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ポケモン解剖授業


「今日は皆さんポケモンの解剖をします」
俺は今ポケモン学の勉強をしている学生
だからポケモンの解剖も立派な勉強の一つなのだ
「死体だから皆さんに噛み付くなんてありません安心して」
今はまだネズミ系のポケモンしか解剖できないので
献体としてくるポケモンはコラッタや等のそこらですぐ捕まえられる物だが
極稀にレアなポケモンがくる事が有る
そしてそれは今俺の前にいる
「おい、運がいいな、お前まさかピカチュウの解剖できるなんて」
と隣のコラッタを解剖するチームにいる友人に言われた
「うん、まぁな一応解剖授業は好きだし」
俺にはどうもサドな気があるせいかポケモンの解剖は好きで
ピカチュウを解剖できる抽選に当たった時はおもわず小躍りしそうになった
「それでは献体となってくれるポケモンに黙祷をした後始めてください」


「黙祷」
俺は手を合わせ目を瞑った
ポケモンへの黙祷はどちらかというとめんどくさい
別にポケモンを嫌っているわけではないのだがめんどくさい
「じゃあ始めるぞ」
同じチームの男がどこかワクワクしたような声でメスを手にする
「手始めに、どこから切る?」
俺もメスを手にしながら尋ねる
「まずは頭だろ頭」
そういうとピカチュウの頭にスーっとメスを入れた
死んだはずなのにどんどん血が出てきている
血の向こうにはピカチュウの白い骨も見えていた
「すげぇ…」
どうやら興奮してきた俺は最初にメスを入れた眼鏡を
手伝おうとそいつに近付きやろうとしたその瞬間
「う…ぷっおえええっ」
どうやら吐いた奴がいたようだ
興奮した気持ちが一気に冷めそうにだった
最終更新:2011年04月16日 14:26
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