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S.H.フィギュアーツとは

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S.H.フィギュアーツとは (What is S.H.Figuarts?)



概要

バンダイが展開している魂コンテンツの一つで、装着変身の後継シリーズにあたる。対象年齢は15歳以上。
リボルテックやfigmaなどに代表される低価格でよく動きかつ手頃なサイズのアクションフィギュアシリーズの、バンダイバージョンといったところである。
仮面ライダーを主軸に展開されているが、ドモン・カッシュよりアニメ・漫画カテゴリーにも少しずつ参入してきており、現在ではその幅も増えた。
フィギュアとしては仮面ライダーの特徴的なクリアアイが再現されてたり、スーツ感がよく出せているのが特徴であり最大の魅力と言えよう。
また、同仮面ライダーシリーズにおいては基本的に、スーツ頭部を着用した状態で八頭身という実際の体型とは異なるフォルムバランスが造形上の最大の特徴と言える。(※1)

Figuarts ZERO

非可動フィギュア。可動軸をなくすことで低価格化を実現した。
基本的に造形のみに力を入れられるため、出来がいいのが特徴。
当初はフィギュアーツとサイズを統一したシリーズとして展開していたが、現在は作品によってサイズがバラバラで、ブランド名が意味をなさなくなった。

D-arts

デジタルチックなキャラクターを主としたアクションフィギュア。名前のとおりフィギュアーツのノウハウを生かした、というよりほとんどがそのままのものと言えるような構成となっている。メタルガルルモンなど四足歩行キャラクターも参戦予定。タイトルからしてデジモン専用のアクションフィギュアではと思われていたが、デジタルキャラクターのためのブランドと言うことらしく、多彩なジャンルのゲームキャラクターに加え、なんとまるっきり人間キャラであるKOF、餓狼伝説等の格闘ゲームキャラクターも参戦することになった。
ペルソナ、WA、.hack参戦などはあるものの、デジモン、ロックマンXやメダロット、KOF、餓狼伝説等妙にコミックボンボンゆかりの作品が多いのも特徴。
2014年にフィギュアーツに統合されることとなり、ブランド消滅。

chibi-arts

頭身の低いデフォルメキャラクターシリーズ。簡単に言えばバンダイのねんどろいどである。いきなり仮面ライダーWの主人公の二人が限定化という後ろ向きなスタートであるが、反面仮面ライダーやプリキュアを早速展開するなどラインナップとしては意欲的である。値段が高めだがこれもねんどろいどと同様。
リリースが完全に停止しており、事実上のブランド消滅状態である。

S.H.MonsterArts

S.H.Figuartsで培われた、可動(アクション)フィギュアの技術を使用し、『怪獣(モンスター)』にフィーチャーしたアクションフィギュアシリーズ。それが『S.H.MonsterArts(エス・エイチ・モンスターアーツ)』である。

販売方法

全国の玩具店舗などに流通する一般販売、特定の店舗限定で特別仕様の品が販売される店舗限定販売、
バンダイ公式サイト上にて期間限定で予約生産販売されるウェブ限定販売がある。
後に、特定の出版物に付随する応募券を用いて販売する誌面限定販売が追加された。
このうち、店舗限定販売は店舗側からの要請で行われているとの事で、2010年6月現在で店舗限定販売の予定はないとのこと(※2)

経緯

シリーズ前半の初期・再販出荷過多や不具合があったことが原因か、ブランドとしての地位を確立するどころか本シリーズ自体が肩身の狭い思いをしてのスタートとなった。(※3)
このためアニメものはかなりの間リリースが滞り、ユーザーの一辺倒化を加速させた感がある。
その影響もあってか一時期、限定商品乱発や店舗限定参入が横行した。
近年では一般発売品も即日完売ということも多く発売前の予約すら困難になるなど、ブランドとしては以前とは比較にならないほど波に乗っている様子。
そして2010年11月からは本商品の派生として非可動シリーズであるフィギュアーツZEROや派生シリーズであるD-Artsやchibi-artsも展開。

課題


  • 造形上の差異
 スタイリッシュな見栄えを重視している為か、頭身の変更以外にも頭部形状や体格など様々な造形上の相違点が見受けられる。
 体格に関しては、以前は細身一辺倒だったものが大きく変化し始め、現在では複数の体格が素体や造形に反映されている。
 だがそれにより、クウガシリーズやアギトシリーズの初期から現在まで発売が続いているシリーズでは統一感がないものもある。
 頭部形状については、まだまだ改善の余地があるものが多い。

  • サンプルとの差異問題
 一部の商品において、試作サンプル写真と実製品との差異(概ねユーザーから劣化とされるものも)が起こってきている。
 各種媒体に掲載されるサンプルは、撮影時期(およびサンプルのバージョン)が違う為、掲載時との差異がおきるとのこと。
 この問題はフィギュアーツに限らず生じてしまう問題であるため、仕様が無い事ではあるが、フィギュアーツの場合発表後にも調整等を続けているらしく、つまり発売できないものを載せていることになる。
 現在では雑誌やウェブでこまめに途中経過を掲載することで改善を図っているが、今度は後述する品薄問題が発生し、じっくり検討してからの購入が困難となっている。

  • 限定商法
 メインキャラクターや揃えることが前提のキャラクターまでも一部限定にされるなど、後から参入してきたユーザーにとっては非常に優しくない商品展開もみられる。
 リボルテックやfigmaに比べて限定商法に偏りすぎていることは留意しなくてはならない。
 ただし、ウェブ限定販売は期間限定ではあるが予約生産販売の為、リアルタイムでチャンスがあるユーザーには必ず買えるというメリットも存在する。
 限定品の再販については、技術的には不可能ではないが初期購入者の事を考えると現実的には厳しいという。(※4)
 もっとも改良などをせずに「ただ」再販するというだけなら初期購入者にもデメリットはないと思うのだが…
 2010年に入ってからは極端にひどい商品展開というものは回避されている。特にライダーに関しては一部例外を除き、劇場用フォームなどに留められている。

  • 特撮系アーツ品薄
 需要に供給が追いつかなくなっているのか意図のある出荷量調整なのかは別として、2010年2月頃より新商品の即日完売はもちろんのこと、
 ネットにおける発売前の通販予約ですら開始から数分で締め切られるほどに、特撮系アイテムの商品確保が困難となっている。
 その為、実店舗販売においては朝早くから列を作って並んだり開店と同時に売り場まで駆け抜けても購入することができない場合もあることが報告されている。
 これでもかと言うほど受注体制が整っているにもかかわらず、フィギュアーツの大半を占める特撮系でそれが出来ていない事への批判は大きい。

  • 転売屋問題
 ブランドの隆盛と共に、それに目を付ける転売屋の参入問題が無視できなくなってきている。特に狙われやすいのは、S.H.フィギュアーツの中でも人気の高い、仮面ライダーシリーズである。

参戦作品の基準

簡潔に言うと「戦うヒーローであること」「ヒロイックアクション」である。
ヒーローとは決して男子だけを指すわけではなく、プリキュアの参入からヒロインに関しても言及がなされている。
「戦う」ことが前提であるため、ヒーローやヒロインの変身前などは基本的に除外されており、他社の人気可動フィギュアシリーズに比べると些か商品化の可能性は低い。
また、上記のことを踏まえると当然のことではあるが、戦いとは無縁のキャラクターなどは絶望的であると言ってよい。戦うにしてもヒロイックさに欠けているものもまた、商品化の望みは限りなく薄いだろう。

※1 … HJ発行フィギュアーツムック V3の項より
※2 … 2010年6月5日名古屋キャラバン展示 随伴スタッフ発言より
※3 … ドモンの不具合やライダーのO脚問題など
※4 … イベント随伴スタッフ発言より

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