句読点、括弧、記号等の注意点

分かっていても難しい句点読点括弧記号の打ち方、再確認のためご一読下さい。


読点(、)の使い方

新選 国語辞典 第6版 小学館 の 終わりのほうの付録 くぎり符号の使い方より

以下では何のために読点を使うのか、どう使うのかを箇条書きにしてあります。

  • 文の中の言葉の切れ続きを明らかにするため。
    (例文: 白い花と、葉の緑が目にしみる。)
  • 対等にならべる語句の間に使う。
    (例文: アジア諸国との外交関係の緊密化と、経済策の再検討と、貿易の振興とが、現下の難問題である。)
  • 文頭におく接続詞や副詞のあとに使う。
    (例文: しかし、真実は曲げられない。)
  • 条件や限定を加える語句のあとに使う。
    (例文: 風が吹けば、花が散る。)
  • 並列する語句が簡単なとき、条件・限定の語句が簡単なときは、使わない。

 

文章の終わりの「!」「?」のあとの句点は不要

× アンビリーバボー!、どうやったの?。
○ アンビリーバボー! どうやったの?

!(感嘆符)も?(疑問符)も、それ自体が句読点の一種だからです。

 

会話等のカッコの最後の句点「。」は不要

× 「句点は要らないよ。」
○ 「句点は要らないよ」

 句点は文が終わったしるしとして付けるためです。

 

!や?のあとに空白を一文字分空ける

全角の空白を明けておく。

 

「……」を「・・・」で代用しない

正式には「三点リーダ」を二マス分使って「……」と書くのが「てんてん」の正式。
同様に、文末で「。。。」や「、、、」を使う人もいるようですが、これは正式な書き方ではありませんので、どうぞご注意下さい。

 

「――」は二マス分

「―」は「-」(マイナス)とは別の文字で罫線でもないので注意しましょう。二マス分使うのが「ダーシ」の正式な書き方です。

 

長音「ー」とマイナス「-」を区別して使う

長音が「-」(マイナス)になっていませんか?
竹の子書房では縦書きがフォーマットですので、十分ご注意下さい。
ダーシュ「――」代わりに「ーー」や「--」を使うのも止めましょう。

 

ダブルクォーテーション「“ ”」はできるだけ使わない

竹の子書房では縦書きがフォーマットです。小説の場合はできるだけ山形カッコを使いましょう。

 

不等号を<山形カッコ>代わりに使わない

〈山形カッコ〉を使いましょう。


絵分録ことのは様から抜粋 http://www.kotono8.com/blog/

 

その他諸々。

誤用等を楽しく読書しながら勉強できる雨宮淳司先生の
著作。
「悪筆怪談 と言って、グラスを置いたという こちらもご参考下さいませ。 

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最終更新:2013年03月04日 12:21