【編集途中】

 

 

1.発案

新たな企画を思いついたら、Twitterで話題にするなりして賛同者を募りましょう。
業務連絡で企画発表して原稿募集するなりします。
企画が動き出したら、進捗表の「集団執筆」または「単著執筆」などに【動いている企画】を登録します。
企画そのものに皆が飽きて立ち消えてしまう場合もありますが、ここに登録されている間は「その企画はまだ生きている」ということになります。
原則として、企画発案者、または発案者ではないが企画が動き出してから能動的に立ち回る編集人が、それぞれの企画の面倒をみて下さい。
単著の場合、著者自身がしっかりと。

2.原稿蓄積

Twitter上で140字ずつ投下される原稿や、tumbler、ブログなどに置かれた原稿は、Twitter+Togetterに見出し+所在URLを蓄積していきます。
Togetterは複数・不特定多数の著者のバラバラの原稿を集約するために活用しますが、竹の子書房ではこれを原稿蓄積/集積と一時的な編集作業の軸に据えています。
基本的に、原稿を投下した当人がTogetterに自分で登録して下さい。
やり方が判らない場合は出版ガイドを、出先、端末の都合上不可能などの場合は、投下後にTLの誰かに依頼するか、その企画の発案者/能動的に動いている編集人に依頼して下さい。
Togetterへの集積が始まったら、進捗表の該当項目にそのTogetterのまとめURLを必ず登録して下さい。組版課他、進行に関わる全ての人は進捗表の情報を元に作業を進めます。
塩漬け原稿(元々完成していたが未発表だった、または権利が切れている)の場合は、原稿を直接組版課に送付するか、tumbler/ブログなどにUpした後、進捗表を必ず更新して下さい。
進捗表の更新方法は、別途進捗表の編集方法をご覧下さい。

3.組版待機(1)-表紙未定


文字原稿の集積が終わったもの(これ以上新しい原稿は増えない)については、集団執筆、または単著執筆、塩漬け原稿から、「組版待機中」に移動させてください。
この時点で、表紙が未定・未発注の場合は、組版待機最下層での待機になります。発案者・編集人、著者は、イラストレーター、カメラマンを探して表紙をお願いできるか交渉しましょう。竹の子書房社員名簿から画課の方を探してお願いするか、竹の子書房の外部の方と折衝してお願いするかは、個々の担当者に一任です。

4.組版待機(2)-表紙作業中

表紙イラストレーター、カメラマンが決まって、作画・撮影などの作業に入っているものについては、進捗表の組版待機中項目を一層上に移動させて下さい。
完成した表紙イラスト、写真などは、TwitPicやyflog、Pixivなどのサイトにサンプルか完成稿の投下をお願いします。
装幀課・組版課・作者などで拝見して修正点など特になければ、次のフェーズに移動になります。進捗表の更新は発案者/編集人/著者のいずれかでお願いします。

5.組版待機(3)-装幀課作業中

原稿本編が完成し、表紙素材が完成すると、表紙装幀(デザイン)作業に入ります。
イメージに基づいて装幀課から複数案のラフ案が出た後、これを装幀課・組版課・作者で検討し、最終版をファイナライズしますが、最終決定は組版課・装幀課で下す形になります。
装幀が完成したものは、「素材が全て揃った状態」ということで、組版待機の最終工程である「組版課作業中」に回されます。
ここでも、進捗表の更新は発案者/編集人/著者のいずれかでお願いします。

6.組版待機(4)-組版課作業中

素材が全て揃った状態が最終待機状態です。ここからの作業は組版課の単独作業になります。
原則として進捗表に上がってきた順番に組版→リリースが行われますが、この組版順は幾つかの例外によって順番が調整される場合があります。

  1. 同じカテゴリが続く場合
  2. 同じ著者が続く場合
  3. 従来にない新しいカテゴリを開拓投入する場合
  4. 刊行タイミングに何らかの縛りがある場合(季節性イベント、記念日イベントなど)
  5. 組版課の気分

(1)(2)は、なるべく類似分野が続かない、同じ作者/発案者が続かないようにするためのものです。既刊との勘違いや読者の飽きを避けるための配慮です。
(3)は新分野を開拓するに当たって、読者のリアクションなどを早く知りたいときなど。
(4)はクリスマス、盆、バレンタイン、七夕など、日付が固定されている、或いは季節が固定されているイベント性の高い企画など。
(5)ですが、案外重要です。1冊の分量が膨大なものが続いたり、精神的に疲れていたり、肉体的に疲れていたりで、どうしても順番を入れ替えたい、或いはインターセプトしてでも先にやりたいものがあったり、ということがごく稀にあります。
ともあれ、原則としては進捗表順、または(1)~(4)の補正ルールのみで作業を進めています。

7.リリース(1)-図書目録の更新

組版作業と平行して、図書目録への書誌情報の新設、内容更新が行われます。
頁数、PDFダウンロード用URL、表紙サムネイル登録など組版課でないと対応できないもの以外の、諸情報については、できれば手の空いている社員、発案者、編集人、著者による作業協力をお願いしています。
実際には、組版課の作業時間が深夜に及ぶため、ほとんどの作業は組版課が進めていますが、サンプル(試し読み)登録などについては組版課はタッチしていません。
リリースされる前段階で作られる書誌情報ページは、最終的にPDFダウンロード先URLとサムネイルが揃った時点で公開になります。それ以前は下書きです。

8.リリース(2)-サムネイルの作成

図書目録に登録されるサムネイル(480×480)と、バナー用サムネイル(200×200)は、図書目録更新の際に、組版課で同時に作成しています。ここに入るキャッチフレーズは組版課で作っていますが、「こういうキャッチフレーズを入れたい」などの要望がありましたら、図書目録の下書きの時点で、サンプル/試し読みの項目などに入れていただければ、それを採用する場合があります(文字数制限があるため、長すぎるキャッチフレーズは入りません)。
サムネイル480は図書目録に登録される他、後述のbotで表示させるためにも使います。
バナー200は、リロードするたびに別の画像を表示するCGIバナーで使われるもので、内容はサムネイル480と同じです。

9.リリース(3)-Webページの更新

竹の子書房Web(http://www.takenokoshobo.com/)のトップページを更新します。
この更新作業はWeb管理課(実質は組版課)作業になります。
このとき、バナーの更新なども行われます。

10.リリース(4)-botによる周知

新刊が完成したことを知らせるリリースが、@takenoko_shobo(代表)、@takenoko_botの二つから配信されます。
書名、著者・発案者名、簡単な書誌情報、書誌情報ページへのURL、サムネイル480のURL、キャッチフレーズが含まれます。
同じ内容は@takenoko_botの定期ツイートに登録され、以後2時間ごとくらいに既刊情報として告知するルーチンに組み込まれます。

11.リリース(5)-ウィンドウズガジェット用データの更新

竹の子書房新刊告知用ウィンドウズガジェット用のデータ更新などが行われ、これで電子書籍のリリース作業は完了です。

12.進捗表の更新

リリースを完了した電子書籍企画案は、「組版中」の作業告知が外れ、「電子書籍化済み」の項目に移動されます。
これで全工程が完了します。
 

 

 

 

 

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最終更新:2011年07月23日 19:29