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「あ、フール!今手空いてる?」

お茶のお代わりを淹れて来ようとキッチンへ向かう途中、突然書室から声をかけられた。恐らく声の主はシャルロッテだろう。
とりあえず扉から顔だけ覗かせる。

「ごめんね、ちょっとコレの片付けを手伝って欲しいんだけど…」

フールはコレ?と言いたげに目の前にある散らかった大量の本を指差す。

「そう、この本の山。ワタリに手伝ってもらおうと思ったんだけど、出掛けちゃってるみたいで」

シャルロッテは申し訳なさそうに顔色を伺う。別にお茶は後からでも淹れられるし、特に忙しい訳でもなかったので承諾した。

「本当は私がやらなきゃ、いけないの、だけれど」

相も変わらず申し訳なさそうな顔をするシャルロッテ。シャルが気にすることはない、とフールは本を抱えながら首を小さく横に振った。

ありがとう、と腕のない少女はようやく微笑んだ。