文字表記

 
以下は、文字表記について曖昧さを統一するためのものです。
ていうか表記統一よりも、それにまつわるありがたいお話のほうが長くて表にしようがないんですが、どうしたら良いか。
どうせここを見ている人もいないだろうからここで愚痴るぞ。

くちばし

クチバシ
◯ 一冊の中で統一されていればどれでもok。

対象読者の想定年齢によるが、中学生以上であれば漢字+ルビ。
その他、そこそこ難しい漢字熟語であっても、

ルビを入れること前提に漢字で良い。
薔薇、醤油、魑魅魍魎等) 
文意そのものが複雑難解な漢語熟語を使う場合、
文章全体とのバランスから、開くか言い換えを推奨する場合も有。
 こども

◯ 「子供」
「こども」でも「子ども」でもなく「子供」
熟語の一部を平仮名に開いた「かな混じり熟語」は避け、
できるだけ正則で。 *1

らち ◯ 「拉致」
熟語の一部を平仮名に開いた「かな混じり熟語」は避け、
できるだけ正則で。
*1 
 
かくせいざい ◯ 「覚醒剤」
熟語の一部を平仮名に開いた「かな混じり熟語」は避け、
できるだけ正則で。
*1 
   


  1.   「かな混じり熟語」は原義を損ねるのと同時に、読者を馬鹿にしてるようで好きになれないのです。
    読めない漢字にルビを振るのはその漢字が読めるようになることで識字の幅を拡げるけど、それを開いてしまったら文字の意味を知る機会を減らします。漢字熟語は同音異義語の多い表記なので、極力漢字で。
     「子供」の供は「大人に付き従って歩く」で、なおかつ「供」は普通に習う難字でもない漢字のはずですが、「目下に対する差別的な表現」としてこれを嫌って「子ども」「こども」と表記する例が増えています。
    が、「供」に本来は差別的な語意はないですし、むしろ「ども」と開いてしまうことで差別的な語意を持たない「供」から離れて、差別的な意味も含めてどうとでも取れる平仮名にしてしまうほうが、よろしくないのではないのか……と加藤先生はお考えのようです。
最終更新:2012年04月18日 17:09