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QRALIVE'12オフレポ 3

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匿名ユーザー

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doll
+ swingin' report show on 7/1





チューといったらAボタンビームです。
2日目です。集まり自体は午前中からあったようですが、華麗にスルーして私は午後の秋葉原からの参加。

午後といってもみなさんが秋葉原に来るのは夕方くらいなので、少し早めにきてタワレコやらまんだらけやらを個人的に巡回しました。
Tower Recordでは、以前京都のART ROCK NO. 1というお店で買ったJemapurの別のアルバムを探したのですが見つからず。ちょうどiTunes Cardのセールをやっていたので、それだけ購入して帰りました(タワレコ店内では、ちょうどインストアライブが始まるところでした)。
まんだらけでは犯罪王ポポネポの1巻を見かけたので購入。気になっていたんですが買いそびれていました。前日にモスで46252さんが話していたエイリアン9も気になったので探してみたんですが、そちらは見つかりませんでした。
ブックオフにも立ち寄り、twitterで見かけて気になっていたパン屋再襲撃を購入。ふざけた名前ですが村上春樹の短編集だそうです。
あと、萌えではなく電気街としての秋葉原で唯一来るたびに見ていたのが、クレバリーというパーツショップの店前に張り出されていたメモリやHDD, SSDなどの値段早見表なんですが、先日クレバリー自体が倒産してしまったので、しっかりとおろされた無機質なシャッターしか見ることができず残念でした。メモリやHDDは、規格に注意すればPC向けのものでもMacで使用可能なので、お手頃な値段でいろいろ増設できたりして、クレバリーはここ数年お世話になっていたお店なんですよ。パーツを扱っているお店は他にもあるとはいえ、少なからず愛着を感じていたのでシャッター前を後にするときため息が出ました。



ちなみに、ひさしぶりにきた秋葉原の中央通りは完全に無人と化していました。どうもQRALIVE'12の実施が原因となり世界線に変動がおきてしまったようです。








こんぺいとうさんに連絡を入れると、「コミックZINにいます」とのこと。いつも秋葉原で絶妙にスルーしていた店だったので、ちょっと探しつつもなんとかみなさんと合流。
この店、あまり入ったことのないお店だったので単なる新刊本を扱う本屋さんだと思っていたんですが、同人誌の委託もかなり取り扱っている店だったんですね。それも店内の陳列を見渡す感じ、コア目というか濃いめの表紙が目につきます。CDの委託も行っているようで、どうもノッツさんのCDの委託先の1つでもあるみたいですね。

少し歩き、シャッツキステまで向かいます。この日の午後は小降りで、みんな傘を差して距離ができていたせいもあって昨日以上に無言の集団です。
シャッツキステはいわゆるメイド喫茶とは少し違って私設図書館の体裁を取ったカフェになっていて、出てくる紅茶はおかわり自由で利用時間によって料金がかかるしくみになっています。その間、店内に置かれている本を読んだり(数は少ないながらもかなり厳選されていると思われます)、豊富に揃えられたボードゲームに興じたりして時間を過ごすことができます。
店内見取り図はこんな感じ。初めは左奥のスペースで2人用のテーブルを繋げて使用していましたが、席が空いたため、メイドの作業台左側の6人掛けのテーブルに移動しました。
最初はこんぺいとうさんとバジさんがノートを交換してお絵描きしてたり、足し算さんがペーパーナプキンに描いたバジさんの似顔絵(かなり上手でびっくりしました)を見せてもらったりといつも通りな感じだったんですが、誰かがふと持ってきたスカートめくりというカードゲームをみんなで遊ぼうという流れに。
このゲーム、要は神経衰弱なんですが、描かれているのがそれぞれ5人の女の子だけで、カードをめくるとパンツの色と模様がわかるので、女の子に関係なくまったく同じパンツをはいているカードを集めるという、極めてカードの記憶がしにくい難しいゲームでした。わずかな差異しかないジャック、クイーン、キングのみで神経衰弱を行っているようなものです。
レポートのために少々調べましたが、どうもこのゲームはゲームマーケットというテーブルゲームの即売会で販売された同人制作のカードゲームみたいですね。こんなマニアックなゲームを入手してきて、しかもお店で自由に遊べるようにしてあるとは……シャッツキステ侮りがたし。
「これで優勝したひとはパンツ王という名前で呼びましょう」というこんぺいとうさんの嫌な提案で始まったゲームですが(結局序盤優勢だった足し算さんが一時的に呼ばれていただけで、終わったころにはみんな忘れてました)、前述の通り普通の神経衰弱よりも数倍は難しく、まるでパンツ神が持ち回りで各自に降霊しているかのように誰かが連続で取ったかと思えば調子を落とし、また別のひとが調子を上げ……という感じでなかなか互角の勝負が続きました。このゲーム途中でかろひさんがシャッツキステに来店し、スカートめくりにも参戦したんですが、やはりパンツ神が降臨して途中からなのに怒濤の追い上げを見せていました。
最終的には比較的自力の強さを見せていたこんぺいとうさんと46252さんが同点一位。勝負パンツをあれこれするという卑猥な決勝ゲームを経て46252さんの優勝となりました。
結局このゲームにほとんどすべての時間を吸いとられる形でシャッツキステを後にすることになり、私は席を立つ前に足し算さんに借りていたCDを返し、Electric & Sleepingという私のCDをバジさんにお売りしました。
シャッツキステには個人的にまた来ようかなとも思っています。というのも、退店直前に見ていた本棚ですごく気になっていたアフターマンを見つけてしまったので……。なんであんなゲームで貴重な時間を費やしてしまったんだろう。
こんぺいとうさんはこの店で345歳ほど加齢していました。

シャッツキステを出て、中央通りの歩道を歩いていたときに足し算さんが不調を訴えました。どうも体調が思わしくないようで(一説には昼食にと渋谷で食べたビュッフェ形式のカレーが原因だそうです)、大事をとって足し算さんはここで途中離脱することになりました。次の目的地に向かう前にまずはみんなで足し算さんを駅前まで送ることに。
ふと見渡すとかろひさんがいなかったんですが、まわりに訊いてみたら駆け足でコンビニまで胃薬と水を買いにいっているとのこと。こういう急な場面で迅速に行動できるのってすごいですよね。きっと女の子が見たらきゅんとしちゃうだろうなーと思いました。内外ともに旧ラメンバーのイケメン担当といっていいと思います(別れ際には、傘を忘れた足し算さんに自分のビニール傘まで渡していました)。

駅前で足し算さんとお別れしたあとは、改めて次の目的であるスーパーポテトに。その途中の横断歩道あたりでこんぺいとうさんとした世間話を思い出したので備忘録的に。

「お昼何食べました?」とこんぺいとうさん。
「オムレツ焼いて食べました」と私。
「え、オムレツ? オムライスじゃなくて?」

恐縮ですが私、炭水化物の摂取は主に発酵した麦です。プレーンオムレツって調理にスポーツ性があって楽しいですよね。

スーパーポテトは知っているひとにはかなり有名なTVゲームのお店で、特にレトロゲームの取り扱いが非常に大きいので、ファミコン・スーパーファミコンあたりのゲームが好きな方だと店内を見てまわるだけでもすごく楽しめる感じになっています。20年ほど前にはどこかのデパートあたりで現役だったんだろうなと思われる巨大なゲームボーイ型のゲームボーイソフト店頭デモ用ディスプレイモニター(こんなのです。スーパーポテトではゴエモンのゲームのデモが流れていました)が誇らしげに置かれていたり、ファミコンどころかMSXやセガマークIIIレベルの古いゲームソフトも充実しています。当然、それらを動かすコンソールも。秋葉原はここ5年ほどで海外から観光にきた外国人をかなり見るようになりましたが、スーパーポテトでもやはり真剣な目をしてソフトを品定めする白人を数人見かけました。わざわざこんな店にまで来る外国人となると、一般旅行者と風格の差すら感じますね。
最新ゲームのフロアは無視して、レトロゲームの置いてある階を下から順に一同で冷やかしていきます。フロアごとにショーケースが置いてあり、その階メインの品揃えにあわせたレアなゲームソフトやグッズがすごい値段で陳列されています。KUNG FUという、商標の問題でタイトルのみ変更されたスパルタンXのカートリッジなどがありました。個人的に興味を惹かれるレアソフトとしてはやっぱりPS1のserial experiments lainなんですが、これは探しかたが悪かったのか実物は見つからず。
ちなみに前日バジさんにいただいた海腹川背ですが、やはり結構いい値がついてました。ほんとよく発掘してきたなあと思います(公平を期すためソフトのみの値段をリンクしましたが、仮に箱・説明書つきの完品状態だとこのくらいです)。
おもしろかったのは、レトロゲーム関連商品としてファミコン時代の攻略本やビデオゲームのサウンドトラックCDが売っていたこと。スーパーマリオブラザーズやアクトレイザーのサントラCDにはやはり目を引かれました。特にアクトレイザーはジャケットの裏面のセンスに時代を感じるというか、正直な話ずっこける感じがしました。古代祐三さんが当時どのような心持ちでこの撮影に臨んだのか気になるところです。案外彼自身の趣味ではとの疑念もありますけれど……

攻略本のコーナーはフロア奧の壁がまるまる専用棚になっているほどの気合いの入れようなんですが、やはりファミコン・スーパーファミコンあたりの攻略本がもっとも多く、80年代90年代の夏休みのような暑苦しさがむわむわと伝わってくる魔境的な一角でした。攻略本にまぎれるようにしてマリオが探偵として事件を解くというゲームブック(たぶんこれだったと思います)なども置いてあってさらに混迷を極めています。
こんぺいとうさんがちょうどマザーの攻略本を手に取っているところだったので(私も昔これとは別のマザー攻略本を持っていました)、もしかしたら知っているかもと、私はとある質問を振ってみることにしました。
私が持っていた攻略本では、敵キャラクターのデータが写真付きで表にまとめられていたんですが、その写真がどうみてもフィギュアを撮影したものを使っているんですよ。これが立体的かつ写実的に描かれたイラストじゃないのなら、わざわざ攻略本を出版するために、メインキャラクターだけではなくかなりの量の敵キャラクター(かなりマイナーなものも含めて)を、ゼロからフィギュアとして作成していたことになります。量産してグッズとして売ったという話も寡聞にして知りませんし、90年代初頭の当時にそもそもそういう展開をする発想があったのかがまず疑問です。
このあたりの事情について知っているかなとこんぺいとうさんに訊いてみると、やはり、撮影のためだけに作られたはずだ、との答えをいただきました。特別な事情があるという感じでもなく、普通に仮説を肯定されたので肩すかしをくらった感覚もありますが、バブル景気のなせる技だったと結論づけるべきなんでしょうか。いずれにしてもあのフィギュア群のクオリティーはかなりのものだったと記憶していますので、そのまま歴史の底に埋もれていくのは少し惜しいな、と思う所存でした。
余談ですが、後日この件について調べてみたらどうやらイベントなどでフィギュアをお披露目する機会はあったみたいですね。車や虎やロボットもこのクオリティーで、写真を見る限りマザー2のフィギュアも同様に作られていたみたいです(2でも攻略本で使われていたかまではわかりません)。マザーで最初に戦う敵として有名な電気スタンドもあります。これだけの出来で、攻略本の敵キャラ紹介ページで小さく写真を使ってはいおしまい、というのは勿体なく感じませんか?

こんぺいとうさんが上記の攻略本を購入したあと、同じフロアで私もゲームボーイソフトを2本購入しました(ゲームボーイSP持ってるんです。バックライト液晶&充電式でゲームボーイとアドバンスのソフトが遊べるので便利ですよ)。
ゲームボーイソフトに関しては、外箱や外観にこだわらなければ正直言ってほとんどのソフトが叩き値なので、千円あればカートリッジが数枚は買えます。私が買ったのはヨッシーのたまごと、「強敵!闘球戦士」とサブタイトルの書かれたくにおくんのドッジボールゲーム。ヨッシーのたまごは「色ヤケあり」とのシールが貼ってあり、ドッジボールのゲームはカートリッジの裏にマジックで「奈良」と書かれていました。所有者変遷:奈良→(ガキ大将)→スーパーポテト→me
家に帰ってからどちらも遊んでみましたが、ヨッシーのたまごはファミコン版をかなりやりこんでいたのですごく楽しめました。移植完成度は、マリオの操作が少しもたつくのを除けば文句のつけようがありません(移植にあたって、ヨッシーの鳴き声がポケモンみたいなビカビカした感じになってました)。これは思わず誰かと対戦したくなりますね。ドッジボールのほうは……グラフィックはかなりがんばっているんですが、その反動からかもっさり感がきわだっていて、お世辞にも爽快感のあるゲームとは言えませんでした。操作キャラがチカチカ点滅するのも見づらいし、売られるべくして売られたのかなあとも思ってしまいます。

スーパーポテト最上部のフロアは、レトロなアーケードビデオゲームを存分に楽しめるゲームセンターになっていました。ゲームの映っているブラウン管やジョイスティックなどの筐体自体は80〜90年代に置かれていたような外見そのものなのですが、ほとんどのゲーム基板は実際にはエミュレーションで動作しているみたいでした。数百と入っていそうなアーケードゲームから好きなゲームを選択して遊ぶことができます。
フロアにあるなかでエミュレーションではない実基盤で動いていそうだったのはアニメ系のスロットとネオジオくらいだったんですが、エミュレーションとはいえゲームが固定されていそうな筐体もいくつかあって、私はそのなかのひとつ、パックランドに興味を惹かれて少し遊んでみました。このゲームはファミコンの移植版を遊んだことがあって、操作感もほとんど同じなので3面まではなんとか進めたんですが、3面終盤にあるジャンプ台のジャンプでどうやれば高く飛べるのかがわからず詰みました。思えば昔ファミコンで遊んだときも同じくジャンプで詰んでいた気がします……。アーケード版でもファミコン版でもいいので、ぜひ配信でやってみてください>こんぺいとうさん

ゲームセンターの奥のほうにはアーケード版のボンバーマンがあって、みんながみているなかでこんぺいとうさん(1P)と46252さん(2P)がコインを投入して協力プレイでストーリーモード? を開始しました。やられたらコンティニュー中にほかのひとに交代するスタイルで、独特な操作感が自滅を誘うせいか、まずこんぺいとうさんが撃沈します。続いて私が入ったんですが、操作にこんぺいとうさん以上のとまどいを見せて1,2分でやられてしまいました。あと何人か立ち替わりがありましたが、気づくとこんぺいとうさん(2P)と46252さん(1P)が席を入れ替わる感じで手元に100円玉を積んで固定状態になりました。目の前で、まさになまゲーム配信状態だったので、貴重な現場に居合わせることができたなと思っていました。こんぺいとうさんは、リアルでもわりと画面に絶叫しまくる系でした。
私も何か別にゲームをやろうと張り出されていたおすすめタイトルに目を通していたですが、マイケル・ジャクソンズ・ムーンウォーカーが目に入ったのでここでもMJ追悼プレイをすることにしました。メガドライブ版と違って斜め見下ろし型のアクションゲームで、マイケルに配慮したのか、アーケードゲームなのにとにかくマイケルが強いです。ダンスしながら歌うことで画面にいる敵を全滅させることができるのは有名ですが、そもそも通常攻撃が超強力なオーラパンチだったり、銃で撃たれてもぜんぜん平気だったり。特別ゲームが得意なわけではないですが、ワンコインで3,4面まで遊ぶことができました。
バジさんは何か弾幕系のシューティングゲームを遊んでいて、かろひさんがバジさんのプレイをずっと横で見ていました。私はちらっと見ただけでしたが、やはり自分でシューティングゲームを作ってしまうだけあってすごく上手でした。自分が東方とか虫姫さまとかをちょっと遊んだときのことを考えると、猛烈な弾幕への見切りや回避に無駄がなく、とても比較にならない感じです。
奧の壁際はベンチとジュースの自販機が置かれていて、完全に休憩コーナーになっています。暇つぶし用の漫画まで置かれていて、なぜか同じ漫画でも巻数が飛び飛びで置かれているのが気になりました。キン肉マンが置いてあったのでなんて冷静で的確な判断力なんだが描かれている巻を探してみたんですが、どうも棚に置いていないようで、よくないなと思いました。
結局ゲームセンターには閉店時間の5時過ぎまで居座り、徐々に照明を落とされ、ゲームの電源を強制切断される直前までボンバーマンは続けていたようでした。暗い店内で2人がキャッキャとレバーをガチャガチャしている姿はまさに「大人げない」の典型例を見ているようで、店員さんに申し訳なく思いました。

スーパーポテト退店後は時間が許す限りマックで歓談、という感じになりました。自称おいしいもの好きの食いしんぼうが主催のオフ会なのにファーストフード店ばかり行っている気がしますね。みなさんは渋谷でカレーをたらふく食べて液体しか飲めない状態になっていたようですが、私はオムレツしか食べていないので軽くシェイクや100円マックなどを頼んでちょっとした夕食としました。
席に着くと、スーパーポテトでこんぺいとうさんが購入していたマザーの攻略本に、A3はあろうかという大きな一枚紙にマザー世界のワールドマップがカラーで掲載されていたのでそれを見せてもらいました。最近はゲームの攻略というとどうしてもウェブサイトの情報に頼ってしまいがちですが、こうしてテーブルに大きな地図を広げるアナログな手触りはやはり現代でも別腹という感じがします。ラスボスなどの本当に肝心な情報がたいてい伏せられているのがこの種の攻略本を読んでいて悩ましいところではあるのですけれど。
席の隅のほうでこんぺいとうさんとバジさんがノートを交換して黙々と絵を描いているなか、46252さんは昨日に引き続きこんぺいとうさんの3DSでMiiを作って遊んでいました。昨日は知人だという黒人女性を作っていましたが、今回の旧ラオフでもたびたび名前がでていたニーさんをみんなで作ろうということになりました。なぜか髪型やその他オプション(メガネ、ほくろなど)などの重要なパーツ選択がすべてバジさんに回ってしまった結果、46252さんのレポートみたいな感じに仕上がりましたが、個人的にはそこそこ似ているんじゃないかという気がしています。その後にーさんと面識のある私と46252さんでリアルにーさんを作りましたが、あまりにも激似になってしまったため非公開ということでこんぺいとうさんの3DSに埋葬しました。
ちなみにバジさんのMiiも作りました。これもかなり似ましたが、誰も写真を撮っていませんでした。

夜も9時を回り、店を出て秋葉原駅の改札前でこの日の解散となりました。「宿題があります」がこんぺいとうさんの残した〆の言葉でした。
宿題とは、QRALIVE'12と称したこの2日にわたるオフ会のレポートを全員書けということ。つまり、このレポートです。夏が終わる前になんとか書けてほっとしております。
言い出した本人もちゃんと書きましょうね。

参加されたみなさん、2日間おつかれさまでした&ありがとうございました。
以上、西荻窪、高円寺、秋葉原より述懐してわたくしがお伝えいたしました。







足し算
+ 記憶レポ
いつか詳しく書こうとメモ帳に書きとめた箇条書きのレポートの作成日時が7月3日だった。
おぼろげになった記憶を辿り6月30日・7月1日の後悔なまの出来事を書き留めようと思います。(写真はまるっきりございません)


思い返してみると私はのっけから失敗していたかのように思う。
思っていたより早く高円寺に着きそうだった私は、途中の中野で降りて、歩いて高円寺に向かったのだが、
線路沿いを歩いていながらも少し迷い、高円寺に着いたころには意味もなく疲弊していた。

かろひさんと無事合流すると、その後も続々と人が集まり、それぞれと挨拶を交わした。
あとはらなもさんを待つのみだったが、「ボーイは40分程遅れてくるそうです」というシロニコフさんからの伝言により
私達は高円寺の町を散策して時間を潰していた。


私は人見知りもいいところであった。誰に話しかけることも出来ず、背後と正面で交わされる会話に聞き耳をたてるばかりだった。
時々話しかけてもらうたびに苦笑いで「そうなんですか…」と生返事をする自分の無様さに、参加したことを後悔した。

道中のことはよく覚えていないが、レコード屋に入ったことは覚えている。
中年近い無愛想な夫婦が店員の、狭い店内にぎっしりと詰められた古いレコード屋で、なんとなく抱いていた高円寺のイメージそのままだった。
ここで音楽の趣味の話をちらっとしたため、多少緊張感がほぐれた。


駅に戻り、dollさんと音楽の話をしてらなもさんを待っていた。
余談だが、私がボカロへの興味を抱いたきっかけである人がハイネケンPとこんぺいとうPであったため
奇しくもその2人と出会い会話をできただけでも参加してよかったと感動した。


らなもさんが合流する。
当初の目的であった円盤に向かう。

円盤は小さな一室で、CDの並べられた棚とテーブルの隣に、座談するスペースがあって
そこで何かの話をしている円盤の店員らしき人達がいた。
私はCDと予算を交互に見つめながら棚の前をふらふらとしていた。音楽の話をしたためか、dollさんがCDを一枚勧めてくれた。
帯のレビューやジャケットの印象も良かったが予算の都合で「円盤で買い物はやめとこうと思います」と断り、再び棚を眺める。

その後私は円盤で買い物をした。

買ったのはdollさんに勧められたものではなく、NObLUEの爾今というミニアルバムです。
何がしたかったのかわかりませんが、今でも割と愛聴しています。


高円寺から西荻窪に移り、今度は雨と休日に向かった。
思っていたよりかなり小さかったが、スペースを取り、ジャケットも見せる形でディスプレイしたCDが見やすくてよかった。
隅のパソコンで置いてあるCDを試聴していると、以前聴いて欲しいな、と思っていたミニアルバムがあったため
在庫を出していただき、購入した。買ったのはpredawnの手の中の小鳥というミニアルバムです。
このCDは帰り際にdollさんの購入したCDと交換しました。提案ありがとうございました。

雨と休日の向かいにある古書店にも冷やかしに入った。
これまた狭く、室内の8割近くが本だったが、趣のある店だったのを覚えている。
人が多すぎて奥へ行けないため、私は店前の絵本コーナーを延々と見続けていたのだが、猫が店に入りまた外へ出ていく様子を見た。
行き先を見ていると、公園が見えたため、導かれるように公園の方へ歩いていった。

公園に行くとまず最初に目が行ったのは、公園すぐ隣の事務所の建物がおびただしい量のツタで覆われている姿であり
「ツタがすごい」と言葉足らずな情報で旧ラ民を困惑させながらも公園へ誘導すると、そのまま公園でそれぞれ自由に行動し、私は建物の写真を撮ったりしていた。
ここでらなもさんにより、「公園内で撮った写真の品評会をする」という企画が立案された。
それぞれが自由に撮り始める中、どうせなら上位を狙いたいと下心満々で写真を撮る私だが、ゴミのような写真が大量に撮れる。
躍起になりながらカメラをところどころに向ける私の姿を、もともとその場で遊んでいたお子様方に冷めた眼差しで睨まれ
私は不審な行動をしていることを認識した。背後でバジさんがマトリックスをして尻もちをついていた。

そんな過程もありながら、3位を頂くことが出来ました。ありがとうございます。


食事時が近づき、本日最大のプレッシャーであったラーメン大へ向かった。
私は小食であり、店頭の山盛りにされたもやしの写真にひどく戦慄していた。
当然無理することなく一番小さなサイズを買ったのだが、それでも普通のラーメンとは量が違う、ということを聞いていて
店に残され、食べ物も残してしまうのではないかと危機を感じた。
先鋒を切って頼んだらなもさんの、どんぶり一杯分ほどあるもやしを遠目で見ながら、死刑を待つ気持ちで自分のラーメンが出来るのを待つ。
メンバーの中で最後に出された私のラーメンは、通常サイズであるにも関わらずやはり量が多く、息をのんだ。

覚悟を決めて喰らいつく。

固めの麺や盛られたもやしの量に辟易したが、食べ進めていくと意外とするすると食べられる。
スープを味わったり、浮いたもやしをきれいに食べる余裕も十分あり、安心感を得ると順当に完食していた。
この時の出来事により調子に乗った私は、2日目に悲劇を巻き起こすのだが、ここでは伏せておく。

店を出てラーメンの味などについて談義していたが、最後に注文した私が出たのに一向に動く気配がない。
バジさんがおらず、そしてやけにバジさんが遅い。担々麺を注文したのは知っていて、辛さに苦戦しているのだろうか
と考えていたが、どうやらそうではないらしく、中サイズを頼みさらにトッピングを増量したということらしい。
私は「こういう店初めてなんですよね」「小食同士頑張りましょう」といった話を道中していたのを思い出し、苦笑いを浮かべた。


予定が全て終わった私達は、余った時間をモスバーガーでの休憩にあてた。
私は6人席の角に座って、それぞれが話をするのを横で聞いていた。
思い思いに会話をするのだが、突然バジさんが「らなもさんにプレゼントがある」と言い、バッグから「新聞紙に包まれた何か」を取りだした。
ゴトッ…と置かれたソレは、全員の口をふさぎ、沈黙を引き起こした。
「なんですかこれ」「開けたくない」とその場が恐怖に包まれていたのだが、らなもさんが新聞紙を開くと
焼けた赤茶色がちらりと見え、クロワッサンのように見えたのだが、包みを開いていくと焼き物のカエルが現れた。
「カエルです。作りました。」というバジさんの言葉により、全員が困惑したのだが、安堵も訪れた。
バジさんはその後も参加者全員にそれぞれ別のプレゼントを配っていた。私は矢野顕子の「愛について考える毎日」という本を頂いた。
カエルはかろひさんへ引き継がれていた。

それからは各々が絵を描いたり、3DSをしたりして過ごしていた。
私は角でバジさんとdollさんに挟まれ、二人が繰り広げる哲学、民俗学、宗教の話を聞きながら、飲んだジュースの氷が溶けるさまを見つめていた。
哲学についてもう少し知識を持とうと思ったのだった。

帰りの電車ではなぜかサムさんの最寄駅をシロニコフさんに教えてもらったのを覚えていて
近いけれど近くない距離にいるということが判明した。


そして2日目である。私は午前から参加をした。
当初の予定では4人だったはずだが、バジさんが遅れるということでらなもさん、シロニコフさん、私の3人になった。
待ち合わせ場所である渋谷のハチ公前はすでに人であふれていた。

全員が揃ったところで、渋谷ヒカリエのデヴィッド・リンチ展へ向かった。
デヴィッド・リンチは以前、イレイザーヘッドとツイン・ピークスを観てみようとTSUTAYAで取り寄せの申し込みをしたが
どちらも以後連絡がこないまま自然消滅に至ったため、ほとんど無知のままであった。
最初は美術館でも併設されているのだろうか、と考えていたのだが
小さなギャラリーが併設されたフロアの一角にデヴィッド・リンチの展覧会があり、少し拍子抜けした。
しかし、作品点数はそれなりにあり、十分楽しむことができた。
木炭の独特の質や、リンチが描く渇いた世界はオドロオドロしくてかっこいいと思った。
リンチは首がなくなっていた。

その後、隣にあったギャラリーを覗いたり、他に併設されていた施設をぐるりと回ったあと
食べ物や食器などが売ってあるショップコーナーを覗いた。
らなもさんはお土産などを物色していたが、私は特に買いたいものがあったわけでもなく、
シロニコフさんと「これ高いですね」と品物にケチをつけていた。
途中、品種ごとに違うりんごジュースが妙に気になったので、「かなり違うものなんですかね」と話していると
「飲み比べてwikiに上げましょう」という提案により購入。
後で休憩中にでも全員で飲み比べをしようと画策していたが、後述の問題により中断となり、
のちに自宅で一人で飲み比べしたレポートはまだ需要はあるでしょうか。


問題のもうやんカレーへ向かう。
何が問題なのかというと完全に自分の落ち度なのだが、のちの悲劇はここが発端である。

もうやんカレーはバイキング形式で、大きな皿を渡され、数種類のカレー、付け合わせから自由に選ぶ方式だった。
具がしっかり溶けて、トロトロになったカレーはおいしく、食べる手も進む。
一杯目を食べ終えたあたりで、前日のラーメン大での経験から「自分は結構食べられるのかもしれない」という自意識が生まれており
バイキングでもあるからと二杯目のおかわりをした。
少しヨソイすぎたかな、と思いながらも食べ進めていたが、やはり明らかに多く、自分のキャパシティを越えそうになっている。
少しスプーンの動きが鈍ってきたところを、らなもさんに「食べきれますか?」と尋ねられ
「自分にプレッシャーかけようかと思って」と答え、グロッキーになってきた胃を抑えながら完食。
私だけでなくその場にいた全員が、食い過ぎた、と疲弊していた。


もうやんカレーを出て、バジさんと合流するために駅へ向かうのだが、カレーがズシンと胃を攻撃し
歩くたびに気力を削り取られる。3人とも同じ様子で、何かのビルのイスでぐったりと休憩していた。
休憩の後バジさんと駅で合流するものの、全員休みたくてたまらず、バジさんも昼食をとりたいようだったので
どこかで休憩を取ろうと探す道中通ったデパ地下のスイーツの匂いが苦しい。
視覚と嗅覚を暴力的に刺激するデパ地下からは早々に出て、新宿内でファーストフードを探す。

店を探しながら、以前、新宿で迷った時にやたらとフレッシュネスバーガーを見た、とぽろっと発言したのだが
その時は恐ろしいほどフレッシュネスバーガーを見ることはなく、ほら吹きに思われそうでドキドキする。
しかしシロニコフさんの検索によりやはり結構新宿にはあるということが判明して一安心した。
新宿にはフレッシュネスバーガーがいっぱいあります。

フレッシュネスバーガーではなくモスバーガーに入り休憩をとることにした。
会話を聞いたりバジさんの似顔絵を描いたりしながら胃が休まるのを待つのだが、
なかなかに手ごわく、多少休まるのにも時間を要した。


秋葉原へ移動する。
モスバーガーで大分休まった胃が、秋葉原に行く途中でかなりぶり返してきた。
胃に感じていた違和感が、電車が一駅進むたびに大きくなっていく。秋葉原についたころには吐き気を催し、
これ以上我慢はさすがにまずいと告げ、休憩させてもらうことになる。
この時点で申し訳なさでいっぱいになっていたのだが、甲斐甲斐しく対応してくださり
コミックZINで旧ラ民が見ている間、外でゆっくり休んでいた。
頭の中では「自分にプレッシャーをかけようかと思って」という自分の吐いたセリフが渦巻き、数時間前の自分へ殺意を抱いていた。

胃も休まりシャッツキステにも同行した。
シャッツキステ内でも休憩できたため、見る見るうちに体力は回復し、会話を楽しむ余裕も出来た。
私達は紅茶を飲みながらdollさんの持ってきたちょっとエッチな神経衰弱「スカートめくり」を始めることにした。
ルールは別の方のレポートを読んでいただくとして割愛させていただきますが、ただのエッチな神経衰弱ではなく
通常以上の記憶力と観察力を試されるゲームであり、最初の内は誰もペアを引き当てることが出来ない。
とはいえ次第にぽろぽろとペアを引き当てる人が現れ、私もそのうちの一人であった。
慣れてくればこっちのものだ、と言わんばかりに1パンツ2パンツとパンツを奪い去っていく私は、
パンツ大魔神の異名で崇められ、私のパンツ大魔神としての霊力は揺るぎないものかと思われた。
しかし、その霊力を全て奪い去っていくカリスマ性と才能を持った人が現れたのだ。
かろひさんである。
シャッツキステに入りしばらくした頃に現れた彼の強大な力は、参加してすぐに惜しみなく発揮され、恐ろしいまでにパンツを奪い去っていった。
ほとんどノーミスに近い成功率で、私の獲得数に並ぶほどにパンツを獲得していった。
一方の私はそれまでの勢いを失い、大魔神の力を枯らし、パンツ獲得が出来なくなっていった。
また、このゲームにおいての肝である勝負パンツを1枚も獲得することもできなかったこともあり、最終的に5位にまで落ちるという結果になり果てた。
最終的にはらなもさんとシロニコフさんのサドンデスに持ち込まれ、
シロニコフさんの勝利とパンツパンツゴーパンツゴーパンツマンへの改名により幕を閉じる。


ここで完全に胃が限界を迎える。
スーパーポテトへ向かう道の途中であるが、止んだはずの吐き気が再び戻り、道の途中にしゃがみこむ。
完璧に自分のバカさを露呈する行為に、躊躇する暇もなく、ふらふらと道の端へ移り休憩させてもらう。
話し合いにより私はここで帰宅することに決め、そのまま駅へ同行していただく。
心配の声をかけていただくだけでありがたかったのだが、かろひさんが胃薬と水を買ってきてくださり、
私が持っていなかった傘も渡してくださった。
皆が優しく応対してくださり、無事に駅まで辿り着きそのまま電車に乗って帰宅した。
車中では腹痛にうなされながら、また「自分にプレッシャーをかけようかと思って」というセリフに追い打ちをかけられていた。
その後家で休んでいたのだが、そのまま風邪をひき、うつしてしまったら本当に申し訳ないと思いながら
お詫びのツイートを入れそのまま就寝したのだった。
これが私の失敗であり悲劇であり私の黒歴史にしっかりと刻まれた大失態である。


私の大遅刻レポートは終わります。
後半に至っては死にたさと疲れで投げやりではありますが、あの日の皆さまの対応は今でも思い出すと
心が温かくなる体験です。その節は本当にありがとうございました。

あとおいしくても食べれそうでも食い過ぎは禁物です!ダメ!絶対!


おしまい

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