積み木
英雄──。
その甘美な言葉に釣られた東條悟は、この殺し合いでも又、それを目指していた。
東條の場合、やることはミラーワールドでの殺し合いと同じ。
「殺し合いを止めて英雄になるんだ……」
この時間軸の彼は、まだ「英雄」はミラーワールドの殺し合いを止めるものと信仰していた。
だから、彼の目的はこの殺し合いにおける神崎士郎──ビッグバンを討つこと。
ミラーワールドの場合は、神崎優衣という存在の死とともにゲームは終わったはずだが、この殺し合いではそれにあたる存在が見当たらない。
まずは、香川教授のようにこの殺し合いのデータを持っている人間を捜そう。
それ以外の人間は、仲間にしても仕方がない。必要なのは、ビッグバンを知る者。──もしいなかったら、その時は別の方法を探すべきか。
今のところ、具体的な方法は思いつかないが。
東條は歩みを始めた。
真っ先に目に入ったのは、比較的大きな施設──。
ここは学校なのだが、別の施設を借りてできた学校なので、初見で学校だと気付く人はいないだろう。
しかし、彼は無意識にそこに向かっていた。
学校、という場所だというのも何となくわかっていたのだろう。学校というより、養護施設や幼稚園をイメージしたかもしれない。
とにかく、何か教養をつけるイメージが強く、だから東條はこの学校に足を踏み入れたのだろう。情報を求めている彼は──。
★ ★ ★ ★ ★
「どうやらここは学校のようですね」
彼──黒岩省吾は傍らに甲斐拓也という男を置いて、そう呟く。
仮にも東京都知事である黒岩は、暗黒騎士ガウザーとしての顔を迂闊に知られるわけにはいかない。
好青年として有名になりすぎたのだ。殺し合いをするというのなら、今はまだその時ではない。
「ええ……ただ、あまり施設が整った学校とは思えません」
「そうですね。私も東京都知事として、こういう学校に積極的な支援をしていきたいところです」
「立派な考えです。……しかし、ここは現実とは何かが違う。まるで、別の空間にいるようです」
「気付いていましたか。精巧に出来ているが、おそらくは異空間──いえ、こんなことを言うのは非現実的ですね」
黒岩は拓也という男の強いカンを少し信頼していた。
ダークザイドならともかく、ただの人間が異空間と現実の差のわかるものだろうか? 否、それは相当カンの強い人間でなければ不可能と見た。
ならば、拓也はある程度、その能力面で信頼の置ける存在となるだろう。
ただの人間より、少しマシという程度だが。
「それはわかりません。……これがジャマールの仕業だというなら」
拓也は、先ほどの黒岩の「非現実的」という言葉に反論するようにジャマールの存在を口に出す。
異空間の創造──それができるのは、拓也の中ではジャマールのみ。
彼の世界ではもはや、誰もが知る事象となっている。しかし、それを黒岩は知らなかった。まあ、当然である。
「ジャマール?」
「ご存知ありませんか? ────いや、やはりあなたがジャマールを知らないのはおかしい」
「何故? 私は、そんなことを毛ほども聞いたことがないのですが……」
「我々の世界を狙う侵略者ジャマール……。それを、東京都知事のあなたが知らないのはおかしいと思いませんか? おそらく、何度も議題に出されたはずだ」
「いえ、私はそんなもの……」
黒岩はもちろん、何度説明されてもジャマールなどという存在を知らなかった。
かと言って、ダークザイドやシャンゼリオンを知る彼は目の前の男の戯言と切り捨てるわけにもいかない。
というより、これは重要な情報ではないのだろうか?
ここが異空間なのは確か──。しかし、ダークザイドの世界でも、人間の世界でもない。
彼の言う、ジャマールの世界への信頼度は少ないが、話を聞いてみる価値はあるだろうと判断した。
「甲斐さん、ジャマールとは何か──それを私にお聞かせ願いたい。そもそも、あなたの知る東京都知事の名は? おそらく、私の名前ではないでしょう。先ほどから気になっていたが、あなたは私の東京都知事という肩書きを気にしすぎている節がある」
「……確かに、俺が知る東京都知事の名前と、あなたの名前は全く違う! それに、あなたはジャマールのことも知らない。ということは──」
「「我々のいる世界はパラレルワールドだ!!」」
★ ★ ★ ★ ★
ユリカが聞いた足音。
ひたひたひた、という音。
もちろん、それはこの学校に宿る幽霊の伝説だとか、そんなものが鳴らした音ではない。
人間が、歩いている音だ。
人数は二人と見える。
まあ、何人いようが、あるいは相手が男女どちらであろうが、ファムのデッキを所有しているユリカは自分が勝利する可能性が圧倒的に高いと感じていた。
「──変身!」
ここは幸いにも学校。ファムに変身するための設備となる「鏡」はいくらでもある。
ユリカはすぐにこのデッキを使って仮面ライダーファムとなった。
カードを使って戦い、武器が降ってくるのを待つ。──戦い方についてもバッチリだ。
──さて、ミラーライダーの戦いの場についてだが。
「説明書によると、鏡の中に入って戦うのね……と」
バリィンッ!
窓ガラスを突き抜けて、ファムは教室の中に入ってしまった。
ガラスの破片を浴び、身体の各所がきらきらと光っているが、痛みは全く無かった。
「しかし、本殺し合いではミラーワールドに入る能力は無効とする……って、な~んだ、そういうの先に言ってよ!」
「あの……」
教室は、先ほど二人の足音が聞こえた場所である。
鏡の中に入ろうとしたのは無意味だったらしいが、相手をかなり呆然とさせている。
これはチャンス! 相手の気力を
とりあえず、攻撃態勢に移ろう。
「ア、アキトのために、死んでもらいます!」
奇襲に近い攻撃方法なので、カードよりもまず召喚機であるブランバイザーを咄嗟に使う。
レイピアの形をしているが、一人ずつ殺すよりもいっぺんに……という思考のせいで、真横一文字に敵を切り裂く。
左下から右上へ……何故か、そういう形で斬った。
「ぐぁっ!」
「あつっ!」
生身で刃物の一撃を受けた二人は、傷の軽重に関わらず、激痛を言葉に表す。
右側にいた男──剣崎はまだシャツと皮一枚の怪我、しかし、左側にいた男──切札疾風は左目に冷たい感触を受ける羽目となる。
冷たいはずの切っ先は、一瞬熱を帯びた。
左目のあまりの痛みに、顔を押さえる。
咄嗟に、何が起こったのかが理解できず、思わず後退していく。本能的に、レイピアのヒットを避けたのだ。
「……貴様ァ……っ!」
同時に、もう一つの誤算もファムに襲い掛かる。
剣崎一真────彼も仮面ライダーであるという事実に。
誰より、人が傷つけることに強い怒りを感じずにはいられない男がいることに。
「変身!」
──Turn up──
★ ★ ★ ★ ★
「……!? 何だ、今の音は!?」
「行きましょう!」
「あ、ああ……」
パラレルワールドの話を始めようとした矢先、ガラスが割れる音が強く響いた。
黒岩も拓也も、その音に戦慄を覚える。
その音こそが、そこに人がいるという何よりの証であり、何かが起こっているという予感であった。
この狭い廊下の中、そんな音が聞こえないはずもない。
──SWORD VENT──
彼らが現場で一番最初に耳にした音である。
カブトムシの戦士──仮面ライダーブレイド。
白鳥の戦士──仮面ライダーファム。
そして、もう一人は押さえた顔の指の隙間から血を垂らしていく……ただの人間。
もちろん、二人の仮面ライダーの名も知らず、ビーファイターとも、ジャマールとも、シャンゼリオンとも、ダークザイドとも違うその戦士の名を、彼らが知る由もない。
それに、どちらが善で、どちらが傷つけた側なのかも。
だが、それならば逆にどちらか一方を傷つけたりなどせず、平等に仲裁に入れるというものだ。
「重甲!」
黒岩の前だが、仕方がない。
手段を選んでいる暇はないだろう。拓也はビーコマンダーでブルービートに変身する。
一方の黒岩も、彼の姿を見て驚いていたが、一瞬で目が慣れた。
何せ、シャンゼリオンに加えて、こんな戦士三人も見ているのだ。こんな異次元の戦いに耐性がないわけではない。
「黒岩さんは、あの人を助けてください!」
「わかった」
黒岩は人を助けることなど微塵も望んでいないが、こんな戦士たちを前に、逆らうわけにもいくまい。
二人の乱闘をうまくかわしながら、少年の下へと走る。
「あんたは!?」
真っ先に黒岩やブルービートを気にかけたのは、ブレイドである。
この混乱の中、少年を助けに来た黒岩は、さぞかし勇気のある人間に見えたことだろう。一瞬で、ブレイドの中にいる剣崎は、彼に信頼を置く。
彼とつるんでいたブルービートは、一瞬黒岩に気をとられて隙のできたブレイドを庇うように飛び出す。
ファムのウイングスラッシャーが、そんなブルービートの胸アーマーから火花を散らせた。
そのブルービートも大きな破損やダメージは受けず、アーマーそのものがウイングスラッシャーを受け止め、動きを止めた状態にさせている。
どうやら、ここに来てくれた二人は悪いヤツではないらしい。
「二人とも、殺しあうのはやめるんだ!」
彼らはジャマールのように、悪意ある怪物である可能性も否めない。
が、どちらか片方があの少年に付き添っていた可能性は高いといえる。
なぜなら、あの場にいる無力な少年を、庇う側の人間がいなければ、あの少年はこの超人たちに殺されたからだ。のうのうと、痛みを嘆いている時間などない。
(確かに……この狭い場所で戦うのはきついな……このライダーも傷つけたくはない)
比較的豪快な技が多いブレイドは、狭い教室──おそらくは小学生か、中学生程度の調節を受けた机が並べられている──で戦うのは難儀なことだ。
この場で、宙返りしてキックをしたりできないし、剣技でさえ教室ごと破壊する心配がある。野外での戦闘ならば心置きなく全力を出すことができるのだが。
(二対一なんて、なぁんてインチキ!)
一方の、ファムもこの場での戦いは避けたい。
圧倒的な不利だ。そういえば、仮面ライダーは気軽に支給される道具で変身できる存在だ。
デッキを使った後の能力は確かだが、並み居る仮面ライダーを蹴散らすのは不可能。所詮、姿かたちは違えど、能力面でたいした差はないだろう。
それに、相手は男二人。女性である彼女に敵う術はない。
「まったく、か弱い乙女を大の男が寄ってたかってイジメるなんて~~~!!」
泣いているような声で、ファムが不平を言い出した。
どの口がそれを言うのか聞きたい、といったような視線でブレイドがそれを見つめている。
中の剣崎はジト目である。
「あの、きみ……」
「触らないで! 妊娠しちゃう!」
「は!?」
ファムは優雅さの欠片さえ見せずに、その場で自分が割った窓ガラスに飛び込んで走り出した。
淵に僅かに残ったガラス片を、またいくつか割ったが、別に気にするものじゃないだろう。
仮面ライダーは、そんなもので傷まない。
「何だったんだろう……あいつ」
「わからないけど、アキトのため……と言ってた。もしかしたら……」
「アキト……あきと……AKITO……その名前、名簿にあったような……」
思い出そうとする拓也。姿はブルービートのままだが、直後にブレイドが剣崎の姿に戻ったのを見て、すぐに拓也も失礼のないよう(?)、ブルービートの変身を解く。
剣崎が気にかけていたのは、アキトの名前よりも切札疾風の状態だ。
剣崎の腹もだが、受けた傷は明らかに疾風のほうが深刻。……何せ、目だ。
「黒岩さん、その人の目は?」
「ああ……それがどうも、見えないらしい。幸いにも利き目である右目は見えるようだが……」
「疾風、大丈夫か?」
「はい……なんとか。ただ、完全な失明じゃないみたいです。目が傷ついたというよりは、瞼がパックリ割れた痛みのほうが強いですし」
疾風の顔には一文字の真っ赤な線がある。
おそらく、この顔の傷が消えることはない。斜めに入った線は、手ごろな布によって止血こそ済んだものの、真っ赤に腫れているように見える。
剣崎に関しても同じだ。腹から胸に、明らかに斬られた痕がある。
「右目を閉じてくれるかな? 何が見える?」
「……ぼやけて、……何かが動いてるのは見えますけど」
「どうやら早く元の世界に返して治療を受けさせる必要がありそうだな……しばらくは左目を閉じたほうがいいかもしれない。平衡感覚や遠近感覚もだいぶ鈍るだろうな」
片目ということは、今までとは若干違った行動制限を受ける。簡単なことでバランスを崩したり、物がつかめなかったりすることはあるかもしれない。
この人数で行動できて、一応三人分の目がついてるのは不幸中の幸いだが。
「黒岩さんだったな。あんた今、元の世界と言ったが……」
「ん? ああ……まずは君たちの名前を聞いてから話しましょう」
「俺は剣崎一真。そっちの彼が切札疾風だ」
「私は黒岩省吾といいます。彼は甲斐拓也。結論から言いましょう、……我々は同じ世界の人間ではない」
剣崎、拓也、黒岩、疾風。
しっかり情報を交換するべきときが、今来ているようだと気付いた。
互いの持っている情報や世界観を説明し、この殺し合いの全てを暴こう……と。
(……この男たちの力は有益だ。今失うわけにはいかない。……だが、この場において弱い物は重荷同然! 目の見えない切札という男は早々に切る必要がありそうだな)
また、詰まれた積み木の中に、たった一つだけ色と形の違う積み木を混ぜて……。
彼らは真相への第一歩を踏み出していた。
【1日目 深夜/D-9 雛見沢分校・教室】
※ガラスがひとつ割れています。
【剣崎一真@仮面ライダー剣】
【状態】腹から胸にかけて斜めの傷(浅いです)、ブレイドに二時間変身不可
【装備】ブレイバックル@仮面ライダー剣、ラウズカード(スペードA~9)@仮面ライダー剣、パルセイバー(緑)@重甲ビーファイター
【道具】基本支給品一式、鯖@超光戦士シャンゼリオン
【思考・状況】
基本行動方針:切札疾風と共に知人と合流。その後、 ビッグバンを打倒する策を練る。
0:まずはパラレルワールドについて訊く。
1:人を守る。
2:切札、黒岩、拓也と行動する。
3:白いライダーの目的を知る。
4:切札の左目のことが心配。
※ヒーローズオペレーションFの参加者について知りました。
※42話終了後からの参戦です。
※深沢小夜子は主催者が蘇生させたと考えています。
【切札疾風@ヒーローズオペレーションF】
【状態】顔の右下から左上にかけて傷(浅いです)、左目がぼやけるため片目
【装備】ベレッタM92(8/8)@現実
【道具】基本支給品一式、ランダム支給品×2(武器として使えるものではない)
【思考・状況】
基本行動方針:剣崎一真と共に知人と合流。その後、 ビッグバンを打倒する策を練る。
0:まずはパラレルワールドについて訊く。
1:痛みは引いたが、左目は治したい。
2:剣崎、黒岩、拓也と行動する。
3:剣崎、拓也の正体やファムについては……?
※仮面ライダー剣の参加者について知りました。
※左目を瞑っているため、平衡感覚や遠近感覚に若干の支障をきたします。
【黒岩省吾@超光戦士シャンゼリオン】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】基本支給品一式、ランダム支給品1~3
【思考・状況】
基本行動方針:基本的にはビッグバン打倒。
0:まずはパラレルワールドについて話す。
1:拓也、剣崎と協力する。切札は早く切りたい。
2:仲間を集める。ただし、弱いものは必要なし。
3:今はまだガウザーの正体は隠す。
4:ジャマールとは?
※東京都知事になったあたりからの参戦です。
※この殺し合いの中には、パラレルワールドの存在があると思っています
【甲斐拓也@重甲ビーファイター】
【状態】健康、ブルービートに二時間変身不可
【装備】ビーコマンダー@重甲ビーファイター
【道具】基本支給品一式、ランダム支給品0~2
【思考・状況】
基本行動方針:ビッグバンを打倒する策を練る。
0:まずはパラレルワールドについて話す。
1:黒岩、剣崎、切札と行動する。
2:剣崎やファムについても気になる。
※この殺し合いの中には、パラレルワールドの存在があると思っています
★ ★ ★ ★ ★
「まったく……」
ユリカは、ある程度逃げてきたが誰も追ってこなかったことに気付き、ほっと息をついた。
どうやら、彼らにはユリカを追ってくる気はない。いや、もしかしたらユリカに盗聴器とかつけてたり、発信機とかつけてたり、後ろから気付かれないようにコソコソ追ってたりするかもしれないが……。
(あ~、気持ち悪いっ!)
もしそんなことをされていれば、背筋も凍る。
ただのストーカーじゃないか。
「あの、君はビッグバンについて何か知ってるかな?」
「えっ!?」
思わず地面に座ってしまったユリカに、誰かが話しかけてきた。存在にすら気付かなかったので、思わず慌てる。目の前にいたのか。
……また男か。
それも、髪が顔を隠し、細い目をしている──なんか根暗っぽい男だ。ユリカの得意なタイプじゃない。
「な、何も知りません!」
「そう……じゃあ興味ないかな」
ユリカがぼうっとしていると、そのままひたひたと足音を立ててどこかへ行ってしまった。
彼が向かっているのは、ユリカが先ほど通ってきた道と同じ。
つまり、彼が向かっているのはあの分校……。
(まあ、いっか)
と、ユリカはお得意の天然でその場を誤魔化した。
【1日目 深夜/D-9 雛見沢分校・校庭】
【東條悟@仮面ライダー龍騎】
【状態】健康
【装備】タイガのデッキ@仮面ライダー龍騎
【道具】基本支給品一式、ランダム支給品1~3
【思考・状況】
基本行動方針:殺し合いを止めて英雄になる。
1:まずはビッグバンに関する情報を集める。
2:ビッグバンについて知る人がいなかったときは、行動未定。
※本編初登場あたりからの参戦です。
【ミスマル・ユリカ@機動戦艦ナデシコ】
【状態】疲労(中)、ファムに二時間変身不可
【装備】カードデッキ(ファム)@仮面ライダー龍騎
【道具】基本支給品一式、ランダム支給品×2
【思考・状況】
基本行動方針:優勝し、アキトの身体を元に戻す。
1:戦況が不利なら撤退。なるべく、安全に優勝する。
※劇場版終了後からの参戦です。
※カードデッキの使い方は把握しています。
※名簿は見ていません。
★ ★ ★ ★ ★
「殺し合いねェ……」
剣崎と同じ名前を持つ男が、片腕に怒りを宿らせて歩いている。
行き先は、……目の前にある質素な建物だ。
「まずは、あのムカつく建物をブッ壊してビッグバンのヤツに派手な『ケンカ』を売ってやるぜ……」
マップに乗るほどのデカい施設。
カズマはビッグバンへの宣戦布告に、目の前の分校を破壊してやろうと思っていた。
距離は近付いていく。
中に人がいるとか、この静けさではわかるはずもない。
【1日目 深夜/D-9 雛見沢分校・裏庭】
【カズマ@スクライド】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】基本支給品一式、ランダム支給品1~3
【思考・状況】
基本行動方針:打倒ビッグバン。
1:まずは目の前の建物を壊してビッグバンにケンカを売る。
※目の前の建物に人がいることに気付いてません。
最終更新:2011年09月18日 00:26