白の死神



園崎魅音は体を震わせて恐れていた。
つい昨日までは平凡な日常生活を送っていた。
それが一転して今は殺し合いという異常な状況に身を置いている。
先程、彼女は人の死を間近で見た。いや、『見せられた』と言うべきだ。
ここで蹲っている間にも人が死んでいっているかもしれない。

「圭ちゃん、私はどうすりゃいいのよ…」
「死ねばいいと思うよ」

魅音は背後から男性の声を聞いた。
恐怖を抱きながらゆっくりと後ろを見てみる。
笑みを浮かべた長髪の男性がそこにいた。
「誰よ、あんた!?」
問い掛けに答えることなく、男は白い異形の怪人へと姿を変貌させる。
鎌を持った死神のような姿。流石の魅音も腰を抜かしてしまった。
すぐに立ち上がって逃げるも、背中に衝撃と熱さが走った。
それは怪人が発射した光弾によるものであった。
攻撃で飛ばされた魅音は火傷の痛みで立ち上がることすらできなかった。
苦しんでいる内に、こちらを見下ろす怪人の姿を視界が捉える。
「助けてぇっっっ! 圭ちゃんっ!!」
死の恐怖に脅えた魅音は必死で信頼できる人の名を呼ぶ。
しかし、その人が助けに来ることはなかった。
「助け…」
二度目の叫びは街に響かなかった。鎌で首を切断されたのだから…。

【園崎魅音@ひぐらしのなく頃に 死亡】
残り95人

【1日目 深夜/E-2 町】

【志村純一@仮面ライダー剣】
【状態】健康 アルビノジョーカーに変身中
【装備】グレイブバックル@仮面ライダー剣、ラウズカード(チェンジケルベロス(黄)、マイティ・グラビティ)@仮面ライダー剣
【道具】基本支給品一式、ランダム支給品0~2
【思考・状況】
基本行動方針:殺し合いに乗る。

28:輪廻 投下順 30:理性のない獣
28:輪廻 時系列順 30:理性のない獣
初登場 志村純一 060:いざ、神根島へ
初登場 園崎魅音 死亡

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最終更新:2011年08月23日 05:33