架空世界が舞台の前作と違い、今作はポーランドの国民的歴史小説『Ogniem i mieczem(英:With Fire and Sword』がベースとなっている
したがって17世紀の北東ヨーロッパに実在した以下の諸勢力が登場する。
したがって17世紀の北東ヨーロッパに実在した以下の諸勢力が登場する。
Cossack Hetmanate コサック・ヘーチマン国
ポーランド=リトアニア共和国に反旗を翻し独立した、かつてルーシ・キエフを支配したテュルクの末裔。
部族連合国。史実では大国のポーランドとロシアに挟まれ悲哀を託ったが、このゲームでは強力。
ザポリージャ騎兵を筆頭に騎射が高く、野戦では遠戦・白兵戦とも強い。
徒歩での白兵戦がイマイチなため、攻城戦はあまり上手くない。
敵に回すと一番厄介な勢力。銃を装備している兵が多いため濃厚な弾幕を味わうことになる。
騎兵は騎射だけでなくランス突撃も可能。平原で戦う場合、ある程度の被害は覚悟しなくてはならない。
相手にするときは平原以外の戦場に誘い込むことが重要となる。
Polish Commonwealth ポーランド共和国
正式名称ポーランド=リトアニア共和国。共和国なのに王様がいるのは議会によって選出されるため。
他のゲームならいざ知らず、今作では過去にスウェーデン、ロシアをしりぞけた大国。
中でも特筆すべきはゲームパッケージにも載っている騎兵上位ユニットのウイングハサー。
羽根飾りのついた甲冑を身にまとい、パイクよりも長いランスを構えての突撃には定評がある。
敵軍の中に一定数以上のウイングハサーがいた時の絶望感は、前作のスワ騎士のそれを上回る。
しかし、その長さゆえに懐に入られると弱い。攻城戦ではランスは剣に変わる。
また騎兵中堅ユニットの重装コサック兵などもなかなか優秀。
歩兵、銃兵は平凡なためか、味方の諸侯はあまり頼りにならない。
そのため史実どおりに都市をことごとく陥とされて没落することもしばしば。
イメージ的には前作のスワディアに近いかも。適切な騎兵の運用が戦局のカギを握る国。
Muscovite Tsardom モスクワ・ツァーリ国
モスクワ大公国とも。いわゆる後のロシア帝国。
前作のノルドにイメージ的に近い。全体的に白兵戦に長けた兵が多い。
歩兵は両手のポールアクスなど高威力の武器を装備しており、歩兵同士の殴り合いともなれば他を圧倒する強さを誇る。
銃兵は熟練度こそ劣るもののやはり白兵戦が異様に強い。しかしながら、歩兵・銃兵双方装甲は薄い。
騎兵上位ユニットの親衛兵は、遠距離武器こそ持たないものの、装甲も厚く近接攻撃力はかなり高い。凶悪。
その他騎兵ユニットはおとなしめな性能。
戦術としてはソ連兵の如く、さっさと突撃させるべきだろう。ウラー。
逆に敵に回した際には銃兵と騎兵を上手く使い、歩兵、騎兵、銃兵の順に片づけるとよい。
他国と比べ、ユニットの生産効率も良い気がする。
強国。プレーヤーが軍事介入しなければどんどん勢力を拡大する。
Kingdom of Sweden スウェーデン王国
三十年戦争で武名をとどろかせたスウェーデン。
グスタフ・アドルフの薫陶著しい銃兵が魅力の国。
装填速度、精度、射程距離全てにおいて優秀で、銃兵上位ユニットであるライフガーズ(護衛兵)を相当数揃えれば
レンジ外からの一方的な射撃により、相手が近寄る前に駆逐できる。
また騎兵上位ユニットのスウェーデンライターは、アーマーが分厚い上に騎射能力も高く、非常に強力。
さらに歩兵もポーランド、クリミアよりは強い。
イメージ的にはベージャーとロドックを合わせたような国。
歩兵、銃兵、騎兵いずれも種類が豊富な上に能力も高い。バランス型。
Crimean Khanate クリミア・ハン国
かつてヨーロッパを恐怖のどん底に叩き落としたモンゴルの後裔国。
現在はオスマン帝国の属国。そのせいかイェニチェリなど、トルコを思わせる装束の兵が多い。
前作の勢力の中でイメージ的に近いのはやはりカーギットだろう。
敵に回した時の弓騎兵のうざさと味方にした時の頼りなさはなんとも懐かしさすら覚える。
騎馬ユニットの種類が豊富で、弓を装備しているものが多い。
全体的に軽装で脆い。騎兵は言わずもがな、歩兵もアザップ軽装歩兵、カピクルなど脆すぎて存在価値を見い出せないレベル。
他国と比べ装備がカラフルで美しい。観賞用には最適。
地理的に強国のロシア、コサックに挟まれているせいか、非常に弱く感じる。(実際弱い)
その他
各国の駐屯地では傭兵を雇用できる。
またお金をかければ武器、防具それぞれをカスタマイズすることが可能。
各国ごとの傭兵の性能についてはこれから検証予定。
モスクワ・ツァーリ国、コサック・ヘーチマン国は強国。ほっといても勝手に領土拡大していくことが多い。