◇休息について◇
- 戦闘でダメージを負ったキャラクターは、活動を休止してまとまった時間の休息(6時間程度)を行うことにより、HPやMPを回復することができる。回復量は以下の通りである。
<休息表>
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6時間以上の睡眠を伴う休息 |
3時間程度の睡眠を伴う休息 |
1時間半程度の小休息 |
宿屋等の安全な場所 |
HP回復量 |
最大HPの40% |
HP回復量 |
最大HPの10% |
HP回復量 |
最大HPの5% |
MP回復量 |
(関係する特性値+Lv)×2 |
MP回復量 |
(関係する特性値+Lv)÷2 |
MP回復量 |
0 |
疲労度 |
全快 |
疲労度 |
全快 |
疲労度 |
全快 |
野外でのキャンプ等の普通の場所 |
HP回復量 |
最大HPの20% |
HP回復量 |
最大HPの5% |
HP回復量 |
最大HPの2% |
MP回復量 |
(関係する特性値+Lv) |
MP回復量 |
(関係する特性値+Lv)÷4 |
MP回復量 |
0 |
疲労度 |
全快 |
疲労度 |
全快 |
疲労度 |
全快 |
迷宮内等の危険な場所 |
HP回復量 |
最大HPの10% |
HP回復量 |
最大HPの2% |
HP回復量 |
最大HPの1% |
MP回復量 |
(関係する特性値+Lv)÷2 |
MP回復量 |
(関係する特性値+Lv)÷8 |
MP回復量 |
0 |
疲労度 |
全快 |
疲労度 |
全快 |
疲労度 |
全快 |
・HPの回復量はそのまま回復するHPを表しているが、MPの回復量は、1レベル呪文のMPを回復する場合は1点、2レベル呪文を回復する場合は2点と、呪文レベルに等しいポイントを振り分けて、MPを回復させる。
・MPの回復は、体内のマナ(魔力素)の回復、加えてそれを操る精神力が必要である。そのため、睡眠を欠かすことはできない。
・テントでなく寝袋で睡眠をとる場合は、回復量が半分(切り捨て)になる。その他の条件が絡む場合は、マスターが状況を判断して回復量を決定する。
警戒睡眠について
・通常の睡眠の場合、夜襲などに反応して素早く起きるための「感知」PERチェックに-8のペナルティを受ける。ただし、警戒の意識を充分に残しつつ仮眠をとる場合は「感知」PERチェックのペナルティを4点緩和することができ、《レスト》がある場合はPER±0、無い場合はPER-4チェックとなる。これを「警戒睡眠」と呼ぶ。なお、「警戒睡眠」はあくまで仮眠であり、十分に休むことができないため、HP回復量が半分となる。MPにいたっては一切回復しない。加えて、翌日は充分な睡眠をとれなかったために疲労ペナルティも受けることとなる。
《レスト》と休息について
・《レスト》は危険な場所や限られた時間に効率よく体力を回復させる技術である。《レスト》を修得している場合は回復量が2倍になる。ただし、安全な場所では差が出づらいため1.5倍になる。
・《レスト》を修得しているキャラクターは、夜襲などに対応する「感知」PERチェックのペナルティを4点緩和することができる。
《ファーマシィ》による休息強化について
・《ファーマシィ》を修得しているキャラクターは、その技術を活かして薬草を調合することにより休息時の回復量を高めることができる。この能力を用いる場合、実際に所持している薬草や薬品のストックは気にしなくてよい。日常的な活動でそれらは既に採集されているものとし、調合の判定も必要とはしない。スキル所持者は1日に、《ファーマシィ》スキルLvに等しい数だけ、以下の休息強化の効果を発揮することができる。1人の対象に異なる複数の休息強化の効果を重複させてもよい。なお、この休息強化の使用回数は使わずに翌日に残して累積させることはできない。
(a)傷薬:HP回復量を倍増させる。
(b)睡眠薬:速やかに深い眠りに誘うことにより、短時間で精神力を回復させる。MP回復量に限り、「休息表」の欄を左に1つずらして、回復を図ることができる。6時間以上の睡眠をとることができた場合は、「休息表」の欄を上に一つずらしてMP回復量を決定すること。ただし、睡眠薬を服用した者は夜襲を受けた際に自発的に目覚めることができず、他人が無理矢理、乱暴に起こす必要がある。しかも、目覚めた後も小一時間は頭がぼんやりとして機能しないため、全ての1d20判定のダイスに+2のペナルティを受ける。6時間以上の十分な睡眠をとり、自然に目覚めればこのペナルティは発生しない。
(c)滋養強壮薬:慢性疲労からの回復速度を倍増させる。慢性疲労によるペナルティの打ち消し量が2倍になる。
《メディテーション》と休息について
・《メディテーション》を修得しているキャラクターは、瞑想を行うことにより短時間の休息でMPを回復することができる。「1時間半程度の小休息」時に瞑想を行うことで、「3時間程度の睡眠を伴う休息」に等しい量のMPを回復することができる。ただし、瞑想中は己の内面に精神を集中しているため、「感知」PER判定に-8のペナルティを受ける。通常の睡眠とは異なるため《レスト》で緩和することはできないし、警戒睡眠時に瞑想を行うこともできない。
《クリアマインド》《コンフェッション》と休息について
・《クリアマインド》《コンフェッション》を修得しているキャラクターは、対応するMPの回復量が2倍になる。
慢性疲労について
・充分な睡眠や休息を取れなかった場合、翌日の行動に「慢性疲労」により、最大STAにペナルティを受けることとなる。ペナルティは以下の通り。
・徹夜した場合はSTA最大値に-6のペナルティ。
・若干でも睡眠を取った場合(1時間半程度)は-4のペナルティ。
・仮眠で過ごした場合(3時間程度)は-2のペナルティ。
・やや睡眠が足りない場合(4時間半程度)は-1のペナルティ。
・警戒睡眠の場合は、休息時間の半分の効果として扱う。6時間の警戒睡眠ならば、3時間の仮眠扱いとなり-2のペナルティを受ける。
この慢性疲労ペナルティは十分な休息を取るまで累積する。十分な休息とは通常の6時間に加えて、累積して受けているペナルティ-2につき+1時間半の睡眠が追加される。重度の慢性疲労状態に陥っている場合は、丸一日眠りこけることもあるだろう。
<めもめも>
・とりあえず以前のルールをコンバートで。細かい点はおいおい修正(*'-')
最終更新:2011年10月09日 17:58