2-24

ワカシャモ虐

作者:カスポケ虐殺犯


俺は最初に貰ったカスポケモンの進化型、ワカシャモが大嫌いだ。進化してもカ
スはカス。
何時もバトルに出すと死ぬし、コイツのせいで負けた数は数知れない。
でも何故か女に人気が有るらしい。全くムカつく奴だ。
俺のグラエナの方が100倍は可愛いっつの。




ある日、俺が何と無く送り火山へ登ると今にも自分が送られそうな老いぼれた爺さんと婆さんが泣き付いてきた。
何でも大切な珠が盗られたとか。ぶっちゃけ興味は無かったが、その珠を売り飛ばせば、
隕石の時のように結構な額になるか、と思い用件を引き受けた。
送り火山を去る時、爺さんにマグマの印とか言うアイテムを貰ったが大して必要
ないかと思い、怪力や岩砕きなどで移動にしか役に立たないワカシャモに持たせた

ヤツは仕事を任せて貰えたのが嬉しかったのか、そのメダルを嬉しそうに眺めた 後、
羽の中にしまっていた。かなりウザイ。

それから、マ・・・マ・・・マグロ?まぁトリアエズそんな感じの名前の集団のアジトに着くと、爺さんに貰った印が必要な事が判明した。
俺はカスをボールから出すと印を出すように指示した。俺は羽から印を取り出そうとしているカスを見てる内にイライラしてきた。
「おい!!トロトロすんな!!カス!!!」
おもいきり蹴飛ばすとカスは回転しながら勢い良く岩に激突した。俺は愉快になってグラエナと一緒に目的も忘れ、カスでサッカーをした。
俺がゴール(とは言っても只の岩だが)に通算20回目のゴールを決めた瞬間、カスはやってはいけない事をしてしまった。
痣だらけのカスの体から、綺麗な流線型を描きながら勢い良く印が飛んで鬱蒼と茂った草むらの中へ落ちてしまったのだ。



「!?テメェ!!何やってんだ!!?」
俺はキレてカスをぶっ飛ばした。俺がカスをボコボコに殴っている内に優秀なグラエナが印を拾ってきた。
茂みのなかを探したせいでグラエナは少し切り傷を着けていた。俺は迷わずグラエナに満タンの薬を使った。
「大丈夫かグラエナ?痛いところは無いか?・・・テメェのせいでグラエナが怪我したじゃねぇか!!カス!!」
グラエナを労りながら俺はカスの頭に蹴りを喰らわした。
ココまで痛めつけられているにも関わらず、カスはまだ生きていた。
全くゴキブリ見たいなヤツだ。さっさと死ねば良いのに。



トリアエズ俺はカスの足を掴むとグラエナが拾ってきてくれた印を使ってアジトに入って行った。
中にはカス団員しか居なかった。全員、カスを引きずりながら歩く俺を見て動揺していたが、全員無謀にも勝負を仕掛けてきた。
ポケモンはザコばかりで、全てグラエナの噛みつくだけで倒せた。弱過ぎて話にならない。
俺はレベルあげにもならないザコ集団を倒しながら地下へ進んでいく。
どんどん暑くなり、タダでさえイライラしてるのに暑さで限界を越えそうになった。
そんなときに良いものが目に入った。

そこには溶岩の池があった。



「良いもんがあるじゃん」
ニヤリと笑いながら俺は荷物から苦い粉を取り出した。何処かの婆さんがくれたやつだ。
俺はカスの頭を掴むと、一気に粉を口に押し込んだ。全て入れると、粉を吐き出されないよう、急いで口を押さえ付けた。
カスは苦しそうな顔をしていたが、何とか立ち上がれる位にまで回復した。
俺はカスを爪先で軽く蹴りながら熱く煮えたぎった溶岩の側まで行った。
「ほら、カス。このなかを泳ぎなよ。大丈夫、ココまで近付いても燃えないって事はそんなに熱くないって。しかもお前は炎タイプだろ?」
今までカスに対して出したことも無いような優しい声で言う。しかしカスは溶岩に飛込む事を躊躇った。
俺はカスの後ろに周り、勢い良く、それでいて優しくカスの背中を蹴った。
カスが映画のようにスローモーションで足から溶岩に堕ちていく。カスの下半身が溶岩に沈む。
カスは目や口から妙な液体を吐きながら叫び声を上げた。耳障りだ。
俺はその辺にあった手ごろな岩をカスに投げつけた。岩はカスの顔面にヒットした。
カスはその岩に押される形で溶岩の底に沈んだ。
俺は晴れ晴れした気持ちでその場を後にした。

最終更新:2011年04月16日 14:33
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