月と塔

~月と塔~


この世界は大災厄によってうんと大きい陸地というものがあまりない
見渡す限り海、小さな島、そして塔・・・。

この塔についての仮説を立てたのでここに書く。
我ながら超かっこいい仮説だ、ぜひともベストセラーを狙いたい。

世界中に点在する塔はかつて空に浮かぶ八つの月から
月の力を集約するために作ったひとつのデバイスだった・・・。

というものだ。

まぁ祈祷などを行う宗教的な場だった塔もあるだろうが
やはり本質はエネルギーの集約だと思う。

近海のバイジャバにある塔・・・あそこには私の隠れ家があるけど
やたら寒いからきっと寒石の月が浮かんでいたんだろうなぁ。

そしてさらに自論を展開すると月も人間が作ったのではないかと
そう思う、うん、そう思うよ私は。

なぜなら八種類のそれぞれ全く違った性質を持つ物体が
天然物として空にプカプカと浮かぶはずがない。
別に自然をナメているわけではないが、あまりに出来すぎている。

恐らくはこの大地がもともと持つ様々な力を
今より遥かに高い技術力を用い大地から切り離し空に浮かべ
そして今の塔を建て、純粋なエネルギーを選りすぐり利用した・・・。

うーん、マロンじゃないか、マロン。
男のマロンだよこれは。
最終更新:2011年06月06日 03:45
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