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|SIZE(10):COLOR(blue):名前||CENTER:脚本狩友会| |SIZE(10):COLOR(blue):分類||CENTER:名前・脚本家| |SIZE(10):COLOR(blue):説明||CENTER:ボイスドラマに寄稿した脚本家の一人。前記の名前以外にも多数の名前を持っている。益才亭馬委駈の名前を世襲しているので、中身は一人ではない可能性アリ。| 1386 :&font(green){脚本狩友会} :2012/07/29(日) 22:07:43 ID: /I7UKmT50G イジメが原因で高校を中退した19の青年ボク。そんなボクの唯一の楽しみがネットでで知り合った同じような境遇の連中4人と スカイプ会議でニュースを見ながら世の中への不満や愚痴を語り合うことだった。 そんなある日、いつものようにニュースを見ていた彼らはある特集企画に釘付けになる。 それは同い年で来年の特撮の主役に選ばれた青年の特集だった。 病院の家の子として生まれ友達、恋人にも恵まれながらも役者になる夢を追いそしてチャンスをつかむことができたという内容に 4人はいたたまれない気持ちになりその日の会議は終わった。 いつまでもその俳優が忘れられず、眠れないボクは深夜はめったにつけないPCの電源を付けるとスカイプ仲間の一人からメッセージが届いていた 「昼間のニュース、お前も忘れられないんじゃないか?俺もこんな生活は終わりにしたい・・・なぁ一緒に今の自分を変えてみないか?」 これを機に二人は新たな仲間とともに同じ夢を追うことになる・・・アイドルに? 1387 : &font(green){脚本狩友会+} :2012/07/29(日) 22:08:48 ID: /I7UKmT50G 登場人物 ・ボク(仮)  高校一年の時のイジメが原因で高校を中退した青年。お洒落には無関心だがそこそこ悪くはない顔立ちをしている。  素直な性格でまた自分を抑えることが苦手なのでイジメもそれが原因。  彼に誘われたのはバカではないからで実際グループのリーダーに抜擢される ・彼(仮)  ボクをアイドルに誘った元東大生。非常に頭がよく両親が教育熱心なため大学まで親や先生の言われるがままの生活を送っていたが  そんな自分がいやになり家出、現在フリーターとして働いている。自称人を見る目があるとのこと  グループの中ではトーク回しに長け、主にバラエティは彼の独壇場になる ・仲間1(仮)  フリーター。ボクと彼が喫茶店で話していた会話を盗み聞きし、彼の夢を語る姿勢に胸を打たれ仲間入りを志願する。  頭はそんなに良くなくトークも上手くないが歌はプロ級でグループの歌のソロ部分はほとんどこいつ。  自慢だがあまり話したくない弟がいる ・仲間2(仮)  いい参加理由が思いつかない。なんか悲しい過去がある。人当たりがよく人に嫌われない性格なので思いがけないほど大きな仕事を取ってくる 基本的にはよくある笑いあり涙ありの作品みたいな感じです。スベってなければ続き書きます。 1393 : &font(green){益才亭馬委駈} :2012/08/16(木) 19:52:07 ID: /I7UKmT50G  この世界にはモンスターがいた、彼らは時として人を襲い人々は時にそれを神として敬い、時として災害として恐れた。    けれど人々は抗うことを忘れはしなかった。モンスターに対抗しゆる武器を作り、鍛え抜かれた己の体と経験だけで  自身の数倍の大きさのモンスターと戦った。  ”ハンター”たちは”ギルド”を各地に作り時に勝ち、時に敗れ、それでも諦める事はなくモンスターとの戦いを続ける日々を続けていた。  しかし、いつからかこの世界に現れたもう一つの”モンスター”ボールに入れることでポケットで持ち歩くことができることからポケットモンスター  縮めて”ポケモン”、そしてそのポケモンとの絆を武器に戦うポケモントレーナーの登場により突然この日々は終わりを告げることになる。  ・ポケモンとモンスターとの戦いではお互い死ぬことはない  ・勝敗に関わらずバトルの後モンスターは立ち去る    この二つの発見により人々はモンスターの恐怖から解放され安息の日々を送ることになった  がハンターはそうではなかった。職と名誉を失い自らの存在価値を無くした彼等はポケモンへの復讐を考えたが  人より優れた能力とポケモンへの知識がたりない・・・ならば俺たちが全種類のポケモンを  捕らえポケモントレーナーの頂点を取ればよいのでは?こうして3人のハンターの果てしないたびが始まった。 1415 : &font(green){ココロエキサイト} :2012/09/08(土) 20:45:58 ID: /I7UKmT50G  育て屋で生まれたトゲピーの初めての仕事はポケモンマスターを目指すトレーナーに自分の子供の卵を届けることだった。  訪れた町に現れた片目のリオレウスからなんとか逃げ出すが途中卵を落としてしまいリオレウスが巣に卵を持って帰ってしまう!!  決してかなうはずのない相手に必死に立ち向かい子供を助け出そうとするトゲピー、  邪魔者を追い返し巣で優しく卵を見守るリオレウス  生みの親と育ての親。形は違えど卵を思う二人にやがて友情が芽生える  そんなある日、町に不穏な空気を漂わせる二人の双剣ハンターが・・・  果たして無事卵は孵ることができるのか!?  続きは明日か明後日の放送中にでも 1421 : &font(green){6代目益才亭馬委駈} :2012/09/19(水) 22:37:47 ID: /I7UKmT50G 竹田「戦わなければ」                       某氏「ハジコンになれない」 20XX年。少子化、大気汚染などの社会問題は解決の道を見出せず不穏な空気に包まれている日本の鳥取に住む青年竹田。 かつて一世を風靡した彼も迫り来る世代交代と衰えるトークスキルでコミュ人数低下という問題を抱えていた。 いつものようにアクティブ10も行かない放送を終え一人寂しくPCの画面を見つめていると一通のメールが届く。 『お前、このままオワるんか?ワイはごめんや。だから戦うことにした。お前に戦う意思はあるか?イテリノイマの地で待つ ( ⌒,_ゝ⌒)』 「もこう・・・」名前は書いてなかった。しかしその顔文字は同じように一世を風靡したがオワコンとなりニコニコを去り行方不明になった友の証だった。 かつての友に会うため、竹田は旅に出る。その先に戦いがあることを知らず。 1422 : &font(green){6代目益才亭馬委駈} :2012/09/19(水) 23:32:37 ID: /I7UKmT50G 登場人物 フェニ:かつての友もこうに会うために戦いに参加する。 開始早々ガタ吉に命を狙われるが友に会うためではなくオワコンから脱却することのほうが大事だと認めたことにより バイクに乗った昔のリスナーを召還し使役する力を得る もこう:13人そろわないとイテリノイマが機能しないためフェニを戦いに誘う。重度のオワコンに侵されていてそれを相手に感染させることで能力を封じることができる。 ののの:かつてレゴみつにより秋田の田んぼを更地にされ、セブンイレブンにされた過去を持ち、決して更地にされない土地(王国)を築くために戦う。 王子の力として声を聞かせた相手を操る能力を持つ。 ちゃんみわ:のののを庇い命を落とす レゴみつ:生まれながらに闇を持ち、その闇を消すことを望む青年。闇を開放することで周囲(のののの田んぼくらいの面積)を消滅させることができる。 かつての仲間、おえかきとフナムシに裏切られ心の闇を制御できなくなっている。 みくる:レゴみつのかつての仲間。ピンクのジャージとプリキュアのお面をかぶることにより完全に姿を消すことができる。 レゴみつの闇を消すために戦うと言っているが実は声優学校の資金のために戦っている。 1423 : &font(green){6代目益才亭馬委駈} :2012/09/19(水) 23:33:51 ID: /I7UKmT50G テンテン:中国から出稼ぎに来ている少女。 自分にポケモンをくれた田中さんの家庭を取り戻すために戦いを決意する頭に結った二つのお団子にメンヘラのTEN、頼りになるダーという二つの人格を持つ。 ガタ吉:世の中の不穏な空気の元を人知れず消し去る忍者の末裔。フェニを良からぬ者と感じ秘伝の胞子で最初に攻撃をしかせるが能力に目覚めたフェニに押され撤退。 その後すべてを切り裂く能力でフェニとのののの戦いに参戦。のののを倒すがレゴみつの闇に飲まれる シラクサ:単位のと友人を得るため戦う孤独な男。とある宗教の加護である”必然力”により相手の能力が効かず自分の攻撃は必中になる。 レゴみつを利用し邪魔者を排除しようとするがもこうに能力を無効にされ「所詮は二流」と吐き捨てらると共に倒される フナムシ、おえかき:レゴみつを裏切る、のののに倒される。 朝餅:イテリノイマ運営としてもこうと共に戦いを始めた人物。イテリノイマ開会式でもこうに不意を付かれ倒される。 その時ブラック企業での仕事とイテリノイマ杯運営の時に心の底にできた闇に支配され復活。 フェニ、もこうが満身創痍になったところに現れもこうを瞬殺。フェニも圧倒するがフェニの前に死んだ皆の霊が降りてきて・・・ 1437 : &font(green){6代目益才亭馬委駈} :2012/09/23(日) 18:30:17 ID: /I7UKmT50G 「と、いうわけでですね~今日はもう疲れちゃったんで~放送終わりたいと思いま~す」 午後九時半、鳥取に住む青年竹田がニコニコ動画での生放送を終えた。 放送を終えた後コメントビュアーのアクティブ数を見てため息をつく。コミュ人数は見ない。減っているのはわかっているから・・・ 思えばここ数年でずいぶんと変わったものだ。5年前に起きた秋田での原子力事故。死傷者こそ少なかったものの政府による情報規制が弱く 人々はTVや新聞といった政府の圧力のかかる恐れのある情報源を一切信じなくなり変わりに以前よりもネットに依存するようになった。 そしてそういった人々がニコ生にたどり着くことは時間の問題であり、簡単に自分の主張を表現できるニコ生は キリスト教徒のおじいさん、40代の乞食、メンヘラの主婦といった一般人、 いわいる"にわか"が生主になることが当たり前になり。そして彼らより圧倒的少数ながら目障りな以前のニコニコユーザーを排除する風潮が高まっていった。 その煽りでかなりの数の実況者、生主が消えたと聞く・・・いや僕も消えたようなものか・・・・・そういえばあいつがいなくなったのも その時ふと画面の隅を見てみるとメールが一通届いているのに気がついた。普段メールをやり取りする友達も居ない。 迷惑メールかと思えば差出人の名前もない。 「ブラクラじゃないだろうな~」 そう思いながらも興味本位で開いてみた 『お前、このままオワるんか?ワイはごめんや。だから戦うことにした。        お前に戦う意思はあるか?イテリノイマの地で待つ(⌒,_ゝ⌒)』 1438 : &font(green){6代目益才亭馬委駈} :2012/09/23(日) 18:33:13 ID: /I7UKmT50G 「もこう・・・お前生きてたのか・・・それに、イテリノイマって・・・」 もこう、かつての僕の友人。昔は僕、ぺろたんともこう二人で光の月(ライトニング・ムーン)と呼ばれ一緒にラジオをしていた仲だったが ある日イテリノイマ杯とかいう大会に参加するために秋田県に行ったきり行方不明になったはずだ・・・そういえばイテリノイマも5年前で その次の日に原子力事故が起こったんだっけ・・・だったらなおさら生きてるはずが・・・ 「いや、あいつは生きている。何度試しても繋がらなかった・・・けどなぜ今になって急に?」 理由はわからない。けれどもこうは生きていてしかもどうやら僕のことを待っているようだ。 「イテリノイマの地、秋田県か・・・青春って歳じゃないけどまだ青春18切符まだ使えるかな?とにかく明日の朝は早くなりそうだから 早く寝よう・・・じょしらく合法視聴してから」 旧友との再会に胸を躍らせながらまるで旅行に行くかのように準備を進める。 あまりにも唐突な友からのメールに一つ、おかしな文字があるのにも気がつかず 戦い。これは失った者達がそのあまりにも大きなものを取り戻すための戦い。 敗者は失う・・・命を。 勝者は取り戻す。より、大きな物を失って。 1441 : &font(green){益才亭馬委駈} :2012/09/27(木) 17:43:13 ID: /I7UKmT50G 鳥取から一日電車に揺られ日が暮れた頃、ふと窓を覗くとようやく秋田の町並みが見えてきた。 かつて原子力事故の爪痕を隠すかのように政府は更地と化した秋田県を開拓、5年たった今では東北一の大都会になるまで発達した。 しかし、竹田の目を引いたのはその華やかな繁華街ではなく近代的な町並みにはふさわしくない中世のような大きな城と あれが爆心地だったと一目でわかるまるで、それに触れるのを恐れているかのように町から離れた場所にできたクレーターだった・・・ 秋田駅を一通り探してみてももこうはいなかった。イテリノイマの地、つまり秋田県で待つという事は当然駅で待っている。 そう思っていたが、彼に普通とか常識は通用しないのを忘れていた。少し腹が立ったが5年前と変わってないことが嬉しかった。 取りあえず今日のところは宿に泊まろう。予約してあるホテルに向かおうと振り返ると目の前に人が立っていたのに気づいた。 「だ・・誰だ!?僕をどうするつもりだ!!」 1442 : &font(green){益才亭馬委駈} :2012/09/27(木) 17:46:00 ID: /I7UKmT50G 紫色のパーカーで顔は見えないがどうやら20代くらいの女性のようだ。大都会ほど治安が悪いと聞く。 用心のためポケットに入れておいたナイフを握り締めた。 「ち、ちがうなの・。・;れいかちゃんは怪しくないのだ!・。・;!だからナイフを持つのはやめちくり・。;」 どうやら危険性はないようだ。ナイフから手を離し胸をなでおろす。 「まったくひどいなの・。・;女子大生に暴力はいけまーせん!・。・!」 なんだか変な奴だ。おそらくからかわれているのだろう。 「残念だけど君にかまってる暇はないんだ。友達と待ち合わせてるから・・・じゃ」 そう言って足早に立ち去ろうとすると彼女はふーん・。・と意味ありげに呟き 「せっかくもこう君の居場所を教えようとしたのに残念なの・。・でもお友達と約束があるのなら残念なのだ!・。・!」 そういい残すと彼女は華麗にUターンし人ごみの中に消えようとした。もこう。その名を聞いたとたん 体が無意識に彼女を追い肩を掴んだ 「!?知っているのか?あいつが今何処にいるのか!!?」 冷静に考えたらまたからかわれているだけなのだろう。しかし、彼女は答えた。 「うん!・。・!あそこに居るから早くきてほしいって言ってたのだm9・。・ビシィ」 指差す方向には先ほど電車の中から見たクレーターがあった。一瞬なんであんなところに?と思ったが あいつはいつも変わった場所に居ることが多かった。 「早く行ってあげて欲しいのだ!・。・!・・・でもその前にこれも預かっているの・。・」 そういうと彼女はMHP2Gのソフトとバイクの鍵を渡してきた。 MHP2Gはたしか前に貸したままだったような気がする・・・しかしバイクなんて持っていない そもそも免許すら・・・いや、今はそんなことを考えていてもしかたがない。今は一秒でも早くあのクレーターに行かなければ。 「ありがとう。もこうと会ったらお礼になにか奢るよ」 「女子大生を食事に誘うとはいい度胸なの!・。・!でも楽しみなのだ・。・v」 彼女に素直に礼を言いその場を後にする。彼女も手を振り人の中に消えていった。もうすぐもこうに合える。そう思うと疲れは吹き飛び足が軽くなった。 「ちゃんと彼に会ってくれよ・・・5年間ずっと待っていたんだから・・・・」 そんな声が聞こえた気がした 1443 : &font(green){6代目益才亭馬委駈} :2012/10/03(水) 16:38:04 ID: /I7UKmT50G もう深夜になった頃だろうか、街から遠く離れたクレーターにたどり着いたがそこにもこうの姿は無かった。 「もこう・・・一体どこに居るんだ・・・・・・」 月が雲に隠れた暗い闇の中を先ほどれいかちゃんに貰ったバイクの鍵を握り締めながら途方にくれていると 後ろからなにやら足音がした。 なんだもこう、今までずっと隠れていたのか?だとしたらひどい奴だな。そう思いながら振り返えってみたが、 そこにいたのはもこうではなく見知らぬ男だった。 なんだもこうではないのか、ガックリと肩を落としているとそれを知ってか知らずか男が話しかけてきた 「おばんです。風が気持ちいい夜ですねぇ。」 「ああ、そうだな」 そんな何の変哲もない会話が気に入ったのか男はニコニコと笑みを浮かべ 「初めまして。自分、ガタキチ・バングという者です。職業愛と平和を守るシノビをやらせてもらっています。」 と自己紹介してきた。その途中彼は何度か頭のキノコのような髪型をかきあげていたのが目に付いた。・・・洗っていないのかフケのような粉が飛んでくるのが嫌だったがこちらも 「・・・ああ、僕は竹田っていうんだ。実はここに友人が待っていると聞いてやってきたんだがそれらしい人をみなかったか? 名はもこうっていうんだ。」 と軽く自己紹介を返し、ついでにもこうのことを聞いてみた。もしかしたら 会っているかもしれないと思ったからだ。 「いんや、見ていないなぁ」 どうやら彼ももこうを見ていないらしい 「・・・そうか。・・・じゃあ僕はこの辺で失礼するよ」 だとしたらこんな場所にいても仕方がない。ガタキチに別れを告げ街に戻ろうとするとガタキチは後ろから語りかけてきた。 「実は、俺ももこうを探しているんだ・・・あいつは殺さなければいけない・・・ ”闇の太陽(ダークネス・サン)”の復活は阻止しなければ・・・それが我が一族の使命だからな・・・」 歩みを止め振り返る。話の意味は分からなかったがどうやらもこうの命を狙っているらしい。 このままではまずいと反論する。 「"闇の太陽(ダークネス・サン)"?なんだそれは?・・・ああきっとお前勘違いしているんだよ。もこう・・・と僕は 昔"光の月(ライトニング・ムーン)"と呼ばれていたからごっちゃになったんじゃないか?少なくともそんな中学生が 考えたような名前で呼ばれてはいない。」 1444 : &font(green){6代目益才亭馬委駈} :2012/10/03(水) 16:39:18 ID: /I7UKmT50G 確かにもこうは人の恨みを買うタイプだがなにも一族の掟やらで殺されるようなことはしていないだろう。 忍者の家庭らしいしなにか巨大な犯罪組織を追っていてそのうちの一人をもこうと勘違いしていたのか。 あいつに会う前に良い土産話ができた。そう喜んでいるとガタキチは頭を抱えブツブツ呟いていた。 なに勘違いは誰にだってある、もこうもそんなに怒っていない。と励まそうとするとガタキチは急に頭を上げ叫んだ 「思い出したぞ!!もこうには相方がいる!!稀代の釣り師!レジェンド実況者!!・・・それはお前だなぺろたんっ!!」 まるで探偵が犯人を問い詰めているかのようにガタキチはこちらを指差し睨み付けてきた。 その指先は怒りと憎悪で震え、目には素人でも分かるほどはっきりと、殺意が篭っていた。 「だ、だとしたらなんだ!さ、さっきも言ったようにもこうはその闇のなんとかには関係ない!! お前の勘違いだ!!」 生まれて初めて殺気を感じたが何とか気持ちを落ち着かせガタキチの間違いを指摘した。 これで向こうも冷静になってくれるはず。しかし、ガタキチは多少落ち着いている様子であったが 殺意を残したまま 「いや。確かにもこうは"闇の太陽"だ。間違いない。一族の巻物と俺の直感が告げている!・・・そ~して~」 そういいながら背負っていた刀を抜きはじめた。 「もこうと長年一緒に活動していた貴様も"闇の太陽"である可能性が高い!!・・・悪い子にはおしおきしねぇとなぁ」 (このままでは殺されるっ・・・逃げないと・・・・逃げないと) 頭では分かっているが先ほどから足が動かない。確かに恐怖はぁんじているがそれとは別に 異常なまでに足がガタガタと震えていた。 「愚か者め!!貴様如きに我が一族に伝わる秘伝の毒薬に逆らえると思ったか!?俺との会話に気を取られ 十分な量を吸い込んだはずだからなぁ」 先ほど頭をかきあげた時に仕込んでいた毒薬を撒いていたのだろう。毒は足から腕、全身に回ってきた・・・ その間にガタキチはドンドン距離を詰めそしてとうとう刀が目の前にまで来た。 「一瞬で楽にしてやるから暴れないでくれよ・・・そっとしておいてくれよべいべ~」 ガタキチはゆっくりと刀を振り上げ下卑た笑みを浮かべながら振り下ろす。その瞬間。雲が途切れ月明かりが竹田の身を包んだ。 1448 : &font(green){6代目益才亭馬委駈} :2012/10/13(土) 22:50:19 ID: /I7UKmT50G 光に包まれながら竹田はこれまでの自分の人生を振り返っていた。思えば、後悔の連続だった。 あの時ああしていれば、ああしていなければ。今頃僕は・・・ 涙がこぼれてきた。 (僕が弱いからだ。僕にもっと力があれば父さんも母さんももこうも・・・みんなを守れたはずだ・・・ "力"が欲しい・・・今までの役立たずな"力"よりもみんなを守れる"力"が・・・・) 「やっとぉ"力"を求めたか・・・待ちわびたぞ」 急に後ろから声がして慌てて振り返る。見ると、先ほどまでそこにはなかった大きな扉と傍に男が一人現れた。 頭を七:三に分けた男は竹田を見るとまるで神に祈るように両手を胸の前で合わせた。 「このぉ扉の先に。お前の望んだ"力"がある・・・さぁその鍵で扉を開けなさい。」 するとポケットに入れていたMHP2GのUMDとバイクの鍵が光だし、それらは金色の鍵と変わった。 そしてその鍵と呼応するかのように扉が開かれた。 「本当に・・・本当にこの扉の先に僕の望んだ"力"があるのか?」 その問いに答えるかのように男はパンッと両手を鳴らした。 「だが・・・"力"の代償としてお前はとても大事な物を"失う"・・・いくつもな・・・・・まだ。逃げることができるぞ。」 「僕はここに来るまでに全てを"失った"・・・これ以上、"失う"ことなんてないさ・・・」 躊躇う事無く、前に進んでいく。もうこれ以上逃げるわけにはいかない。 扉潜るとまた光に包まれていった。 「竹田。お前、一本取れるかな?」そう呟くと男もスッとどこかに消えてしまった。 ガキンと金属と金属がぶつかる鈍い音の後。ガタキチ足元に首を切られたぺろたんの死体と 刀の刃先が無いことに気づいた。よく見ると何か光る物が落ちている、屈んで拾ってみるとそれは。 真っ二つに折れた愛刀、"五十五寸剣"のものだった。 「これ以上やると言うのなら、次はお前の番だ。」 1449 : &font(green){6代目益才亭馬委駈} :2012/10/13(土) 22:51:50 ID: /I7UKmT50G その声に慌てて振り返ると、そこには切り伏せたはずのぺろたんが無傷で立っていた。 しかし先ほどまでとは様子が違う・・・かつて世界を滅ぼしたと言われる幻の飛龍、ウカムルバスの 鎧を身にまとい両手に龍殺しの双剣。封龍剣【真絶一門】を携えたその姿。まるで・・・ 「で、伝説のカリスマ。最強双剣ハンター・・・」 かつて誰も成し遂げることができなかった偉業。G級クエスト五分針を成し遂げた最強のハンター。 その力が今、竹田へと流れ込んでいた。 「もうこれ以上僕ともこうの命を狙わないと約束するのなら見逃してやる。 ・・・お前も、その刀のようにはなりたくないだろう?」 しかしガタキチはさっと後ろに距離を取り懐から新たな小刀を取り出しそれを構えた。 「確かに、最強双剣ハンターには適わないだろう・・・だが俺は一人で戦っているわけではない!!」 そう叫ぶと同時にガタキチは刀を竹田がいる方向とは別の方向へと振りぬいた。 すると、刀が届く・・・いやたとえその刀で岩に切りかかっても傷が入る程度だろう。 しかし、はるか遠くにあるその岩と、その先の雲までもが真っ二つに切り裂かれていた。 「この刀は三代目ガタキチが使っていたといわれる謁裂剣【怖怨】。振りぬいた先を水平線まで 切り裂く・・・俺には過去15代すべてのガタキチの"力"を使うことができる。 お前一人が勝てるわけないだろぉ」 なるほど奴の背後には15人程の男がいる気がする・・・全員キノコ頭だ。・・・しかし 「確かに、僕一人では君には勝てないかもしれない。けど僕は一人ではない」 ポケットの中からバイクの鍵を取り出す。なぜれいかちゃんがこの鍵を渡してきたかわからない。 けれど、あの扉をくぐった時この鍵の持つ"力"の意味がわかった。 「来い!!お前ら!!!」 叫びながら鍵を空に翳す。そうすることであいつらが・・・あの頃の仲間がやってくる。 鍵が光を放つと、その光に導かれるようにブオーン、ブオーンと遠くからエンジン音が聞こえてくる。 「なんだ!?この音は!!何をしたかわからんが、そんな小細工が通用するかぁ!!」 ガタキチはその何者かわからないエンジン音をかき消すように一心不乱に刀を振り回す。 しかし、その斬撃は文字通り空を切ったようでエンジン音は止む事は無く、どんどん近づいてくるのがわかる。 1450 : &font(green){6代目益才亭馬委駈} :2012/10/13(土) 23:00:46 ID: /I7UKmT50G 「かつて、・・・かつて僕と共にニコニコを荒らしまわった歴戦のリスナー。アカウントは滅び、 その魂は底辺として『リアル』に召し上げられて、それでもなお僕のために突撃してくれる 6656人の不滅の勇者達。 彼らとの友情が僕の剣!!僕の"力"!!最強双剣ハンターである僕の三本目の剣- 『アイオニオン・エキサイトバイク』」 呼び出されたバイク達がガタキチを襲う。それはまるで急流の中に一本の小枝が投げ出されたかのように ガタキチを飲み込みそして跳ね上げた。、そして、彼らのエンジン音が再び遠くへ消えた頃、ガタキチはその流れから開放され ゆっくりと地面に落ちてきた。 その痛々しいまでの傷跡とタイヤ跡はガタキチがもう助からないことを示していたが、それでもガタキチは折れて、踏み潰され 粉々になった刀の先を握りしめ 「闇の太陽を・・・闇の太陽の復活を阻止しなければ・・・」 と何度も繰り返しつぶやいていた。 「教えてくれ!なぜそこまでもこうを殺そうとするのか?闇の太陽ってのは何なんだ!?」 竹田は弱りきったガタキチの元に歩み寄り、そう聞いた。 するとガタキチは、少しの間竹田の目を見つめると懐から古い巻物を取り出した。 「これは・・・初代の・・残した巻物だ・・・開いて・よく・・見てみろ・・・」 開いて見ると、所々古くなって穴が開いていたが中央に大きくこう書かれていた。 《闇の太陽が交わりし時、黄金の輝きが永久から仏陀を導き。最後の審判が下され。人類は神秘の世界へと召されるだろう》 「この闇の太陽ってのが僕たちのことなんだろ?つまり僕達が再開すると何かが起こるってことか?」 「先代・・・俺の親父が言うには・・・・闇の太陽っていうのは・強力な"力"を持・・った人間のことらし・・・い。 その力が・・暴走すれば・・・五年前の・・事故よりさらに悲惨な・・ことになる。頼む・・・もこうを・・・ 闇の太陽を止めて・・くれ・・・・・!!それが・我が・・一・族の・・・ひ・・・が・・・・ん」 巻物を手渡してきたガタキチの腕がポトリと地に落ちた。 (ああそうか・・・こいつは・・僕が殺したんだ。) もう後戻りはできない 1451 : &font(green){6代目益才亭馬委駈} :2012/10/13(土) 23:02:13 ID: /I7UKmT50G (ガタキチ、僕はお前の。お前の一族と僕の親友のために闇の太陽を止める!!・・・そして) 竹田は夜明けが近づき消えかかっている月に向かって叫んだ 「おい!!これが"失う"ってことか!!確かに、僕は大事な物を失った!!そしてこれからも・・・ 逃げ出したいかって?これが僕の答えだ!!」 携帯を取り出しニコニコ動画へアクセスする。そこには今までの自分の一番の居場所だったコミュニティがある。 それを今爆破した。 「ここは僕が一番心安らぐ場所だった。現実よりも楽しい思い出が沢山ある。・・・でも、 だからこそ僕は辛いときここに逃げてきたんだ。そんな甘ったれた、人生を舐めていたぺろたんとはここで さよならだ!!」 夜明けの空を、一匹の鷹が飛んでいく。その姿に心奪われる。 (そう。僕はこの鳥と同じだ。今、このコミュニティとぺろたんが燃える中、新しい僕が誕生したんだ。) 新しい僕の名は 「フェニックスだ!!」 第二章『王国編』に続く 関連動画 [[]] かっこの中にURLを入れてください 関連リンク [[]] 外部サイトをリンクさせる場合はこちらに。 関連項目 [[ボイスドラマ]] Wiki内のページをリンクさせるときはこちらに。
|SIZE(10):COLOR(blue):名前||CENTER:脚本狩友会| |SIZE(10):COLOR(blue):分類||CENTER:名前・脚本家| |SIZE(10):COLOR(blue):説明||CENTER:ボイスドラマに寄稿した脚本家の一人。前記の名前以外にも多数の名前を持っている。益才亭馬委駈の名前を世襲しているので、中身は一人ではない可能性アリ。| 1386 :&font(green){脚本狩友会} :2012/07/29(日) 22:07:43 ID: /I7UKmT50G イジメが原因で高校を中退した19の青年ボク。そんなボクの唯一の楽しみがネットでで知り合った同じような境遇の連中4人と スカイプ会議でニュースを見ながら世の中への不満や愚痴を語り合うことだった。 そんなある日、いつものようにニュースを見ていた彼らはある特集企画に釘付けになる。 それは同い年で来年の特撮の主役に選ばれた青年の特集だった。 病院の家の子として生まれ友達、恋人にも恵まれながらも役者になる夢を追いそしてチャンスをつかむことができたという内容に 4人はいたたまれない気持ちになりその日の会議は終わった。 いつまでもその俳優が忘れられず、眠れないボクは深夜はめったにつけないPCの電源を付けるとスカイプ仲間の一人からメッセージが届いていた 「昼間のニュース、お前も忘れられないんじゃないか?俺もこんな生活は終わりにしたい・・・なぁ一緒に今の自分を変えてみないか?」 これを機に二人は新たな仲間とともに同じ夢を追うことになる・・・アイドルに? 1387 : &font(green){脚本狩友会+} :2012/07/29(日) 22:08:48 ID: /I7UKmT50G 登場人物 ・ボク(仮)  高校一年の時のイジメが原因で高校を中退した青年。お洒落には無関心だがそこそこ悪くはない顔立ちをしている。  素直な性格でまた自分を抑えることが苦手なのでイジメもそれが原因。  彼に誘われたのはバカではないからで実際グループのリーダーに抜擢される ・彼(仮)  ボクをアイドルに誘った元東大生。非常に頭がよく両親が教育熱心なため大学まで親や先生の言われるがままの生活を送っていたが  そんな自分がいやになり家出、現在フリーターとして働いている。自称人を見る目があるとのこと  グループの中ではトーク回しに長け、主にバラエティは彼の独壇場になる ・仲間1(仮)  フリーター。ボクと彼が喫茶店で話していた会話を盗み聞きし、彼の夢を語る姿勢に胸を打たれ仲間入りを志願する。  頭はそんなに良くなくトークも上手くないが歌はプロ級でグループの歌のソロ部分はほとんどこいつ。  自慢だがあまり話したくない弟がいる ・仲間2(仮)  いい参加理由が思いつかない。なんか悲しい過去がある。人当たりがよく人に嫌われない性格なので思いがけないほど大きな仕事を取ってくる 基本的にはよくある笑いあり涙ありの作品みたいな感じです。スベってなければ続き書きます。 1393 : &font(green){益才亭馬委駈} :2012/08/16(木) 19:52:07 ID: /I7UKmT50G  この世界にはモンスターがいた、彼らは時として人を襲い人々は時にそれを神として敬い、時として災害として恐れた。    けれど人々は抗うことを忘れはしなかった。モンスターに対抗しゆる武器を作り、鍛え抜かれた己の体と経験だけで  自身の数倍の大きさのモンスターと戦った。  ”ハンター”たちは”ギルド”を各地に作り時に勝ち、時に敗れ、それでも諦める事はなくモンスターとの戦いを続ける日々を続けていた。  しかし、いつからかこの世界に現れたもう一つの”モンスター”ボールに入れることでポケットで持ち歩くことができることからポケットモンスター  縮めて”ポケモン”、そしてそのポケモンとの絆を武器に戦うポケモントレーナーの登場により突然この日々は終わりを告げることになる。  ・ポケモンとモンスターとの戦いではお互い死ぬことはない  ・勝敗に関わらずバトルの後モンスターは立ち去る    この二つの発見により人々はモンスターの恐怖から解放され安息の日々を送ることになった  がハンターはそうではなかった。職と名誉を失い自らの存在価値を無くした彼等はポケモンへの復讐を考えたが  人より優れた能力とポケモンへの知識がたりない・・・ならば俺たちが全種類のポケモンを  捕らえポケモントレーナーの頂点を取ればよいのでは?こうして3人のハンターの果てしないたびが始まった。 1415 : &font(green){ココロエキサイト} :2012/09/08(土) 20:45:58 ID: /I7UKmT50G  育て屋で生まれたトゲピーの初めての仕事はポケモンマスターを目指すトレーナーに自分の子供の卵を届けることだった。  訪れた町に現れた片目のリオレウスからなんとか逃げ出すが途中卵を落としてしまいリオレウスが巣に卵を持って帰ってしまう!!  決してかなうはずのない相手に必死に立ち向かい子供を助け出そうとするトゲピー、  邪魔者を追い返し巣で優しく卵を見守るリオレウス  生みの親と育ての親。形は違えど卵を思う二人にやがて友情が芽生える  そんなある日、町に不穏な空気を漂わせる二人の双剣ハンターが・・・  果たして無事卵は孵ることができるのか!?  続きは明日か明後日の放送中にでも 1421 : &font(green){6代目益才亭馬委駈} :2012/09/19(水) 22:37:47 ID: /I7UKmT50G 竹田「戦わなければ」                       某氏「ハジコンになれない」 20XX年。少子化、大気汚染などの社会問題は解決の道を見出せず不穏な空気に包まれている日本の鳥取に住む青年竹田。 かつて一世を風靡した彼も迫り来る世代交代と衰えるトークスキルでコミュ人数低下という問題を抱えていた。 いつものようにアクティブ10も行かない放送を終え一人寂しくPCの画面を見つめていると一通のメールが届く。 『お前、このままオワるんか?ワイはごめんや。だから戦うことにした。お前に戦う意思はあるか?イテリノイマの地で待つ ( ⌒,_ゝ⌒)』 「もこう・・・」名前は書いてなかった。しかしその顔文字は同じように一世を風靡したがオワコンとなりニコニコを去り行方不明になった友の証だった。 かつての友に会うため、竹田は旅に出る。その先に戦いがあることを知らず。 1422 : &font(green){6代目益才亭馬委駈} :2012/09/19(水) 23:32:37 ID: /I7UKmT50G 登場人物 フェニ:かつての友もこうに会うために戦いに参加する。 開始早々ガタ吉に命を狙われるが友に会うためではなくオワコンから脱却することのほうが大事だと認めたことにより バイクに乗った昔のリスナーを召還し使役する力を得る もこう:13人そろわないとイテリノイマが機能しないためフェニを戦いに誘う。重度のオワコンに侵されていてそれを相手に感染させることで能力を封じることができる。 ののの:かつてレゴみつにより秋田の田んぼを更地にされ、セブンイレブンにされた過去を持ち、決して更地にされない土地(王国)を築くために戦う。 王子の力として声を聞かせた相手を操る能力を持つ。 ちゃんみわ:のののを庇い命を落とす レゴみつ:生まれながらに闇を持ち、その闇を消すことを望む青年。闇を開放することで周囲(のののの田んぼくらいの面積)を消滅させることができる。 かつての仲間、おえかきとフナムシに裏切られ心の闇を制御できなくなっている。 みくる:レゴみつのかつての仲間。ピンクのジャージとプリキュアのお面をかぶることにより完全に姿を消すことができる。 レゴみつの闇を消すために戦うと言っているが実は声優学校の資金のために戦っている。 1423 : &font(green){6代目益才亭馬委駈} :2012/09/19(水) 23:33:51 ID: /I7UKmT50G テンテン:中国から出稼ぎに来ている少女。 自分にポケモンをくれた田中さんの家庭を取り戻すために戦いを決意する頭に結った二つのお団子にメンヘラのTEN、頼りになるダーという二つの人格を持つ。 ガタ吉:世の中の不穏な空気の元を人知れず消し去る忍者の末裔。フェニを良からぬ者と感じ秘伝の胞子で最初に攻撃をしかせるが能力に目覚めたフェニに押され撤退。 その後すべてを切り裂く能力でフェニとのののの戦いに参戦。のののを倒すがレゴみつの闇に飲まれる シラクサ:単位のと友人を得るため戦う孤独な男。とある宗教の加護である”必然力”により相手の能力が効かず自分の攻撃は必中になる。 レゴみつを利用し邪魔者を排除しようとするがもこうに能力を無効にされ「所詮は二流」と吐き捨てらると共に倒される フナムシ、おえかき:レゴみつを裏切る、のののに倒される。 朝餅:イテリノイマ運営としてもこうと共に戦いを始めた人物。イテリノイマ開会式でもこうに不意を付かれ倒される。 その時ブラック企業での仕事とイテリノイマ杯運営の時に心の底にできた闇に支配され復活。 フェニ、もこうが満身創痍になったところに現れもこうを瞬殺。フェニも圧倒するがフェニの前に死んだ皆の霊が降りてきて・・・ 1437 : &font(green){6代目益才亭馬委駈} :2012/09/23(日) 18:30:17 ID: /I7UKmT50G 「と、いうわけでですね~今日はもう疲れちゃったんで~放送終わりたいと思いま~す」 午後九時半、鳥取に住む青年竹田がニコニコ動画での生放送を終えた。 放送を終えた後コメントビュアーのアクティブ数を見てため息をつく。コミュ人数は見ない。減っているのはわかっているから・・・ 思えばここ数年でずいぶんと変わったものだ。5年前に起きた秋田での原子力事故。死傷者こそ少なかったものの政府による情報規制が弱く 人々はTVや新聞といった政府の圧力のかかる恐れのある情報源を一切信じなくなり変わりに以前よりもネットに依存するようになった。 そしてそういった人々がニコ生にたどり着くことは時間の問題であり、簡単に自分の主張を表現できるニコ生は キリスト教徒のおじいさん、40代の乞食、メンヘラの主婦といった一般人、 いわいる"にわか"が生主になることが当たり前になり。そして彼らより圧倒的少数ながら目障りな以前のニコニコユーザーを排除する風潮が高まっていった。 その煽りでかなりの数の実況者、生主が消えたと聞く・・・いや僕も消えたようなものか・・・・・そういえばあいつがいなくなったのも その時ふと画面の隅を見てみるとメールが一通届いているのに気がついた。普段メールをやり取りする友達も居ない。 迷惑メールかと思えば差出人の名前もない。 「ブラクラじゃないだろうな~」 そう思いながらも興味本位で開いてみた 『お前、このままオワるんか?ワイはごめんや。だから戦うことにした。        お前に戦う意思はあるか?イテリノイマの地で待つ(⌒,_ゝ⌒)』 1438 : &font(green){6代目益才亭馬委駈} :2012/09/23(日) 18:33:13 ID: /I7UKmT50G 「もこう・・・お前生きてたのか・・・それに、イテリノイマって・・・」 もこう、かつての僕の友人。昔は僕、ぺろたんともこう二人で光の月(ライトニング・ムーン)と呼ばれ一緒にラジオをしていた仲だったが ある日イテリノイマ杯とかいう大会に参加するために秋田県に行ったきり行方不明になったはずだ・・・そういえばイテリノイマも5年前で その次の日に原子力事故が起こったんだっけ・・・だったらなおさら生きてるはずが・・・ 「いや、あいつは生きている。何度試しても繋がらなかった・・・けどなぜ今になって急に?」 理由はわからない。けれどもこうは生きていてしかもどうやら僕のことを待っているようだ。 「イテリノイマの地、秋田県か・・・青春って歳じゃないけどまだ青春18切符まだ使えるかな?とにかく明日の朝は早くなりそうだから 早く寝よう・・・じょしらく合法視聴してから」 旧友との再会に胸を躍らせながらまるで旅行に行くかのように準備を進める。 あまりにも唐突な友からのメールに一つ、おかしな文字があるのにも気がつかず 戦い。これは失った者達がそのあまりにも大きなものを取り戻すための戦い。 敗者は失う・・・命を。 勝者は取り戻す。より、大きな物を失って。 1441 : &font(green){益才亭馬委駈} :2012/09/27(木) 17:43:13 ID: /I7UKmT50G 鳥取から一日電車に揺られ日が暮れた頃、ふと窓を覗くとようやく秋田の町並みが見えてきた。 かつて原子力事故の爪痕を隠すかのように政府は更地と化した秋田県を開拓、5年たった今では東北一の大都会になるまで発達した。 しかし、竹田の目を引いたのはその華やかな繁華街ではなく近代的な町並みにはふさわしくない中世のような大きな城と あれが爆心地だったと一目でわかるまるで、それに触れるのを恐れているかのように町から離れた場所にできたクレーターだった・・・ 秋田駅を一通り探してみてももこうはいなかった。イテリノイマの地、つまり秋田県で待つという事は当然駅で待っている。 そう思っていたが、彼に普通とか常識は通用しないのを忘れていた。少し腹が立ったが5年前と変わってないことが嬉しかった。 取りあえず今日のところは宿に泊まろう。予約してあるホテルに向かおうと振り返ると目の前に人が立っていたのに気づいた。 「だ・・誰だ!?僕をどうするつもりだ!!」 1442 : &font(green){益才亭馬委駈} :2012/09/27(木) 17:46:00 ID: /I7UKmT50G 紫色のパーカーで顔は見えないがどうやら20代くらいの女性のようだ。大都会ほど治安が悪いと聞く。 用心のためポケットに入れておいたナイフを握り締めた。 「ち、ちがうなの・。・;れいかちゃんは怪しくないのだ!・。・;!だからナイフを持つのはやめちくり・。;」 どうやら危険性はないようだ。ナイフから手を離し胸をなでおろす。 「まったくひどいなの・。・;女子大生に暴力はいけまーせん!・。・!」 なんだか変な奴だ。おそらくからかわれているのだろう。 「残念だけど君にかまってる暇はないんだ。友達と待ち合わせてるから・・・じゃ」 そう言って足早に立ち去ろうとすると彼女はふーん・。・と意味ありげに呟き 「せっかくもこう君の居場所を教えようとしたのに残念なの・。・でもお友達と約束があるのなら残念なのだ!・。・!」 そういい残すと彼女は華麗にUターンし人ごみの中に消えようとした。もこう。その名を聞いたとたん 体が無意識に彼女を追い肩を掴んだ 「!?知っているのか?あいつが今何処にいるのか!!?」 冷静に考えたらまたからかわれているだけなのだろう。しかし、彼女は答えた。 「うん!・。・!あそこに居るから早くきてほしいって言ってたのだm9・。・ビシィ」 指差す方向には先ほど電車の中から見たクレーターがあった。一瞬なんであんなところに?と思ったが あいつはいつも変わった場所に居ることが多かった。 「早く行ってあげて欲しいのだ!・。・!・・・でもその前にこれも預かっているの・。・」 そういうと彼女はMHP2Gのソフトとバイクの鍵を渡してきた。 MHP2Gはたしか前に貸したままだったような気がする・・・しかしバイクなんて持っていない そもそも免許すら・・・いや、今はそんなことを考えていてもしかたがない。今は一秒でも早くあのクレーターに行かなければ。 「ありがとう。もこうと会ったらお礼になにか奢るよ」 「女子大生を食事に誘うとはいい度胸なの!・。・!でも楽しみなのだ・。・v」 彼女に素直に礼を言いその場を後にする。彼女も手を振り人の中に消えていった。もうすぐもこうに合える。そう思うと疲れは吹き飛び足が軽くなった。 「ちゃんと彼に会ってくれよ・・・5年間ずっと待っていたんだから・・・・」 そんな声が聞こえた気がした 1443 : &font(green){6代目益才亭馬委駈} :2012/10/03(水) 16:38:04 ID: /I7UKmT50G もう深夜になった頃だろうか、街から遠く離れたクレーターにたどり着いたがそこにもこうの姿は無かった。 「もこう・・・一体どこに居るんだ・・・・・・」 月が雲に隠れた暗い闇の中を先ほどれいかちゃんに貰ったバイクの鍵を握り締めながら途方にくれていると 後ろからなにやら足音がした。 なんだもこう、今までずっと隠れていたのか?だとしたらひどい奴だな。そう思いながら振り返えってみたが、 そこにいたのはもこうではなく見知らぬ男だった。 なんだもこうではないのか、ガックリと肩を落としているとそれを知ってか知らずか男が話しかけてきた 「おばんです。風が気持ちいい夜ですねぇ。」 「ああ、そうだな」 そんな何の変哲もない会話が気に入ったのか男はニコニコと笑みを浮かべ 「初めまして。自分、ガタキチ・バングという者です。職業愛と平和を守るシノビをやらせてもらっています。」 と自己紹介してきた。その途中彼は何度か頭のキノコのような髪型をかきあげていたのが目に付いた。・・・洗っていないのかフケのような粉が飛んでくるのが嫌だったがこちらも 「・・・ああ、僕は竹田っていうんだ。実はここに友人が待っていると聞いてやってきたんだがそれらしい人をみなかったか? 名はもこうっていうんだ。」 と軽く自己紹介を返し、ついでにもこうのことを聞いてみた。もしかしたら 会っているかもしれないと思ったからだ。 「いんや、見ていないなぁ」 どうやら彼ももこうを見ていないらしい 「・・・そうか。・・・じゃあ僕はこの辺で失礼するよ」 だとしたらこんな場所にいても仕方がない。ガタキチに別れを告げ街に戻ろうとするとガタキチは後ろから語りかけてきた。 「実は、俺ももこうを探しているんだ・・・あいつは殺さなければいけない・・・ ”闇の太陽(ダークネス・サン)”の復活は阻止しなければ・・・それが我が一族の使命だからな・・・」 歩みを止め振り返る。話の意味は分からなかったがどうやらもこうの命を狙っているらしい。 このままではまずいと反論する。 「"闇の太陽(ダークネス・サン)"?なんだそれは?・・・ああきっとお前勘違いしているんだよ。もこう・・・と僕は 昔"光の月(ライトニング・ムーン)"と呼ばれていたからごっちゃになったんじゃないか?少なくともそんな中学生が 考えたような名前で呼ばれてはいない。」 1444 : &font(green){6代目益才亭馬委駈} :2012/10/03(水) 16:39:18 ID: /I7UKmT50G 確かにもこうは人の恨みを買うタイプだがなにも一族の掟やらで殺されるようなことはしていないだろう。 忍者の家庭らしいしなにか巨大な犯罪組織を追っていてそのうちの一人をもこうと勘違いしていたのか。 あいつに会う前に良い土産話ができた。そう喜んでいるとガタキチは頭を抱えブツブツ呟いていた。 なに勘違いは誰にだってある、もこうもそんなに怒っていない。と励まそうとするとガタキチは急に頭を上げ叫んだ 「思い出したぞ!!もこうには相方がいる!!稀代の釣り師!レジェンド実況者!!・・・それはお前だなぺろたんっ!!」 まるで探偵が犯人を問い詰めているかのようにガタキチはこちらを指差し睨み付けてきた。 その指先は怒りと憎悪で震え、目には素人でも分かるほどはっきりと、殺意が篭っていた。 「だ、だとしたらなんだ!さ、さっきも言ったようにもこうはその闇のなんとかには関係ない!! お前の勘違いだ!!」 生まれて初めて殺気を感じたが何とか気持ちを落ち着かせガタキチの間違いを指摘した。 これで向こうも冷静になってくれるはず。しかし、ガタキチは多少落ち着いている様子であったが 殺意を残したまま 「いや。確かにもこうは"闇の太陽"だ。間違いない。一族の巻物と俺の直感が告げている!・・・そ~して~」 そういいながら背負っていた刀を抜きはじめた。 「もこうと長年一緒に活動していた貴様も"闇の太陽"である可能性が高い!!・・・悪い子にはおしおきしねぇとなぁ」 (このままでは殺されるっ・・・逃げないと・・・・逃げないと) 頭では分かっているが先ほどから足が動かない。確かに恐怖はぁんじているがそれとは別に 異常なまでに足がガタガタと震えていた。 「愚か者め!!貴様如きに我が一族に伝わる秘伝の毒薬に逆らえると思ったか!?俺との会話に気を取られ 十分な量を吸い込んだはずだからなぁ」 先ほど頭をかきあげた時に仕込んでいた毒薬を撒いていたのだろう。毒は足から腕、全身に回ってきた・・・ その間にガタキチはドンドン距離を詰めそしてとうとう刀が目の前にまで来た。 「一瞬で楽にしてやるから暴れないでくれよ・・・そっとしておいてくれよべいべ~」 ガタキチはゆっくりと刀を振り上げ下卑た笑みを浮かべながら振り下ろす。その瞬間。雲が途切れ月明かりが竹田の身を包んだ。 1448 : &font(green){6代目益才亭馬委駈} :2012/10/13(土) 22:50:19 ID: /I7UKmT50G 光に包まれながら竹田はこれまでの自分の人生を振り返っていた。思えば、後悔の連続だった。 あの時ああしていれば、ああしていなければ。今頃僕は・・・ 涙がこぼれてきた。 (僕が弱いからだ。僕にもっと力があれば父さんも母さんももこうも・・・みんなを守れたはずだ・・・ "力"が欲しい・・・今までの役立たずな"力"よりもみんなを守れる"力"が・・・・) 「やっとぉ"力"を求めたか・・・待ちわびたぞ」 急に後ろから声がして慌てて振り返る。見ると、先ほどまでそこにはなかった大きな扉と傍に男が一人現れた。 頭を七:三に分けた男は竹田を見るとまるで神に祈るように両手を胸の前で合わせた。 「このぉ扉の先に。お前の望んだ"力"がある・・・さぁその鍵で扉を開けなさい。」 するとポケットに入れていたMHP2GのUMDとバイクの鍵が光だし、それらは金色の鍵と変わった。 そしてその鍵と呼応するかのように扉が開かれた。 「本当に・・・本当にこの扉の先に僕の望んだ"力"があるのか?」 その問いに答えるかのように男はパンッと両手を鳴らした。 「だが・・・"力"の代償としてお前はとても大事な物を"失う"・・・いくつもな・・・・・まだ。逃げることができるぞ。」 「僕はここに来るまでに全てを"失った"・・・これ以上、"失う"ことなんてないさ・・・」 躊躇う事無く、前に進んでいく。もうこれ以上逃げるわけにはいかない。 扉潜るとまた光に包まれていった。 「竹田。お前、一本取れるかな?」そう呟くと男もスッとどこかに消えてしまった。 ガキンと金属と金属がぶつかる鈍い音の後。ガタキチ足元に首を切られたぺろたんの死体と 刀の刃先が無いことに気づいた。よく見ると何か光る物が落ちている、屈んで拾ってみるとそれは。 真っ二つに折れた愛刀、"五十五寸剣"のものだった。 「これ以上やると言うのなら、次はお前の番だ。」 1449 : &font(green){6代目益才亭馬委駈} :2012/10/13(土) 22:51:50 ID: /I7UKmT50G その声に慌てて振り返ると、そこには切り伏せたはずのぺろたんが無傷で立っていた。 しかし先ほどまでとは様子が違う・・・かつて世界を滅ぼしたと言われる幻の飛龍、ウカムルバスの 鎧を身にまとい両手に龍殺しの双剣。封龍剣【真絶一門】を携えたその姿。まるで・・・ 「で、伝説のカリスマ。最強双剣ハンター・・・」 かつて誰も成し遂げることができなかった偉業。G級クエスト五分針を成し遂げた最強のハンター。 その力が今、竹田へと流れ込んでいた。 「もうこれ以上僕ともこうの命を狙わないと約束するのなら見逃してやる。 ・・・お前も、その刀のようにはなりたくないだろう?」 しかしガタキチはさっと後ろに距離を取り懐から新たな小刀を取り出しそれを構えた。 「確かに、最強双剣ハンターには適わないだろう・・・だが俺は一人で戦っているわけではない!!」 そう叫ぶと同時にガタキチは刀を竹田がいる方向とは別の方向へと振りぬいた。 すると、刀が届く・・・いやたとえその刀で岩に切りかかっても傷が入る程度だろう。 しかし、はるか遠くにあるその岩と、その先の雲までもが真っ二つに切り裂かれていた。 「この刀は三代目ガタキチが使っていたといわれる謁裂剣【怖怨】。振りぬいた先を水平線まで 切り裂く・・・俺には過去15代すべてのガタキチの"力"を使うことができる。 お前一人が勝てるわけないだろぉ」 なるほど奴の背後には15人程の男がいる気がする・・・全員キノコ頭だ。・・・しかし 「確かに、僕一人では君には勝てないかもしれない。けど僕は一人ではない」 ポケットの中からバイクの鍵を取り出す。なぜれいかちゃんがこの鍵を渡してきたかわからない。 けれど、あの扉をくぐった時この鍵の持つ"力"の意味がわかった。 「来い!!お前ら!!!」 叫びながら鍵を空に翳す。そうすることであいつらが・・・あの頃の仲間がやってくる。 鍵が光を放つと、その光に導かれるようにブオーン、ブオーンと遠くからエンジン音が聞こえてくる。 「なんだ!?この音は!!何をしたかわからんが、そんな小細工が通用するかぁ!!」 ガタキチはその何者かわからないエンジン音をかき消すように一心不乱に刀を振り回す。 しかし、その斬撃は文字通り空を切ったようでエンジン音は止む事は無く、どんどん近づいてくるのがわかる。 1450 : &font(green){6代目益才亭馬委駈} :2012/10/13(土) 23:00:46 ID: /I7UKmT50G 「かつて、・・・かつて僕と共にニコニコを荒らしまわった歴戦のリスナー。アカウントは滅び、 その魂は底辺として『リアル』に召し上げられて、それでもなお僕のために突撃してくれる 6656人の不滅の勇者達。 彼らとの友情が僕の剣!!僕の"力"!!最強双剣ハンターである僕の三本目の剣- 『アイオニオン・エキサイトバイク』」 呼び出されたバイク達がガタキチを襲う。それはまるで急流の中に一本の小枝が投げ出されたかのように ガタキチを飲み込みそして跳ね上げた。、そして、彼らのエンジン音が再び遠くへ消えた頃、ガタキチはその流れから開放され ゆっくりと地面に落ちてきた。 その痛々しいまでの傷跡とタイヤ跡はガタキチがもう助からないことを示していたが、それでもガタキチは折れて、踏み潰され 粉々になった刀の先を握りしめ 「闇の太陽を・・・闇の太陽の復活を阻止しなければ・・・」 と何度も繰り返しつぶやいていた。 「教えてくれ!なぜそこまでもこうを殺そうとするのか?闇の太陽ってのは何なんだ!?」 竹田は弱りきったガタキチの元に歩み寄り、そう聞いた。 するとガタキチは、少しの間竹田の目を見つめると懐から古い巻物を取り出した。 「これは・・・初代の・・残した巻物だ・・・開いて・よく・・見てみろ・・・」 開いて見ると、所々古くなって穴が開いていたが中央に大きくこう書かれていた。 《闇の太陽が交わりし時、黄金の輝きが永久から仏陀を導き。最後の審判が下され。人類は神秘の世界へと召されるだろう》 「この闇の太陽ってのが僕たちのことなんだろ?つまり僕達が再開すると何かが起こるってことか?」 「先代・・・俺の親父が言うには・・・・闇の太陽っていうのは・強力な"力"を持・・った人間のことらし・・・い。 その力が・・暴走すれば・・・五年前の・・事故よりさらに悲惨な・・ことになる。頼む・・・もこうを・・・ 闇の太陽を止めて・・くれ・・・・・!!それが・我が・・一・族の・・・ひ・・・が・・・・ん」 巻物を手渡してきたガタキチの腕がポトリと地に落ちた。 (ああそうか・・・こいつは・・僕が殺したんだ。) もう後戻りはできない 1451 : &font(green){6代目益才亭馬委駈} :2012/10/13(土) 23:02:13 ID: /I7UKmT50G (ガタキチ、僕はお前の。お前の一族と僕の親友のために闇の太陽を止める!!・・・そして) 竹田は夜明けが近づき消えかかっている月に向かって叫んだ 「おい!!これが"失う"ってことか!!確かに、僕は大事な物を失った!!そしてこれからも・・・ 逃げ出したいかって?これが僕の答えだ!!」 携帯を取り出しニコニコ動画へアクセスする。そこには今までの自分の一番の居場所だったコミュニティがある。 それを今爆破した。 「ここは僕が一番心安らぐ場所だった。現実よりも楽しい思い出が沢山ある。・・・でも、 だからこそ僕は辛いときここに逃げてきたんだ。そんな甘ったれた、人生を舐めていたぺろたんとはここで さよならだ!!」 夜明けの空を、一匹の鷹が飛んでいく。その姿に心奪われる。 (そう。僕はこの鳥と同じだ。今、このコミュニティとぺろたんが燃える中、新しい僕が誕生したんだ。) 新しい僕の名は 「フェニックスだ!!」 第二章『王国編』に続く 関連動画 [[]] かっこの中にURLを入れてください 関連リンク [[]] 外部サイトをリンクさせる場合はこちらに。 関連項目 [[ボイスドラマ]] Wiki内のページをリンクさせるときはこちらに。

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