「能力を縛る輪」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

能力を縛る輪」(2011/08/24 (水) 23:56:42) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

*能力を縛る輪 ---- 腹部の血は止まり、シャドーの傷は癒えていた。 それは彼が普通の人間ではなくジャマールだからだろう。 先程の一件で自身には制限がかかっていることが発覚した。 邪甲できず、人間ごときの武器でダメージを受けてしまった。 だが、邪甲にかけられた制限は解除されると考えていた。 変身能力を使えるのは一度きり。 こんな制限をかけていたら殺し合いの進行は遅れてしまう。 様々な参加者が殺し合うのを見物にして楽しんでいるビッグバンがそんな制限をかけるとは思えない。 「邪甲!!」 試しに彼は邪甲した。 全身のメタリックな黒いボディ、カミキリムシを模した頭部、黄色に光る両目。 漆黒の昆虫戦士、ブラックビートの姿がそこにはあった。 (もしかしたら変身していられる時間にも限度があるかもしれないな…) そんな可能性を考えながらブラックビートは街を歩いていく。 □ 朝日がわずかに見えてくる。時計の針は朝4時を超えていた。 二人の男、橘朔也とハヤブサのシンは仲間を見つけるために歩き続けている。 自分達を監視している者の存在に気づかぬまま。 「橘さんは首輪のことをどう考えています?」 徒歩中に橘に話しかけてきたのはシンであった。 内容は首輪に関すること。 今までは仲間を集めることを優先していてそれを深く考えていなかった。 六時間に一度、主催側から禁止エリアが発表される。 その禁止エリアに入れば首輪は爆発してしまう。 即ち、首輪を付けている限りは行動が制限されることになる。 首輪を外すことも頭に入れておかなければならない。 「このまま付けていればいずれ俺達の行動に支障が出る。  だが、今は首輪に関する情報が少なすぎる。解除するのは情報を集めてからだな…」 「そうですか」 首輪を解除したいのは山々だが情報が少ないというのが現状だ。 しかし、仲間を集めていく内に首輪に関した情報も得られるかもしれない。 今は仲間を集めることを最優先すべきだ。 □ 視界に入る建造物が次々に変わっていく。 スーパー、薬局、コンビニ。外から見ても人間の姿は確認できない。 まるで人が消えたゴーストタウンのようだった。 しかし、闇に生まれ闇に生きるブラックビートは気味が悪いとは感じなかった。 そんな矢先、変身が突如解除されてシャドーの姿に戻される。 そして、彼は見た。 変身解除される瞬間、ガラスに映っていた自分の首輪が一瞬だけ点滅したことを。 この出来事により、彼は制限に関する結論を導き出す。 (変身していられる時間は10分ほど。そして、制限にはこの首輪が関与しているということか…) 首に巻かれている忌々しい輪が自身の能力を制限している。 すぐに外してやりたいが、引き千切れば爆発して見せしめの女のように首は飛んでしまう。 ここは解析して安全に外すしか方法はない。 そんなことを思っていた時、シャドーの耳に足音が聞こえてきた。 彼は物陰に身を潜めて足音の主が現れるのを待った。 二人の男が視界に入ってくると会話を開始した。 「橘さんは首輪のことをどう考えています?」 「このまま付けていればいずれ俺達の行動に支障が出る。  だが、今は首輪に関する情報が少なすぎる。解除するのは情報を集めてからだな…」 「そうですか」 (奴らは首輪を解除するつもりか) 首輪の情報が少ないというのは自分も同じだ。 加えて、自分にはコピー元の甲斐拓也と違って優れた機械知識などない。 彼らと接触して情報を収集し、首輪を解除するのがいいだろう。 利用し終わったら殺害するだけだ。 シャドーは目的のために二人の男に向かって歩き出した。 □ シャドーの他に橘朔也とハヤブサのシンを見ている者が一人。 その名は凱聖クールギン。 クールギンは二人を殺すつもりだった。 彼を止まらせているのは劉鳳という男との一件。 目の前の二人も特殊な能力を持っている可能性があるから迂闊に襲いかかれない。 今は待つしかない。二人の男の能力が分かる時を。 【1日目 早朝/H-7 街】 【シャドー@重甲ビーファイター】 【状態】ブラックビートに二時間変身不可 【装備】ブラックコマンダー@重甲ビーファイター、パルセイバー(赤)@重甲ビーファイター、ラウズカード(ハートJ)@仮面ライダー剣 【道具】基本支給品一式、ランダム支給品0~1 【思考・状況】 基本行動方針:優勝し、永遠の命を手に入れる。 1:甲斐拓也は自分の手で倒す。ただし、制限状態で倒しても意味がない。 2:願いを叶えたらビッグバンの殺害。 3:あの男達(橘とシン)に接触する。 4:情報を集めて首輪を解除。利用した人物は用済みになれば殺す。 5:マミ、アキトも殺す。 6:ライダーシステムに興味。 ※自らの身体が制限を受けていることに気付きました。 ※変身能力に制限があるのは首輪のせいだと気付きました。 【橘朔也@仮面ライダー剣】 【状態】健康 【装備】ギャレンバックル@仮面ライダー剣、ラウズカード(ダイヤA~9)@仮面ライダー剣 【道具】基本支給品一式、ランダム支給品0~2 【思考・状況】 基本行動方針:仲間を集めて主催者を叩き殺し合いを潰す。 1:大切な人を失った悲しみを誰かに味あわせたくない。 2:仲間がいることがわかったので、捜しに行く。 3:ハヤブサのシンと行動する。 4:ある程度情報が揃ったら首輪を解除したい。 5:死んだはずの小夜子がなぜこの名簿に……? ※劇場版途中(志村の正体が分かる前)からの参戦です。 【ハヤブサのシン@派生オリジナル】 【状態】健康 【装備】アークエターナル@派生オリジナル 【道具】基本支給品一式、ランダム支給品0~2 【思考・状況】 基本行動方針:主催者を倒す。 1:不殺の信念を貫く(殺し合いに乗っている者は武器を奪って戦闘不能状態にして放置) 2:橘朔也と行動する。 ※ビッグバンを種アンチの一員だと思ってます。 【凱聖クールギン@超人機メタルダー】 【状態】顔面に殴られた痕 【装備】愛用の剣@超人機メタルダー 【道具】基本支給品一式、ランダム支給品0~2 【思考・状況】 基本行動方針:優勝し、帝王ゴッドネロスに永遠の命を与える。 1:まずは目の前の二人を様子見。 2:能力がないor弱いと感じたら殺害する。 3:劉鳳が気になる。 |060:[[いざ、神根島へ]]|投下順|062:[[打倒ビッグバン!それぞれの進むべき道]]| ||時系列順|| |045:[[Black × Black]]|シャドー|| |048:[[未来、それぞれ]]|橘朔也|| |048:[[未来、それぞれ]]|ハヤブサのシン|| |048:[[未来、それぞれ]]|凱聖クールギン||
*能力を縛る輪 ---- 腹部の血は止まり、シャドーの傷は癒えていた。 それは彼が普通の人間ではなくジャマールだからだろう。 先程の一件で自身には制限がかかっていることが発覚した。 邪甲できず、人間ごときの武器でダメージを受けてしまった。 だが、邪甲にかけられた制限は解除されると考えていた。 変身能力を使えるのは一度きり。 こんな制限をかけていたら殺し合いの進行は遅れてしまう。 様々な参加者が殺し合うのを見物にして楽しんでいるビッグバンがそんな制限をかけるとは思えない。 「邪甲!!」 試しに彼は邪甲した。 全身のメタリックな黒いボディ、カミキリムシを模した頭部、黄色に光る両目。 漆黒の昆虫戦士、ブラックビートの姿がそこにはあった。 (もしかしたら変身していられる時間にも限度があるかもしれないな…) そんな可能性を考えながらブラックビートは街を歩いていく。 □ 朝日がわずかに見えてくる。時計の針は朝4時を超えていた。 二人の男、橘朔也とハヤブサのシンは仲間を見つけるために歩き続けている。 自分達を監視している者の存在に気づかぬまま。 「橘さんは首輪のことをどう考えています?」 徒歩中に橘に話しかけてきたのはシンであった。 内容は首輪に関すること。 今までは仲間を集めることを優先していてそれを深く考えていなかった。 六時間に一度、主催側から禁止エリアが発表される。 その禁止エリアに入れば首輪は爆発してしまう。 即ち、首輪を付けている限りは行動が制限されることになる。 首輪を外すことも頭に入れておかなければならない。 「このまま付けていればいずれ俺達の行動に支障が出る。  だが、今は首輪に関する情報が少なすぎる。解除するのは情報を集めてからだな…」 「そうですか」 首輪を解除したいのは山々だが情報が少ないというのが現状だ。 しかし、仲間を集めていく内に首輪に関した情報も得られるかもしれない。 今は仲間を集めることを最優先すべきだ。 □ 視界に入る建造物が次々に変わっていく。 スーパー、薬局、コンビニ。外から見ても人間の姿は確認できない。 まるで人が消えたゴーストタウンのようだった。 しかし、闇に生まれ闇に生きるブラックビートは気味が悪いとは感じなかった。 そんな矢先、変身が突如解除されてシャドーの姿に戻される。 そして、彼は見た。 変身解除される瞬間、ガラスに映っていた自分の首輪が一瞬だけ点滅したことを。 この出来事により、彼は制限に関する結論を導き出す。 (変身していられる時間は10分ほど。そして、制限にはこの首輪が関与しているということか…) 首に巻かれている忌々しい輪が自身の能力を制限している。 すぐに外してやりたいが、引き千切れば爆発して見せしめの女のように首は飛んでしまう。 ここは解析して安全に外すしか方法はない。 そんなことを思っていた時、シャドーの耳に足音が聞こえてきた。 彼は物陰に身を潜めて足音の主が現れるのを待った。 二人の男が視界に入ってくると会話を開始した。 「橘さんは首輪のことをどう考えています?」 「このまま付けていればいずれ俺達の行動に支障が出る。  だが、今は首輪に関する情報が少なすぎる。解除するのは情報を集めてからだな…」 「そうですか」 (奴らは首輪を解除するつもりか) 首輪の情報が少ないというのは自分も同じだ。 加えて、自分にはコピー元の甲斐拓也と違って優れた機械知識などない。 彼らと接触して情報を収集し、首輪を解除するのがいいだろう。 利用し終わったら殺害するだけだ。 シャドーは目的のために二人の男に向かって歩き出した。 □ シャドーの他に橘朔也とハヤブサのシンを見ている者が一人。 その名は凱聖クールギン。 クールギンは二人を殺すつもりだった。 彼を止まらせているのは劉鳳という男との一件。 目の前の二人も特殊な能力を持っている可能性があるから迂闊に襲いかかれない。 今は待つしかない。二人の男の能力が分かる時を。 【1日目 早朝/H-7 街】 【シャドー@重甲ビーファイター】 【状態】ブラックビートに二時間変身不可 【装備】ブラックコマンダー@重甲ビーファイター、パルセイバー(赤)@重甲ビーファイター、ラウズカード(ハートJ)@仮面ライダー剣 【道具】基本支給品一式、ランダム支給品0~1 【思考・状況】 基本行動方針:優勝し、永遠の命を手に入れる。 1:甲斐拓也は自分の手で倒す。ただし、制限状態で倒しても意味がない。 2:願いを叶えたらビッグバンの殺害。 3:あの男達(橘とシン)に接触する。 4:情報を集めて首輪を解除。利用した人物は用済みになれば殺す。 5:マミ、アキトも殺す。 6:ライダーシステムに興味。 ※自らの身体が制限を受けていることに気付きました。 ※変身能力に制限があるのは首輪のせいだと気付きました。 【橘朔也@仮面ライダー剣】 【状態】健康 【装備】ギャレンバックル@仮面ライダー剣、ラウズカード(ダイヤA~9)@仮面ライダー剣 【道具】基本支給品一式、ランダム支給品0~2 【思考・状況】 基本行動方針:仲間を集めて主催者を叩き殺し合いを潰す。 1:大切な人を失った悲しみを誰かに味あわせたくない。 2:仲間がいることがわかったので、捜しに行く。 3:ハヤブサのシンと行動する。 4:ある程度情報が揃ったら首輪を解除したい。 5:死んだはずの小夜子がなぜこの名簿に……? ※劇場版途中(志村の正体が分かる前)からの参戦です。 【ハヤブサのシン@派生オリジナル】 【状態】健康 【装備】アークエターナル@派生オリジナル 【道具】基本支給品一式、ランダム支給品0~2 【思考・状況】 基本行動方針:主催者を倒す。 1:不殺の信念を貫く(殺し合いに乗っている者は武器を奪って戦闘不能状態にして放置) 2:橘朔也と行動する。 ※ビッグバンを種アンチの一員だと思ってます。 【凱聖クールギン@超人機メタルダー】 【状態】顔面に殴られた痕 【装備】愛用の剣@超人機メタルダー 【道具】基本支給品一式、ランダム支給品0~2 【思考・状況】 基本行動方針:優勝し、帝王ゴッドネロスに永遠の命を与える。 1:まずは目の前の二人を様子見。 2:能力がないor弱いと感じたら殺害する。 3:劉鳳が気になる。 |060:[[いざ、神根島へ]]|投下順|062:[[打倒ビッグバン!それぞれの進むべき道]]| ||時系列順|067:[[料理でハラショー ~ルルーシュ編~]]| |045:[[Black × Black]]|シャドー|| |048:[[未来、それぞれ]]|橘朔也|| |048:[[未来、それぞれ]]|ハヤブサのシン|| |048:[[未来、それぞれ]]|凱聖クールギン||

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: