終章

~あれからしばらくして~

ナーザ「ハァ!? 旅に出たぁ!!?」

ウル「うむ 自分に出来ることをしたいと
   行き先も告げずに 船を出しての つい先週のことじゃが」

ナーザ「私が船壊されて4ヶ月もかけて帰ってきたってのに!?
    いないぃ!? ありえないわよそんなの!!」

ザン「・・・」

ウル「まぁ なんじゃ 皆の者も ここユタトラを離れ
   復興に尽力しておる どうじゃ ここはおぬしも・・・」

ナーザ「たとえウル様のお願いといえど・・・
    負けっぱなしは私のプライドが許さないわ!!
    アイツを必ず見つけ出して・・・ ブッ倒してやるのよォォ
    ザアァン!! 分かったらとっとと出航よ!」ダッ

ザン「・・・」

ウル「やれやれ・・・ 皆揃って好き勝手やりおって・・・
   ・・・じゃが それでよいのかもの・・・」




フラセール「いやぁ まさかお嬢ちゃんがブリーダーになるなんてな」

リトバ「なんですか それ 失礼じゃないですか」

フラセール「そういうわけじゃないさ ただ
      あの頃じゃ想像も出来なかったことだけどな」

リトバ「アタシ 少しでも島の皆の役に立ちたいんです
    あの人たちに代わって アタシたちが島を支えないと」

フラセール「そうだな お嬢ちゃん 応援してるぜ」

リトバ「もう そろそろ その呼び方やめてくださいよ」




ティッキ「おじいちゃん! こっちこっち! 早くー!」

ロンガ「こらティッキ! 危ないだろうが! 降りて来い!」

ティッキ「えー でもこっちの方が見晴らしいいよー!
     あ! 向こうに川があるからその辺りに村を作ろうよ!」

ロンガ「おー! そりゃいいな! さぁ進め! ガッハッハッハ!!」

カルダオ「なんでオイラがジーサン運ばなきゃいけないんだ・・・」

ロンガ「ガッハッハ! お前らはまだまだ若いんだからな!
    ソレくらいしてもバチは当たらんぞ! ガッハッハ!!!」

カルダオ「おうちに帰りたい!!」

ラーネイル「グフッ・・・」




ヤーバン「シェマ長老! 井戸が掘れました! 地下水は無事でしたよ!」

シェマ「おぉ! それは進展ですね! ご苦労様です!」

ウシュマ「長老 里の北側にまだムスモノクスの群れが生息していて
     復興の妨げになっているようで・・・」

シェマ「それはいけませんね・・・ しかし復興も大切ですが
    ムスモノクスの棲家を確保してやることも重要でしょう
    今後里のブリーダーたちでよく話し合いましょう」

マイヤ「あら 長老サマが精を出しておられますわね」ドサッ

シェマ「こ・・・ これは どうしたのですか」

マイヤ「新しい装置の設計図ですわ こちらが新型の風車
    そしてこちらが3階層にかける橋の設計図3枚
    こちらが・・・」

シェマ「ちょ ちょっと待ってください こんなに覚え切れませんよ!」

マイヤ「はぁ? この私が特別に書いて差し上げているというのに
    いつからそんなにえらくなったのかしら」

シェマ「いや 私長老なんですけど・・・」

マイヤ「命の恩人に対して態度がでかいって言ってるのよ」

シェマ「で・・・ ですからアレは人違いで・・・!」

ベル「フフ 仲のいいことですね」

ティタン「ごー」

シェマ「む・・・ むう・・・」

マイヤ「分かったわね それを3日でやりなさい
    じゃ 失礼するわ やることがたくさんあるんだから」

シェマ「あ そうだ」

マイヤ「こんどは何よ」

シェマ「いつもありがとうございます
    皆 感謝していますよ」

マイヤ「・・・ ふん 当然よ」

シェマ「・・・これでよかったのですよね・・・ 長老・・・」




???「ッハアアックショ!! うう だれかウワサをしとるの・・・」

アンテロ「ブルル」

???「しかし まぁ 数奇なこともあるものだの~
    まだやれることがあるということじゃろうか
    のぉ?」

アンテロ「モフッ」

???「ホッホッホ 長生きはするもんじゃ」




モルグ「さ~あ よってらっしゃいみてらっしゃい!
    今日ご紹介するのはこの 紫のウロコー!
    あの決戦の地!ユタトラのとある海域に生息する
    これまたとあるノラモンから取れた逸品だよー!
    その紫のウロコがなんと200SP!!」

客「へぇ 使い道はあるんですかい」

モルグ「それは買ってからのお楽しみ!!
    さぁ どうしますー!」

客「うーん どうしようかなぁ」

飯屋「みなさーん! そこの商人食い逃げです!!
   捕まえてー!!!」

客「なにィ!!? なんか胡散臭いと思ったら!!」

モルグ「ふふふ・・・ あー!!! グロブストが飛んでる!!」

客「え? って あ! もういない!!」

飯屋「くそーーー!!!」

モルグ「だっしゃっしゃ!! いくぞー! シンム!
    世界が私達を待っているのだ!!」

シンム「ムシュシュ~」




賊「げっへっへ お嬢ちゃん 一人で歩いてるとアブナイよ
  お兄さんと一緒に暗くて狭いところに行かないかい?」

スエゾー「ウェゲヒヒイヒイ」

幼女「やぁー!! 助けてー!!」

賊「げーっへっへ だぁれも来やしねぇよぉ~
  さぁ催眠かけてさらっちまうぞォエエエイ!!」

スエゾー「ウゲヒャヒョッヒッヒッヒ ウェヒッッハァ!!」

幼女「きゃー!!」

???「おい・・・」

賊「あぁん!?」

バキッ

賊「へぶっ!! て テメーなにしやがる!
  オレが誰だか分かってんのか!泣く子も黙る大海賊フィ・・・」

???「だからなんだ」

メキッ

賊「ギャピィ! く スエゾー! コイツに催眠かけちまいなー!!」

スエゾー「ムゴヒョヒョヒョ!」パワワワワ

???「・・・メギラス やれ」

メギラス「ガゥ」

ドカッ

スエゾー「アギャプル」

賊「ヒィエー!!スエゾーがカララギマンゴーに・・・!」

???「メギラス 二度と悪さできないようにしてやれ」

メギラス「ギャオ~!」

賊「ぎゃあああああああああああ」

???「大丈夫か」

幼女「あ あぅ ありがとう」

???「いい子だ 強くなりなよ それじゃあな」

幼女「う うん あ! あの お名前・・・」

???「名前・・・」

幼女「・・・」

???「・・・マクシーン」




ザザーン・・・ ザァァ・・・

デーボ「おーい! 皆ー! 陸が見えたぞー! でっけぇ海岸線だ!
    島なんてもんじゃねぇ! 大陸だぜありゃあ!」

エルナ「本当! すごい! やったわね! デーボさん!」

デーボ「ま! デーボ様なら当然よ! なぁ!」

レシオネ「キュヒ~♪」

デーボ「さぁ! 上陸の準備をしろよ!
    進路よし! ヨーソロー!!」

エルナ「・・・おいでっ」


エルナ「そう・・・ 私達の 物語・・・」


エルナ「過去から 未来から」

~The End~
最終更新:2012年03月01日 06:01
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