聖なる輝き修正前


神族 LV HP AT AGI
リフェス 8 - - -
カードタイプ1 -  カードタイプ2 -  Illustrator:????
スキル
【グリモア】【援護】
【オープン発動】プレイヤーの[LP]を1増やす。プレイヤーの[墓地]から[ユニットカード]をランダムで5枚選び[山札]に戻す。
【オープン発動】《発動条件:自分ユニットが[カード名:不死鳥]》自分ユニットを[勝利エリア]に置く。プレイヤーの[LP]を1増やす。プレイヤーの[SP]を2増やす。対戦ユニットを[HP-70]する。
【オープン発動】《発動条件:[自分ユニット]/[対戦ユニット]が[カードタイプ:不死・霊体]》[カードタイプ:不死・霊体]の[自分ユニット]/[対戦ユニット]を[敗北エリア]に置く。


解説

「相手に発動を阻害されないLP回復カード」 としてデザインされたカード。
当時、コストパフォーマンスが悪く実用に向かなかった不死鳥のカードに光を当てた、意欲的なデザインのカードでもある。

当時の不死鳥はLV4であるにもかかわらずHP50、AT30、AGI3というLV3標準のステータスだった。
援護で使うことができたが、援護発動は「HP+20」。
スキルは現在と変わらず「【敗北時発動】自分ユニットを[手札]に戻す。」というもの。

SPを大量に消費するが、相手に発動を阻害されず確実にLPを回復できる、というデザインは面白かったのだが、
発動を阻止できないカードとしてはあまりにもカードパワーが高過ぎたのが問題となった。


以下、このカードの能力について考えてみる。

まず不死鳥と関わりのない一つ目のオープン発動は、LV8でLP1回復し、墓地のユニットカードを5枚山札に戻すというもの。
これはLV9でLP1回復し、墓地のカードを全て山札に戻す大竜帝の光とほぼ相互互換になる。
どちらも発動を阻害されず、山札切れを防ぐ働きがある。
LVが1低い分大竜帝の光より回収するカードの枚数が少ないが、【ファイルアウト】にでも当たらない限りLP1削られる
間に5枚山札を削られるという状況は考えにくく、普通のファイルで山札切れ対策を行うには十分有効である。
LVが1低く入手しやすい大竜帝の光という扱いで十分採用を検討できる能力を持っている。


2つ目のオープンスキルが不死鳥とのコンボスキルとなる。
不死鳥とコンボした場合、12SP消費してLPを2回復し、バトルエリアの不死鳥を勝利エリアに移動させ、バトルエリアを空にする。
12SP消費といったものの、SPバックで2SP戻ってくるため、スキル発動に必要なSPが12SP、消費SPは10SPとなる。
このSPコストについて、残りLP1の時に使用するという状況でLV1ユニット+治癒呪文流浪の神官『ラステ』を使った場合
と比較しながら考えてみる。

6SPと手札2枚を消費してLPを2にする。
敗北してLP1になる時、4SPと手札1枚が戻ってくる。
差し引き「2SP消費、手札1枚消費」 で決着するターンを先延ばしにできる。

9SP消費してLPを2にする。
スキル発動時に手札が1枚増えるため、手札消費は0枚である。
ダメージを受けてLP1になる時4SPと手札1枚が戻ってくる。
差し引き「5SP消費、手札は1枚増加」 して決着するターンを先延ばしにできる。
手札1枚=1SPとするなら「4SP消費、手札消費なし」と換算することもできる。

10SPと手札2枚を消費してLPを3にする。
敗北してLP2になるとき3SPと手札1枚が戻ってくる。
更にもう一度敗北してLPが1になる時、4SPと手札1枚が戻ってくる。
差し引き「3SP消費、手札消費なし」 で決着するターンを先延ばしにできる。

残りLP1で使用する場合、不死鳥+聖なる輝き修正前のコストは、アドを増やさないLV1ユニットに治癒呪文をつけて
LPを回復するのとほぼ同じで、流浪の神官『ラステ』でLP回復すを行うより若干コストが軽いことになる。
(※ラステはLPを回復しながら勝ちを狙えるので、ラステの効率が悪いとは言えない)


ここまで見た限りではまだ聖なる輝き修正前のカードパワーが著しく高いようには見えない。
LPを2回復するのは強力だが、不死鳥がコンボ以外で役に立ちにくいため、ファイル構築時に微妙な制限になっている。
また、バトルエリアが空になるため不死鳥とのコンボ時は良くて引き分け、基本的に敗北になってしまう。
このあたりはデメリットとして挙げられる。


では何が問題なのか。

不死鳥とのコンボ時に発生する70点のバーンがまず問題になる。
70点のバーンと言えば、七代目当主『アリアドネー』聖域の騎士『サージス』のHPを0にするダメージである。
LV3以下のカードは基本的にHP70以下であるため、LV3以下のカードは優勢時の山育ちの獣狩りなど
オープン発動でHPが上昇する少数の例外を除けばサポートエリアでHPを上昇させない限り耐えることができない。
また、LV5のカードにもHPが70以下のカードは多数存在する。
相手のHPを0にすることで引き分けに持ち込むスキルが発生するのである。

アリアドネーとまでは言わなくても、LV3のユニットと引き分けを起こせば、3SPと手札1枚を相手に消費させていることになる。
ここで不死鳥+聖なる輝き修正前に、他の延命方法にはないアドが発生する。
サポートでHPを上昇させるカードを使用する場合、例えば魔歌援護でバーンに耐えるなら1SPと手札1枚余分に
消費しているためあまりおいしくない。
現在のカードプールなら小型自動掃除屋回復の粉をで耐えるという手も考えられるが、これらの
コストパフォーマンスがよいHP上昇カードは、この聖なる輝きが修正された後に登場したものである。

当然ながら水の精霊美声の魔歌術士などのデコイのカードは70点のバーンに耐えられない。
HPは0になるのだが、不死鳥がバトルエリアを離れてしまうため引き分けにされてしまい、敗北エリア発動は防がれることになる。


次に問題になるのは、不死鳥+聖なる輝き修正前を出したターン、確実に引き分けか敗北になる点である。
これは上でデメリットとして挙げた点なのだが、実は「LP回復カードを使ったターンに絶対に勝利しない」というのは
本当はデメリットとは言いにくいのである。

LP回復カードを使う場合、GSP0など低GSP時に敗北し、相手に低GSPのターンを押し付けることで手札とSPの浪費を誘い、
さらに自分に有利な盤面を作るのが定石である。
またこれを逆用して、勝ちを狙えるステータスを持つ流浪の神官『ラステ』を相手にする時は、
GSP0でラステを出さざるを得ない状況にすることでラステの使用者側のSPを削ることができる。
不死鳥+聖なる輝き修正前は、バトルエリアを空にすることでバトルに勝利する可能性を消しているため、
GSP0にLP回復を行いGSP0のバトルに勝利してSPロスを出すかもしれない、と言う悩みから解放されている。

また、GSP0時に不死鳥+聖なる輝き修正前を出す素振りを見せることで、相手に不利な選択肢を押し付けることができる。
選択肢は以下のものである。

選択肢1 …… ノーセット
選択肢2 …… 魔術の使い手など+SPブーストカード(SPが必要な場合)
選択肢3 …… HPが上昇するカード(基本的にLV3以上)+SPブースト
選択肢4 …… HPが80以上のカード(基本的にLV4以上)+SPブースト

ノーセットは不死鳥+聖なる輝きに対して有効な手段の一つであるが、LP1でもない限り、聖なる輝き使用者側は必ずしも
聖なる輝きを出す必要はなく、魔術の使い手などのデコイで対応しても良いわけなので、読みをはずした場合のリスク
を考えた場合かなり勇気が必要である。

魔術の使い手など+SPブーストは下策で、場に出すカード2枚を直接手札から捨てるのとあまり変わらない。

HPが上昇するカードにSPブーストカードをつけるのは読みをはずすリスクは少ないが、基本的にHPが自力で上昇するカード
はLV3以上なので、GSP0の時にLV3ユニットを出すことを強要されていることになる。

HP80以上のカードはこれはもうLV4以上のカードであることを意味し、HPが上昇するカードを使うより更にSPロスが大きい。

奇策として歪んだ狂信者守備力強化を利用し、2枚ハンデスを行い更にSPも回復すると言う手もある……
が、先に述べたように、聖なる輝き使用者側は聖なる輝きを出さなくてはいけない、と言う決まりはないため実践上難しい。
異端審判官『バルティア』守備力強化などは一見ハイリスクハイリターンの良策に見えるが、聖なる輝きは
基本的に【延命】ファイルで用いられるのが主流であり、延命ファイルの構成カードはリフェスのカードが大半で
あるため、ハイリスクノーリターンを地でいくことになる。

このような状態なので、不死鳥コンボ時に勝つ可能性がないというのはデメリットとして考えにくく、
むしろメリットとなる要素を含んでいるのである。


バトルエリアが空になることをに関連して、不死鳥コンボには「相手のアタック発動やカウンター発動を受けるリスクがない」
というメリットも発生する。

ラステで回復するにしろ治癒呪文で回復するにしろ、バトルエリアにユニットがあるため、相手のアタック発動、
カウンター発動を受ける可能性がある。
LPを回復するためカードを場に出すときに恐怖になるのは人造騎神『グランヴェリオン』
常夜『バルバラ』修正前死の霧『セリア』左の盾『カファール』EX修正前などである。
最近のカードなら救世主の稀人潜む女海賊崩落牡丹『ジークホルン』など。
これらのカードが予想される場合、相手のスキルを甘んじて受けるか、LP回復を取りやめノーセットにするか、
ノーセットができないならユニットを出して迎撃するか、という選択肢のいずれかを選ぶことになり、駆け引きが発生する。
不死鳥コンボはアタック発動、カウンター発動を発生させないため、この駆け引きがない。


不死鳥+聖なる輝きコンボはLP2削りユニットに対して強いという特徴もある。
LPを3削るカードやコンボは当時も今も存在しない。
LP1で不死鳥コンボを使えばLP3になるため、LP2削りユニットのダメージを耐えることができる。

個人的に筆者は、「LP1の時に不死鳥+聖なる輝きを使えば、相手に発動を阻害されることもなく、
LP2削りで削りきられることもなく、安全にLP回復を行える」というのが当初のデザインの発端だったのではないか
と推測している。
そのため、LV8で発動を阻害されないLP2回復カードというデザイン自体は好印象を持っている。

それだけならよかったと思うのだが、ここで再び悩まされるのが70点のバーン
LP2削りユニットといえば死の踊り子『レレイウ』奈落の馬騎士『ディカール』が筆頭候補になる。
レディ・アマリリス星の怒りなどで強引に墓地を作らない限り聖なる輝き相手に墓地条件が満たせないため、
候補から外れる。
死の踊り子『レレイウ』分解海神の怒りとセットで使われやすく、奈落の馬騎士『ディカール』は、
無慈悲な死やコストを抑えて魔力武器などと使われやすい。
この場合サポートエリアのカードはHPを増やさないため、不死鳥コンボによる70点のバーンには当然耐えられない。
レレイウ+分解の場合6SPと手札2枚の損失が発生し、これが不死鳥コンボ側のアドとなる。
この損失を発生させないためには、相手の手札とSPが枯渇してない限り相手の残りLPが1でもLP2削りユニットを使わない、
……か、もしくはお世辞にも相性がよいとは言えないHP援護を持つカードを使うか、ということになる。


聖なる輝きはもう一つスキルを持っている。
相手のユニットが不死・霊体の場合、相手のユニットを敗北エリアへ移動させバトルエリアを空にする。
死体の王『ズガテロザ』死の行軍者修正前呪われた邪悪な鎧人形などは70点のバーンに耐える耐えない
以前に、そもそも聖なる輝きの効果で無力化されてしまう。
この効果は不死鳥とのコンボと関係なく発動する。


以上をまとめると、不死鳥+聖なる輝き修正前の不死鳥コンボは、

と、多くの利点を持っており、カードパワーは他のLP回復カードと比較しても頭一つ以上抜け出ていたと感じる。
これだけ強力なカードが

  • LV8であるため発動を阻止できない

カードであったため、修正して弱体化することになった。

現在では理不尽なバーン、不死・霊体メタスキルが取り除かれ、引き分けによりアドを稼ぐことがなくなった。
また、炎魔人魔滅者『ヴォル・アグニ』のスキルで発動を阻害できるようになった。
LPが2回復する効果は、LP1回復+ダメージ軽減に変更された。
ダメージ軽減は入替を利用すると無効化できるため、不死鳥コンボへの対抗策は以前より格段に増えている。
不死鳥が場に残るようになったのも大きな変化である。
修正前に比べると大分マイルドになった。

ただ、敗北時、発動を阻害されず、ダメージ軽減を無効化されなかったときにコストを考えてみると、

残りLP1の時、
不死鳥聖なる輝き修正前を使う場合、9SPと手札2枚を消費してLPを2にする。
敗北してダメージ軽減が行われ、LP2になるとき3SPと手札1枚(不死鳥)が戻ってくる。
更にもう一度敗北してLPが1になる時、4SPと手札1枚が戻ってくる。
差し引き「2SP消費、手札消費なし」 で決着するターンを先延ばしにできる。

となり、修正前より1SP分アドが稼げることになる。
バトルエリアに不死鳥が残るようになったのに、不死鳥の敗北時発動を見落として修正を行ったのかもしれない。
理由はなんにせよ、現在でも強力なコンボであり、再修正を望む声もよく見かける。



コンボor必殺コンボ




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