「金持ちナメんなよ」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

金持ちナメんなよ」(2011/08/27 (土) 23:50:19) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

*金持ちナメんなよ ----  アカツキ・ナガレは一応は殺し合いに乗ってはいなかった。  というのも、彼はこういう一門にもならない時間は好きじゃないからだ。  自分を巻き込まないようにやってくれ、という気持ちだろう。  正直言うなら、本当に手段が殺し合いに乗って最後の一人になるしかないのなら、そうするだろう。  が、現状ではまだそれ以外の方法だって考えられる。たとえば、主催者の元に向かって、自分たちを解放するように申し出るとか……。  まあ、そういう風に追える可能性がある以上は、あまり罪を重ねないほうがいい。  ……というわけだ。 (全く、こんな首輪つけやがって……金持ちナメんなよ)    絶対脱出して、この銃を突きつけてやる。  もう、いっそのこと半殺しだ。ボコボコにしても文句は言えないだろう。  殺せ、とか、逆らったら殺す……とかいちいち命令するようなヤツが、手のひら返したように困り果てるのが見者だ。 (ん……? 近くに誰かいるのか?)  アカツキの耳に、バイクの音が聞こえた。  どうやら、誰かがバイクを使ってどこかへ移動しているらしい。  なるべくなら、隠れてやりすごしたい。そう思い、アカツキは街の角に隠れた。 (へえ……。旧式のバイクだな)  なんとかやり過ごしたようだ、とアカツキは隠れるのをやめる。  遠めで見た限りでは、あれは少し変わったバイクのように思えた。  まあ、これはちょっとした予感だが……。  その刹那──  アカツキの首が背後から強い力で締め付けられ、身体が持ち上げられた。  突然の出来事に、後ろを振り向くこともできなかった。  それは、先ほどバイクに乗っていた男のもう一つの姿──ホッパー Version.3。  その姿が異形であることも、アカツキの首が回らない限りは知るよしもない。 「誰だよ、アンタッ!!」 「──風見志郎」 「風見志郎? 俺をどうするつもりだっ!!」 「悪いが、……死んでもらう」  風見の口調は冷徹で、アカツキも思わず恐ろしさに震える。  感情はあるようだが、それを押し殺しているような口調だった……。  そう、徹底的に押し殺された感情が、殺人という行為を可能にしている。そんな印象。 「待てっ! 俺の知っている情報は全て話す! だから──」 「興味はないな」  左手でアカツキの首を掴んだまま、風見はもう片方の手を手刀に使った。  狙った箇所は首である。  まるで悪夢のような光景だった。  アカツキの首が、地面に落ちる。  血が吹き出たアカツキの身体は、既に先ほどまであった命を失っている。懐に銃があった。これがあれば安心とでも思っていただろうか。  血を浴びたホッパーV3は、その仮面を脱いだ。  彼は、ショッカーによる改造人間だった。  本郷猛や一文字隼人の抹殺を命じられた改造人間・ホッパーVersion.3。  後に仮面ライダーとなるはずの男だったが、今や彼はそれだけの器ではない。  殺人に抵抗がなく、ただショッカーの犬である彼。  当然、死にたくはない。なるべく早くショッカーの元に帰り、殺害を報告するのが彼の任務だ。  アカツキの持ち物を全て奪い、蒸気バイクに跨った。  それと、何かに使えるかもしれない──コレ、首輪も奪ってある。  首輪はないに越したことはないから、解析のために一つ拝借したのだ。一応、皆殺しすれば済む話だが、禁止エリアも多少は厄介。  首輪を安全に取り外す方法があるなら、なるべく早くそれを実行したい気持ちもある。  ショッカーの改造人間・風見志郎は、アカツキの死体を後にした。 &color(red){【アカツキ・ナガレ@機動戦艦ナデシコ 死亡】} &color(red){残り97人} 【1日目 深夜/C-2 街】 【風見志郎@仮面ライダーTHE NEXT】 【状態】健康、V3に二時間変身不可 【装備】蒸気バイク@サクラ大戦、君島の銃(4/4)@スクライド 【道具】基本支給品一式×2、ランダム支給品0~4、首輪(アカツキ) 【思考・状況】 基本行動方針:ショッカーに帰還するため、皆殺し。 1:本郷猛、一文字隼人を殺す。 2:首輪を安全に外す方法を考える。 ※本編序盤からの参戦です。脳改造が解けていません。 |016:[[正義の仮面]]|投下順|018:[[モーレツに正義の味方]]| |016:[[正義の仮面]]|時系列順|018:[[モーレツに正義の味方]]| |COLOR(aqua):初登場|風見志郎|| |COLOR(aqua):初登場|アカツキ・ナガレ|COLOR(red):死亡|
*金持ちナメんなよ ----  アカツキ・ナガレは一応は殺し合いに乗ってはいなかった。  というのも、彼はこういう一門にもならない時間は好きじゃないからだ。  自分を巻き込まないようにやってくれ、という気持ちだろう。  正直言うなら、本当に手段が殺し合いに乗って最後の一人になるしかないのなら、そうするだろう。  が、現状ではまだそれ以外の方法だって考えられる。たとえば、主催者の元に向かって、自分たちを解放するように申し出るとか……。  まあ、そういう風に追える可能性がある以上は、あまり罪を重ねないほうがいい。  ……というわけだ。 (全く、こんな首輪つけやがって……金持ちナメんなよ)    絶対脱出して、この銃を突きつけてやる。  もう、いっそのこと半殺しだ。ボコボコにしても文句は言えないだろう。  殺せ、とか、逆らったら殺す……とかいちいち命令するようなヤツが、手のひら返したように困り果てるのが見者だ。 (ん……? 近くに誰かいるのか?)  アカツキの耳に、バイクの音が聞こえた。  どうやら、誰かがバイクを使ってどこかへ移動しているらしい。  なるべくなら、隠れてやりすごしたい。そう思い、アカツキは街の角に隠れた。 (へえ……。旧式のバイクだな)  なんとかやり過ごしたようだ、とアカツキは隠れるのをやめる。  遠めで見た限りでは、あれは少し変わったバイクのように思えた。  まあ、これはちょっとした予感だが……。  その刹那──  アカツキの首が背後から強い力で締め付けられ、身体が持ち上げられた。  突然の出来事に、後ろを振り向くこともできなかった。  それは、先ほどバイクに乗っていた男のもう一つの姿──ホッパー Version.3。  その姿が異形であることも、アカツキの首が回らない限りは知るよしもない。 「誰だよ、アンタッ!!」 「──風見志郎」 「風見志郎? 俺をどうするつもりだっ!!」 「悪いが、……死んでもらう」  風見の口調は冷徹で、アカツキも思わず恐ろしさに震える。  感情はあるようだが、それを押し殺しているような口調だった……。  そう、徹底的に押し殺された感情が、殺人という行為を可能にしている。そんな印象。 「待てっ! 俺の知っている情報は全て話す! だから──」 「興味はないな」  左手でアカツキの首を掴んだまま、風見はもう片方の手を手刀に使った。  狙った箇所は首である。  まるで悪夢のような光景だった。  アカツキの首が、地面に落ちる。  血が吹き出たアカツキの身体は、既に先ほどまであった命を失っている。懐に銃があった。これがあれば安心とでも思っていただろうか。  血を浴びたホッパーV3は、その仮面を脱いだ。  彼は、ショッカーによる改造人間だった。  本郷猛や一文字隼人の抹殺を命じられた改造人間・ホッパーVersion.3。  後に仮面ライダーとなるはずの男だったが、今や彼はそれだけの器ではない。  殺人に抵抗がなく、ただショッカーの犬である彼。  当然、死にたくはない。なるべく早くショッカーの元に帰り、殺害を報告するのが彼の任務だ。  アカツキの持ち物を全て奪い、蒸気バイクに跨った。  それと、何かに使えるかもしれない──コレ、首輪も奪ってある。  首輪はないに越したことはないから、解析のために一つ拝借したのだ。一応、皆殺しすれば済む話だが、禁止エリアも多少は厄介。  首輪を安全に取り外す方法があるなら、なるべく早くそれを実行したい気持ちもある。  ショッカーの改造人間・風見志郎は、アカツキの死体を後にした。 &color(red){【アカツキ・ナガレ@機動戦艦ナデシコ 死亡】} &color(red){残り97人} 【1日目 深夜/C-2 街】 【風見志郎@仮面ライダーTHE NEXT】 【状態】健康、V3に二時間変身不可 【装備】蒸気バイク@サクラ大戦、君島の銃(4/4)@スクライド 【道具】基本支給品一式×2、ランダム支給品0~4、首輪(アカツキ) 【思考・状況】 基本行動方針:ショッカーに帰還するため、皆殺し。 1:本郷猛、一文字隼人を殺す。 2:首輪を安全に外す方法を考える。 ※本編序盤からの参戦です。脳改造が解けていません。 |016:[[正義の仮面]]|投下順|018:[[モーレツに正義の味方]]| |016:[[正義の仮面]]|時系列順|018:[[モーレツに正義の味方]]| |COLOR(aqua):初登場|風見志郎|069:[[風のうなりに血がさわぎ]]| |COLOR(aqua):初登場|アカツキ・ナガレ|COLOR(red):死亡|

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: