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バシャーモ虐

作者:虐待犯

ポケモンリーグとは、一般トレーナーの頂点を決める、いわば表の大会
である。しかしそれとは別に、ポケモンバトルの世界にも「裏」は存在する。

カントー某所の地下競技場において、そのバトルは繰り広げられていた。

「バシャーモ、オーバーヒート!」
「待ってたぜ!行け、キュウコン」
「もらい火かっ、しまった」
「キュウコン、火炎放射ぁ!」

何十何百もの観客が席について、興奮した絶叫を上げている。罵りを上げたり、
歓声を上げたり、負けたポケモンの券を破り捨てる者もあった。
このバトルは公開競技では違法とされる、超高レートの賭け試合でもあるのだ。

勝負形式は一対一なので、だらだらと連続した試合は続かない。しかし決着が
付いてからも、客の興奮は収まることがなかった。

「そのバカ鳥をぶち殺せー!」
一人の観客が怒りの叫びを上げたかと思うと、それはすぐに会場全体のコールへと
変わっていった。ジェントルマンから借金漬けのチンピラに到るまで、あらゆる
客層が大声を上げた。

「コ・ロ・セ!コ・ロ・セ!」
客席の大声に応えて、キュウコンのトレーナーが手を振った。


このバトルの特徴は、試合後にこそ存在した。会場からのリクエストに答えて、
敗者のポケモンが公開私刑に処されるのである。常に殺すことが望まれると言う
ことではない。試合予想の都合もあるし、殺さない方が残虐なこともあるからだ。

しかし今回のバシャーモは、すでに3回も負けていたのである。損をこうむった
客の数も、額面も相当なものに昇っていた。もはや観客にこのポケモンへの
救済の意志は存在しなかった。

会場のボルテージが高まった辺りで、勝者は大声で観客に尋ねた。
「まずはどこからだ!くちばしか?足か?腕か?それとも腹か!」
その言葉に更に興奮を強めながら、観客達は叫び返した。
「腕だ、腕を食いちぎれ!」
「いや足だ、足の爪をもぎとれ!」
「右腕の古傷をえぐってやれ!」
「両腕へし折っちまえ!」

「よーし、じゃあ最初は腕だ!行け、キュウコン!」
命令を受けた途端、キュウコンは倒れたバシャーモに突っ込んでいった。そして
鋭い牙で右腕にかみつくと、分厚い腕の筋肉を引き裂いていく。
「ギィィイィッ」
戦闘不能になっていたバシャーモは、痛みの余り気絶から立ち直った。しかし
体力が尽きているため、満足に抵抗すらできない。その悲壮な叫び声は
観客の哀れを誘うどころか、より一層湧かせただけだった。

バシャーモの腕が引き裂かれてくると、傷口からは膨大な血が噴き出していた。
しかしそのたびにキュウコンは火を吐き、血の流れを止めながら肉を割いていく。
傷の周りが炭と肉片になり果てていき、どんどんと腕の繋がりが削れる。

肉の裂け目はとうとう骨に達したが、そこから覗き見えたのは人工骨だった。
「よしキュウコン、その骨をひっぺがしてこい!」
キュウコンは容赦なく肉をかき分けると、骨をくわえて引き抜いた。筋肉と血管が
一緒に引きちぎられ、血飛沫がキュウコンの金色に赤を加えた。


キュウコンは剥がした骨を主人の方へ放ると、傷口に更に火を放った。内側の肉が
徐々に引きつっていき、最後には焼き切れてしまった。焦げる肉と炭の臭いが
充満するなかで、右腕は完全に切断された。

「よし、次は足だ。爪を全部引き抜け!」
今度は足側に回ると、キュウコンは爪をていねいに引き抜いていった。今度は
傷口こそ見えなかったが、血塗れの爪が6つ綺麗に並べられ、バシャーモの
足下には血だまりができはじめていた。

「今度は左腕だ。血止めする必要はないぞ、思いっ切りやれ!」
爪をはがすのは流石に地味過ぎたのか、観客の空気を読んで命令は派手だった。
キュウコンも今度は止める手間がかからないので、肉を降り飛ばすようにしながら
腕を貪るように囓っていく。

一切の処置がされていないため、右腕の比ではないほどに赤い液体が飛び散る。
噴水やホースの水に近い勢いで、腕の断面からそれが噴き出してくるのだ。
その濁流は瀕死のバシャーモ本体にさえも降りかかり、まるで血の池地獄に
漬けられたような姿になった。

両腕を失い、赤く染め上げられたバシャーモに観客も気を取り直し、最後の
仕上げを要求する叫びを上げる。

「首を引きちぎれ!腹を割け!殺せ!殺せ!」
言葉で命令するまでもなく、キュウコンと勝者は目配せで通じ合った。僅かな
呼吸で上下していた喉笛に口が当てられると、一瞬で頸椎にまで達するほど
深くかみついたのだ。

そして減った血と肉の分だけ軽くなったバシャーモの体を、キュウコンはキツネが
カモを振り回すように地面に叩き付けた。


まとわりついた血と肉は振り落とされ、あたりに血の雨を降らせ始めた。それでも
なおキュウコンが振り回していると、首はついに限界を迎えて体から外れた。
首からは神経ははみ出し、白い延髄までもが晒されている。

バシャーモの死体は首と両腕を失い、まるで二股のダイコンのような格好に
なって地面に転がっていった。

赤と金が入り交じったキュウコンは、バシャーモの首をくわえたまま上に掲げる。
したたり落ちる血と濁った目は、もはや完全に相手が死んだことを示す最高の
看板となって、勝者達を祝福していた。

客席の盛り上がりもそこでピークに達し、勝者は歓声のままにその場から立ち去った。

勝者の消えたあと、アナウンスが次の試合のチケット購入期限を告げる。すると
観客達は大半が席を立ち、さっきまでの興奮もなかったかのように券売所へ向かった。
そしてスタンドががら空きになったところで、清掃ロボットが各席と会場を
クリンナップしに回ってきた。

闘技場の土はならされ、血だまりを掻き消していく。転がった首無しバシャーモの
死体も、業者らしき人間が袋詰めにして運び去る。呆然と立ちつくしていた敗者も
黒服の男たちが引きずっていき、会場は試合開始前と同じような姿になっていた。

券売終了と入場アナウンスが入ると、ムードを盛り上げる音楽と共に観客が
なだれこみ始め、新しい選手達が入場を始めた。
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