刑法

刑事法
犯罪と刑罰に関係する法的なルール
国家の刑罰権の発動実現を規律しコントロールするための法規範
1刑法2刑訴3犯罪者処遇法
刑法 犯罪と刑罰の内容を定める
刑訴 犯罪事実を確認し刑を科す手続きを定める
※実体法と手続法
実体法 法律関係ないし権利義務関係の内容を定める
手続法 その具体的な実現の手続を定める (訴訟法)ともいう

刑事法学(広義) _ 刑法学と刑事訴訟法学 (法解釈学としての狭義の刑事法学)
                           ∟ 犯罪学と刑事政策学(刑事学)

犯罪とは
1法律に犯罪として明記され刑がさだめられており
2それが行われれば他人に害を与え、ひどく社会秩序を乱す行為

1形式的側面2実質的側面

犯罪の原因
素質説 犯人の生まれながらの素質が原因であるとする 生来性犯罪人説
            今では誤りとされている説 ロンブローゾ
環境説 犯罪者をとりまく社会的環境が原因
アノミー論 人々の行動を規律するルールが効力を失ったアノミー状態(無規制状態)が犯罪をうみだす
→下層階級以外の犯罪を説明できない、アノミー状態でも多くの人は犯罪を犯さないという批判
社会化理論 個人の社会化がうまくいかなかったところに原因
成長過程において社会規範を学び社会に適合した行動様式をみにつけること=社会化
がうまくいかないときに犯罪がおこる
ラベリング論 犯罪行動そのものよりも、それに対する社会の側の反応ないし反作用のもつ機能に注目し、
犯罪であるとするラベル貼り、すなわちラベリングこそが犯罪をつくるという主張
従来の犯罪は異常な病理現象であるという考えを否定し、犯罪の日常性、普遍性を強調した
社会化理論

最終更新:2011年06月09日 18:03