参考ページ
数式お試し
行列
基本変形
- 二つの行(列)を入れ替える
- ある行(列)をn倍(n≠0)する
- ある行(列)に、他のある行のn倍(n≠0)を加える
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行列の基本変形
行列の基本変形
低次行列の行列式
2次行列
2次行列Aが
で表されるとき、その行列式|A|は
である。
で表されるとき、その行列式|A|は
である。
3次行列
3次行列Aが
で表されるとき、その行列式|A|は
である。
※一般の行列式の展開公式を覚えておけば、3次元行列の場合をわざわざ覚える必要はない。
で表されるとき、その行列式|A|は
である。
※一般の行列式の展開公式を覚えておけば、3次元行列の場合をわざわざ覚える必要はない。
行列式の展開
行列式の基本性質
1.二つの行(列)を入れ替えた行列の行列式は元の行列の行列式の-1倍になる。 2.ある行(列)をn倍(n≠0)した行列の行列式は元の行列の行列式のn倍になる。 3.ある行(列)に、他のある行のn倍(n≠0)を加えた行列の行列式は 元の行列の行列式と等しい。 4.二つの行(列)が等しい行列の行列式は0である。 5.ある行(列)が二つの数の和で表される行列の行列式は、その行(列)を それぞれの数で置き換えた行列の行列式の和に等しい(線形性がある) 6.ある行(列)が他のいくつかの行(列)を何倍かしたものの和である行列の 行列式は0である。
証明
※基本的に困ったら展開してみればだいたい分かる。
1.となりあう行(または列)を入れ替えた場合については展開してみればすぐに分かる。
第i行目と第j行目を入れ替えるときにはとなりあう行の入れ替えを2(i+j)-1回行うこと
になることより証明できる。
2.n倍した行(列)で展開してみれば分かる
3.2、4、5を使えば分かる。
4.等しい行(列)を入れ替えた場合、1より行列式は0しかありえない。
5.その行(列)で展開してみれば分かる。
6.2、4よりすぐ分かる。
第i行目と第j行目を入れ替えるときにはとなりあう行の入れ替えを2(i+j)-1回行うこと
になることより証明できる。
2.n倍した行(列)で展開してみれば分かる
3.2、4、5を使えば分かる。
4.等しい行(列)を入れ替えた場合、1より行列式は0しかありえない。
5.その行(列)で展開してみれば分かる。
6.2、4よりすぐ分かる。