上杉隆氏ら自由報道協会による「原発事故」取材の報告
(最初のおっさんの話は飛ばして、やくざ顔のおっさん(上杉)の話がおもしろい)
(最初のおっさんの話は飛ばして、やくざ顔のおっさん(上杉)の話がおもしろい)
内容まとめ
【海外の報道が過剰なワケ】
- 官邸・政府の公式な会見にはフリーランス、海外メディアが入れないという状況が続いている
- そのために海外メディア並びに他のネットを含めて、正しい情報が出ない
- だからこそ、海外のいろんな形での風評被害に近いニュースが出た
【民法・新聞社の発表報道】
- 東電の会見で常に情報を出してくれと言い続けているのが、フリーランスの何人かのメンバー
- 基本のテレビ・新聞は、全く質問もしない
- 東京電力という、電事連のいわゆるスポンサーに気を遣って何一つ質問をしない
- 新聞・テレビの情報が正しいということを、多くの日本人が信じているのが現状
- 発表報道については発表報道について(A´)を参照
【大本営発表と電事連の圧力】
- 電事連に関しては絶対に批判しないというタブーがある
- 震災発生3月11日、テプコ会長勝俣会長と、マスコミOB、出版も含めて中国へ接待旅行を行った
- 東電会見では、社長の居場所も聞かない、プルトニウムという言葉すら発しない、メルトダウンと言うだけで降ろされる
- 上杉は3月にTBSラジオで「東電は情報隠蔽してるんじゃないか」と発言、その後プロデューサーに「今月いっぱいでやめてくれ」と言われる。2週間前には「4月以降もよろしく」と言われていた
- その次の週には、このページでも取り上げた「広瀬隆による原発解説」で、葉千栄が広瀬隆を紹介したことで電事連が憤慨。電事連は「とてもスポンサーをできる状態じゃないので、彼らを降ろしてくれ」と依頼したが、岡崎局長が「電事連さんがスポンサーを降りてください」と拒否
- 電事連による圧力、または情報の公開をしないことで、大本営発表とまったく同じことが行われている
【海洋汚染テロ国家】
- ヨウ素は半減期が8日なのでたいしたことないが、問題はセシウム137の30年。これが繰り返し濃縮され、魚は日本だけではなく全世界の漁業に打撃を与え、海という共通の資源に対し、故意に汚染水を流し汚染させている日本に世界は怒りだしている
- 海外からの助言や助力を無視した日本政府・東電の対応(通告もせず汚染水を排水)によって、日本は海洋汚染テロ国家に成り下がった
- 皆さんの中でチェルノブイリのレタスを食べたいと思う人はいない、これが日本で起こる
- 福島原発が収束するのは最短で30年だが、その間、日本の農産物海産物を輸入する国はない
- 国家がその認識を持っていないということは非常に危険
- 日本の信頼を回復するには、犯罪者とみなされている菅政権をまず変える必要がある
【プロパガンダのための計画停電】
- 3週間前に「上杉君、これから輪番停電やるよ。東電の嫌がらせだ、絶対やるぞ」とリークが入った
- その時起こったのが、3号炉爆発。全世界のニュースがそれをトップニュースで扱ったが、日本のメディアだけは3号炉を片手間に、計画停電についての説明に終始
- また「明日の夕方、首都圏大停電っていうのを発表するよ」とリークが入り、その後発表
- しかし、供給電力は十分確保されていたので大停電は起こらず
- 追いうちとして、東電は民間鉄道に間引き運転を頼み、東電がないとこれだけ困るんだぞと国民に知らしめるために再度圧力を掛ける
- 上杉はその後、計画停電で弱いものいじめをするのではなく、民放テレビをやめさせればいいのではないかと東電に質問。その瞬間、会見は静まった
- 火力発電所を稼動させれば停電は防げるが、検査のために停止しているだけ
【政府による初動のミス】
- アメリカ・フランスが原発処理に関しての機材を貸そうかと提案したが、菅政権と東電が拒否
- その結果、3号機の爆発
- 震災後の36時間内という一番救助に重要な時間帯に、支援要請、物資投下、米軍の着陸要請を政府は拒否
- 初動でどれだけミスをし、救助を待っていた人を何人殺したか
- 海外の支援要請を受けた時点で、ホウ素を撒いておけば、原発の現在状況は防げた
- その支援を断った理由は、皆も知っている通り、廃炉にしたくなかったから
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