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ジョーカー事件

2009年9月19~23日

私、時の旅人もこの事件の全てを知っているわけではない。
おそらく誰も全容を語ることはできないだろう。

しかし、それでも「鍋焼きうどん事件」に次ぐゲンバー主義者先輩の伝説を記録すべきと、今回私の知る範囲で紹介することとした。加筆・訂正が出来る方の協力を期待したい。

シルバーウィークの悪夢(前編)


この年、9月に休日が固められ、シルバーウィークと呼ばれた5連休があり、当然、観測会が計画された。近年では貴重となる、4泊5日(自由参加)の大型企画となった。

ゲンバー主義者先輩は前半2泊、私は軽井沢での研究室イベント参加のため、後半2泊の参加となった。
個人的には一眼レフ購入後の野辺山初参戦ということもあり、大きな期待の中にいた。

私が不在の1泊目は曇り、2泊目は稀に見る快晴であったそうだ。
軽井沢にいた私も飲み会をほったらかして持ち込んだカメラで撮影にいそしんだ。

そして運命の3日目。昼間、天候はこの時点ではまだ快晴であったが、このとき既に賽は投げられていた。いや、カードは切られていたのだ・・・

私は都合上、軽井沢から東京を経由して野辺山に向かう必要があった。
小海線の終電に飛び乗る形で野辺山駅に到着したのは3日目の午後10時頃。

見事なまでの曇り空のもと、そこにいたのは師匠先輩を含む数名と、

ゲンバー先輩の遺したジョーカー2枚。


シルバーウィークの悪夢(後編)


聞けば、ジョーカーを使わないトランプゲームの名残で忘れていったらしい。
が、メンバー紹介ページや鍋焼きうどん事件ページを読まなくても、ゲンバー先輩の性質を知っている我々としては
当然不安が増していく。

こういう時の悪い予想はよく当たるもので、3泊目は一晩中曇り空が続くことになる。

4日目、星を見る会の勢力が減り始める頃から
ジョーカーの2枚目がその力を見せつけ始める。

天候は一気に悪化、夕方には雨まで降り出した。
夜になっても止むことはなく、3泊目から参加の師匠先輩と私は一度も星空を見上げることはできなかった。

こうして、我が新カメラの野辺山初陣は、雲と雨・動物の撮影だけで役目を終えることとなったのである。

後日談


以上が、私の知る部分である。残念ながら、私のPCには、当時雨が降ったことを示す証拠写真は残されていなかった。
どうやら記録する気にもなれなかったようだ。

ちなみに、2011年春現在、ゲンバー先輩に出会えないまま、このジョーカーは私の実家に厳重に保管されている。
というか、ゲンバー主義者先輩と出会う可能性があるのは全て星観イベントなので、怖くて持ち込むことが出来ないまま、放置されている・・・

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最終更新:2011年05月09日 23:33
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