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俺たちも、正義のために戦うぜ!



「お~い!」

鷹野、真司のそれぞれの耳を男性の声が打った。
ある程度中年なのか、随分と暑苦しく、爽やかさの欠片もない声である。
どうやら、喫茶店から少し離れた場所で二人を呼んでいるようだった。
声のした方を見ていると、思ったよりもずっと若い男が走ってくる。その身体に、武器が装備されている様子はない。その服は何かの制服に見える。
……と、それ以上に意味深なのは彼のしているめがねである。
派手で重量がありそうで、そのうえ胡散臭い謎のメガネ──二人の身体が凍りつく。

「よぅ! この俺が来たからにはもう安心だぜ!」

「……あなたは?」

「ダイゴウジ・ガイ! ガイでいいぜ!」

親指を突きたて、腕を曲げ、自分を誇ったように笑みを漏らしながら、ガイなる男はポーズを決めている。
この態度は、真司と鷹野に、彼が重度のお調子者というイメージを植えつけた。
……まあ、真司も同じ穴の狢と言ってもいいほど、バカ呼ばわりされることが多い男だったが。

「……ダイゴウジくん、随分元気そうだけど、この殺し合いの参加者に心配な人とかいないの?」

「ヘッ! 俺のダチが一人いるが、あいつは俺と正義を誓った仲だ! そう簡単に死にゃあしねえさ! だいたい、俺より先にカッコよく死のうだなんて、この俺が許さねえぜ!」

「正義を誓った仲……? いいじゃないですか、そういうの!」

ガイの高らかなる正義への告白に、真司は答える。プロレスにも演出として存在する、悪役の概念と、それを叩き潰す正義という存在──それに、真司もまた報いたいと思っていたらしい。
まあ、コアミラーの破壊と殺し合いの阻止という目標も、彼の正義といえる。
この真司のガイを歓迎したような感嘆ぶりに、ガイは目を光らせた。
鷹野の目は、少し呆れ気味に見えたが、すぐにその状況を楽しんでいるように妖しく笑う。

「よしっ! アンタもなかなか気が合いそうな人じゃねえか! 気に入ったぜ! ……で、あんたたちの名前は!?」

「俺は城戸真司」

「私は鷹野三四」

「俺のダチのアキトにシンジ、そして俺! いいじゃねえか、丁度三人……ゲキ・ガンガーのパイロットの数と一緒だぜ!」

ガイの三四の扱いは無視に近い。ガイは元々、ロボットと男の友情が大好きな性格ゆえ、この女性に強い興味を抱くことはなかったのだ。
親友テンカワ・アキトやこの城戸真司のように、ガイの魂の一言に熱く返してくれる人間には好意的だが、三四のように輪に入ってこないような女性は視界にすら入れない。
ともかく、三四はこの男のペースに囚われないよう、声をかける。このままでは流石に疎外感を感じるというものだ。

「で、ダイゴウジくん。あなたの支給品は何かしら?」

「確認しても構わないぜ。……っても、俺も全然見てないんだけどよ。あんな野郎に渡された袋の中なんて覗く気にもなりゃしねえ」

「どれ……」

ガイが投げ渡したデイパックの中身を三四は探る。
幾つか、適当にデイパックの中身を出していくのだが、三四にも支給されているものが出てきたりで、少し時間を食った。
その間、ガイは真司に絡んでいる。本当にデイパックの中身には興味がないと見えた。

だが、それは隙である。
三四は、ガイのデイパックから使えそうなものを抜き、自分の懐に入れていった。
超小型の銃・デリンジャー、ベルデのデッキと同じ規格のカード・サバイブ。
いずれも、誰かに襲われたときにも、万が一二人を殺すような状況に発展した場合でも使える。
たとえ真司が三四の持つデッキと同じ能力の持ち主でも、カード一枚の違いは戦力に差を呼ぶこととなるだろう。

「……確認が終わったわ。返すわね」

「おう」

「一応言っておいたほうがいいと思ったから話すけど、あなたの支給品は面白いわね」

「ん? 何が入ってたんだ?」

三四は悪戯に笑う。まるで、中身のわからないクリスマスプレゼントを渡す母親のように。
いや、この笑顔に大きな真意も思いもないのが、三四という女性なのだが。
ともかく、ガイは気になってすぐにそれを開いた。

「……ドリルか?」

「スティンガードリルというそうよ」

「なかなか良いもの渡すじゃねえか、あのヤロー! だが、俺様はコイツを正義の為に有効活用してやるぜ! 悪の手によって作られた武器が正義の手に渡って大活躍! 燃えるじゃねえか!」

「探してみたけど、あなたの支給品はそれだけみたいね。うふふっ。コアミラーを破壊するときには使えるわよ?」

三四は、コアミラーの言葉をちらつかせ、真司とガイをそちらの話題に引っ張ろうとした。
一応、現段階では三四の目的はあくまでコアミラーの破壊。何ゆえ、この二人はまったく関係ない雑談をしているのか。それも、「燃える」とか「正義」とか同じ言葉しか繰り返していないようにも見える。
というより、最優先事項であるコアミラーの破壊について触れないとは、真司も時間の使い方を知らないものだと呆れた。

「……そうだ、コアミラーについて話さないと」

「なんだよ、そりゃあ」

「この殺し合いゲームの島のどこかに、コアミラーと呼ばれる戦いの核があるんだ。……それを破壊すれば、たぶん俺たちは帰れる」

真司の言葉に、ガイはすぐに食いついた。
無論、ガイだってそのコアミラーというものを破壊するのが目的だ。
任せろ、とばかりに拳を握ってガッツポーズをして答える。

「……じゃあ、さっさと俺たちでコアミラーを破壊しちまおうぜ!」

「思ったより早く協力してもらえて嬉しいわ」

「ガイ! それに鷹野さん! 三人で協力してコアミラーを探しましょう!」

「……そうね。ただ、もう一人見つかったら二人・二人で分かれましょうか。このまま何人も同じように行動してたら、コアミラーにたどり着く事はないと思うわ」

三四はここで、この集団の分裂を測る。
あまりたくさんの人間がいたところで、役には立たないしコアミラーも見つからないだろうと判断したのだ。
その意見に真司は顔をしかめたが、確かに効率的であることを感じて意見をしない。

「じゃあ、行きましょう。ところで、さっきから気になってたんだけど……ダイゴウジくん、そのメガネは何?」

「ふっ……。これか? これはな────熱い正義の紋章さ!」

「わかったわ。じゃあ行きましょうか」

好奇心が無駄な時間をすごしてしまった事を一瞬悔やみながらも、ともかく三人はぞろぞろと歩き出した。
ここにあるかもわからないコアミラーという存在を探して……。

【1日目 黎明/E-5 街の喫茶店付近】

【城戸真司@仮面ライダー龍騎】
【状態】健康 ビッグバンに怒り
【装備】龍騎のデッキ@仮面ライダー龍騎、アンデッドハンターの銃(3/4)@仮面ライダー剣、ラウズカード(ダイヤ10~Q)@仮面ライダー剣
【道具】基本支給品一式
【思考・状況】
基本行動方針:このゲームのコアを破壊し、殺し合いを止める。
1:殺し合い反対の賛同者を集める。
2:とりあえずは三四、ガイと行動する。
3:コアミラーを探す。
4:他ライダーとのことは保留。
※TVSPの「殺し合いを止める」終了後より参戦です。東條の名前は知りません。
※この殺し合いにもコアがあると思っています。
※殺し合いがループされていると感じています。蓮、手塚、須藤もそれに巻き込まれて蘇ったと考えています。

【鷹野三四@ひぐらしのなく頃に】
【状態】健康 仮面ライダーベルデに二時間変身不可
【装備】エンフィールドNo.1MkIスター・改(6/6)@サクラ大戦、カードデッキ(ベルデ)@仮面ライダー龍騎、デリンジャー(2/2)@現実
【道具】基本支給品一式、ランダム支給品0~1、サバイブ(烈火)@仮面ライダー龍騎
【思考・状況】
基本行動方針:とりあえずはうまく生き残る。
1:現在は殺し合いに乗らず、城戸と行動する。
2:なるべく仲間の人数を増やしたくはない。あと一人増えたら均等に分けて別行動。
3:コアミラーを探す。
※少なくとも部活メンバーに本性を表す前からの参戦です。
※仮面ライダー龍騎(SP)の世界と参加者について知りました。

【ダイゴウジ・ガイ@機動戦艦ナデシコ】
【状態】健康、シャンバイザーつけてます
【装備】シャンバイザー@超光戦士シャンゼリオン
【道具】基本支給品一式、スティンガードリル@重甲ビーファイター
【思考・状況】
基本行動方針:殺し合いには乗らない。
1:悪しきを挫き弱きを救う。
2:コアミラーを破壊し、殺し合いを終わらせる。
3:アキトと合流したい。
4:真司、三四と行動。隊の分断も異論なし。
5:自分の持ち物が結構カッコいいので手放さないよう注意。

074:よみがえる記憶 投下順 076:蝙蝠と蛇
074:よみがえる記憶 時系列順 076:蝙蝠と蛇
063:コアミラーを破壊せよ 城戸真司
063:コアミラーを破壊せよ 鷹野三四
063:コアミラーを破壊せよ ダイゴウジ・ガイ
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