『バニラ・エゼン』


年齢:19歳(現在20歳)
性別:女性
性格:善-勇敢な心
職業:錬金術師
外見の特徴:派手なオレンジ色の服装と、鮮やかな金髪、ばいんばいん
文字色:Tomato


<基本設定>

 魔法学院きっての問題児で入学以来、様々な事件を起こしているが、悪意が無い点と本人の素質と才能、指導教官であるグレース先生のおかげで退学処分をうけずにすんでいる。「爆弾娘」、「ヴォーパルバニー」、「副作用の魔術師」などの通り名でトラブルメーカーとしてエクシアードの街でも有名人だが、そのおおざっぱで明るい性格と正義感のおかげで、なんとかうまくやっているようである。なお、錬金術師としてのバニラは、火薬の調合が得意分野でその腕前と斬新な考え方は教授陣も目を見張るものがあるという。

<キャンペーンでの展開>

(闘技場時代)
 1942年夏のエクシアード、ダリオス祭で浮かれる町で発生した吸血鬼による同時多発襲撃事件。その際にグラニール配下の吸血鬼ガラクに襲われて生死の境をさまよう。危うくアンデッド化しかけた彼女を救ったのは、数多くの仲間たちであった。

(旧サーデス時代)
 その後、各々の目的でエクシアードを離れていく仲間たちを見て寂しく思ったのか、はたまた発奮したのか・・・彼女の才能を見込んだブリッツ商会によりスカウトされて、研究生としてエクシアードを離れキルニアの地へと移り住むこととなる。潤沢な予算を与えられた研究所での成果は素晴らしいものであったが、その成果は平和目的だけではなく裏で軍事転用されていた。

(新サーデス時代)
サーデスに居を構えているネチックとたまに連絡を取り合っているようである。カオスシード(混沌の種)に関する研究では少なからぬ貢献を果たした。

<おまけ キャラシートにあった設定>

 性格:大雑把でガサツ。強引でに我が道を行く。正義感は高いが世間の常識には疎い。
 目標:世界の役に立つ正義の錬金術師(でも、まず卒業しないとね)。
 特技:爆弾作成、トラブルを発生させる、おっちょこちょい、忘れっぽい。

 バニラは、軍事国家として名高い「サーデス」の南方に建築されている巨大な城壁「南の障壁(サザン・バリア)」の近くにある、小さな村「モロゴロ村」の村長の娘として生まれた。幼い頃から、村一番のわんぱくもので、村のガキ大将的存在であった。そんなバニラが錬金術師の道に入るきっかけとなったのは、村に立ち寄った吟遊詩人により、冒険者の物語を聞いたことであった。その物語の中でバニラが特に惹かれたのは、杖を振るったり、呪文を唱えることで爆発や雷撃を巻き起こすエルフの女魔術師の存在であった。そのエルフの女魔術師は、パーティーのリーダーであるロードと恋に落ち、物語の最後にはハッピーエンドを迎えたのだった。
 「あたしも世界を冒険して、正義のために戦いながら、すてきな恋をしてみたい!」

 かなり不純な動機であったが、思い立ったが吉日、村に住んでいる錬金術師に弟子入り(仮)して、錬金術師としての道を歩む・・・・が、1年ほど勉強してバニラは気がついた。
 「魔術師と錬金術師って、違うじゃない~。」

 ダダをこねて、村の近くで孤児院を経営している高名なリザードマンの司教メラピに、魔法学院エクシアードへの推薦状を書いてもらい、学院へ入学する。しかし、その推薦状には魔術師ではなく、錬金術師コースとなっていた。メラピ曰く、「あんな激しい性格でメイジになると、大変なことになるダボ。アルケミストとして、じっくり世界の法則を勉強して欲しいダボ。」

 結局、うまく説得されたバニラは錬金術師としての道を歩むことにした。錬金術師としての才能はそこそこあったみたいで、「失敗は成功の母」を座右の銘に赤点を取りながらも、なんとか留年せずに頑張っている。ただし、火薬関係は得意分野で、学院の生徒の中でもトップクラスである。担当教諭のグレースによると、「あの娘は、頭は悪くないし、思いつきも良いんだけど・・・忘れっぽいのと大雑把なところが問題ね。薬品の調合をフィーリングでやるのは、やめて欲しいわ・・・」
 たびたび実験中に爆発を起こしたり、なにか騒動が起こるとそれに関わっていたり(ほとんどの場合、その元凶)するので、ついたあだ名が「ヴォーパル・バニー」である。学院内でその名を知らぬ者はいないという・・・
最終更新:2011年07月29日 23:46