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#contents() *序章  そして 冒険が始まる!  &italic(){I searches for Neverland} 通りを歩いていたあなたは道に落ちていた本を拾う。 とたんに、街の風景が変わり、大きな壁と天使と妖精が現れる。 天使が言うには、ここは『世界壁』と呼ばれる場所であり、 ここいらにいる魑魅魍魎には貧弱なあなたでは敵わないので、出ることはできないと言う。 けれど、ここにいる天使や引きこもりの少女(シルクちゃん)が言うには、あなたには 願いを叶える力があり、その力を使って外の人に助けを求めればよいらしい。 (ここから出たいと願えばいいじゃんとは、つっこ込まないで……) 助言に従いあなたは願った。顔も名前も知らない人に……。 場面は一転変わって、居場所がないものが集う街『曖昧な都』 少年?少女?どちらとも言えない桃色の髪をしたサムライが鍋の番をしながら、素振りをしている。 この子はイツキ。 通称ピー子 あなたの声は聞こえたが、そんなことは気にせずご飯の心配をしている。 この曖昧な都では食料が少なく、ピー子が番をしている鍋はとても貴重な食料。 その鍋を狙ってチャラオ達が襲ってくる。 が、チャラオはあまりたいしたことがなく、ピー子は返り討ちにする。 その後、坊っちゃん刈りをした 自称ユーシャが襲ってくる。 ユーシャ君は意外に強く、ピー子は負けてしまう。(勝つこともできるが、結果は同じ) 吹っ飛ばされた衝撃で鍋は後ろの川に落ちてしまう。 ユーシャ君はとんずらして、ピー子も逃げようとするが、 鍋の料理を作った本人――探偵見習いテツローが現れ、ピー子に食材を探してくるように言う。 ピー子は食材集めの途中で知り合いのクボタ少年も食材集めに協力してやろうと言われる。 そして、倉庫でチョコレートを、カフェで飴を、テツローの師匠――アマシロから肉の缶詰を、クボタの姉――サカキの冷蔵庫から蜂蜜を、 集めたが、まだまだ少ないので、一度クボタのところに戻る。 クボタはピー子が川に吹っ飛ばしたチャラオを釣って、もう力が出ないと言う。 ピー子がチャラオが邪魔ばかりしていることに怒っていると、クボタは大物が来たと言っている。 クボタは力が出ないのでピー子も協力をして、多大な犠牲を出しながら釣りあげる。 <クボタ> おれのなけなしのきあいをつかうときがきたようだぞ!うおおー <ピー子> ぬおおぉー <クボタ> む! 力んだら屁が出た! <ピー子> ううっ! 位置関係上息が吸えない なのにぼくの脳と筋肉は酸素を求めている! これは神がぼくに与えたもうた試練なのか! <クボタ> 吸え! 吸わないと酸欠で死ぬぞ! 死なないかも知れんが脳細胞が減るぞ! がんばれ! 深呼吸するんだ! ゆっくりとな! <ピー子> そんな事をやっているうちに今度は見知らぬ女の子が釣れました 場面は変わってテツローに。あまりに遅いピー子を探しに行く。 途中で師匠であるアマシロの所へ行くと、マツリヤじいさんがよからぬことを企んでいるので止めてほしいと頼まれる。 <アマシロ> やあテツロー君 つかぬ事を聞くが 君に正義を貫き悪を挫く意思はあるかね? 例えばこの曖昧な都で共同生活している仲間が道を誤ったら! 君は止められるかね! そのままテツローはクボタの姉の家に。 そこで、ピー子はマツリヤに暴力を受けていた。 <マツリヤ> おーテツロー君か そいつの懐をちょっと見てやってよ このガキ! みんなの貴重な食料をひっくり返して駄目にして! それで何ですか 自分は盗んだ食べ物でぶくぶく肥え太ろうたあ!な! な なんという―― わしはばっちり見たんだからな! こいつがサカキ先生の蜂蜜を盗むところを! テツローは必至で弁解するが、マツリヤは聞く耳を持たない。 めんどくさくなったテツローはマツリヤをぶんなぐってしまう。 そこで何故かトチ狂った(意図的な可能性がある)マツリヤはお供のサラリーマン風な人を たくさん呼び寄せて、テツローとピー子を追いかけまわす。 場面はクボタの姉の家二階。ピー子に釣りあげられた女の子――マナみ 体が弱く、寝たきりの女の子――宇佐美に裏口を教えてもらい、外へ出る。 テツローとピー子はサラリーマン風な人にとうとう追い詰められてしまう。 そこで間一髪間に合ったマナみに助けられる。 そして三人はそのまま曖昧な都を出る決意を決め、桜の木の周りにあるマンホールから別の場所へ旅だった。 *1章  灰色の男達  &italic(){der Zeit-Dieben} ここは塩湖の上に浮かぶ巨大プレートに乗った国――鉄の国 その地下でニワトリの頭をした科学者Dr.チキンヘッドが高笑いをしていた。 彼は世界征服を目論む自称天才マッドサイエンティストで、長年の研究でついにできあがったマンホールを試そうとしていた。 しかし、そのマンホールは突如マンホールの中から現れたピンク髪の子――ピー子のせいで台無しになってしまう。 そんなことは気にせずテツロー一行は地下を進んでいく。しかし、研究の邪魔をされて頭に来たチキンヘッドは襲いかかって来る。 テツロー達はチキンヘッドが作った語尾がおかしなロボット達を軽くたたきのめし、チキンヘッドを踏みつけて進んで行った。 鉄の国の公園で一行はひとまずテツローのおごりで休憩することにした。 <ピー子> それはそうと!もう冒険に出るしかないよ! 曖昧な都を追い出されたとはいえ、鉄の国に留まるのも得策ではない。 ひとまず行先を決めよう!と提案するテツロー。 しかし、3人ともこの辺の地理など知るわけがなかった。 そこへ現れたDr.チキンヘッドの配下のロボット三体 なんとか撃退すると、現れた警察によってロボットたちは連行されていった。 絵本「もっこりとしきの大冒険」を盗まれて泣く子供や、きのこジャンキーの配管工を横目で見つつ、 「とらんしーばー」でアマシロと連絡をとると、アマシロも鉄の国へ向かうところだという。 埋葬小島で落ち合う約束を取り付けたテツロー達は途中にある燃える高原へ向かった。 足の生えたオバケをマナみの魔法でボコりつつ、途中のゆげ子の温泉と天使の茶店で一服。 茶店を出た一行を待ち受けていたものは、巨大スライムとそれに対峙するユーシャ君だった。 勇ましくスライムに立ち向かうユーシャ君だったが、すぐにスライムに取り込まれてしまった。 なんとかスライムを倒した一行は、スライム液まみれのユーシャ君を赤ジャージ、パンクガール、 世紀末風の男に託し、先を急ぐことにした。 道に光るものを発見。拾おうとするとそれは爆発した! <声> クックック! まんまと引っかかったなお馬鹿さんども! 声の正体はマッドさんトリアーティ教授(ピー子により命名)ではなくDr.チキンヘッド。 小型ヘリに乗ったチキンヘッドと対峙するピー子とマナみ。 そこへユーシャ君が現れ、チキンヘッドを一刀両断する。 <イツキ> ユーシャ君! 助太刀に来てくれたんだね! <ユーシャ君> ……お前ら 勇者であるこの僕を差し置いて スライムで経験値稼ぎとか なに調子こいてんだ? 助けられたにも関わらず、ユーシャ君はピー子たちを逆恨みして襲いかかってきた。 そしてこの時点で初めて、ピー子たちはテツローがいなくなっていることに気付いた。 一方、チキンヘッドの爆弾でふっとび崖から落ちたテツローは、川に流され、 気が付くとマクラ丘の墓地に埋葬されていた。 墓をこじ開け無理やり復活したテツローの前を骨が遮った。 邪魔な骨を蹴飛ばし、先を行こうとすると… <骨> なにをするきさま! <テツロー> ……骨が 口をきいたああああ!! 驚きのあまり逃げ出したテツローがぶつかった相手はなんとゾンビ。 悲鳴を上げテツローはマクラ丘を後にした。 ブリッジマン大橋が壊れて通れないため、ピー子たちと合流することを断念したテツローは、 単身アマシロの元に向かうことにした。 黄泉の王国の城下町へ向かう途中、大獏メノウの前でアマシロの助手イトマキと合流。 (合流しないこともできるようです。) アマシロは地下墓地で棺の部屋に入ろうとして落とし穴に落ちてしまったらしい。 地下墓地の棺の部屋の前にたどり着いたテツローはアマシロが落ちた落とし穴を飛び越えたが、 そのさらに先にあった落とし穴に落ちてしまった。 そのころ、黄泉の国の王女墓守姫によって首まで地面に埋められたアマシロは 亡者たちの甘噛みで耳たぶを開発されようとしていた。 そこへ上から落ちてくるテツロー。アマシロはさらに埋まってしまった。 墓守姫によって盗っ人2号に認定されたテツローは墓守姫と亡者たちと戦うことになる。 (ここで負けると耳たぶを甘噛みされた後解放されますが、勝つとこの場でテツローと墓守姫に恋愛フラグが立ちます) アマシロとイトマキは、マツリヤに言いがかりをつけられ曖昧な都を追い出された トークちゃんとポリ公君を追って鉄の国にやってきた。 曖昧な都にいても客は来ないし、トークちゃんとポリ公君がこっちにいるしということで アマシロたちは鉄の国に新たに探偵事務所を構えることにしたそうだ。 <アマシロ> テツロー君!君に正義を貫き悪を挫く意思はあるかね? <テツロー> 前にも聞いたような……何スか? <アマシロ> 曖昧な都の仲間が道を誤ったとしたら、君には止められるかね <テツロー> ……まーね!俺は探偵アマシロの弟子だぜ 急にシリアスな口調になったアマシロはテツローにマツリヤさんが何をたくらんでいるのかを 突き止め、それを阻止するよう命ずるのだった。 一方、ピー子とマナみは燃える高原にてテツローを探すが、どうやら近辺にはいないようだった。 テツローが川に流されるか何かで移動したのではないかと考えた二人は ブリッジマン大橋へ向かうことにする。 茶店の前にいた大工三兄弟の長男と次男曰く、現在ブリッジマン大橋は壊れていて 修理に来たのだが、鶏と妙な金属の化け物に邪魔されて近寄れないらしい。 ブリッジマン大橋を埋葬小島方面に向けて進むと、そこに大工三兄弟の三男がいた。 そして先ほど遭遇した長男と次男のいうとおり、橋は悪のマッドさんチキンテリヤキ博士(ピー子命名) ならぬDr.チキンヘッドに破壊されていた。 襲いかかってきた博士の配下のロボット三体を撃破すると、ロボットたちは恐れをなして逃げて行った。 後を追って逃げようとする博士に一撃を食らわせたのは埋葬小島方面から現れたテツローだった。 大工三兄弟により修理は無事完了。橋は再び渡れるようになった。 これまでのことを説明する代わりに埋葬小島のゾンビたちを見せて二人を怖がらせようとするテツロー。 しかしマナみもピー子も埋葬小島のゾンビたちのことを知っており、逆にテツローは田舎者扱い されるのであった。 マツリヤさんのたくらみを突き止めるためにもいったん曖昧な都に帰る必要がある。 あちこちで情報を集めた結果、燃える高原に夕焼けの時にしか現れない道があるという情報を得た。 情報通り、確かに道は現れた。道をたどっていくと、鉄の国に行く途中に来たマンホールだらけの場所 (通称:結ぶ縦穴)にたどり着いた。 そこで、スーツの男に囲まれピンチなクラウンJrを発見。無事スーツ男を撃退すると、 宇佐見もスーツの男たちに追われているので助けてほしいと頼まれた。 久々に戻った曖昧な都は都全体に謎の裂け目がおき、街にはマツリヤの配下のスーツ男たちが うろついる状態だった。 水没横丁をスーツ男たちを蹴散らしつつ進むとその奥にマツリヤがいた。 <マツリヤ> おっとやる気だね! このわしと? 英雄譚よりも わしの強さを直に確かめたい訳だね!贅沢な子供達だね! なんとかマツリヤを倒すと、後方から悲鳴が聞こえてきた。 <宇佐見> なんなのよ あんたたちは ゆうかいまなの へんたいなの! あるいは へんたいのゆうかいまなの! 引き返すと、宇佐見がスーツ男たちに連れ去られるところだった。 そしてマツリヤの元に戻ると、そこには大きな壁が立ちふさがっていた。 *2章  忘却王の劇場  &italic(){and the 12th his actors} 大きな壁に戦いを挑み一刀両断すると、そこには「narrative is NOWHERE」と 表紙に書かれた本が置いてあるのみでマツリヤの姿はどこにもなかった。 その本に触れると、一行はお菓子の国へとトリップしてしまった。 トリップした先のザラメ街道を進んでいくと、シナモンツリービレッジという町にたどり着いた。 そこは地面も建物も何もかもがお菓子でできており、雨の時はサイダーが、雪の時には 粉砂糖が降ってくるという街だった。 街の大きな建物の中で、一行はこの町の町長だという男から、勇者的な頼まれごとをする。 町長曰く、東の空に現れた浮かぶ城から現れた魔物がこの国のお菓子に取り付き人を襲うようになった。 敵の大将は"封印魔王『赤のグリム』"かつてお菓子の国の英雄によって世界の端に封印された魔物の王 だという。ちなみに、その話を聞いたマツリヤも東に向かったという。 一行は東の空に浮かぶ城"浮遊城"を目指すことにした。 お菓子の国を遠く離れ、2つの山と5つの谷を渡り、彼らは魔王グリムの居城を目指す。 街道に立ちふさがる亡者の群れ、ソンビプラントら魔王配下の四天王を倒し ついに浮遊城にたどり着いた。 城の前で感慨にふけるピー子をマナみがどつく。テツローに言われて我に返ったピー子が振り向くと… <イツキ> ん?え……あれ?2つの山と5つの谷は?亡者の群れが埋め尽くす荒野は? <テツロー> ちなみにお菓子の国はあそこな <イツキ> 近っ! どうなってんの ぼく なんだかすごく長い間旅してたような気が 魔法? <マナみ> かもしれないけど なんか違う気がする。 この妙な感覚……もっと なんだろうヘンテコというか 訳がわからないもののような <テツロー> 魔法も十分ヘンテコで訳わかんねーよ 何はともあれ、一行は浮遊城に潜入した。 浮遊城の奥、幾千もの蝋燭に囲まれた空間に、かつてお菓子の国と戦い、 世界の端に追放された魔王、"赤のグリム"はいた。 戦いを挑むピー子たち。激しい戦闘。そこに突然現れたユーシャ君。 煌く白刃が闇に舞い、魔王の胴から胴に抜けた。 「勝ったッ!第2章完!」 少年勇者ブブッピドゥの言葉に応えるように灰となり崩れるグリムの体躯。 「ついに……ついに  ついに!この勇者ブブッピドゥ! 魔王グリムを討ち取ったりー!」 歓喜に打ち震えながら走り去っていくユーシャ君を、一同はただ見送ることしかできなかった。 *3章  月  &italic(){maybe can be reached} *4章  物語の終わる日  &italic(){THE END} *5章  祭夜  &italic(){It is theatrical} *6章  NOWHERE  &italic(){narrative is nowhere} *~終章  今、ここに  &italic(){narrative is now here} *コメント欄 #comment_num2()
#contents() *序章  そして 冒険が始まる!  &italic(){I searches for Neverland} 通りを歩いていたあなたは道に落ちていた本を拾う。 とたんに、街の風景が変わり、大きな壁と天使と妖精が現れる。 天使が言うには、ここは『世界壁』と呼ばれる場所であり、 ここいらにいる魑魅魍魎には貧弱なあなたでは敵わないので、出ることはできないと言う。 けれど、ここにいる天使や引きこもりの少女(シルクちゃん)が言うには、あなたには 願いを叶える力があり、その力を使って外の人に助けを求めればよいらしい。 (ここから出たいと願えばいいじゃんとは、つっこ込まないで……) 助言に従いあなたは願った。顔も名前も知らない人に……。 場面は一転変わって、居場所がないものが集う街『曖昧な都』 少年?少女?どちらとも言えない桃色の髪をしたサムライが鍋の番をしながら、素振りをしている。 この子はイツキ。 通称ピー子 あなたの声は聞こえたが、そんなことは気にせずご飯の心配をしている。 この曖昧な都では食料が少なく、ピー子が番をしている鍋はとても貴重な食料。 その鍋を狙ってチャラオ達が襲ってくる。 が、チャラオはあまりたいしたことがなく、ピー子は返り討ちにする。 その後、坊っちゃん刈りをした 自称ユーシャが襲ってくる。 ユーシャ君は意外に強く、ピー子は負けてしまう。(勝つこともできるが、結果は同じ) 吹っ飛ばされた衝撃で鍋は後ろの川に落ちてしまう。 ユーシャ君はとんずらして、ピー子も逃げようとするが、 鍋の料理を作った本人――探偵見習いテツローが現れ、ピー子に食材を探してくるように言う。 ピー子は食材集めの途中で知り合いのクボタ少年も食材集めに協力してやろうと言われる。 そして、倉庫でチョコレートを、カフェで飴を、テツローの師匠――アマシロから肉の缶詰を、クボタの姉――サカキの冷蔵庫から蜂蜜を、 集めたが、まだまだ少ないので、一度クボタのところに戻る。 クボタはピー子が川に吹っ飛ばしたチャラオを釣って、もう力が出ないと言う。 ピー子がチャラオが邪魔ばかりしていることに怒っていると、クボタは大物が来たと言っている。 クボタは力が出ないのでピー子も協力をして、多大な犠牲を出しながら釣りあげる。 <クボタ> おれのなけなしのきあいをつかうときがきたようだぞ!うおおー <ピー子> ぬおおぉー <クボタ> む! 力んだら屁が出た! <ピー子> ううっ! 位置関係上息が吸えない なのにぼくの脳と筋肉は酸素を求めている! これは神がぼくに与えたもうた試練なのか! <クボタ> 吸え! 吸わないと酸欠で死ぬぞ! 死なないかも知れんが脳細胞が減るぞ! がんばれ! 深呼吸するんだ! ゆっくりとな! <ピー子> そんな事をやっているうちに今度は見知らぬ女の子が釣れました 場面は変わってテツローに。あまりに遅いピー子を探しに行く。 途中で師匠であるアマシロの所へ行くと、マツリヤじいさんがよからぬことを企んでいるので止めてほしいと頼まれる。 <アマシロ> やあテツロー君 つかぬ事を聞くが 君に正義を貫き悪を挫く意思はあるかね? 例えばこの曖昧な都で共同生活している仲間が道を誤ったら! 君は止められるかね! そのままテツローはクボタの姉の家に。 そこで、ピー子はマツリヤに暴力を受けていた。 <マツリヤ> おーテツロー君か そいつの懐をちょっと見てやってよ このガキ! みんなの貴重な食料をひっくり返して駄目にして! それで何ですか 自分は盗んだ食べ物でぶくぶく肥え太ろうたあ!な! な なんという―― わしはばっちり見たんだからな! こいつがサカキ先生の蜂蜜を盗むところを! テツローは必至で弁解するが、マツリヤは聞く耳を持たない。 めんどくさくなったテツローはマツリヤをぶんなぐってしまう。 そこで何故かトチ狂った(意図的な可能性がある)マツリヤはお供のサラリーマン風な人を たくさん呼び寄せて、テツローとピー子を追いかけまわす。 場面はクボタの姉の家二階。ピー子に釣りあげられた女の子――マナみ 体が弱く、寝たきりの女の子――宇佐美に裏口を教えてもらい、外へ出る。 テツローとピー子はサラリーマン風な人にとうとう追い詰められてしまう。 そこで間一髪間に合ったマナみに助けられる。 そして三人はそのまま曖昧な都を出る決意を決め、桜の木の周りにあるマンホールから別の場所へ旅だった。 *1章  灰色の男達  &italic(){der Zeit-Dieben} ここは塩湖の上に浮かぶ巨大プレートに乗った国――鉄の国 その地下でニワトリの頭をした科学者Dr.チキンヘッドが高笑いをしていた。 彼は世界征服を目論む自称天才マッドサイエンティストで、長年の研究でついにできあがったマンホールを試そうとしていた。 しかし、そのマンホールは突如マンホールの中から現れたピンク髪の子――ピー子のせいで台無しになってしまう。 そんなことは気にせずテツロー一行は地下を進んでいく。しかし、研究の邪魔をされて頭に来たチキンヘッドは襲いかかって来る。 テツロー達はチキンヘッドが作った語尾がおかしなロボット達を軽くたたきのめし、チキンヘッドを踏みつけて進んで行った。 鉄の国の公園で一行はひとまずテツローのおごりで休憩することにした。 <ピー子> それはそうと!もう冒険に出るしかないよ! 曖昧な都を追い出されたとはいえ、鉄の国に留まるのも得策ではない。 ひとまず行先を決めよう!と提案するテツロー。 しかし、3人ともこの辺の地理など知るわけがなかった。 そこへ現れたDr.チキンヘッドの配下のロボット三体 なんとか撃退すると、現れた警察によってロボットたちは連行されていった。 絵本「もっこりとしきの大冒険」を盗まれて泣く子供や、きのこジャンキーの配管工を横目で見つつ、 「とらんしーばー」でアマシロと連絡をとると、アマシロも鉄の国へ向かうところだという。 埋葬小島で落ち合う約束を取り付けたテツロー達は途中にある燃える高原へ向かった。 足の生えたオバケをマナみの魔法でボコりつつ、途中のゆげ子の温泉と天使の茶店で一服。 茶店を出た一行を待ち受けていたものは、巨大スライムとそれに対峙するユーシャ君だった。 勇ましくスライムに立ち向かうユーシャ君だったが、すぐにスライムに取り込まれてしまった。 なんとかスライムを倒した一行は、スライム液まみれのユーシャ君を赤ジャージ、パンクガール、 世紀末風の男に託し、先を急ぐことにした。 道に光るものを発見。拾おうとするとそれは爆発した! <声> クックック! まんまと引っかかったなお馬鹿さんども! 声の正体はマッドさんトリアーティ教授(ピー子により命名)ではなくDr.チキンヘッド。 小型ヘリに乗ったチキンヘッドと対峙するピー子とマナみ。 そこへユーシャ君が現れ、チキンヘッドを一刀両断する。 <イツキ> ユーシャ君! 助太刀に来てくれたんだね! <ユーシャ君> ……お前ら 勇者であるこの僕を差し置いて スライムで経験値稼ぎとか なに調子こいてんだ? 助けられたにも関わらず、ユーシャ君はピー子たちを逆恨みして襲いかかってきた。 そしてこの時点で初めて、ピー子たちはテツローがいなくなっていることに気付いた。 一方、チキンヘッドの爆弾でふっとび崖から落ちたテツローは、川に流され、 気が付くとマクラ丘の墓地に埋葬されていた。 墓をこじ開け無理やり復活したテツローの前を骨が遮った。 邪魔な骨を蹴飛ばし、先を行こうとすると… <骨> なにをするきさま! <テツロー> ……骨が 口をきいたああああ!! 驚きのあまり逃げ出したテツローがぶつかった相手はなんとゾンビ。 悲鳴を上げテツローはマクラ丘を後にした。 ブリッジマン大橋が壊れて通れないため、ピー子たちと合流することを断念したテツローは、 単身アマシロの元に向かうことにした。 黄泉の王国の城下町へ向かう途中、大獏メノウの前でアマシロの助手イトマキと合流。 (合流しないこともできるようです。) アマシロは地下墓地で棺の部屋に入ろうとして落とし穴に落ちてしまったらしい。 地下墓地の棺の部屋の前にたどり着いたテツローはアマシロが落ちた落とし穴を飛び越えたが、 そのさらに先にあった落とし穴に落ちてしまった。 そのころ、黄泉の国の王女墓守姫によって首まで地面に埋められたアマシロは 亡者たちの甘噛みで耳たぶを開発されようとしていた。 そこへ上から落ちてくるテツロー。アマシロはさらに埋まってしまった。 墓守姫によって盗っ人2号に認定されたテツローは墓守姫と亡者たちと戦うことになる。 (ここで負けると耳たぶを甘噛みされた後解放されますが、勝つとこの場でテツローと墓守姫に恋愛フラグが立ちます) アマシロとイトマキは、マツリヤに言いがかりをつけられ曖昧な都を追い出された トークちゃんとポリ公君を追って鉄の国にやってきた。 曖昧な都にいても客は来ないし、トークちゃんとポリ公君がこっちにいるしということで アマシロたちは鉄の国に新たに探偵事務所を構えることにしたそうだ。 <アマシロ> テツロー君!君に正義を貫き悪を挫く意思はあるかね? <テツロー> 前にも聞いたような……何スか? <アマシロ> 曖昧な都の仲間が道を誤ったとしたら、君には止められるかね <テツロー> ……まーね!俺は探偵アマシロの弟子だぜ 急にシリアスな口調になったアマシロはテツローにマツリヤさんが何をたくらんでいるのかを 突き止め、それを阻止するよう命ずるのだった。 一方、ピー子とマナみは燃える高原にてテツローを探すが、どうやら近辺にはいないようだった。 テツローが川に流されるか何かで移動したのではないかと考えた二人は ブリッジマン大橋へ向かうことにする。 茶店の前にいた大工三兄弟の長男と次男曰く、現在ブリッジマン大橋は壊れていて 修理に来たのだが、鶏と妙な金属の化け物に邪魔されて近寄れないらしい。 ブリッジマン大橋を埋葬小島方面に向けて進むと、そこに大工三兄弟の三男がいた。 そして先ほど遭遇した長男と次男のいうとおり、橋は悪のマッドさんチキンテリヤキ博士(ピー子命名) ならぬDr.チキンヘッドに破壊されていた。 襲いかかってきた博士の配下のロボット三体を撃破すると、ロボットたちは恐れをなして逃げて行った。 後を追って逃げようとする博士に一撃を食らわせたのは埋葬小島方面から現れたテツローだった。 大工三兄弟により修理は無事完了。橋は再び渡れるようになった。 これまでのことを説明する代わりに埋葬小島のゾンビたちを見せて二人を怖がらせようとするテツロー。 しかしマナみもピー子も埋葬小島のゾンビたちのことを知っており、逆にテツローは田舎者扱い されるのであった。 マツリヤさんのたくらみを突き止めるためにもいったん曖昧な都に帰る必要がある。 あちこちで情報を集めた結果、燃える高原に夕焼けの時にしか現れない道があるという情報を得た。 情報通り、確かに道は現れた。道をたどっていくと、鉄の国に行く途中に来たマンホールだらけの場所 (通称:結ぶ縦穴)にたどり着いた。 そこで、スーツの男に囲まれピンチなクラウンJrを発見。無事スーツ男を撃退すると、 宇佐見もスーツの男たちに追われているので助けてほしいと頼まれた。 久々に戻った曖昧な都は都全体に謎の裂け目がおき、街にはマツリヤの配下のスーツ男たちが うろついる状態だった。 水没横丁をスーツ男たちを蹴散らしつつ進むとその奥にマツリヤがいた。 <マツリヤ> おっとやる気だね! このわしと? 英雄譚よりも わしの強さを直に確かめたい訳だね!贅沢な子供達だね! なんとかマツリヤを倒すと、後方から悲鳴が聞こえてきた。 <宇佐見> なんなのよ あんたたちは ゆうかいまなの へんたいなの! あるいは へんたいのゆうかいまなの! 引き返すと、宇佐見がスーツ男たちに連れ去られるところだった。 そしてマツリヤの元に戻ると、そこには大きな壁が立ちふさがっていた。 *2章  忘却王の劇場  &italic(){and the 12th his actors} 大きな壁に戦いを挑み一刀両断すると、そこには「narrative is NOWHERE」と 表紙に書かれた本が置いてあるのみでマツリヤの姿はどこにもなかった。 その本に触れると、一行はお菓子の国へとトリップしてしまった。 トリップした先のザラメ街道を進んでいくと、シナモンツリービレッジという町にたどり着いた。 そこは地面も建物も何もかもがお菓子でできており、雨の時はサイダーが、雪の時には 粉砂糖が降ってくるという街だった。 街の大きな建物の中で、一行はこの町の町長だという男から、勇者的な頼まれごとをする。 町長曰く、東の空に現れた浮かぶ城から現れた魔物がこの国のお菓子に取り付き人を襲うようになった。 敵の大将は"封印魔王『赤のグリム』"かつてお菓子の国の英雄によって世界の端に封印された魔物の王 だという。ちなみに、その話を聞いたマツリヤも東に向かったという。 一行は東の空に浮かぶ城"浮遊城"を目指すことにした。 お菓子の国を遠く離れ、2つの山と5つの谷を渡り、彼らは魔王グリムの居城を目指す。 街道に立ちふさがる亡者の群れ、ソンビプラントら魔王配下の四天王を倒し ついに浮遊城にたどり着いた。 城の前で感慨にふけるピー子をマナみがどつく。テツローに言われて我に返ったピー子が振り向くと… <イツキ> ん?え……あれ?2つの山と5つの谷は?亡者の群れが埋め尽くす荒野は? <テツロー> ちなみにお菓子の国はあそこな <イツキ> 近っ! どうなってんの ぼく なんだかすごく長い間旅してたような気が 魔法? <マナみ> かもしれないけど なんか違う気がする。 この妙な感覚……もっと なんだろうヘンテコというか 訳がわからないもののような <テツロー> 魔法も十分ヘンテコで訳わかんねーよ 何はともあれ、一行は浮遊城に潜入した。 浮遊城の奥、幾千もの蝋燭に囲まれた空間に、かつてお菓子の国と戦い、 世界の端に追放された魔王、"赤のグリム"はいた。 戦いを挑むピー子たち。激しい戦闘。そこに突然現れたユーシャ君。 煌く白刃が闇に舞い、魔王の胴から胴に抜けた。 「勝ったッ!第2章完!」 少年勇者ブブッピドゥの言葉に応えるように灰となり崩れるグリムの体躯。 「ついに……ついに  ついに!この勇者ブブッピドゥ! 魔王グリムを討ち取ったりー!」 歓喜に打ち震えながら走り去っていくユーシャ君を、一同はただ見送ることしかできなかった。 *3章  月  &italic(){maybe can be reached} めちゃめちゃ影響されたまま赤のグリムを打ち取ったユーシャ君は町長の家で混乱していた。 隣の女性(管理会社の清掃員)に話を聞くと、この屋敷にはしばらく人は住んでいないとの事。 しかも浮遊城もお菓子の魔物も彼女の生まれた時からずっとあったと言う。 釈然としないまま曖昧な都へ戻ると本の前には町長の姿が! 町長に変装していたマツリヤはこっちの話などお構いなしに語りだす。 <マツリヤ> 昔―― ……『魔法』とは もっとでたらめで 意味わかんなくて ぐちゃぐちゃなものだったらしいよ <マナみ> 大昔の魔法の再現てわけ <マツリヤ> その呼び名も 厳密には違う この島では誰ももう正確な名を覚えていないけど 魔法の真の名を見つけること それがなにか色んな事の解決につながる気がしているのだよ わしは <テツロー> マツリヤさん! そんな事はどうでもいいんですよ! なんで都を―― <マツリヤ> わしももうなんだか 昔のわしをよく思い出せないけれど 君達と君達を見ているだれかの為に舞台を用意し もう一度心躍る冒険物語を紡ぎたいと思う 今度はそのだれかの冒険を <テツロー> 聞いちゃいねえぜ! 次の目的地と宇佐美ちゃんのいる場所は月の国だが今の犯人は自分ではない、と告げて あっという間に老人とは思えない健脚で逃走するマツリヤ。 次の瞬間 後ろの本から黒い煙がすごい勢いで溢れ出し、煙はその勢いを失わないまま方々へと舞い上がって行く マツリヤに踊らされていると感じながらも三人は月の国へ向かう。 *4章  物語の終わる日  &italic(){THE END} *5章  祭夜  &italic(){It is theatrical} *6章  NOWHERE  &italic(){narrative is nowhere} *~終章  今、ここに  &italic(){narrative is now here} *コメント欄 #comment_num2()

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