見てもクナイです、本当に(ry
大きさ、形状ともに再現度は十分。ビーム刃にはクリアパーツが使われておりこちらも見栄えするものになっている。
またクリアパーツ製のスタンドも付属している。
高さはそれほどでもなく、直立すればベース部分に足が届くほど。そういう意味でもポーズをつけた状態で自立しにくいクノイチの補助としての意味合いが強いと思われる。
とはいえ当然接続は標準搭載の3㎜穴なので、他のキットにも難なく使用可能。
ジオラマなど撮影の際は低さが役に立つこともあるだろう。

悪い点

何と言っても下半身の可動の厳しさが一番のネック。
同発の二体とは異なり下方向に突き出たボールジョイントに腿を接続するのだが、形状の都合もあって思うように動いてくれない。
横への開脚はそこそこできるものの、腿部分、腰部分ともに前後へのクリアランスが足りていないため大きく膝を上げるようなポーズが取れないのだ。
躍動感のあるアクションが似合う機体だけにどうにも致命的である。
元デザインでは腰と脚がピンク色のボールジョイントでの接続だったこともあり、多少とは言え見た目の再現度を下げてしまっているのも残念。
また股下のパーツが干渉し、そのままでは脚を閉じることができないのも困り物。
膝もかなり曲げられそうな形状なのだが、関節パーツにはストッパーのような部分が存在しており他機体と同じく90度程度までしか曲がらない。
足首から下はロングヒールのような形状になっており可動も申し訳程度、接地性は極めて低い。

色分けは結構がんばっているが、頭部のバルカンのような部分の黒と黄色、額の黄色いパーツ周辺の黒、髪パーツ裏面のピンク色、背中や腰の黄色部分など、シールを用いても足りない部分がいくつか見られる。
またアニメなどに比べると明るい成型色になっており、完全に女の子らしいピンク色に。
どちらがいいかは好みにもよるが、忍者っぽさは大分薄れているので気になる場合は要塗装。

この手のシリーズには珍しい女性型機体の商品化であることや、専用ポリパーツの多さなど意欲的なキットではあるが、厳しめな出来であることは否めないだろう。

補足

良い部分悪い部分が非常にはっきりしており、どこに手を入れればいいかがわかりやすいキットでもあるため、初心者向けの改造入門用としては悪くないと思われる。
少しの改造だけで済む部分もあり難易度も比較的低め。

問題の股関節は可動部を市販のボールジョイントに変えるなどすることでぐっと良くなるため、もう一つ買うなどして気楽にチャレンジしてみるのもいいだろう。
方法は色々あるが、上下軸タイプのポールジョイントを用い、腰と腿の両側に対応する挿し込み穴を作って接続するのが一般的な模様。
ピンバイスで直接挿し込み穴を空けてやったり、摩耗を気にするならパテなどを用いて軸経に対応したポリキャップを仕込んでやるという手もある。
ジョイントにはホビーベースの関節技球体ジョイントあたりが比較的よく使用されているようだ。

曲がりそうで曲がらない膝はポリパーツ裏の干渉部分をカットしてやるだけでほぼ限界まで動かせるようになる。
手軽な割に見た目や強度的な問題も出にくいのでオススメだが、慣れない場合はスネとの接続部分にまで影響してしまわないよう注意。

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最終更新:2011年04月14日 05:18