黄色人種に多い病気 強迫性障害

黄色人種に多い病気 強迫性障害

  • Obsessive-Compulsive Disorder
  • OCD 強迫性障害 強迫神経症 

不安障害の一種である。不潔強迫(潔癖症)などの症状である。良く言えばキレイ好きともいえる。また、完璧主義ともいえる。


人種・民族に関係なく発症すると考えられていたが、近年の研究で人種差・民族差があることが判明している障害である。
ただ、患者が恥じてこの病気を隠してしまうことも多く、正確な資料が存在しないともいわれる。
昔はこころのキズに因って発症すると考えられていたが、今は科学的に否定され、それ以外の要因が疑われている。
また、都市部に多いという特徴から、「環境ホルモン説」を唱える学者も米国などにはいるようだ。

発症率

モンゴロイド 3%~5%
日本では推定患者数が255万人と群を抜いて多いともいわれるが、他の黄色人種にも多いのが現状である。
黄色人種が90%を占めるシンガポールでは、少なくとも3%がこの障害を患っている。
日本以上に割合が高いという資料が存在しているのが韓国で、200万人が治療を受けているとの話もあるようだ。
治療を受けていない患者数が受けている患者数を上回っているとの話もあるようで、日本と同様にもっと多い可能性もあるようだ。
台湾は有病率が低く0.5%前後。
フィリピンも有病率が低く0.5%前後との資料があるようだ。

コーカソイド 1%~2.5%
なぜか米国は2%以上と患者数が多い。また、東アジア系住民の発症率が高く、人種差が米国でも言われているようだが、人種偏見にもなりかねない話でありタブーである。
ロシア人も2%以上と患者数が多い。
イギリス・ドイツは1%以下と少ない。


最終更新:2012年01月16日 07:23