解説
LHの世界、
ゴウエンの最強ユニットを争うユニットと言えば、この３体だろう。
今回はこの３体を徹底比較してみよう、という企画である。
彼を知り己を知れば百戦危うからず。
まずはこの３体の特長と、弱点を考えてみよう。
○レベル4ながらHP100の高耐久力。
○HP+20の発動条件は「手札に戦士・剣士がある」と非常に楽。
○勝利エリア発動の「戦士・剣士ならAT+30」は強力。
○
オールカラーで使える。
△相手依存のATを持つ。
×AGI1後攻である。
×使われるデッキは
【戦士剣士】オンリーである。
大型ユニットにありがちな高HP低AGIユニットなのだが、鋼自身はレベル4と意外にも軽い。
本人のAT30は意味がないように思えるが、
夜歩く者『ルザ』で止まらないという利点があるので、さりげなく重要。
本人同士の対決は
運ゲーである。また、非優勢なら
引き分ける可能性も。
相手依存のATは、オールカラーで使えるというメリットではあるものの、
AT0に引き分けたりするため、デメリットになることもありうる。
鋼のページにも書いてあるが、
風の精霊や
黒猫『フェルアン』は天敵。
前者は相手５枚ドロー、後者はオープンも含めて６枚の
デッキ破壊である。
AGI1後攻でカウンター発動はないものの、先攻を付加するのはやや
アンチシナジー気味。
このユニットに先攻をつけられるのは
突撃と
神速と
疾走する妖精族だが、
突撃と疾走はATが上がった後に相手ATを参照してしまって意味がなく、
神速も含めてHP+がないため、相手が先攻だと返り討ちにあいがちなため。
突撃EXもATが上がってしまうためやや
アンチシナジーで、普通にHP+を付けることが多い。
ユニット即死はあきらめよう。
この中では唯一専用デッキを組まないといけないのも難点。
といっても、彼のデッキにあと２枚が入ることもあるのだが・・・（特にレイセイは必須級。カサンドラは少ないかな）
援護依存度は援護必須のレイセイよりは低いが、自分よりもHPが低いカサンドラの方が
素出しされることは多い。
また、この３人の直接対決は、優勢非優勢に関係なくHP+60でHP180になる鋼に分がある。
レイセイは優勢でもAT+30してやっと運ゲー（AT+20が出れば勝ち）、カサンドラは優勢火力100点で全く足りない。
優勢で勝つには、カサンドラでAT+40、レイセイでAT+50する必要がある。
竜乗り『ヴァッサー』なら行けるかもしれないが、非現実的だろう。
鋼の後なら行けるかもしれないが・・・（レイセイはAT+60されるので確定勝ち、カサンドラはAT+10で勝ち）
○高火力かつ高AGIで、先攻付加能力も持つ。
○レベル３なので、この３人の中では最低レベルである。
△
非優勢での信頼度は鋼より下だが、カサンドラよりは上。
△汎用性はカサンドラよりは下だが、鋼よりは上。
×ユニットによる援護が必須である。
×低HP低AT。
×この中で唯一入手経路の確定手段を持っていない。
3-20-20-5と、他の２体と比べるとかなり低い能力である。
しかし、ひとたび効果を発揮すれば、
魔歌援護ですら非優勢80点or100点、優勢で130点or160点をAGI5先攻でたたき出す。
そして、このユニットの真価は、
人魚族の戦闘兵か
海賊の部下達を付けたときに発揮される。
SP6ながら、非優勢で90点or110点、優勢で130点or160点を先攻AGI4でたたき出し、勝利時発動でアドも取れ、
天敵の
オープン火力も効かないと至れり尽くせりである。
また、アドの面でなく戦闘面での強化のために
オープン火力がAT依存なのを活かしてLv3以上でATの上がるユニットをつけるといい。
ただ、わざわざ強化しなくても十分強いためわざわざ強化することは少ない。
一方、ユニットによる援護必須（グリモア援護の効果もあるのだが、全くと言っていいほど使われない）なので、
海神の怒りや
侵魚／正義を司るモノには一方的に負けてしまう。
また、低HP低AT高AGIがたたり、
夜歩く者『ルザ』にも手が出ない。
それ以外にも
オープン火力＋攻撃に耐える相手や攻撃そのものが防がれると辛く、援護HP-に対しては泣くしかないほど相性が悪い。
そして、一番の問題点は、入手経路がほぼポイントカード40枚（このカードはあるならまず間違いなく３積みする）オンリーであること。
そのためか、人気ランキングは３人の中で一番低く、
妖精騎士『トルテ』や
小さくして多なる翼竜に負けることも。
とはいえ、この２枚や
秘宝を見つけた発掘者は、援護や
デコイとしての評価部分が大きいのだが。
汎用性については「ユニット援護必須」が気にかかる。
援護ユニットがあまりいないようなデッキでは、活躍の場は必然的に削られる。
できれば
人魚族の戦闘兵か
海賊の部下達とセットで入れるとよい。
それが入っていないデッキでも、
【神殿騎士】など、自身が援護能力を持つユニットが多ければ採用の余地はある。
援護依存度が強く、手札損失という点では一番下。
直接対決は鋼には負けるが、カサンドラにはHP+や
呪縛などが付いていない限り確定で勝てる。
○
４色スタンダードはもちろん、４色のバランスがいいデッキなら何でも入りうる汎用性。
○5-90-50-3と、安定した能力を持つ。
○ほかの２人と違い敗北しても仕事ができる。
×爆発力は３人の中で１番欠ける。
×非優勢では流石に厳しい。
×レベル５と３人の中では重い。
×先攻持ちユニットやAGI4以上ユニットに弱い。
×手札をとっておく必要があるため、
ハンデスに弱い。
×
情報アド損のため、
アドは３人の中で１番少ない。
非常に安定性の高いユニット。
汎用性も高く、４色がバランスよく入っているデッキならどこにでも入りうる。
そのためか、LH赤ユニットでは常に人気１位である。
しかし、上の二人と比べてしまうと、流石に「器用貧乏」感が否めない。
火力は優勢でも100。赤優勢でAT+20してやっと
フィニッシャー候補であり、それでもAT140。
非優勢ではAT50しか出ない。
赤優勢の直接対決でも鋼+HP+60にはAT+40必要で、レイセイだとHP+40では足りず、HP+60しても
運ゲー。
非優勢ならレイセイにはHP+30で勝てるのだが、やはり鋼には勝てない。
情報アド損はあまり注目されないが、要注意。
「発動すること」よりも、「発動しないこと」の方が
４色スタンダードにもかかわらず
優勢神族に合わせるカードがないということになるため、
アド損は大きい。
このように、三者三様であり、それぞれに合った使い方をすべきである。
【戦士剣士】では３人がかち合うこともあるかもしれないが、ゴウエンが多いデッキなため、カサンドラがやや腐る。
高GETSPにおける、優勢神族に合わせた考え方
LHでは、高GETSP（5～6）で出てくる
優勢神族にあったユニットが大体決まっている。
それらに対し、この３人がどのぐらい戦えるのか、ということをみていこう。
前提として、鋼にはHP+60援護が、レイセイには
人魚族の戦闘兵が付いているものとする。
先攻AGI4で120点。でも鋼なら余裕で耐えます。
レイセイはAGI勝負で普通に勝てるが
魔歌援護等でHPとAGIを上げられると辛い。
カサンドラはHP+40や
呪縛などで勝てるようになる。
AGI4で最高でも140点ぐらい。やはり鋼なら耐えられるレベルだが援護によっては・・・？
先攻がついていないので、レイセイで返り討ちにできる。
カサンドラはかなり厳しい。
呪縛やHP+60すれば多分勝てるだろう。
対
光の弓『フィスターア』もほぼ同様の結果になるが、鋼とカサンドラの勝てる確率が少し減る。
レベル３以下に引っかかるレイセイは焼き切れないので目も当てられない。
HP＞ATだが、AT60しか出ないので鋼は勝てるだろう。
カサンドラはお互いに素出しで2R
運ゲー。
対
伝説の勇者『カティラ』も近い結果になり、カサンドラはオープンで相手のスキル用のSPを削れた時のみ確実に勝てる。
確実に勝てるのはレイセイだけなので要注意。
どちらも普通
オープン火力は積まないがHP強化が基本の鋼よりカサンドラの方が
オープン火力を用いる場合がやや高い程度。
ただセラフがエリアでHPを補うとレイセイでも怪しくなる。
意外な強敵。
鋼は
祝福込みでAT160なので割とギリギリ、勝利・敗北エリアによってはひっくり返る。
レイセイはそのままでも運ゲーで、
祝福や
守備力強化辺りがかかると勝てない。
優勢赤でもHP140なら運ゲーなので、要注意。
カサンドラは相手が違うだろう。優勢白どころか優勢赤でも耐えられるとぴったり死ねます。
髭ラステ。ヘルキュレイスと同じステータスなので、鋼の敵ではない。
レイセイは
長靴を履いた猫が付くと
運ゲーだが、鋼の後なら勝てるだろう。
カサンドラは2R
運ゲーだがLP回復を防ぐ可能性もあるのは地味に大きい。
禿ラステ。HP（70）＜AT（80）なので
聖域の鍵等の白援護のとき以外は鋼の敵ではない。
レイセイについては基本形態を崩して白援護をつけたとき以外は髭ラステと変わらないが、
カサンドラは相手ATが80に上がるので少し厳しくなる。
AT40しか出ないので鋼の敵ではないが、R数はかさむ。とはいえ、HP+60でも4Rで決着はつく（ダメージ0だが）。
レイセイは鋼の後でもちょっと厳しい。
カサンドラは素なら勝てるが、HPを増やしだすと怪しい。
強敵。攻撃不可にまでされるとレイセイ・カサンドラは何もできず、鋼ですら素で2R
運ゲー、AT20援護されると確定負け（素でAT140）だが
非優勢なら鋼で勝てるようになるが、AT20援護で2R
運ゲーとなる。
優勢赤でもカサンドラは2R
運ゲーでHP援護されると厳しくなり、レイセイは相変わらず手も足も出ないと、なかなか厳しい相手。
勝とうと思ったら
竜乗り『ヴァッサー』を付けるしかないだろう。
カサンドラは一応墓地枚数を減らせるので運がよければスキルを1段階抑えることもできるが出来たところで運。
ただ墓地が7枚以上15枚未満なら鋼は確実に、レイセイはサポートと運次第で勝つことは可能。
先攻AGI3AT120援護不可能。鋼はまず負けない。
レイセイは一応勝利・敗北エリア
美声の魔歌術士という
運ゲー要素がある。
魔歌援護すればいいだけの話だが。
カサンドラはHP+40で勝てるようになる。
元々のATが0なので、鋼は大苦手。付く物が
失敗ですらHP合計-180でぴったり死ぬ上、５枚ドローされてしまう。
相手が
人魚族の戦闘兵辺りをつけていれば返り討ちなのだが・・・
レイセイの先攻付加能力の方がラスアムの後攻付加能力より後に発動するので
ラスアムのアタック発動の条件から逃れることができ、負けはない。
カサンドラは相手が火力・HPともに不足しているので、相性はいいだろう。
といってもサポート次第では厳しいものがあるが。
AT20で火力不足なので、鋼なら余裕の相手だろう。
ただ
森に潜む巨大な身体を置かれると負けるので注意。
レイセイは
幼き魔女『カテリーナ』を捨てられるとAGI5先攻同士になるので
運ゲー。
HP援護されると先攻を取れても火力不足で負ける可能性も。
ただし、捨てられるものがカテリーナ以外なら勝率は高いと思われる。
カサンドラもよほどのことがなければ勝てる相手。
ただし、
回復の粉を付けていると
火竜を合わせられてしまう可能性があるので注意。
元々AGI1の鋼には関係ない。
先攻は消えないのでレイセイも関係ない。
カサンドラはきれいに引っかかる。
鋼は侵魚正義とは逆に、HP+60がグリモアだと確定で負け、盾兵だと勝ち。
レイセイはグリモアをつけないので返り討ちにできる。
カサンドラはグリモアなしなら2R
運ゲーだが、グリモアを付けることも多く（
回復の粉など）、相性がいいとはやや言い難い。
グリモアが付いていると相手のHPは110となるため、２回殴っても届かない。
火力不足でHP（70）＜AT（80）なので、鋼なら余裕。鋼の後に出して140点なのでやっと見える程度。
レイセイは完全に止まるので注意。
カサンドラは2R
運ゲーだが、AT80と高いのでAT強化されると分が悪い。
AT120AGI2。鋼なら余裕のレベルだがレイセイだとややAT不足。
カサンドラはHP90を殴り切るかAT120を耐えないといけないので厳しい。
対
探究者『デイカー・バズ』も似たようなものだが、レイセイとカサンドラの勝てる可能性が少し増える。
強敵。終盤で出た場合AT200越えもざらな上にAT上昇がアタック時なので鋼すら厳しい。
しかも向こうは
突撃で先攻付加の可能性もありうる。
レイセイはAT+10だと負け、AT+20なら勝ち。確実に勝つなら援護AT+30必要。鋼の後なら一応チャンスありだが、HP援護されると分が悪いか。
カサンドラはまず勝ち目がないだろう。鋼の後にAT+20してやっとAT100である。
鋼やカサンドラには一応
死滅の護符で対応すると言う選択肢もあるが微妙か。
対
死の行軍者も似たようなものだが、オープン発動なので鋼が運ゲーになり、レイセイの勝てる可能性は減る。
ズガテロザと違い後攻は付いていないので、鋼は墓地が18枚以上だと返り討ちにされる。AT援護や
突撃にも注意。
レイセイはHP+30以上されると運ゲーになるので注意。鋼の後なら勝てるだろう。
カサンドラはちょっと厳しい相手。HP70を先に殴り倒せれば・・・
レレイウヴァッサー。
まず間違いなくHP150以上になりATは100以上に優勢でATが200を超える
レイセイに
竜乗り『ヴァッサー』をつけてやっと。
正直優勢黒以外でも非常に厳しい。
海神の怒りなどをサポートにつけるという選択肢も0ではないカサンドラは鋼よりは勝率が高いはず
想定としてはATは140ぐらいだろう。鋼でも怪しいかもしれない。
レイセイはHP+100で
運ゲー。鋼の後なら勝てるだろう。
カサンドラはATを上げないと厳しいし、耐える方もちょっと厳しい。
AT200出るのでしっかり鋼が死ぬ。意外すぎる。
レイセイの敵ではないだろう。
カサンドラはきれいにAGI3同士の
運ゲー。
対
魔滅者『ヴォル・アグニ』でも近い結果になる（こちらはAT90）。
カサンドラだけきれいに引っかかる。AGI5で先攻もつくので
見えない刃では太刀打ち不可能だが
呪縛なら対応可能。耐えるにはHP+60援護が必要とかなり厳しい。
AT0同士の悲しい争いは、見ていて気がそがれるであろう。
しかもお互いのアタック発動が無意味に起こるため非常に空しい時間が過ぎる。
オープン火力に先攻まであるレイセイの敵ではない。
カサンドラはそのままでは勝てない。HP+しておくのが無難か。
手札に
リフェスのカードがあり
ローティアのカードがないという条件でのみ単騎で勝てる。
鋼は打点30+80+80＝190＞180、HP100＞AT80なので2R運ゲー。修正前は余裕だったのだが・・・
レイセイはHP+40で運ゲー。鋼の後なら倒せるだろう。
カサンドラはAT100でピッタリ倒せるが、HPを増やされるとやや怪しくなる。
非優勢AT150。HP+60援護のついた鋼なら余裕で耐えることができるが
魔歌援護でカサンドラ確定１発は脅威的。
レイセイは
見えない刃がついても無理なので余裕だが
呪縛を使われると非常に厳しい。
無慈悲ディカール。レイセイ以外は見事に引っかかる。
AGI上げの選択肢があるカサンドラはまだしも、先攻付加の可能性がほぼない鋼は泣くしかない。
海神レレイウ。ほぼ無理ゲー。素出しする可能性のある鋼やカサンドラはまだチャンスがあるかもしれない。
なかなかの強敵。
AGI1後攻同士だがAT0なので鋼は何もできない。
レイセイはそのままなら勝てるが、HP+60で
運ゲーな事には注意。鋼の後なら勝てるだろう。
カサンドラはAT+20でAT70となるが、それで
素出しに勝てるだけなので厳し目。
- 対06-100-80-01後攻 鋼○ レイセイ運ゲー カサンドラ運ゲー
対
聖竜や対
水竜などを想定。
鋼は素なら勝てるが、
魔歌援護で運ゲー化する。
レイセイは鋼の後ならチャンスあり。
カサンドラは素で運ゲーではあるものの、厳しい相手。
鋼・カサンドラ相手にはプロテクト。レイセイ相手には高耐久とかなりの鬼門。
優勢時ならば鋼は運ゲー、レイセイは勝利可能。
だが鉄の刃『バズガー』は高LVメタの為、
オールカラーが飛び交う高GETSP時には彼が3者の前に立ちふさがるだろう。
オールカラーではかなり分が悪い相手。
鋼・レイセイはサージスのオープン発動に引っかかるため、手も足も出ないうえ、援護まで焼かれてしまう。
レイセイは優勢かつエリア次第で勝つことが可能だがサージスより遅い鋼は何も出来ない。
カサンドラは優勢なら確定勝ちだが、非優勢では勝利・敗北エリアにAT+20以上が必要。鋼の後なら勝てる。
で、結局どれを出せばいいの？
流れで、としか。
とはいえ、鋼・レイセイとカサンドラでは、使い道が少し違うだろう。
関連カード&関連用語
執筆 zyxethernet
最終更新：2011年12月08日 22:38
