2012年1月10日更新、トップページに子供を守る対策載っけました。
この記事は2011年3月14日前後、
三号機が爆発する前に書かれたものなので
爆発しちゃった今では価値がありません。
ですが、2、3日のわずかな時間でも
知識ゼロからこのくらいまでは学べる、という記録として残しておきます。
情報の波に足をすくわれることなく、自ら放射線についての知識を学び続け
自分自身や家族、そして何よりも子供の身を守ってあげてください。
仙台と東京のどちらも、被ばくの危険性はほぼない(外部被ばくにおいて) |
何故安全だと言い切れるのかを具体的に説明します。内部被ばくにおいては調査中。
報道やネットでは、毎時ミリシーベルトで危険性を伝えている。
けれど、「24時間いたら今後・・・」などと言われたら、とても不安になる。まして、被ばくの危険性は個人で違うし、一時避難をしてもどのぐらいの時間そこにいられるのかも分からない。そこで、最悪の事故といわれたチェルノブイリの30km圏内の平均外部被ばく量データを用いて、結果論的に距離による危険度を調べることにした。
けれど、「24時間いたら今後・・・」などと言われたら、とても不安になる。まして、被ばくの危険性は個人で違うし、一時避難をしてもどのぐらいの時間そこにいられるのかも分からない。そこで、最悪の事故といわれたチェルノブイリの30km圏内の平均外部被ばく量データを用いて、結果論的に距離による危険度を調べることにした。
具体的なケースとして、ふたとおりのケースを仮定した。
①最悪な事態(チェルノブイリ級)
②苦戦を強いられながらも爆発する寸前でなんとか立ち直った(作業員に死者が出る)
このケース分けで、①は危険性はあるものの安全、②はほぼ安全ということが分かった。
また、距離による外部被ばくの可能性においても、毎時ミリシーベルトでは可能性が広がりすぎて確実に安全だと言えなかったことが、仙台と東京の平均外部被ばく量(予想)の値で、ひとまず100km以上の距離があれば心配する必要はないという結論に至った。では、その説明をしたい。
また、距離による外部被ばくの可能性においても、毎時ミリシーベルトでは可能性が広がりすぎて確実に安全だと言えなかったことが、仙台と東京の平均外部被ばく量(予想)の値で、ひとまず100km以上の距離があれば心配する必要はないという結論に至った。では、その説明をしたい。
平均被ばく量は仙台で10万分の1、東京で100万分の1まで下がる |
チェルノブイリの0km地点での放射線量は1750Svだという。
下の表は、チェルノブイリ30km圏内の平均被ばく量である。つまり、どのぐらいの距離でいくら被ばくしてしまうのかを調査した表だ。毎時何マイクロシーベルトとか言われても、日に日に飛んでる数値は違うし、そもそも人によって被ばく量は違う。そこで、平均被ばく量のデータを使えば、客観的に推測ができるのではないかと考え、ちょっと調べてみた。最悪な事故のデータから、結果論的に責めていく。
下の表は、チェルノブイリ30km圏内の平均被ばく量である。つまり、どのぐらいの距離でいくら被ばくしてしまうのかを調査した表だ。毎時何マイクロシーベルトとか言われても、日に日に飛んでる数値は違うし、そもそも人によって被ばく量は違う。そこで、平均被ばく量のデータを使えば、客観的に推測ができるのではないかと考え、ちょっと調べてみた。最悪な事故のデータから、結果論的に責めていく。
- 被ばく量比率を求める(0km対仙台、0km対東京)
①0km地点の放射線量をきり良く1500Svにした。
②下の表をよく見て、仙台(95km)と新宿(225km)に妥当な平均被ばく量を入れた。仙台は15mSV、新宿は1.5mSv。
③いろんな0km地点の量で調べたいので、何分の1になるのかを求めてみた。
「1500000mSv÷15mSV、1.5mSv=10万、100万」→10万分の1、100万分の1
④最悪な事態と、現実的な事態に分けて考えてみる
②下の表をよく見て、仙台(95km)と新宿(225km)に妥当な平均被ばく量を入れた。仙台は15mSV、新宿は1.5mSv。
③いろんな0km地点の量で調べたいので、何分の1になるのかを求めてみた。
「1500000mSv÷15mSV、1.5mSv=10万、100万」→10万分の1、100万分の1
④最悪な事態と、現実的な事態に分けて考えてみる
最悪の事態(チェルノブイリ級) |
では、福島原発でチェルノブイリ級の事故が起こったとする。原発がもう手がつけられなくなって爆発しちゃったりしたときだ。
0km地点で1000Svの放射線量が出たと仮定しても、仙台では10mSv、新宿では1mSvまで平均被ばく量が下がる。
ちなみに健康に影響が出始める放射線量が100mSvである。この時点で既に、安全だ。仙台の10mSvでは健康被害に影響は無い。あっても癌の危険性がちょっと高まるぐらいのことだ
0km地点で1000Svの放射線量が出たと仮定しても、仙台では10mSv、新宿では1mSvまで平均被ばく量が下がる。
ちなみに健康に影響が出始める放射線量が100mSvである。この時点で既に、安全だ。仙台の10mSvでは健康被害に影響は無い。あっても癌の危険性がちょっと高まるぐらいのことだ
それでもやっぱり仙台では心配かもしれない。さらに安全でいるためには、爆発した日からできるだけ家にこもる。(当然100km圏内は避難、もしくは屋内退避が命じられるだろう)
そして、原発にコンクリートがかけられるのを待つ。チェルノブイリでは汚染拡大を防ぐために7000トンのコンクリートがかけられた。万が一爆発が起きたときは、前例を参考にコンクリートをかけるぐらいしか最後の手段として残されていないだろう。こんなにも手際の悪い会社と国だ。
それが終わるまでじっと待つのだ。平均被ばく量はグンと下がるだろう。
そして、原発にコンクリートがかけられるのを待つ。チェルノブイリでは汚染拡大を防ぐために7000トンのコンクリートがかけられた。万が一爆発が起きたときは、前例を参考にコンクリートをかけるぐらいしか最後の手段として残されていないだろう。こんなにも手際の悪い会社と国だ。
それが終わるまでじっと待つのだ。平均被ばく量はグンと下がるだろう。
もし、本当にそうなったら外に出なければいいだけだ。チェルノブイリの平均被ばく量と比べても仙台は安全だし、新宿なんてどうってことない。だが、ひとつだけその際に心配なことは、石棺にかかった日数が半年間だったことだ。半年間仙台に滞在すれば、さすがにやばし。生活必需品などを買うために1時間程度の外出にとどめられるならまだいいが、仕事等でやむをえない事情がある場合がほとんどなので、その場合は国の対策に依るとしか今のところは言えない。
現実的な事態 |
最悪の事態は考えた、では現実的な数値はどうなるのか。
0km地点で50%の人が死亡する5Svで考えてみる。(これでも大事故だけど)
0km地点で50%の人が死亡する5Svで考えてみる。(これでも大事故だけど)
5Svの10万分の1で0.05mSv、100万分の1で0.005mSvである。
もう、被ばくする可能性なんて1%を優に切ってくるから考えるのも面倒になるだろう。連鎖的に爆発することさえ防げれば、所詮こんなもんだ。勝てる。
もう、被ばくする可能性なんて1%を優に切ってくるから考えるのも面倒になるだろう。連鎖的に爆発することさえ防げれば、所詮こんなもんだ。勝てる。
現実的な被害だと自分が思う値をちょちょいと入れれば、不安に駆られることはなくなるだろう。加えて、チェルノブイリ事故においては、大量の放射線が黒鉛の燃焼によって大気中にばら撒かれたことにより被害が拡大したが、今回の事故の水素爆発では継続して大気中に流れないので被害は非常に小さい。
また、補足として、人間は常に自然放射線を浴びている。日本では年間2.4mSvの被ばくを受け、医療被ばくを加えると日本人一人平均約5mSvの被ばくを受けている。また、東京・ニューヨーク間一往復では宇宙からの放射線が多くなり0.19mSvの被ばくを受けることからも、現実的な事態での被ばく量は微々たるものであることは明らかだ。
平均被ばく量の予想数値 |
0kmの放射線量 | 仙台の平均被ばく量 | 東京の平均被ばく量 | |
最悪の事態 | 1000Sv | 10mSv | 1mSv |
現実的な事態 | 5Sv | 0.05mSv | 0.005mSv |
100%安心するために |
過剰な報道に不安になっている人は、このことをよく調べ、自身を安心させるに足る科学的な証拠を自分の力で獲得するべきだ。ただ、受身で不安になっているだけでは、いつまでもテレビや海外の報道に煽られ、身体は疲れるばかり。
自分はそうならないために、安心するために自分の力で調べることにした。
その結果、最悪の事件を想定しても、距離があれば安心だという確固たる証拠を持つことが出来た。曖昧に危険だと伝える報道を鵜呑みにするより、ちょっとここに書いてあることを信じてもらって、自身で調べてみてほしい。絶対に安心だということが分かるはずだ。大丈夫。
チェルノブイリの事故を想定したとしても100km以上は安全だとここまで述べたが、それでも「もっとすごいことになるかも」と心配でしょうがない人は避難する選択を選ぶのがやっぱり一番いい。
その結果、最悪の事件を想定しても、距離があれば安心だという確固たる証拠を持つことが出来た。曖昧に危険だと伝える報道を鵜呑みにするより、ちょっとここに書いてあることを信じてもらって、自身で調べてみてほしい。絶対に安心だということが分かるはずだ。大丈夫。
チェルノブイリの事故を想定したとしても100km以上は安全だとここまで述べたが、それでも「もっとすごいことになるかも」と心配でしょうがない人は避難する選択を選ぶのがやっぱり一番いい。
そして、家族を安心させるために、自分を安心させるために避難することは当然誰かから糾弾される行為ではなく、避難したことに対して自責の念を抱いたり、卑怯な人間だと悩む必要は一切ない。身を守ることは何よりも大事で、人に嫌な顔をされたとしても恥じることはないと思う。
自分は自身の命を守るために安全か否かを調べたが、避難する人も自分の命を守るために避難した。結果は違うが目的はまったく同じだ。胸を張って、ほとぼりが冷めるのを待ちましょう。
自分は自身の命を守るために安全か否かを調べたが、避難する人も自分の命を守るために避難した。結果は違うが目的はまったく同じだ。胸を張って、ほとぼりが冷めるのを待ちましょう。
(親族知人を安心させるために調べてはみたが、欠点が多々ある。0km地点の外部被ばく量数値が正確ではないこと、またその場にどのぐらいの時間いたことで出た数値なのか、放射性物質が体内に入る内部被ばくを除外していること、汚染地域に何ヶ月もいた場合に蓄積される放射線量等。たとえば、20μSv/hをずっと浴び続け、健康に影響が出るまでかかる日数は208日だが、その放射線量は毎日変動し、まったく飛ばない日もあるかもしれない。その可能性を考えると、チェルノブイリとの距離による平均被ばく量を基準にしたほうが合理的なのではないかと思い、毎時×時間より平均値を求めることにした)
(参考)
ちなみに、放射線量の距離による減少についても載せておく。仙台(95km)、新宿(225km)の場合。
放射線量は放射線源との距離の二乗に反比例する。
ちなみに、放射線量の距離による減少についても載せておく。仙台(95km)、新宿(225km)の場合。
放射線量は放射線源との距離の二乗に反比例する。
1Sv/hが1km地点で測定されたとする。
各々の倍率は、仙台で1/95の二乗=1/9000、新宿で1/225の二乗=1/50000となる。
仙台では、0.1mSv/h。新宿では0.02mSv/h。
各々の倍率は、仙台で1/95の二乗=1/9000、新宿で1/225の二乗=1/50000となる。
仙台では、0.1mSv/h。新宿では0.02mSv/h。
100mSvまでの所要日数は、仙台で1000時間つまり41日、新宿では5000時間つまり208日。
完全に安全である。万が一原発が爆発したとしてもその場合は、屋内退避や放射線対策が出されているはずなので、一日に外にいる時間は平均1時間程度には抑えられるだろう。もはや被曝の危険性など考えるのすら馬鹿らしくなる。証明終わり。
完全に安全である。万が一原発が爆発したとしてもその場合は、屋内退避や放射線対策が出されているはずなので、一日に外にいる時間は平均1時間程度には抑えられるだろう。もはや被曝の危険性など考えるのすら馬鹿らしくなる。証明終わり。
※参考資料
チェルノブイリでの30km圏内の被ばく量
http://cnic.jp/files/che20_20060304imfr.pdf
人体への影響
http://www4.ocn.ne.jp/~tishiki/gen3-1L.jpg
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A2%AB%E6%9B%9D
チェルノブイリでの30km圏内の被ばく量
http://cnic.jp/files/che20_20060304imfr.pdf
人体への影響
http://www4.ocn.ne.jp/~tishiki/gen3-1L.jpg
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A2%AB%E6%9B%9D
※具体的な数値(単位はmSv)
2.4 一年間に自然環境から人が受ける放射線の世界平均
4 胃のX線撮影
5 放射線業務従事者(妊娠可能な女子に限る)が法定の3か月間にさらされてよい放射線の限度
100 放射線業務従事者(妊娠可能な女子を除く)が1回の緊急作業でさらされてよい放射線の限度。妊娠可能な女子には緊急作業が認められていない。
250 白血球の減少。(一度にまとめて受けた場合、以下同じ)
500 リンパ球の減少
1000 急性放射線障害。悪心(吐き気)、嘔吐など。水晶体混濁
2000 出血、脱毛など。5%の人が死亡する
3000から5000 50%の人が死亡する。(人体局所の被曝については3000:脱毛、4000:永久不妊、5000:白内障、皮膚の紅斑)
7000以上 99%の人が死亡する。
2.4 一年間に自然環境から人が受ける放射線の世界平均
4 胃のX線撮影
5 放射線業務従事者(妊娠可能な女子に限る)が法定の3か月間にさらされてよい放射線の限度
100 放射線業務従事者(妊娠可能な女子を除く)が1回の緊急作業でさらされてよい放射線の限度。妊娠可能な女子には緊急作業が認められていない。
250 白血球の減少。(一度にまとめて受けた場合、以下同じ)
500 リンパ球の減少
1000 急性放射線障害。悪心(吐き気)、嘔吐など。水晶体混濁
2000 出血、脱毛など。5%の人が死亡する
3000から5000 50%の人が死亡する。(人体局所の被曝については3000:脱毛、4000:永久不妊、5000:白内障、皮膚の紅斑)
7000以上 99%の人が死亡する。
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