優しい風が集まって空のブルーのなるんです



美樹さやかはこの状況に怒りを覚えるとともに喜びに似た何かを感じていた。

彼女は好意を抱いている男性の手を治すのと引き換えに戦いの運命を受け入れた。
憧れていた人、マミのような正義の味方になる力を与えられて。
「よーし!この新人魔法少女のさやかちゃんがバリバリ人助けしちゃいますよー!」
この場において、助けを求めるものは魔女の被害に遭うものだけではない。
つまり、人助けをする機会はそれだけ多い。
たとえそれが人間と戦うことになろうとも、その覚悟はとうにできていた。

次に名簿を確認する。
知っている名前はまどか、マミ、ほむらの三名だった。
まどかは大事な友人で、なんの力も持ってない以上、早く合流したい。
「マミさん……死んでなかったの?」
お菓子の魔女、シャルロッテとの戦闘の際に頭を食べられ、死んだと思っていた巴マミの名があり、驚愕する。
もしかするとあの時奇跡的に逃げ延びていたのかもしれない。
彼女ほどのベテランならあり得ない話ではないと自分を強引に納得させた。
「転校生はどうも気に入らないし、できれば会いたくない……かな……」
こんな状況とはいえ、やはり苦手な人物との交流は避けたい。
何しろグリーフシードが目的で戦っているような人間である。
もしかするとピンチになるとすかさずあの妙な能力で逃げるかもしれない。

となると、この殺し合いを止めるために戦える正義の魔法少女はマミと合わせて二人しかいなかった。

名簿の確認を終えた彼女はソウルジェムを確認し、歩き出す。
そんな彼女の耳に銃声が二つほど響いた。
誰かが戦っている。そう判断した彼女は銃声のあった方へ向かい一直線に走って行った。
癒しを代償に魔法少女となったさやかの力があれば撃たれたかもしれない人の治療も可能かもしれない。
そうと決まれば後は走るのみだった。

【1日目 深夜/A-8 森】

【美樹さやか@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康
【装備】ソウルジェム@魔法少女まどか☆マギカ
【道具】基本支給品一式、ランダム支給品0~2
【思考・状況】
基本行動方針:人助けをする。
1:銃声のあった方へと向かう。
2:まどか、マミと合流する。
3:ほむらとの遭遇は避けたい。
※魔法少女になった後からで、杏子と出会う前からの参戦です。

051:温泉ウォーアイニー 投下順 053:君はなぜ戦い続けるのか
049:これはジャマールですか?いえ、ジャマンガです 時系列順 054:なぜだ?!スーパーファイナルギガロ
初登場 美樹さやか 064:Near the Boa constrictor

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最終更新:2011年08月21日 19:29