よくある誤字

×食餌の支度、身支度

◯ 食餌を調える

~うかがう

◯ 様子は 「窺う」
◯ 機嫌は 「伺う」
◯ 機嫌の様子を 「窺う」
◯ 訪問するときは 「伺う」

~という

◯ say, saidは 「と言う」
◯ 文末に付いて様子を伝える場合は 「~という」

~あたり

◯ 大まかな場所を示す場合は 「辺り」
◯ 命中するのは 「当たり」

~きこえる

◯ 受動的な場合は 「聞こえる」
◯ 音楽・話など積極的に聞き取る場合は 「聴く」
◯ 相手に回答を促して話をたずねるときは 「訊く」(訊問)

かくりつ

◯ 確実性の大きさを表すのが「確率」
◯ 制度・組織・計画・思想などを、しっかりと打ち立てることが 「確立」

× 変る ◯ 変わる
× 触わる ◯ 触る
× 自論 ◯ 自分の考え、いつも主張している意見は 「持論」

かいほう

◯ 「ズボンのファスナーを開く(下ろす)」のは 「開放」
◯ 「パンツを脱がして中身を出す」のは戒めから解き放っているので「解放」

あと

◯ 傷痕や身体に付く外傷などについては 「痕」
◯ 銃弾が着弾したら 「痕」 
◯ 遺跡、逃亡者を追いかけるときは 「跡」

かわく

◯ 乾燥するのは 「乾く」 
◯ 冷たいモノが欲しくなるのは 「喉が【渇く】」

「渇く」は渇望や潤い不足を意味し、精神的に満たされない場合も使用する。

のぼる

◯ 山は 「登る」 
◯ 階段は「上る」

「とと」の出現 【例文】
「○○○すると、ところがそうすると、しかし○○○なのと、とはいえ○○○かと思うと……」
どこかで文章を切って、文章整理をしましょう。
ところ  「○○○したところ、」「ところで」「ところが」はひらがな。
 「まっすぐ行った所の」など場所・地帯を示す語は漢字。
とめる/とまる ◯ 機械・乗り物は 「停める、停まる」
◯ 車を降りる場合は 「駐める」
◯ 動きのある小さなものは 「止まる」
× 話始めた ◯ 話し始めた
× 話しを始めた ◯ 話を始めた
馬鹿
莫迦
バカ
◯ どれも正解。 
ひかり

◯ 「光」 名詞なら(り)は付かない。
◯ 「光り」 情景描写を企図しているなら、(り)が付く。

「光の玉」は正解だが、「光りの玉」は不正解。

ふいに気付いた

◯ 「不意に気付いた」

誤字ではないが、こちらが正則。

× 殆んど ◯ 殆ど

「殆んど」だと「ほとんんど」になるので間違い。 「変る」と並んでよく見かける謎の誤変換。 
◯ 「目」は人間の目。
◯ 「眼」は人間以外、ケモノ、昆虫、人間と断定できない何かの眼。
あし ◯ 「足」は人間の足。
◯ 「脚」は人間以外、ケモノ、昆虫、椅子とテーブルの脚。
やめる ◯ 職を辞すのは 「辞める」
◯ 行為を中止するのは 「止める」

「止(や)める」と「止(と)める」
漢字送り表記するとわかりにくいので、「止(や)める」はひらがなに開
くのが好ましい。
方向指示 ◯ 指が付くときは「差す」か「さす」 「指差す」「指さす」
◯ 指が付かないときは 「指(さ)す」
◯ 穴につっこむのは 「挿す」
◯ 尖ったものを柔らかいものに突き入れるのは 「刺す」
句読点
括弧
記号
こちらをご参考下さい→ 句読点、括弧、記号等の注意点

× 労らう
× 労わる

◯ 「ねぎらう」は 「労う」
◯ 「いたわる」は 「労る」
うつる

◯ 静止画のプリントされた写真には 「写る」
◯ デジカメで撮影した画像がプリントされたら 「写る」
◯ 映像・動画、モニターには 「映る」
◯ パソコンのモニターで確認しているなら 「映る」

~もらう ◯ 受け取る、受領する場合は 「貰う」
◯ 相手が何かを代わりにしてくれるなどでは 「~してもらう」

用法として厳密には許容範囲内だが、読みやすさを優先して、
受領の意を伴わないものは平仮名送りにする。

 

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最終更新:2012年04月18日 17:13